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第95話
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恐らく夕方前と思われる時間にはもう30層へ到達していた。
早いね。
「40層まで行きましょう。」
オリビアさんからの提案だ。
俺はまあ、未だ何もしていないから大して疲れてはいないが、オリビアさんは最小限の動きで魔物を仕留めているとはいえ、ここまで動きっぱなしだ。
「少し休もう。」
じーっと俺を見つめてくるオリビアさんだが、あんなクールビューティーなお顔でそんな風に見られると、なんだかドキドキしてしまう。
「では少しだけ休みましょう。」
そう言うとオリビアさんは敷物を出し、その場で寝てしまった・・・・切り替え早!
ここは魔物が現れない場所と思うけれど、他の人が来たらどうすするんだ!
と思ったが、ここまで不思議と誰にも遭遇していないんだよなあ。
低層は冒険者が沢山いる認識だったんだが、一度も遭遇していない。
おかしい。
尤もこのダンジョン、俺は全く情報を確認しないまま来てしまったから、本来は冒険者が入れない何かがあったりするかもしれないが、完璧メイドなオリビアさんはその辺りぬかりは無いだろうから、これが平常なのかもしれない。
で、恐らく30分経った頃、オリビアさんが起き上がり、
「排泄をしたく思いますので、申し訳ございませんがトイレを出して頂けると有り難いです。」
しまった!考え事をしていてトイレを出すのを失念していた!
直ぐにトイレを出し、俺は離れた。
暫くしてオリビアさんがやってきて、
「排泄を終えましたので、撤収をお願いします。」
女性に排泄とか言わせてしまった・・・・
こう言う言葉をあまり言わせないようにしないといけない、というのが世間では常識だ。
しかも、オリビアさんにだけ戦わせているし、俺ってダメじゃん。
「そんな事はありません。実際これだけ魔物が現れないのは、前もって精霊様方が魔物を間引いて下さっているからです。それにその程度であれば精霊様方は、今のヘイマンス様が歩くだけで得られる魔力、これだけで充分事足ります。」
そういえばレベルアップ?してから余程の事が無ければ寝転がらなくても魔力を得られるようになったんだっけ。
でもまあ、地脈に繋がった状態で得られる魔力は別格、とかなんとか誰かが言っていたっけ。
『最近アンタから美味しいの頂いていないのよねえ。もう少しだけは我慢してあげるから、それまでしっかり点数稼ぎなさいよね!』
風の精霊シルフさんが突然姿を現し、訳の分からない事を言って去って行った。
我慢とか、点数稼ぎとか。
何に我慢して、何の点数を稼げばいのだろう、全くもって謎だ。
「じゃあ念のため俺も用を足すから、片付けが終わったら出発しようか。」
夜まではまだ時間があるし、オリビアさんもまだまだ体力はありそうだ。
もう少しだけ進んでおこう。
早いね。
「40層まで行きましょう。」
オリビアさんからの提案だ。
俺はまあ、未だ何もしていないから大して疲れてはいないが、オリビアさんは最小限の動きで魔物を仕留めているとはいえ、ここまで動きっぱなしだ。
「少し休もう。」
じーっと俺を見つめてくるオリビアさんだが、あんなクールビューティーなお顔でそんな風に見られると、なんだかドキドキしてしまう。
「では少しだけ休みましょう。」
そう言うとオリビアさんは敷物を出し、その場で寝てしまった・・・・切り替え早!
ここは魔物が現れない場所と思うけれど、他の人が来たらどうすするんだ!
と思ったが、ここまで不思議と誰にも遭遇していないんだよなあ。
低層は冒険者が沢山いる認識だったんだが、一度も遭遇していない。
おかしい。
尤もこのダンジョン、俺は全く情報を確認しないまま来てしまったから、本来は冒険者が入れない何かがあったりするかもしれないが、完璧メイドなオリビアさんはその辺りぬかりは無いだろうから、これが平常なのかもしれない。
で、恐らく30分経った頃、オリビアさんが起き上がり、
「排泄をしたく思いますので、申し訳ございませんがトイレを出して頂けると有り難いです。」
しまった!考え事をしていてトイレを出すのを失念していた!
直ぐにトイレを出し、俺は離れた。
暫くしてオリビアさんがやってきて、
「排泄を終えましたので、撤収をお願いします。」
女性に排泄とか言わせてしまった・・・・
こう言う言葉をあまり言わせないようにしないといけない、というのが世間では常識だ。
しかも、オリビアさんにだけ戦わせているし、俺ってダメじゃん。
「そんな事はありません。実際これだけ魔物が現れないのは、前もって精霊様方が魔物を間引いて下さっているからです。それにその程度であれば精霊様方は、今のヘイマンス様が歩くだけで得られる魔力、これだけで充分事足ります。」
そういえばレベルアップ?してから余程の事が無ければ寝転がらなくても魔力を得られるようになったんだっけ。
でもまあ、地脈に繋がった状態で得られる魔力は別格、とかなんとか誰かが言っていたっけ。
『最近アンタから美味しいの頂いていないのよねえ。もう少しだけは我慢してあげるから、それまでしっかり点数稼ぎなさいよね!』
風の精霊シルフさんが突然姿を現し、訳の分からない事を言って去って行った。
我慢とか、点数稼ぎとか。
何に我慢して、何の点数を稼げばいのだろう、全くもって謎だ。
「じゃあ念のため俺も用を足すから、片付けが終わったら出発しようか。」
夜まではまだ時間があるし、オリビアさんもまだまだ体力はありそうだ。
もう少しだけ進んでおこう。
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