咎人守の森

 薄暗い森には、かなり痩せこけた老婆がいる。
 なんでも、罪人を集って暮らしているらしい。
 そのせいで、街には罪がなかった。

(とがびともりのもり)と読みます。
  
 私は罪のない街で生まれた。
 罪人を集める老婆がもう長くないと知った。
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