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影の王国へ行こう
間違えたーー!!
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その時。
ドゴン!!
という派手な音と共に我が妹の影がこちらにふっ飛んできた。
「うぎっ! 人選間違えたーーー!!」
難なく?
我が妹の影が影斬りの刃で斬った真っ暗な穴へと落ちていった。
俺は急いで俺の家へと向かった。
けれど、俺の家には当然だが玉座や王室なんてなかった。
「一体? これからどうするんだー!?」
「おにいちゃん? 何もないよ……?」
妹が花柄模様の壁のキッチンテーブルを前に佇んでいた。
キッチンテーブルの上には二人分の朝食がポツンとあるだけだった。
影の王国って?
一体?
どこだ……?
どこにあるんだ……?
その時、辺りは眩しすぎる光に包まれた。
「うぎっ!」
だけど、女神様は現れない!!
「な、何!? おにいちゃん!! 地震!?」
「光!! 伏せろーー!!」
「……伏せていいの?」
また天地を揺るがすような大きな地震がキッチンの家具を揺れ動かせた。
巨大な地鳴りに耳を塞ぎたくなる。
しばらくして、辺りは静寂が支配した。
どうやら、光と一緒に気を失っていたみたいだ。
倒れていた床から立ち上がって、周囲を見回してみると、ここは俺の家のはずだった。
なんともない……。
花柄模様の壁はあれだけの揺れでも亀裂すらないし。
キッチンテーブルの上の食器も無事。
だけど、どんなに願っても女神様は現れなかった。
「光……。外へ出てみよう」
「うん……」
起き上がった光はいつも通りに元気一杯だったのが、唯一の救いだ。
家の外も無事。
何事もない。
近所の家が倒壊しているとかもない。
無事なのは本当に良いが、激しい揺れは俺たちの錯覚だった??
「うん?」
俺の家の郵便箱には、何かが飛び出していた。
郵便箱から取り出してみると、また白い封筒で縦50cm横30cmと大きさも同じだった。
「よし、開けてみよう」
封筒を開けると、中身はバイキングの招待券や色々なお食事券がたくさんと出てきた。
うぎっ!
なんて平和な!!
「こんにちはー。影洋くん。今日も元気だねえ」
「うぎっ!?」
「こんにちはー。向井さん」
「今日もいい天気で」
「ほい。太陽もサンサンですよね」
我が妹と近所の向井さんの穏やかな会話に……頭が混乱してついていけない!?
なん? 向井さんがなんでいるんですか?
ここって、影の王国でしたよねえ?
そういえば、空を見上げると、今まで意識しなかったが太陽が昇っていた。
辺りはサンサンとした日光で照らされている。
ここは、お・も・て……の世界だ。
ドゴン!!
という派手な音と共に我が妹の影がこちらにふっ飛んできた。
「うぎっ! 人選間違えたーーー!!」
難なく?
我が妹の影が影斬りの刃で斬った真っ暗な穴へと落ちていった。
俺は急いで俺の家へと向かった。
けれど、俺の家には当然だが玉座や王室なんてなかった。
「一体? これからどうするんだー!?」
「おにいちゃん? 何もないよ……?」
妹が花柄模様の壁のキッチンテーブルを前に佇んでいた。
キッチンテーブルの上には二人分の朝食がポツンとあるだけだった。
影の王国って?
一体?
どこだ……?
どこにあるんだ……?
その時、辺りは眩しすぎる光に包まれた。
「うぎっ!」
だけど、女神様は現れない!!
「な、何!? おにいちゃん!! 地震!?」
「光!! 伏せろーー!!」
「……伏せていいの?」
また天地を揺るがすような大きな地震がキッチンの家具を揺れ動かせた。
巨大な地鳴りに耳を塞ぎたくなる。
しばらくして、辺りは静寂が支配した。
どうやら、光と一緒に気を失っていたみたいだ。
倒れていた床から立ち上がって、周囲を見回してみると、ここは俺の家のはずだった。
なんともない……。
花柄模様の壁はあれだけの揺れでも亀裂すらないし。
キッチンテーブルの上の食器も無事。
だけど、どんなに願っても女神様は現れなかった。
「光……。外へ出てみよう」
「うん……」
起き上がった光はいつも通りに元気一杯だったのが、唯一の救いだ。
家の外も無事。
何事もない。
近所の家が倒壊しているとかもない。
無事なのは本当に良いが、激しい揺れは俺たちの錯覚だった??
「うん?」
俺の家の郵便箱には、何かが飛び出していた。
郵便箱から取り出してみると、また白い封筒で縦50cm横30cmと大きさも同じだった。
「よし、開けてみよう」
封筒を開けると、中身はバイキングの招待券や色々なお食事券がたくさんと出てきた。
うぎっ!
なんて平和な!!
「こんにちはー。影洋くん。今日も元気だねえ」
「うぎっ!?」
「こんにちはー。向井さん」
「今日もいい天気で」
「ほい。太陽もサンサンですよね」
我が妹と近所の向井さんの穏やかな会話に……頭が混乱してついていけない!?
なん? 向井さんがなんでいるんですか?
ここって、影の王国でしたよねえ?
そういえば、空を見上げると、今まで意識しなかったが太陽が昇っていた。
辺りはサンサンとした日光で照らされている。
ここは、お・も・て……の世界だ。
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