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第5章
第101話 出発
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そうだろうともという顔をして二人はうなずいた。ご飯食をゆっくり食べて、新しい場所に出発しがてら話すかなー
また新し第一歩だ、いろいろと知識を思い出したのならちゃんと活用しないとだめだね。よりよく生きるためにスローライフを目指して!
ーーーーーーーー
朝ごはんを食べて、カレーの屋台に行き、すべて購入した。もろこし爆弾のお姉さんも居たから売ってくれる分だけ全部買った。
乗合馬車に乗るか、歩くか。徒歩圏で1日歩くと丁度いい所に町があるみたいなので、歩くことにした。
街道を歩るいてると、馬が2頭不自然に居た。何も言いますまい!そっと馬車を出して護衛騎士も無言で馬車に馬をつなげている。スライムのラロは嬉しそうに2馬の上をいったりきたりしている。それを見た護衛騎士が目で殺さんばかりの勢いで睨みつけて居る。穏やかに旅をしたい、今からこれだとげっそりする・・・
「ラロ、馬の上に行っちゃだめ」
少し赤くなって抗議をしてくるけどダメなものはダメだ。
「約束忘れたの?忘れてないけど馬の上に居たい?うーん、ねぇゾロ鞍の上ならいい?」
「それなら・・・妥協できる」
「ラロ、鞍の上ならいいよ、馬の身体には触っちゃだめだよ?」
分かりづらい突起のようなもので馬をつつこうとするラロ。なんで私の周りは人の話を聞かない奴ばかりなんだ!もうやだ、ラロのテイム解除!
とたんに真っ青?になったラロ。私の周りをぷるぷるしながらおろおろしているような行動をとってるけど・・・
「言ったよね?私が止めてって言ったことは守るって。さっそくできてないじゃない?この先が思いやられるよね、私さ前世の時のように優しくないよ。前世と一緒だと思われても困る。
きっとラロのその性格は変わらないと思うし、私がダメだよ?って言っても触る気満々だったじゃない?触って何がしたかったの?私を怒らせたかっただけ?私そんな怒ってばかりの人生送りたくないんだよね。
前世だってフェリシアが側にいることを許してしまったから毒で死んだわけだし。あの時より今の方が嫌なことが我慢できない性格しているの。
だからラロ、レオンと一緒の考えで前の私と同じだと思って行動しているなら私は一緒に居られないな、今の私はローラだよ?
魂が一緒だから?それは理由にはならないよね、今は今、昔は昔、そんなに昔のことを懐かしむならレオンと一緒に行動したら?私はもう昔の自分を当てはめられるのは遠慮しとこうかな」
スライムって落ち込む時こうやって落ち込むのかな?ってぐらい横に広がってヘロヘロし始めた。レオンもラロも見つけたって感じでよってきてるけどそれは今の私じゃなくて、過去のサラ・カプロッティに思いを寄せてるだけで今のローラではないんだよね。きっとハトもそうなんじゃないかな?
1年間の監禁で私は嫌と言うほど馬鹿にされ見下されてきた、誰も私の事を見てくれず、収納巾着を作る人という目で見られ続けた。巾着を作らせるためだけの家畜の扱いだったと思う。
そんな経験をしたからこそ、今の状況がとても我慢ならない、誰も私という人物を見てくれていない。侍女様と護衛騎士は私の事を見てくれている、前世のことを話たらどうなるか・・・
正直不安だけど、今の私の為にも話さなきゃいけないと思う。
私の人生ってなんなんだろう?って思いたくない。前世では女神さまに決められた運命というレールに乗せられそうになったけど、今回はちゃんと自分で決めて生きていきたい。
だから私は少しでも私の事をサラと認識することは許さないことにした。多少のことは目をつぶったとしても、でも目をつぶり続けたらきっと調子に乗るだろうこのラロのように。だから相手がどれだけ落ち込もうと私は自分のことを優先することにした。
ラロのテイムは解除してしてしまったから何を考えてるのかは正直もうわからない。わかりたくもない。
護衛騎士も馬を馬車につなげられたようで、私も侍女様も馬車に乗り込んだ。ラロもついて来ようとするけど扉を閉めてしまう。
まったくどいつもこいつもだ。
前世を思い出したからか、前世の前世も少し思い出した。たぶん昔ほどの記憶は無い気がなんとなくしている、薄れてしまったと思う。
サラだった時の親は少しだけ気になる。若くて仲良かったからもしかしたら私の下に妹か弟ができているかもしれない。私は早くに死んでしまったから申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、まぁあれは不可抗力だったししょうがないよね・・・
おぼろげに最後目を覚ましたときに手を握ってくれてた人達が親だろう。最後に抱きしめてもらいたかったな、私も抱きしめたかった。
正直言うと前世も今も大して性格は変わってない、基本思考のスローライフも変わってない、魂が一緒ならもしかしてずーっと似た性格なのかもしれないけど、でも今の私を認めてもらいたいと思って居る。
だから前世と一緒にされるのはダメ。
馬車が進み始める、これなら徒歩とは違うから徒歩の2日分は進めるんじゃないの?と思う、向かう先は北だ!次の国で落ち着けるといいんだけど・・・途中で魔物も狩りたいから、何日間かは野営して魔物の乱狩りをしてドレ国で売ってから隣の国に行こう!という話になっている。
ドレ国で荒稼ぎすれば大金持ちになれるだろうという算段だ!
スローライフにも資金は必要でしょ?家を買ったりね?物を作るのも、目を付けられないようなちょっとしたものに厳選しないとだめだろう、ここは信用している侍女様と護衛騎士に意見をもらいながら何を出していくかは決めていきたいと思う。
なんとなくスローライフが見えてきてわくわくする、あとは住む場所だけだ。
流石に護衛騎士も何か思う所があるのか、前回のようにこまめに休憩することなく、お昼までゆっくりと馬車を進めていた。
お昼ぐらいになったのだろう、馬車が止まりみんなでご飯を食べることにした。スライムらしきものがチラチラと見えているけど、フェリシアの時の用に許したら死ぬと思って見えないことにする。
簡易椅子を取り出しみんなでお昼ご飯を食べる。食べながら色々話した。馬車で次の町に着いたら、その後は狩りに行って稼ごうと。どの町にも一応は冒険者ギルドと商業ギルドがあるらしい、こじんまりとしているらしいけど。
だから買取の心配はないから思いっきり狩りをしようじゃないかと言う話になった。夜は一番安くてぼちぼちな所で、もし高すぎるなら野宿。それプラス野営でとにかく稼ぐ。
そう、護衛騎士の馬のおかげで結構財政は逼迫している。私も考え無しに結構ご飯を買ったのと、カレーの大量買いやもろこし爆弾が結構じわじわと来ている。
もし次の土地でいい場所を見つけたら即金で買えるかどうか・・・という状態だ、それだとチャンスを逃してしまうかもしれない!そんなことは許されない!だからあえて逼迫していると言う言葉を使う。気を引き締めて私も食べ物を買っていきたい。
後はお金どの位残ってるかちゃんと数えなきゃ・・・どんぶり勘定すぎて自分でもだめだなと自覚している。
お昼ご飯を食べながら私から話した方が良いかなと思って、前世の記憶が戻ったことを離し始める。
「はっきりと全部覚えてるわけじゃないけど、前世の記憶を思い出したから一応言っておいた方が良いかなと思うんだけど、聞きたくないなら話さないし、聞きたいなら話す「「聞きたいです」」あっ、わかった・・・」
聞く気満々じゃないですか!
「うんとー何か聞きたいことある?私から大まかな流れを話すのもいいけど」
「ローラからの話を聞いてから質問したいと思います」
「解ったじゃぁねぇ・・・何から話そうかな?あーーーそうだった、私は魔法とスキルを沢山持っててね、少し多かったかな?ってぐらい持ってて苗字があったのね。あーそうだえっとね、話がまとまらなくてごめんね、いろいろ後付けで出てくるかもしれない」
「いいですよ、ちゃんと聞きたいし知りたいです」
「そういってくれると助かる、えっと苗字があるから王都でお仕事をする予定だったんだけど、向かってる途中だったかな?隠れスキルを自分で見つけてね、きっかけは忘れてるけど、それで協会に報告しなきゃいけないかな?って思って教会に行ったら変人扱いされて、信用も失い職も失ったんだ」
二人は無言で何とも言えない顔をしている、そうでしょう?悲惨だよね!
また新し第一歩だ、いろいろと知識を思い出したのならちゃんと活用しないとだめだね。よりよく生きるためにスローライフを目指して!
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朝ごはんを食べて、カレーの屋台に行き、すべて購入した。もろこし爆弾のお姉さんも居たから売ってくれる分だけ全部買った。
乗合馬車に乗るか、歩くか。徒歩圏で1日歩くと丁度いい所に町があるみたいなので、歩くことにした。
街道を歩るいてると、馬が2頭不自然に居た。何も言いますまい!そっと馬車を出して護衛騎士も無言で馬車に馬をつなげている。スライムのラロは嬉しそうに2馬の上をいったりきたりしている。それを見た護衛騎士が目で殺さんばかりの勢いで睨みつけて居る。穏やかに旅をしたい、今からこれだとげっそりする・・・
「ラロ、馬の上に行っちゃだめ」
少し赤くなって抗議をしてくるけどダメなものはダメだ。
「約束忘れたの?忘れてないけど馬の上に居たい?うーん、ねぇゾロ鞍の上ならいい?」
「それなら・・・妥協できる」
「ラロ、鞍の上ならいいよ、馬の身体には触っちゃだめだよ?」
分かりづらい突起のようなもので馬をつつこうとするラロ。なんで私の周りは人の話を聞かない奴ばかりなんだ!もうやだ、ラロのテイム解除!
とたんに真っ青?になったラロ。私の周りをぷるぷるしながらおろおろしているような行動をとってるけど・・・
「言ったよね?私が止めてって言ったことは守るって。さっそくできてないじゃない?この先が思いやられるよね、私さ前世の時のように優しくないよ。前世と一緒だと思われても困る。
きっとラロのその性格は変わらないと思うし、私がダメだよ?って言っても触る気満々だったじゃない?触って何がしたかったの?私を怒らせたかっただけ?私そんな怒ってばかりの人生送りたくないんだよね。
前世だってフェリシアが側にいることを許してしまったから毒で死んだわけだし。あの時より今の方が嫌なことが我慢できない性格しているの。
だからラロ、レオンと一緒の考えで前の私と同じだと思って行動しているなら私は一緒に居られないな、今の私はローラだよ?
魂が一緒だから?それは理由にはならないよね、今は今、昔は昔、そんなに昔のことを懐かしむならレオンと一緒に行動したら?私はもう昔の自分を当てはめられるのは遠慮しとこうかな」
スライムって落ち込む時こうやって落ち込むのかな?ってぐらい横に広がってヘロヘロし始めた。レオンもラロも見つけたって感じでよってきてるけどそれは今の私じゃなくて、過去のサラ・カプロッティに思いを寄せてるだけで今のローラではないんだよね。きっとハトもそうなんじゃないかな?
1年間の監禁で私は嫌と言うほど馬鹿にされ見下されてきた、誰も私の事を見てくれず、収納巾着を作る人という目で見られ続けた。巾着を作らせるためだけの家畜の扱いだったと思う。
そんな経験をしたからこそ、今の状況がとても我慢ならない、誰も私という人物を見てくれていない。侍女様と護衛騎士は私の事を見てくれている、前世のことを話たらどうなるか・・・
正直不安だけど、今の私の為にも話さなきゃいけないと思う。
私の人生ってなんなんだろう?って思いたくない。前世では女神さまに決められた運命というレールに乗せられそうになったけど、今回はちゃんと自分で決めて生きていきたい。
だから私は少しでも私の事をサラと認識することは許さないことにした。多少のことは目をつぶったとしても、でも目をつぶり続けたらきっと調子に乗るだろうこのラロのように。だから相手がどれだけ落ち込もうと私は自分のことを優先することにした。
ラロのテイムは解除してしてしまったから何を考えてるのかは正直もうわからない。わかりたくもない。
護衛騎士も馬を馬車につなげられたようで、私も侍女様も馬車に乗り込んだ。ラロもついて来ようとするけど扉を閉めてしまう。
まったくどいつもこいつもだ。
前世を思い出したからか、前世の前世も少し思い出した。たぶん昔ほどの記憶は無い気がなんとなくしている、薄れてしまったと思う。
サラだった時の親は少しだけ気になる。若くて仲良かったからもしかしたら私の下に妹か弟ができているかもしれない。私は早くに死んでしまったから申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、まぁあれは不可抗力だったししょうがないよね・・・
おぼろげに最後目を覚ましたときに手を握ってくれてた人達が親だろう。最後に抱きしめてもらいたかったな、私も抱きしめたかった。
正直言うと前世も今も大して性格は変わってない、基本思考のスローライフも変わってない、魂が一緒ならもしかしてずーっと似た性格なのかもしれないけど、でも今の私を認めてもらいたいと思って居る。
だから前世と一緒にされるのはダメ。
馬車が進み始める、これなら徒歩とは違うから徒歩の2日分は進めるんじゃないの?と思う、向かう先は北だ!次の国で落ち着けるといいんだけど・・・途中で魔物も狩りたいから、何日間かは野営して魔物の乱狩りをしてドレ国で売ってから隣の国に行こう!という話になっている。
ドレ国で荒稼ぎすれば大金持ちになれるだろうという算段だ!
スローライフにも資金は必要でしょ?家を買ったりね?物を作るのも、目を付けられないようなちょっとしたものに厳選しないとだめだろう、ここは信用している侍女様と護衛騎士に意見をもらいながら何を出していくかは決めていきたいと思う。
なんとなくスローライフが見えてきてわくわくする、あとは住む場所だけだ。
流石に護衛騎士も何か思う所があるのか、前回のようにこまめに休憩することなく、お昼までゆっくりと馬車を進めていた。
お昼ぐらいになったのだろう、馬車が止まりみんなでご飯を食べることにした。スライムらしきものがチラチラと見えているけど、フェリシアの時の用に許したら死ぬと思って見えないことにする。
簡易椅子を取り出しみんなでお昼ご飯を食べる。食べながら色々話した。馬車で次の町に着いたら、その後は狩りに行って稼ごうと。どの町にも一応は冒険者ギルドと商業ギルドがあるらしい、こじんまりとしているらしいけど。
だから買取の心配はないから思いっきり狩りをしようじゃないかと言う話になった。夜は一番安くてぼちぼちな所で、もし高すぎるなら野宿。それプラス野営でとにかく稼ぐ。
そう、護衛騎士の馬のおかげで結構財政は逼迫している。私も考え無しに結構ご飯を買ったのと、カレーの大量買いやもろこし爆弾が結構じわじわと来ている。
もし次の土地でいい場所を見つけたら即金で買えるかどうか・・・という状態だ、それだとチャンスを逃してしまうかもしれない!そんなことは許されない!だからあえて逼迫していると言う言葉を使う。気を引き締めて私も食べ物を買っていきたい。
後はお金どの位残ってるかちゃんと数えなきゃ・・・どんぶり勘定すぎて自分でもだめだなと自覚している。
お昼ご飯を食べながら私から話した方が良いかなと思って、前世の記憶が戻ったことを離し始める。
「はっきりと全部覚えてるわけじゃないけど、前世の記憶を思い出したから一応言っておいた方が良いかなと思うんだけど、聞きたくないなら話さないし、聞きたいなら話す「「聞きたいです」」あっ、わかった・・・」
聞く気満々じゃないですか!
「うんとー何か聞きたいことある?私から大まかな流れを話すのもいいけど」
「ローラからの話を聞いてから質問したいと思います」
「解ったじゃぁねぇ・・・何から話そうかな?あーーーそうだった、私は魔法とスキルを沢山持っててね、少し多かったかな?ってぐらい持ってて苗字があったのね。あーそうだえっとね、話がまとまらなくてごめんね、いろいろ後付けで出てくるかもしれない」
「いいですよ、ちゃんと聞きたいし知りたいです」
「そういってくれると助かる、えっと苗字があるから王都でお仕事をする予定だったんだけど、向かってる途中だったかな?隠れスキルを自分で見つけてね、きっかけは忘れてるけど、それで協会に報告しなきゃいけないかな?って思って教会に行ったら変人扱いされて、信用も失い職も失ったんだ」
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