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第五章
欲しがってる 2
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「ん……っ」
まだ慣れてないだろうと言って、ロベールがさっきから執拗に指で僕の中を解している。まだ二回目だし久しぶりなこともあって、僕のソコが硬く締まった状態になっていたからだ。
だけど……。
「ロベ……ル、も……っ。あ……っ!」
「気持ち……いいか? もう少しだ。指、増やすぞ?」
「は……、んんっ!」
指を増やす寸前に、クニッと折り曲げた関節が内壁にあたりビクンと体が跳ねた。熱く滾る体を持て余し、ロベールの腕にしがみつく。
「ロベ……、ロベール……っ」
「まだだ。……まだ」
執拗に淫らに指を動かしながら、ロベールが顔を近づける。軽く僕の唇を啄んで、余裕綽々に微笑んだ。
「……可愛い、南。気持ちいいか?」
「バカ……、あっ! んん……っ」
優しいのか意地悪なのかさっぱりわからない。執拗に中を解すのは僕を傷つけないためだって分かってはいるけど、それよりもロベールは僕がよがって喘ぐ様子を見て楽しんでるようにも見える。
だって、もう……、もう……!
「ロベール……、ねが……、変になる……、変になっちゃう……っ」
「……っ、お前は……!」
一瞬唇をキュッと噛んだロベールが、僕の太腿を持ち上げた。割り開かせる形にして、すでに反り返り勃っている熱い塊を押し付ける。
熱い塊がじわじわとゆっくり僕の中に入ってくる。怒張したその質量の半端なさに、体に緊張が走り体に力が入ってしまった。
それを察したのか、ロベールが僕をいたわるようにするりと太腿を撫でる。
「あ……っ、んん…っ!」
ビクンと体が跳ねて、その拍子にズズッと僕の中にさらに入りこんできた。
「大丈夫か?」
「……ん、だいじょぶ。……大丈夫だから」
すがる気持ちでそっとロベールの腕に手を添えた。見上げたロベールの顔は、僕を気遣う言葉とは裏腹に、必死で何かに耐えるように眉間にしわを寄せている。
「ロベール……?」
「く……。……っ、無理させたら悪い」
「……え?」
言うなりロベールは僕の足を、胸におしつけるくらい押し上げた。そしてさらに僕の奥にまで入ってきて、いきなり何度も何度も抜き差しし始める。
「……あっ、ちょ、ちょっと待っ……! ああっ……!」
僕の弱いところを的確に何度も何度も擦られて、体は跳ねるし声が漏れる。
「南……、南……。濃い……、甘くて濃くて……」
「あ、……ああっ、んん……っ!」
ロベールも、さっきまでの余裕のある感じじゃない。うわ言のように僕の名を呼びながら、恍惚の表情だ。僕は僕でロベールにいいとこばかり擦られ、腰を回され攻められて 、わけのわからない快楽の渦に流されていく。
あ……っ、奥に……。
さらに奥の方で、ロベールを恋焦がれる何かがある。
それがなんだかわからない。だけど、だけど……。
「……来て、ロベール。……ロベールもっと奥……っ」
「……っ!」
ロベールはさらに僕を圧迫して、噛み付くようなキスをよこした。そして膝をグイッと押した後、さらに深く割り入って、奥の内壁を擦り何度も何度も執拗に攻めた。
「……あっ、ふわ……ぁっ!」
「南……っ!」
「ああ……っ!」
ドクンと、僕の中で熱いものが放たれたものを感じたとほぼ同時に、僕の熱も弾けたことを感じた。
まだ慣れてないだろうと言って、ロベールがさっきから執拗に指で僕の中を解している。まだ二回目だし久しぶりなこともあって、僕のソコが硬く締まった状態になっていたからだ。
だけど……。
「ロベ……ル、も……っ。あ……っ!」
「気持ち……いいか? もう少しだ。指、増やすぞ?」
「は……、んんっ!」
指を増やす寸前に、クニッと折り曲げた関節が内壁にあたりビクンと体が跳ねた。熱く滾る体を持て余し、ロベールの腕にしがみつく。
「ロベ……、ロベール……っ」
「まだだ。……まだ」
執拗に淫らに指を動かしながら、ロベールが顔を近づける。軽く僕の唇を啄んで、余裕綽々に微笑んだ。
「……可愛い、南。気持ちいいか?」
「バカ……、あっ! んん……っ」
優しいのか意地悪なのかさっぱりわからない。執拗に中を解すのは僕を傷つけないためだって分かってはいるけど、それよりもロベールは僕がよがって喘ぐ様子を見て楽しんでるようにも見える。
だって、もう……、もう……!
「ロベール……、ねが……、変になる……、変になっちゃう……っ」
「……っ、お前は……!」
一瞬唇をキュッと噛んだロベールが、僕の太腿を持ち上げた。割り開かせる形にして、すでに反り返り勃っている熱い塊を押し付ける。
熱い塊がじわじわとゆっくり僕の中に入ってくる。怒張したその質量の半端なさに、体に緊張が走り体に力が入ってしまった。
それを察したのか、ロベールが僕をいたわるようにするりと太腿を撫でる。
「あ……っ、んん…っ!」
ビクンと体が跳ねて、その拍子にズズッと僕の中にさらに入りこんできた。
「大丈夫か?」
「……ん、だいじょぶ。……大丈夫だから」
すがる気持ちでそっとロベールの腕に手を添えた。見上げたロベールの顔は、僕を気遣う言葉とは裏腹に、必死で何かに耐えるように眉間にしわを寄せている。
「ロベール……?」
「く……。……っ、無理させたら悪い」
「……え?」
言うなりロベールは僕の足を、胸におしつけるくらい押し上げた。そしてさらに僕の奥にまで入ってきて、いきなり何度も何度も抜き差しし始める。
「……あっ、ちょ、ちょっと待っ……! ああっ……!」
僕の弱いところを的確に何度も何度も擦られて、体は跳ねるし声が漏れる。
「南……、南……。濃い……、甘くて濃くて……」
「あ、……ああっ、んん……っ!」
ロベールも、さっきまでの余裕のある感じじゃない。うわ言のように僕の名を呼びながら、恍惚の表情だ。僕は僕でロベールにいいとこばかり擦られ、腰を回され攻められて 、わけのわからない快楽の渦に流されていく。
あ……っ、奥に……。
さらに奥の方で、ロベールを恋焦がれる何かがある。
それがなんだかわからない。だけど、だけど……。
「……来て、ロベール。……ロベールもっと奥……っ」
「……っ!」
ロベールはさらに僕を圧迫して、噛み付くようなキスをよこした。そして膝をグイッと押した後、さらに深く割り入って、奥の内壁を擦り何度も何度も執拗に攻めた。
「……あっ、ふわ……ぁっ!」
「南……っ!」
「ああ……っ!」
ドクンと、僕の中で熱いものが放たれたものを感じたとほぼ同時に、僕の熱も弾けたことを感じた。
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