巫女と勇気の八大地獄巡り

主道 学

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それも罪悪感?

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「それねえ。交通事故起こした女の子が、その男の妹に似ているっていう話なのよ」
「ああー、きっと名前がなんだろうな?」
「いやいや、それがね。名前じゃないんだよ。あんた。確かねえ……あ、そうそう! 顔と年恰好がよく似てるって話さね」
「顔と年恰好だあ?」
「ええ、ええ。そうなの。この間なんてねえ。テレビで言ってたわよ。あの男。あれは妹だから、協力してもらっただけだって……」
「うー。そいつは……拳骨だなあ……」

 おじさんとおばさんの話で、だんだんわかってきた。
 俺の妹が広部の妹と、きっと、同世代なんだ。

 妹の弥生を妹だという広部……多分、広部の妹は……。

 もうこの世にはいないんだろう。

「うっわー、えげつねえなあ……」
「ニャ―ーー……」

 古葉さんとシロが再びテレビの映像に顔を向けている。
 俺もテレビを観てみると……?!

「うーん。これはなあ……」
「そうさねえー……。」

 おじさんとおばさんが唸った。

「うーん。世の中広いようで、狭いのかもなあ……」
 
 谷柿さんも唸った。

 霧木さんと音星は終始無言だ。

 テレビの映像では、広部の妹は広部の住んでいたマンションの一室で、変死していたと字幕に書かれていた。 
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