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8.カトリーナside
しおりを挟む一目惚れだった。平民だった私は殿下に一目惚れして学園に入った。
でも殿下には婚約者が居て、しかもその女はとても綺麗だった。
だから私は殿下に近づき、マリーに虐められていると嘘をついた。
殿下は私の嘘をあっさり信じてくれて、しかも私は実は聖女だったみたい!
だから、学園の卒業パーティーでマリーを断罪したの。
牢屋に入れられたマリーはその日自分で自害して、私はこれでやっと殿下の婚約者になって王妃にもなれると思った。
でも、その後すぐに農作物が枯れたり、天候が荒れたりして国民の飢えが続くようになった。
殿下に頼まれてなんとかする!なんて言ったけど私にそんな力なんてない。
私が何も出来ないでいると殿下はどんどん私に冷たくなっていった。
なんで……なんでこんなことになっちゃったのよ!!
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