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第二章

ロベールのお泊り 4

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心も体もトロトロに溶け始めてふにゃふにゃになり始めたとき、ビクンと下半身から電流が流れた。

「ちょっ……、ま、待って……、あっ……!!」

僕の体をくるんと後ろ向かせにした後、ロベールが僕の背後から密着して、片手を前に回し僕のアソコを弄り始めた。

「気持ちいいか……?」
「ふわっ……!! や……っ」

み、耳元でそんな声出すなよ。ぞくぞくする……っ!!

「ちょっと……、待てって……、あっ……、ん……っ」

喘ぎながらの抗議では効き目がないのか、ロベールは一向にその手を止める気配がない。おかげで僕は引っ切り無しに恥ずかしい声を上げてロベールの胸に体を預けながらのけ反り……、イカされてしまった。


「……つ……っ、もうっ、バカ!」

さんざん体中を撫でられ泡だらけにされて脱力した僕を、手早く丁寧に洗い流したロベールは、今僕を背後から膝抱っこしている。湯船の中で。

「ふふっ……」

ちゃぽん。

僕を背後から抱きしめるような恰好をしているため、ロベールの顔は僕の耳近くにあり、笑った時の吐息が僕のそれにかかり、ピクンと体が揺れた。そして波打つお湯。
ロベールはキュウッと背後から僕を抱きしめた。

「……ロベール?」

「うん? ……幸せだと思っただけだ。思いあえている相手への強いられる我慢のじれったさとか、どこまで侵略してやろうかとか、そういうことを考えることがこんなに胸躍らされることだとは知らなかったからな」

静かな口調で話すロベールに、ちょっとキュンとした。言ってる内容はとんでもない事なのに……。

「両思いって、初めてなの?」
「ああ」
「…………」

過去にいろんな人とたくさん経験してるみたいなこと言ってたのに、……それなのに?

どうしよう、まずい。
すっごく危ないこと言われたっていうのに、それが嬉しいだなんて思っちゃってる。

「好きだよ、南。愛してる」

色っぽくて綺麗でかっこいいロベール。そんなロベールに抱きしめられながら囁かれて、僕の心も体も蕩けてくる。

「……僕だって、大好きだよ」

振り返ってそう返事をすると、また変なスイッチが入ったロベールに貪られるようにキスをされた。
それは唇だけでは飽き足らず、首筋から胸元へと喰われるかと思うくらいの激しいキスだ。

「あ……っ、んんっ……、ダメ! もうっ……!」

バシャバシャ、ポチャパチャ!

僕が必至で抵抗したため、お湯も激しく波打った。


結果、のぼせた僕はロベールにバスタオルで全身を拭かれ着替えをさせられて、少しふらふらした状態で部屋に戻ったのだった(怒)
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