上 下
89 / 119
エッケシュヌ帝国

捕まってしまいました・・・・

しおりを挟む
「こんな所で何をしている!怪しい奴!」

いきなりそれですか・・・?

私の報こそ、聞きたいです・・・・

「申し訳ありませんが、私はここで倒れていたようなのです。しかも、記憶がないのです・・・・私は何者でしょう?」

胡散臭そうに見る兵士。

「そんなのは知らぬ!お前・・・・まだ子供だな?髪の毛が長いのか・・・女か?」

「失礼ですね・・・・女の子ですよ?」

「待て・・・何か様子がおかしい。」

別の・・・この中で一番装備の立派な兵士さんが割って入ります。

「俺は鑑定持ちだ・・・・調べるぞ・・・・」

その兵士は、私を調べ始めました・・・・

「なんだ・認識疎外が入ってるじゃあないか!性別が不明だぞ!しかも名前は・・・・ヘルト?ヘルトってあの・・・・元ソーマカカ王国の・・・・ヘルトルーデ嬢か?」

「え?確か先の戦争で逃げて、その後行方知れずっていう・・・・」

「ああ、たぶんそうだろう…だが変だな・・・もう15のはずだが・・・・年齢が合わん。13だ。しかもちんちくりんすぎて・・・髪の毛が長くなければ男と思ったぞ?まあ・・・・顔は恐ろしいほど整っているから、中世的に見えるが・・・・」

えっと、私はちんちくりんなのですか?しかも、顔が整いすぎているのですか?一体褒められているのか、けなされているのか・・・・わかりませんね。

あ、そうですか、今の私のこの姿ですね。

どう見ても男物ですね・・・・ズボンに、体にぴったりの服。胸は・・・・まっ平、ぺったんこですか・・・・ですが、胸を見て男と思ったのなら、失礼な話です!

「13?10歳ぐらいにしか見えませんが?」

もっと失礼な発言です・・・・女性は背が低くても可愛いのですよ?

「まあいい・・・・ヘルトルーデ嬢で間違いはなさそうだが・・・・どこへ向かってる?聞くまでもなさそうだが・・・・」


「申し訳ありませんが、私、記憶がごぜいません。宜しければ一緒にお連れ願えませんか?」

「なんだ?おかしなことを言う。つまり囚人として連れていけと?」

「いえ、身元不明の人か、保護の対象としてして連れていってほしいですよ・・・?」

「まあいい・・・・ついて来い。そこの少年は?」

「フェンの事?フェンはフェンだよ!マスターについていくよ!」

「・・・・可哀想な子供だったか・・・・」

さらに失礼な発言です・・・・この人達は一体何者でしょう?

そう思ったとき、一瞬頭がチクッとし・・・・

【異世界への干渉:制限時間残り239時間39分30秒】

と頭の中?に出ました。何でしょうか?
つまりあと10日ですか?
これは何を意味するのでしょうか?


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

裏切りの代償

志波 連
恋愛
伯爵令嬢であるキャンディは婚約者ニックの浮気を知り、婚約解消を願い出るが1年間の再教育を施すというニックの父親の言葉に願いを取り下げ、家出を決行した。 家庭教師という職を得て充実した日々を送るキャンディの前に父親が現れた。 連れ帰られ無理やりニックと結婚させられたキャンディだったが、子供もできてこれも人生だと思い直し、ニックの妻として人生を全うしようとする。 しかしある日ニックが浮気をしていることをしり、我慢の限界を迎えたキャンディは、友人の手を借りながら人生を切り開いていくのだった。 他サイトでも掲載しています。 R15を保険で追加しました。 表紙は写真AC様よりダウンロードしました。

離婚したらどうなるのか理解していない夫に、笑顔で離婚を告げました。

Mayoi
恋愛
実家の財政事情が悪化したことでマティルダは夫のクレイグに相談を持ち掛けた。 ところがクレイグは過剰に反応し、利用価値がなくなったからと離婚すると言い出した。 なぜ財政事情が悪化していたのか、マティルダの実家を失うことが何を意味するのか、クレイグは何も知らなかった。

あなたが望んだ、ただそれだけ

cyaru
恋愛
いつものように王城に妃教育に行ったカーメリアは王太子が侯爵令嬢と茶会をしているのを目にする。日に日に大きくなる次の教育が始まらない事に対する焦り。 国王夫妻に呼ばれ両親と共に登城すると婚約の解消を言い渡される。 カーメリアの両親はそれまでの所業が腹に据えかねていた事もあり、領地も売り払い夫人の実家のある隣国へ移住を決めた。 王太子イデオットの悪意なき本音はカーメリアの心を粉々に打ち砕いてしまった。 失意から寝込みがちになったカーメリアに追い打ちをかけるように見舞いに来た王太子イデオットとエンヴィー侯爵令嬢は更に悪意のない本音をカーメリアに浴びせた。 公爵はイデオットの態度に激昂し、処刑を覚悟で2人を叩きだしてしまった。 逃げるように移り住んだリアーノ国で静かに静養をしていたが、そこに1人の男性が現れた。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※胸糞展開ありますが、クールダウンお願いします。  心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。 ※架空のお話です。現実世界の話ではありません。イラっとしたら現実に戻ってください。 ※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。 ※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。

あの子を好きな旦那様

はるきりょう
恋愛
「クレアが好きなんだ」  目の前の男がそう言うのをただ、黙って聞いていた。目の奥に、熱い何かがあるようで、真剣な想いであることはすぐにわかった。きっと、嬉しかったはずだ。その名前が、自分の名前だったら。そう思いながらローラ・グレイは小さく頷く。 ※小説家になろうサイト様に掲載してあります。

【完】ええ!?わたし当て馬じゃ無いんですか!?

112
恋愛
ショーデ侯爵家の令嬢ルイーズは、王太子殿下の婚約者候補として、王宮に上がった。 目的は王太子の婚約者となること──でなく、父からの命で、リンドゲール侯爵家のシャルロット嬢を婚約者となるように手助けする。 助けが功を奏してか、最終候補にシャルロットが選ばれるが、特に何もしていないルイーズも何故か選ばれる。

至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます

下菊みこと
恋愛
至って普通の女子高生でありながら事故に巻き込まれ(というか自分から首を突っ込み)転生した天宮めぐ。転生した先はよく知った大好きな恋愛小説の世界。でも主人公ではなくほぼ登場しない脇役姫に転生してしまった。姉姫は優しくて朗らかで誰からも愛されて、両親である国王、王妃に愛され貴公子達からもモテモテ。一方自分は妾の子で陰鬱で誰からも愛されておらず王位継承権もあってないに等しいお姫様になる予定。こんな待遇満足できるか!羨ましさこそあれど恨みはない姉姫さまを守りつつ、目指せ隣国の王太子ルート!小説家になろう様でも「主人公気質なわけでもなく恋愛フラグもなければ死亡フラグに満ち溢れているわけでもない至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます」というタイトルで掲載しています。

逃した番は他国に嫁ぐ

基本二度寝
恋愛
「番が現れたら、婚約を解消してほしい」 婚約者との茶会。 和やかな会話が落ち着いた所で、改まって座を正した王太子ヴェロージオは婚約者の公爵令嬢グリシアにそう願った。 獣人の血が交じるこの国で、番というものの存在の大きさは誰しも理解している。 だから、グリシアも頷いた。 「はい。わかりました。お互いどちらかが番と出会えたら円満に婚約解消をしましょう!」 グリシアに答えに満足したはずなのだが、ヴェロージオの心に沸き上がる感情。 こちらの希望を受け入れられたはずのに…、何故か、もやっとした気持ちになった。

どうせならおっさんよりイケメンがよかった

このはなさくや
恋愛
のんびりした田舎町モルデンに住む冒険者のセリは、ちょっと訳ありの男の子。 ある日魔物に襲われ毒に犯されたセリを助けたのは、ギルドで出会った怪しい風体のおっさんで────!? 突然異世界にトリップしてしまった女子大生と、外見は怪しいけど実は高スペックのおっさん(!?)の織りなす恋愛ファンタジーです。

処理中です...