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婚約式当日、ぼくは白を基調とした清楚な出で立ちで赴いた。ルークは白のシャツに紺のジャケットと言う引き締まった格好だ。あまり見慣れない姿だから、ちょっぴりドキドキした。
婚約式はとても簡単なものだ。ルークは記憶がないから緊張しきりだったみたいだけど、ぼくは2度目なのでわりとリラックスしている。
教会へは、総勢七名で赴いた。ぼくら家族とルークの家族だ。
教会に着くとすぐに司祭に出迎えられ、小さなテーブルの前に立たされた。付き添いの家族たちはその後ろで待機だ。
「婚約するお2人の名前を教えてください」
「はい、クラーク公爵家の嫡男ルークです」
「モンゴメリー侯爵家の次男ノエルです」
「本人で間違いないですね?」
付き添いの家族に質問し、確認が取れたところで司祭が二枚の紙を取り出した。
「お互い異議がなければ、この誓約書にサインをしてください」
もちろん2人とも婚約を望んでいるので何の躊躇もなくサインをして、司祭に渡して婚約式は終了した。
そのまま帰ろうとしたところ、ルークのお母上に止められた。
「もしよろしければ、私どもの屋敷によっていかれませんか?」
「ありがたいお申し出なんですけど、領地視察の報告を受けなくてはなりませんので」
これは父上の言う通りで、ぼくの婚約式を優先したおかげで今日の日程は少し立て込んでいた。
「だけどせっかくのお申し出だ。ノエルはお言葉に甘えて行ってくるといい」
「はい、ぜひ」
ぼくの返事に、ルークも嬉しそうに笑った。
クラーク公爵邸では総出で出迎えられた。ぼくの顔を見るなり、「ルーク様をよろしくお願いします」だの、「お可愛い方でルーク様はお幸せです」などと声をかけられて感激した。
みんな知っている顔だ。ぼくの方が一方的に、だけど。
「今日は緊張しただろう? お疲れ様」
「いいえ、僕はそれほどでも」
「ノエルは2度目だからね」
「ああ、そうだった。苦労をかけていたんだよな」
頭を下げかけられてぼくは慌てて手を振りながら否定した。
「もう解決して済んだことですから」
「そうか、そうだな」
「ノエルはしっかりしてるな。ルークと一緒になってくれるのが楽しみだ」
「――本当だな。そうだ、婚約したのだから、もういつでも子作りに励んでもいいのだよな」
「えっ?」
あまりにも明け透けな物言いに、顔から火が出たかと思った。
「そうだよノエル、正式に婚約したのなら子供ができればすぐに結婚という形になるのは、法律でも決まっているぞ」
「幸せになって人口も増えるなら一石二鳥だ」
そう言って楽しそうに笑う。
前回、こんな会話の流れはなかった。
もしかしたら、違法魔法で結婚に至らなかったことを知ったことで、考え方に影響がでたんだろうか?
それにしてもさすがルークの両親だ。男同士ということもあって、モンゴメリー家の雰囲気とはちょっと違う。
そういうこともあってか、ぼくはすぐにルークの部屋に通された。
「あんな風に言われると、ちょっぴりはずかしいですね」
「デリカシーに欠けていてごめんね。母上はいつもあんな感じなんだ」
「大丈夫です。ぼくは好きですよ。まっすぐでおおらかで」
「なら、いいんだけど」
そう言いながら、ルークはぼくにぴったりとくっつくように座り直した。そしてぼくの手を握る。
「前にも言ったけど、僕は全然余裕がなくて。ずっとノエルに触れたいとか早く自分だけのものに出来ればいいのにとかそんなことばかり考えてた。だから今とても嬉しいんだ」
「それは、ぼくもです」
「本当に?」
「本当です」
しっかり頷いて返事をすると、ルークは、本当にうれしそうな顔をした。
ルークはぼくの背中に手を回して引き寄せて、顔を傾け唇を合わす。柔らかく触れ合うようなキスをした後、ルークはぼくをだきあげてベッドに寝かせた。
婚約式はとても簡単なものだ。ルークは記憶がないから緊張しきりだったみたいだけど、ぼくは2度目なのでわりとリラックスしている。
教会へは、総勢七名で赴いた。ぼくら家族とルークの家族だ。
教会に着くとすぐに司祭に出迎えられ、小さなテーブルの前に立たされた。付き添いの家族たちはその後ろで待機だ。
「婚約するお2人の名前を教えてください」
「はい、クラーク公爵家の嫡男ルークです」
「モンゴメリー侯爵家の次男ノエルです」
「本人で間違いないですね?」
付き添いの家族に質問し、確認が取れたところで司祭が二枚の紙を取り出した。
「お互い異議がなければ、この誓約書にサインをしてください」
もちろん2人とも婚約を望んでいるので何の躊躇もなくサインをして、司祭に渡して婚約式は終了した。
そのまま帰ろうとしたところ、ルークのお母上に止められた。
「もしよろしければ、私どもの屋敷によっていかれませんか?」
「ありがたいお申し出なんですけど、領地視察の報告を受けなくてはなりませんので」
これは父上の言う通りで、ぼくの婚約式を優先したおかげで今日の日程は少し立て込んでいた。
「だけどせっかくのお申し出だ。ノエルはお言葉に甘えて行ってくるといい」
「はい、ぜひ」
ぼくの返事に、ルークも嬉しそうに笑った。
クラーク公爵邸では総出で出迎えられた。ぼくの顔を見るなり、「ルーク様をよろしくお願いします」だの、「お可愛い方でルーク様はお幸せです」などと声をかけられて感激した。
みんな知っている顔だ。ぼくの方が一方的に、だけど。
「今日は緊張しただろう? お疲れ様」
「いいえ、僕はそれほどでも」
「ノエルは2度目だからね」
「ああ、そうだった。苦労をかけていたんだよな」
頭を下げかけられてぼくは慌てて手を振りながら否定した。
「もう解決して済んだことですから」
「そうか、そうだな」
「ノエルはしっかりしてるな。ルークと一緒になってくれるのが楽しみだ」
「――本当だな。そうだ、婚約したのだから、もういつでも子作りに励んでもいいのだよな」
「えっ?」
あまりにも明け透けな物言いに、顔から火が出たかと思った。
「そうだよノエル、正式に婚約したのなら子供ができればすぐに結婚という形になるのは、法律でも決まっているぞ」
「幸せになって人口も増えるなら一石二鳥だ」
そう言って楽しそうに笑う。
前回、こんな会話の流れはなかった。
もしかしたら、違法魔法で結婚に至らなかったことを知ったことで、考え方に影響がでたんだろうか?
それにしてもさすがルークの両親だ。男同士ということもあって、モンゴメリー家の雰囲気とはちょっと違う。
そういうこともあってか、ぼくはすぐにルークの部屋に通された。
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