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第13話 いつの間にか中層へ
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ティモは桜の背に乗っていたので気が付かなかったが・・・・自ら歩いたとしてもここまで来た事が無かったので気が付かなかっただろうが・・・・いつの間にか中層と呼ばれるエリアに到着していた。
中層で出現する魔物は地上であれば魔法で仕留める事ができるので、C級冒険者であれば単独でも仕留められる強さの魔物が出現する。
しかしここはダンジョン。
通常武器だけで仕留める必要があるので難易度は跳ね上がる。
B級冒険者であっても魔法を使わず単独で仕留めるのは厳しく、パーティー単位での行動が推奨されている。
「前方に戦いの気配があるよ!どうする?」
ここにきて追手ではない冒険者の存在が。
因みにティモは上層では冒険者達が居ないルートを通ってきていたので、鉢合わせにはなっていなかったりする。
ティモ達が現在いる階層は、大きく3つのルートに分かれており、現在そのいずれかにも冒険者がいたりする。
なので先に行くには何処かのパーティーと遭遇する必要がある。
「なあ、そろそろ休みたいんだが、何処かいい場所ないか?」
自らの身体を殆んど動かしていないティモだが、腹が減っている上にそろそろトイレ・・・・は道中よさげな場所で済ませてはいるが・・・・色々疲れたから一度落ち着きたい!
《少し戻った場所に通常であれば冒険者が近寄らないエリアがあります。其方でコンテナを出されますか?万が一魔物に襲われてもコンテナの強度があればまず壊れないと思われます。》
お?椿の提案。そんな場所あったんだ?
「桜分かるか?」
「あーうん分かるけれど、臭いよ?」
「臭いのか?それはどうなんだ。」
《コンテナ内は脱臭効果も抜群ですから問題ないかと。》
「そういう事だ、頼むぞ桜。」
「あーはいはい分かったわよ戻ればいいんでしょあー臭いの嫌だなあ。」
投げやりな桜を宥め、椿の提案した場所へ向かったのだった・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「所謂硫黄の臭いだな。」
《硫化水素ですね。》
「くっさ!何これ吐きそうキュル。こんな所に長居は嫌だヴァッ!」
俺の認識があっていれば、これきっと温泉だな。
ダンジョンに温泉が湧くのか甚だ疑問だが。
《どうやら地面から臭いの元である液体が湧いているようです。》
「くっさ!帰るヴァッ!」
温泉だったら勿体ない。
「確認する。桜下ろしてくれ。いやならそこで待っていればいい。きっと正体は源泉だ。」
「源泉って何よ?」
「ありていに言えば温泉だな。」
「お、温泉?そ、そう言われるとそんな臭いだった気がするキュル!早く何とかするキュル!」
・・・・どうした桜?
因みにカピバラは水辺に生きる生物なので、温泉も大好き・・・・だよな?
中層で出現する魔物は地上であれば魔法で仕留める事ができるので、C級冒険者であれば単独でも仕留められる強さの魔物が出現する。
しかしここはダンジョン。
通常武器だけで仕留める必要があるので難易度は跳ね上がる。
B級冒険者であっても魔法を使わず単独で仕留めるのは厳しく、パーティー単位での行動が推奨されている。
「前方に戦いの気配があるよ!どうする?」
ここにきて追手ではない冒険者の存在が。
因みにティモは上層では冒険者達が居ないルートを通ってきていたので、鉢合わせにはなっていなかったりする。
ティモ達が現在いる階層は、大きく3つのルートに分かれており、現在そのいずれかにも冒険者がいたりする。
なので先に行くには何処かのパーティーと遭遇する必要がある。
「なあ、そろそろ休みたいんだが、何処かいい場所ないか?」
自らの身体を殆んど動かしていないティモだが、腹が減っている上にそろそろトイレ・・・・は道中よさげな場所で済ませてはいるが・・・・色々疲れたから一度落ち着きたい!
《少し戻った場所に通常であれば冒険者が近寄らないエリアがあります。其方でコンテナを出されますか?万が一魔物に襲われてもコンテナの強度があればまず壊れないと思われます。》
お?椿の提案。そんな場所あったんだ?
「桜分かるか?」
「あーうん分かるけれど、臭いよ?」
「臭いのか?それはどうなんだ。」
《コンテナ内は脱臭効果も抜群ですから問題ないかと。》
「そういう事だ、頼むぞ桜。」
「あーはいはい分かったわよ戻ればいいんでしょあー臭いの嫌だなあ。」
投げやりな桜を宥め、椿の提案した場所へ向かったのだった・・・・
・・・・
・・・
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「所謂硫黄の臭いだな。」
《硫化水素ですね。》
「くっさ!何これ吐きそうキュル。こんな所に長居は嫌だヴァッ!」
俺の認識があっていれば、これきっと温泉だな。
ダンジョンに温泉が湧くのか甚だ疑問だが。
《どうやら地面から臭いの元である液体が湧いているようです。》
「くっさ!帰るヴァッ!」
温泉だったら勿体ない。
「確認する。桜下ろしてくれ。いやならそこで待っていればいい。きっと正体は源泉だ。」
「源泉って何よ?」
「ありていに言えば温泉だな。」
「お、温泉?そ、そう言われるとそんな臭いだった気がするキュル!早く何とかするキュル!」
・・・・どうした桜?
因みにカピバラは水辺に生きる生物なので、温泉も大好き・・・・だよな?
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