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不思議なドア
5話
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「へえ、そんなこともあるの。僕は蜘蛛に好き嫌いがあるなんてちっとも知らなかったな」
雲助は何も答えなかった。
「次にどこを目指そうか? この周辺しか行けないからな」
僕は周囲を見回した。
4・5段の階段の正面の部屋を除けば、後は正面の部屋から二つの通路が伸びていて、丁度Vの字になっている。一つはさっき来たところ。あのしかめっ面のおじさんと陰気なおばさんがいた部屋があって、まだ開けていないドアやいった時がない通路が幾つかあるが、だいたいは人が住んでいそうなドアだ。もう一つはドアがまったく無く。変りに壮麗に武装した天使の絵が二つ向かい合って描かれた扉がある。
書き記そう。僕がおじいちゃんの館へと入ってから、絵の具の人型にあったところはさすがに解らない。赤いドアの筋肉隆々のおじさんのところからは迷路だったので、しっちゃかめっちゃかになった。幾つか道があるかしら?だから、金色の両開きドアから書くと、そこから迷路や二三段の階段がある斜めの通路を歩き、しばらくすると灰色のドアに到り、(勿論、その他のドアも通路には当然ある)それから、少し行くと淀んだ青色のドア、グッテンがいたところに到る。単純にはこうなる。でも、細い道が幾つか到る処にあるので、簡単には行き来出来ないんだ。
「当然、天使の絵がある扉さ」
僕は怖いものがない。堂々と通路を歩く。
「ヨルダン! 中の中には入っちゃなんね!」
雲助がそう言い終わる前に僕は重い扉を開け放つ。
そこはとても大きいガラスが隔ててあり、その向こうにはお城のような透明度のある白い両開きドアがある。大きいガラスには大きめの青色のエプロンを着た何人もが、洗剤を付けたボロ雑巾を持って必死に拭いていた。
大きいガラス。まるで、空間と空間を隔てるバリアのように、お城のような両開きドアを守っていた。
そこは広い空間。何十人もの窓拭きのような作業をしている人を易々と招き入れることができ、息を窓に吹いているものや洗剤をふんだんに使って拭いている人……壁や天井はやはり天使が幾人も羽ばたいていた。
その中に、あの赤いドアの筋肉隆々のおじさんがいた。
「ようおチビちゃん。こんなところに何の用だ。子共はまだ仕事をしなくてもいいんだぜ」
ガラスを拭くのを止め、おじさんがこちらに気付いて話しかけてきた。
「何をしているの?」
「何って? 仕事さ」
「これが仕事?」
おじさんは首を傾げたが、
「まだ子供だから仕方ないか。これはこの館から外へと出るためさ。この大きいガラスを拭いていることで、ガラスを薄くしているのさ。そうすればガラスが何時か無くなってみんなで外で自由を得るのさ」
僕はグッテンの言ったことを頭で考えた。
「700年もやっているの?」
「そうさ、でもまだまだ無くならない。強力な洗剤なのに……。あ、悪い。洗剤を持ってきてくれ。きれちゃった」
おじさんはよく見たら、年は二十代後半だった。お兄さんかも……?
「解ったよ」
「灰色のドアのルージーさんに言って、持ってきてくれ」
灰色のドア……?
数分後。あのしかめっ面のおじさんと陰気なおばさんの部屋へと辿り着いた。
「御免下さい。洗剤を分けてもらってもいいですか」
僕は沈みかけていく気持ちを振るい立たせた。
ドアが開くと、
「まあ、あの時の坊やね。これをどうぞ」
またあの時の陰気なおばさんが挑むような顔。
「有難うございます」
僕は必死にニッコリと笑顔を作った。
トクトクと、僕の持っている容器に液体が入る。おばさんは軽々と洗剤の入った大きい容器を持って、僕の作業用の小さい容器に入れる。
「まあ、がんばれよ」
雲助が能天気なことを言う。
僕は何とも言えない嫌な気分を覚えながら俯き加減で天使の両開きドアへと歩きだした。途中、雲助が、
「どうやら、この館の人は外へと出たい一心で毎日仕事をして過ごしているんだな」
「僕と正反対だね」
「ここは変わり者だらけだな。いや、真面目なのか」
雲助が考えだした。
「もし、天使の両開きドアから外へと出られたとしても、僕は一生ここにいるよ」
僕は外へと出たくはないんだ。この気持ちは何十年経っても変わらない。
「お前、やっぱり変わっている」
雲助の言葉に僕は耳を貸さなかった。
天使の両開きドアを開けると、筋肉隆々のお兄さん?が、
「ありがとよ。そうだ名前をお互い知らなかったな。俺はコルジン。よろしくな」
「僕はヨルダン。こちらこそ」
コルジンは洗剤の入った容器を片手で持ち、ボロ雑巾に付ける。そして、力強くガラスを拭き出した。
数人の大人たちもコルジンが床に置いた洗剤を付けに寄って来る。
僕は興味津津にその行為を見ていた。これが、ここの人たちの仕事なのだ。毎日長時間ガラスを拭く。
僕はそれを見ているうちに一つ思うところがあった。
「ねえ、どうしてガラスを割ろうとしないの。とても重い何かで叩いたり、折れてもいい包丁を突き刺したりと……。そうすれば割れるんじゃない」
コルジンはガラスを拭くのを止め仕方がないといった顔で、
「それは無理なんだ。このガラスはとても頑丈でハリーの持っている機関銃でもビクともしないし、亀裂もまったく走らないくらいなんだ。だから、こうやって強力な洗剤でガラスを少しずつ溶かしていかないといけない」
「ふーん。あ、そうだ。お給料とかは貰っているの」
そう言うと、コルジン以外の数人の大人たちは笑いだした。
「ヨルダン。ハリーはこの館で一番の金持ちなんだ。そのハリーが毎日俺たちに給料を支払ってくれているんだ」
「あ、ハリーおじさんが」
「なんだ。ハリーを知っているのか」
「うん。ハリーさんにもう出会っている。そして、そのハリーさんが三日後に楽しいショーをしてくれるって」
コルジンは青いエプロンを片手で軽く叩いて、
「そいつはいいや。俺たちの娯楽は何にもないからな。例えつまらなくても見に行く価値があるだろう」
そういってコルジンは力を込めてガラスを拭く。
「人間は不思議だな。仕事というのをしないと生きていけない」
雲助が僕の肩で呟く。
1時間後、数人の大人たちはみんな疲れている顔になってきた。しかし、コルジンは平気そうな顔で、どんどんガラスを拭く。僕はボロ切れを足元にあるバケツから取り出し洗剤を少し付け、
「僕もやる」
好奇心で大人のマネをしだした。
天使の扉付近には、いつの間にか白のスーツで金髪のおかっぱ頭、恐ろしく細い女が腕を組んで立っていた。
雲助は何も答えなかった。
「次にどこを目指そうか? この周辺しか行けないからな」
僕は周囲を見回した。
4・5段の階段の正面の部屋を除けば、後は正面の部屋から二つの通路が伸びていて、丁度Vの字になっている。一つはさっき来たところ。あのしかめっ面のおじさんと陰気なおばさんがいた部屋があって、まだ開けていないドアやいった時がない通路が幾つかあるが、だいたいは人が住んでいそうなドアだ。もう一つはドアがまったく無く。変りに壮麗に武装した天使の絵が二つ向かい合って描かれた扉がある。
書き記そう。僕がおじいちゃんの館へと入ってから、絵の具の人型にあったところはさすがに解らない。赤いドアの筋肉隆々のおじさんのところからは迷路だったので、しっちゃかめっちゃかになった。幾つか道があるかしら?だから、金色の両開きドアから書くと、そこから迷路や二三段の階段がある斜めの通路を歩き、しばらくすると灰色のドアに到り、(勿論、その他のドアも通路には当然ある)それから、少し行くと淀んだ青色のドア、グッテンがいたところに到る。単純にはこうなる。でも、細い道が幾つか到る処にあるので、簡単には行き来出来ないんだ。
「当然、天使の絵がある扉さ」
僕は怖いものがない。堂々と通路を歩く。
「ヨルダン! 中の中には入っちゃなんね!」
雲助がそう言い終わる前に僕は重い扉を開け放つ。
そこはとても大きいガラスが隔ててあり、その向こうにはお城のような透明度のある白い両開きドアがある。大きいガラスには大きめの青色のエプロンを着た何人もが、洗剤を付けたボロ雑巾を持って必死に拭いていた。
大きいガラス。まるで、空間と空間を隔てるバリアのように、お城のような両開きドアを守っていた。
そこは広い空間。何十人もの窓拭きのような作業をしている人を易々と招き入れることができ、息を窓に吹いているものや洗剤をふんだんに使って拭いている人……壁や天井はやはり天使が幾人も羽ばたいていた。
その中に、あの赤いドアの筋肉隆々のおじさんがいた。
「ようおチビちゃん。こんなところに何の用だ。子共はまだ仕事をしなくてもいいんだぜ」
ガラスを拭くのを止め、おじさんがこちらに気付いて話しかけてきた。
「何をしているの?」
「何って? 仕事さ」
「これが仕事?」
おじさんは首を傾げたが、
「まだ子供だから仕方ないか。これはこの館から外へと出るためさ。この大きいガラスを拭いていることで、ガラスを薄くしているのさ。そうすればガラスが何時か無くなってみんなで外で自由を得るのさ」
僕はグッテンの言ったことを頭で考えた。
「700年もやっているの?」
「そうさ、でもまだまだ無くならない。強力な洗剤なのに……。あ、悪い。洗剤を持ってきてくれ。きれちゃった」
おじさんはよく見たら、年は二十代後半だった。お兄さんかも……?
「解ったよ」
「灰色のドアのルージーさんに言って、持ってきてくれ」
灰色のドア……?
数分後。あのしかめっ面のおじさんと陰気なおばさんの部屋へと辿り着いた。
「御免下さい。洗剤を分けてもらってもいいですか」
僕は沈みかけていく気持ちを振るい立たせた。
ドアが開くと、
「まあ、あの時の坊やね。これをどうぞ」
またあの時の陰気なおばさんが挑むような顔。
「有難うございます」
僕は必死にニッコリと笑顔を作った。
トクトクと、僕の持っている容器に液体が入る。おばさんは軽々と洗剤の入った大きい容器を持って、僕の作業用の小さい容器に入れる。
「まあ、がんばれよ」
雲助が能天気なことを言う。
僕は何とも言えない嫌な気分を覚えながら俯き加減で天使の両開きドアへと歩きだした。途中、雲助が、
「どうやら、この館の人は外へと出たい一心で毎日仕事をして過ごしているんだな」
「僕と正反対だね」
「ここは変わり者だらけだな。いや、真面目なのか」
雲助が考えだした。
「もし、天使の両開きドアから外へと出られたとしても、僕は一生ここにいるよ」
僕は外へと出たくはないんだ。この気持ちは何十年経っても変わらない。
「お前、やっぱり変わっている」
雲助の言葉に僕は耳を貸さなかった。
天使の両開きドアを開けると、筋肉隆々のお兄さん?が、
「ありがとよ。そうだ名前をお互い知らなかったな。俺はコルジン。よろしくな」
「僕はヨルダン。こちらこそ」
コルジンは洗剤の入った容器を片手で持ち、ボロ雑巾に付ける。そして、力強くガラスを拭き出した。
数人の大人たちもコルジンが床に置いた洗剤を付けに寄って来る。
僕は興味津津にその行為を見ていた。これが、ここの人たちの仕事なのだ。毎日長時間ガラスを拭く。
僕はそれを見ているうちに一つ思うところがあった。
「ねえ、どうしてガラスを割ろうとしないの。とても重い何かで叩いたり、折れてもいい包丁を突き刺したりと……。そうすれば割れるんじゃない」
コルジンはガラスを拭くのを止め仕方がないといった顔で、
「それは無理なんだ。このガラスはとても頑丈でハリーの持っている機関銃でもビクともしないし、亀裂もまったく走らないくらいなんだ。だから、こうやって強力な洗剤でガラスを少しずつ溶かしていかないといけない」
「ふーん。あ、そうだ。お給料とかは貰っているの」
そう言うと、コルジン以外の数人の大人たちは笑いだした。
「ヨルダン。ハリーはこの館で一番の金持ちなんだ。そのハリーが毎日俺たちに給料を支払ってくれているんだ」
「あ、ハリーおじさんが」
「なんだ。ハリーを知っているのか」
「うん。ハリーさんにもう出会っている。そして、そのハリーさんが三日後に楽しいショーをしてくれるって」
コルジンは青いエプロンを片手で軽く叩いて、
「そいつはいいや。俺たちの娯楽は何にもないからな。例えつまらなくても見に行く価値があるだろう」
そういってコルジンは力を込めてガラスを拭く。
「人間は不思議だな。仕事というのをしないと生きていけない」
雲助が僕の肩で呟く。
1時間後、数人の大人たちはみんな疲れている顔になってきた。しかし、コルジンは平気そうな顔で、どんどんガラスを拭く。僕はボロ切れを足元にあるバケツから取り出し洗剤を少し付け、
「僕もやる」
好奇心で大人のマネをしだした。
天使の扉付近には、いつの間にか白のスーツで金髪のおかっぱ頭、恐ろしく細い女が腕を組んで立っていた。
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