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第1章
予算を考えるのは楽しい
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お腹の肉に擬態したスライム、厚さ1センチにも満たない感じだけど、乙女心としては気にならないとは思っても、やはり気になってしまう。これならギルドに報告しなくても大丈夫そうだし、もっと違う何かになってほしいけど、どこまで一緒に居るかわからないから、今は自由にさせておこう。
でもお腹って・・・一応これでも乙女心っていうのはあるのだ。食べることは楽しいし、今世の体はどれだけ食べても身体が大きくなるような感じには、今の所感じられないから、お給金もらったら沢山美味しい物を食べ歩きしよう!という密かなお楽しみが無くなってしまったのは残念だけど、それでもお腹のお肉に擬態ってないわぁ・・・
考えてもしょうがない、夕飯と数日分の保存食を爆買いしてストレス発散だ!
ギューッとお腹が締め付けられる。
そうだね、爆買いするほどの余裕ないよね・・・スライムよ別の何かに擬態してくれても・・・
ギューーーーーーー
無言の圧力、程よく調教されてる気がする、諦めよう。
夕方の時間帯は街に活気があふれる時間帯でもある、屋台も沢山出てるし、いい匂いも沢山なのだ。まずは野営用の干し肉を買いに行こう。
干し肉と言っても沢山種類がある。
ネズミ 魔ネズミ
ウサギ 魔ウサギ
トリ 魔トリ
シカ 魔シカ
もっとこれ以上に種類があるけど、私が好きなお肉は特にこのあたりが好き!沢山種類があって、それぞれ少し味も違う。初めてネズミの干し肉があると聞いたときは、うぇ・・・って思ったけど、やはりここは異世界、私が知っている動物達とは微妙に違う生き物だったりする。
食べず嫌いはダメ。一口だけでも食べてみて、無理だと思ったら次からは食べないというのが、私のモットーだ。こちらの世界で生まれてから、新しい食を楽しむために立てた自分自身への誓いでもある。
こちらのネズミは主に森に棲んでいて、街中では見かけない。清潔好きらしく、何でも食べないらしいし。水浴びなどもしているようで、水浴びをしているところはまだ見かたことが無いけど、少数の人が見かけたことがあるとのこと。
もし水浴びをしているネズミを見かけたらいいことがあると言われてて、ツチノコよろしくラッキーネズミみたいな扱いになっている。
動物と魔物の違いは、その生き物に魔力があるか無いか、と言う違いだけで、先ほどテイムした魔羊さんも、限りなく動物に近いカテゴリーの位置に存在している。そして魔力がある生き物は総じて身体がやや大きい、普通の動物より大きい。
こちらの世界の羊さんは1メートルぐらいの大きさをしているのだけど、魔羊さんになると1.5メートル前後、私がテイムした魔羊さんは少し大きめの2メートル。
こちらの世界のネズミは、胴体30センチぐらい、魔ネズミになると40~50センチになる。
そして不思議なのはお肉の味が変わる、普通の動物は普通の素材そのものの味と言う感じになるんだけど、魔物たちの肉は濃厚な味がギュっと凝縮されたような。例えていうなら、とんかつを食べる時に、ソースをかけるか、かけないかでまったく味が違うけど、お肉の味は一緒、そんな感じかな?
人間の数が多ければ、それぞれの好みも沢山あって、長旅には味が濃い物、普段の生活ではやや薄めと言う感じに、冒険者たちや街から街に移動する行商人は味が濃いものが好きと言う人が多い気がする。街で暮らしてる人達はやや味薄めの食事を好み、味が濃い物を少しだけ最後に頂くというスタイルが流行っている。
私は味が薄い物が好みだけど、長距離移動の時には味の濃い物を好む、なんなら梅干しとか欲しいけど、今の所梅干しは見つかってない。梅干し食べたい。前世では旅行に行くとなると、梅干しを必ず持ち歩いていた梅干し大好き人間である。
今回の旅には徒歩で移動するのと、ゴブちゃんに少しだけご飯を取っておいてと頼んでおいたから、そこまで干し肉を買う必要はないかなとおもってるのと節約をしたいと思って居る。
北の街ぺスカには、乗合馬車で途中に町を挟みながら1ヶ月以上はかかるので、徒歩となると2.3か月以上はかかりそうである。でも節約をしないといけないから、乗合馬車と干し肉の差額を計算してみると・・・あれ?大して変わらないかも?計算苦手だからなぁ・・・
乗合馬車が北の街ペスカまでの直通は無い。途中何か所かの街を経由しなくてはいけない、観光もしたいけど、正直言うと今の所持金では北の街ペスカまでかなり厳しい。途中お金を稼ぎながら進むしかない。なぜなら各町のご飯を一杯食べたいからだ。
乗合馬車の金額は1日1銀貨と相場が決まっている。次の町までの乗合馬車は銀貨3枚、一泊銀貨5枚は見積もっておきたい。移動中のご飯は自分で用意しないといけないから3日間の食費が1.5銀貨ぐらい必要になってくる、これでもかなり節約しての計算。そしてお楽しみのご飯。お楽しみご飯の金額は未知数。
野宿だと、移動の乗合馬車代はカットの銀貨3枚の節約。街での宿泊費とお楽しみご飯は同じ。道中魔物を狩りながら素材を手に入れて、次の町で売ればプラスになるし、食費も手に入れられる。でも歩くから旅の途中の食費は9銀貨分買って置く。
そうなると、道中魔物を狩って素材を得る以外は美味しくない。けど、旅の途中で美味しい物を食べる為には、徒歩に決定。
大抵の人は乗合馬車を利用するけど、中には私のように道中魔物を買って小遣い稼ぎをしようと言う考えの人も沢山いるから、特段目立つことも無く旅は進められると思う。
こちらの世界のお金のは
鉄貨 銅貨 銀貨 金貨
10銅貨で1銀貨
10銀貨で1金貨
10金貨で白銀貨
になる
他に、白銀貨、大白金貨、白金貨、大白金貨ってあるけど、後半の白がつくあたりからは天上人にしか関係ないだろうから割愛しました。それと鉄貨もあるけど、どのお店も大体鉄貨は切りすてられている。鉄貨が使われてるのは大体貧民街など、貧しい地区になる。
こちらの世界も10進法で助かるし、曜日も週7日で、季節はきっちり90日ごとに変化する。なので1年は360日、地域によっては90日で変化しない場所もある、雪の多い場所とか、その辺の仕組みはよくわからないけど、この世界を作った女神様が、きっちりしていた性格なんだろう。90日が過ぎると面白いぐらいに季節が変わる。この日から春です!夏です!秋です!冬です!となる。模様替えに悩む必要が無い。面白い世界である。
まずは干し肉を!10日分買うことに。
トリx20枚
魔トリx20枚
ウサギx10枚
魔シカx10枚
を購入。1日6枚計算で、1枚手のひら位のサイズがあるので、干し肉だけでも十分お腹を満たせていける量。念のため道中ご飯を仕入れられなかった場合も考慮しておく。本来であれば1枚単位で購入すればいいのだけど、このお店は10枚買うと1枚おまけしてもらえると言う、セールストークについ負けてしまった。お得に変えた気分でホクホクだ。干し肉は1枚1銅貨なので6銀貨。
後は、乾燥ナッツと、乾燥フルーツを3銀貨分購入して終了。
あとは、空間収納に入れてのお引越しだから、野宿に必要そうな雨具とか鍋もどうにかなるのと、防水布や雨具もあるから、特にそろえる必要な無い。
次は今日の夕飯を探しに行こう!
スライム:お金の計算してるの楽しそう。このお腹は僕が守る!程よいぷよぷよはいいけどぶよぶよはダメだよ。
でもお腹って・・・一応これでも乙女心っていうのはあるのだ。食べることは楽しいし、今世の体はどれだけ食べても身体が大きくなるような感じには、今の所感じられないから、お給金もらったら沢山美味しい物を食べ歩きしよう!という密かなお楽しみが無くなってしまったのは残念だけど、それでもお腹のお肉に擬態ってないわぁ・・・
考えてもしょうがない、夕飯と数日分の保存食を爆買いしてストレス発散だ!
ギューッとお腹が締め付けられる。
そうだね、爆買いするほどの余裕ないよね・・・スライムよ別の何かに擬態してくれても・・・
ギューーーーーーー
無言の圧力、程よく調教されてる気がする、諦めよう。
夕方の時間帯は街に活気があふれる時間帯でもある、屋台も沢山出てるし、いい匂いも沢山なのだ。まずは野営用の干し肉を買いに行こう。
干し肉と言っても沢山種類がある。
ネズミ 魔ネズミ
ウサギ 魔ウサギ
トリ 魔トリ
シカ 魔シカ
もっとこれ以上に種類があるけど、私が好きなお肉は特にこのあたりが好き!沢山種類があって、それぞれ少し味も違う。初めてネズミの干し肉があると聞いたときは、うぇ・・・って思ったけど、やはりここは異世界、私が知っている動物達とは微妙に違う生き物だったりする。
食べず嫌いはダメ。一口だけでも食べてみて、無理だと思ったら次からは食べないというのが、私のモットーだ。こちらの世界で生まれてから、新しい食を楽しむために立てた自分自身への誓いでもある。
こちらのネズミは主に森に棲んでいて、街中では見かけない。清潔好きらしく、何でも食べないらしいし。水浴びなどもしているようで、水浴びをしているところはまだ見かたことが無いけど、少数の人が見かけたことがあるとのこと。
もし水浴びをしているネズミを見かけたらいいことがあると言われてて、ツチノコよろしくラッキーネズミみたいな扱いになっている。
動物と魔物の違いは、その生き物に魔力があるか無いか、と言う違いだけで、先ほどテイムした魔羊さんも、限りなく動物に近いカテゴリーの位置に存在している。そして魔力がある生き物は総じて身体がやや大きい、普通の動物より大きい。
こちらの世界の羊さんは1メートルぐらいの大きさをしているのだけど、魔羊さんになると1.5メートル前後、私がテイムした魔羊さんは少し大きめの2メートル。
こちらの世界のネズミは、胴体30センチぐらい、魔ネズミになると40~50センチになる。
そして不思議なのはお肉の味が変わる、普通の動物は普通の素材そのものの味と言う感じになるんだけど、魔物たちの肉は濃厚な味がギュっと凝縮されたような。例えていうなら、とんかつを食べる時に、ソースをかけるか、かけないかでまったく味が違うけど、お肉の味は一緒、そんな感じかな?
人間の数が多ければ、それぞれの好みも沢山あって、長旅には味が濃い物、普段の生活ではやや薄めと言う感じに、冒険者たちや街から街に移動する行商人は味が濃いものが好きと言う人が多い気がする。街で暮らしてる人達はやや味薄めの食事を好み、味が濃い物を少しだけ最後に頂くというスタイルが流行っている。
私は味が薄い物が好みだけど、長距離移動の時には味の濃い物を好む、なんなら梅干しとか欲しいけど、今の所梅干しは見つかってない。梅干し食べたい。前世では旅行に行くとなると、梅干しを必ず持ち歩いていた梅干し大好き人間である。
今回の旅には徒歩で移動するのと、ゴブちゃんに少しだけご飯を取っておいてと頼んでおいたから、そこまで干し肉を買う必要はないかなとおもってるのと節約をしたいと思って居る。
北の街ぺスカには、乗合馬車で途中に町を挟みながら1ヶ月以上はかかるので、徒歩となると2.3か月以上はかかりそうである。でも節約をしないといけないから、乗合馬車と干し肉の差額を計算してみると・・・あれ?大して変わらないかも?計算苦手だからなぁ・・・
乗合馬車が北の街ペスカまでの直通は無い。途中何か所かの街を経由しなくてはいけない、観光もしたいけど、正直言うと今の所持金では北の街ペスカまでかなり厳しい。途中お金を稼ぎながら進むしかない。なぜなら各町のご飯を一杯食べたいからだ。
乗合馬車の金額は1日1銀貨と相場が決まっている。次の町までの乗合馬車は銀貨3枚、一泊銀貨5枚は見積もっておきたい。移動中のご飯は自分で用意しないといけないから3日間の食費が1.5銀貨ぐらい必要になってくる、これでもかなり節約しての計算。そしてお楽しみのご飯。お楽しみご飯の金額は未知数。
野宿だと、移動の乗合馬車代はカットの銀貨3枚の節約。街での宿泊費とお楽しみご飯は同じ。道中魔物を狩りながら素材を手に入れて、次の町で売ればプラスになるし、食費も手に入れられる。でも歩くから旅の途中の食費は9銀貨分買って置く。
そうなると、道中魔物を狩って素材を得る以外は美味しくない。けど、旅の途中で美味しい物を食べる為には、徒歩に決定。
大抵の人は乗合馬車を利用するけど、中には私のように道中魔物を買って小遣い稼ぎをしようと言う考えの人も沢山いるから、特段目立つことも無く旅は進められると思う。
こちらの世界のお金のは
鉄貨 銅貨 銀貨 金貨
10銅貨で1銀貨
10銀貨で1金貨
10金貨で白銀貨
になる
他に、白銀貨、大白金貨、白金貨、大白金貨ってあるけど、後半の白がつくあたりからは天上人にしか関係ないだろうから割愛しました。それと鉄貨もあるけど、どのお店も大体鉄貨は切りすてられている。鉄貨が使われてるのは大体貧民街など、貧しい地区になる。
こちらの世界も10進法で助かるし、曜日も週7日で、季節はきっちり90日ごとに変化する。なので1年は360日、地域によっては90日で変化しない場所もある、雪の多い場所とか、その辺の仕組みはよくわからないけど、この世界を作った女神様が、きっちりしていた性格なんだろう。90日が過ぎると面白いぐらいに季節が変わる。この日から春です!夏です!秋です!冬です!となる。模様替えに悩む必要が無い。面白い世界である。
まずは干し肉を!10日分買うことに。
トリx20枚
魔トリx20枚
ウサギx10枚
魔シカx10枚
を購入。1日6枚計算で、1枚手のひら位のサイズがあるので、干し肉だけでも十分お腹を満たせていける量。念のため道中ご飯を仕入れられなかった場合も考慮しておく。本来であれば1枚単位で購入すればいいのだけど、このお店は10枚買うと1枚おまけしてもらえると言う、セールストークについ負けてしまった。お得に変えた気分でホクホクだ。干し肉は1枚1銅貨なので6銀貨。
後は、乾燥ナッツと、乾燥フルーツを3銀貨分購入して終了。
あとは、空間収納に入れてのお引越しだから、野宿に必要そうな雨具とか鍋もどうにかなるのと、防水布や雨具もあるから、特にそろえる必要な無い。
次は今日の夕飯を探しに行こう!
スライム:お金の計算してるの楽しそう。このお腹は僕が守る!程よいぷよぷよはいいけどぶよぶよはダメだよ。
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