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第五章
俺から誘ってみた結果 2
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「ふわっ……、駿介。あっ……、んんっ」
鎖骨辺りや首元を、駿介の唇が行き来する。
その度に俺は声を上げさせられるし体が跳ねて、めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど……!
「えっ!? あっ……!」
カリッと胸の粒を甘噛みされて、ビクンと大げさに身体が跳ねた。
「ああっ、やあっ……!!」
そんなとこ齧るなって言いたいし、ちょっと待ってって言いたいけれど、喘ぎ声がひっきりなしに出て来て言葉にできない。
俺の体いったいどうなってんの!?
駿介が甘噛みして舐め続けるのに呼応して、びりびりとした甘い刺激が下半身を直撃するし声も抑え切れない。
口は開けっぱなしだし過剰に反応し続けて、当の駿介を目で追う事すら出来ないでいる。
意識も……、段々遠くなり始めてきているぞぉ……?
「真紀……、真紀」
朦朧とする俺の目の前に、心配そうな端正な顔。俺の頬を、熱い掌が優しく覆った。
「大丈夫か?」
「……大丈夫じゃ、ない」
こういう時『気持ちいい』とか、『もっと……』とか言えればいいんだろうけど、残念なことに俺にはそんな余裕なんてカケラもなかった。
本当にいっぱいいっぱいで、今にも気が変になってしまいそうなんだ。
だけど ――
「だけど俺、駿介の一番がいい。駿介の一番近くにいたい」
「真紀……」
駿介は一瞬驚いた顔をして、そして俺をギュウッと抱きしめ手の平で俺の背に圧を加える。おかげで肌と肌とが密着し、別のドキドキが沸き起こる。
だって駿介の肌、スベスベで滑らかで色っぽいんだもの。
「……そんなの、今だって真紀が一番に決まっている」
「駿介……」
嬉しくて、駿介の背にまわした腕に力を籠めた。
「なあ、真紀」
「うん?」
「……何か、あったのか?」
「……え?」
駿介は俺を抱きしめたまま、優しく腕を撫でる。問い質すというような強いものは感じないけれど、明らかに俺の変化を感じ取っているようだった。
些細な俺の変化に気付く駿介を嬉しいと思う反面、ちょっぴり冷やり。
だって女神には聞きそびれたけど、俺がこの世界に転移してきたことはここの住人に知られちゃいけないと思うから。
「真紀?」
「別に……、何も無いよ。ただ……、駿介を誰にも渡したくないくらい、俺が駿介の事を好きになっちゃっただけなんだ。だって、何でか分からないけど駿介を狙ってる奴らって、みんな可愛い奴ばっかなんだもん。焦って当たり前だろ?」
これは本当の気持ちだ。
モブのくせに、それなりに可愛い奴がちらちらと駿介を見ていくし……。
それにこの世界が今後どうなって行くのかはわからないけど、俺たちがここに留まっていられる時間はあとわずかだ。それだけはハッキリしている。
「焼き餅焼いてくれてるのか?」
「そうだよっ」
しっかりと肯定すると、駿介は楽しそうに笑った。そして今度は俺の髪に触れ、何度も優しく撫でる。
「俺は真紀一筋だよ」
間近で聞こえるこれでもかと言うくらいの低く甘い声に、また体から力が抜けそうになる。
するりと滑る肌の感触で、二人共上半身裸で抱き合っていることを思い出した。
メッチャ恥ずかしい……。
「可愛いなあ」
駿介は少し体を離して、俺の顎を持ち上げる。そして軽くチュッと啄み、にっこりとほほ笑んだ。
(こんなことくらいでいっぱいいっぱいで、俺……、プロポーズまでもって行けるんだろうか?不安だ……)
鎖骨辺りや首元を、駿介の唇が行き来する。
その度に俺は声を上げさせられるし体が跳ねて、めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど……!
「えっ!? あっ……!」
カリッと胸の粒を甘噛みされて、ビクンと大げさに身体が跳ねた。
「ああっ、やあっ……!!」
そんなとこ齧るなって言いたいし、ちょっと待ってって言いたいけれど、喘ぎ声がひっきりなしに出て来て言葉にできない。
俺の体いったいどうなってんの!?
駿介が甘噛みして舐め続けるのに呼応して、びりびりとした甘い刺激が下半身を直撃するし声も抑え切れない。
口は開けっぱなしだし過剰に反応し続けて、当の駿介を目で追う事すら出来ないでいる。
意識も……、段々遠くなり始めてきているぞぉ……?
「真紀……、真紀」
朦朧とする俺の目の前に、心配そうな端正な顔。俺の頬を、熱い掌が優しく覆った。
「大丈夫か?」
「……大丈夫じゃ、ない」
こういう時『気持ちいい』とか、『もっと……』とか言えればいいんだろうけど、残念なことに俺にはそんな余裕なんてカケラもなかった。
本当にいっぱいいっぱいで、今にも気が変になってしまいそうなんだ。
だけど ――
「だけど俺、駿介の一番がいい。駿介の一番近くにいたい」
「真紀……」
駿介は一瞬驚いた顔をして、そして俺をギュウッと抱きしめ手の平で俺の背に圧を加える。おかげで肌と肌とが密着し、別のドキドキが沸き起こる。
だって駿介の肌、スベスベで滑らかで色っぽいんだもの。
「……そんなの、今だって真紀が一番に決まっている」
「駿介……」
嬉しくて、駿介の背にまわした腕に力を籠めた。
「なあ、真紀」
「うん?」
「……何か、あったのか?」
「……え?」
駿介は俺を抱きしめたまま、優しく腕を撫でる。問い質すというような強いものは感じないけれど、明らかに俺の変化を感じ取っているようだった。
些細な俺の変化に気付く駿介を嬉しいと思う反面、ちょっぴり冷やり。
だって女神には聞きそびれたけど、俺がこの世界に転移してきたことはここの住人に知られちゃいけないと思うから。
「真紀?」
「別に……、何も無いよ。ただ……、駿介を誰にも渡したくないくらい、俺が駿介の事を好きになっちゃっただけなんだ。だって、何でか分からないけど駿介を狙ってる奴らって、みんな可愛い奴ばっかなんだもん。焦って当たり前だろ?」
これは本当の気持ちだ。
モブのくせに、それなりに可愛い奴がちらちらと駿介を見ていくし……。
それにこの世界が今後どうなって行くのかはわからないけど、俺たちがここに留まっていられる時間はあとわずかだ。それだけはハッキリしている。
「焼き餅焼いてくれてるのか?」
「そうだよっ」
しっかりと肯定すると、駿介は楽しそうに笑った。そして今度は俺の髪に触れ、何度も優しく撫でる。
「俺は真紀一筋だよ」
間近で聞こえるこれでもかと言うくらいの低く甘い声に、また体から力が抜けそうになる。
するりと滑る肌の感触で、二人共上半身裸で抱き合っていることを思い出した。
メッチャ恥ずかしい……。
「可愛いなあ」
駿介は少し体を離して、俺の顎を持ち上げる。そして軽くチュッと啄み、にっこりとほほ笑んだ。
(こんなことくらいでいっぱいいっぱいで、俺……、プロポーズまでもって行けるんだろうか?不安だ……)
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