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形見を探しに

花に魅せられる者

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「んっ、あ…っ、あぁっ…」

広い風呂場に先ほどから藤の喘ぎ声が響く。瞳は虚ろで頬は上気してほんのりと赤い。
幼い容貌とは裏腹に色香を漂わせる藤に、柏木も一太も夢中になっていた。

「おい、いい加減に焦らさないでさっさとイカせろよ。出すもの出させてそいつを突っ込むんだからな。滑りを良くしなきゃならないだろ」
「そうだな、じゃあ手っ取り早く行くか」

そう言って一太が体をずらしたかと思ったら、藤のモノをぱくりと頬張る。
いきなり熱い粘膜に包まれて、藤の体がピクンと跳ねる。ぬるぬると舌が絡みつく強烈な刺激に、我に返ったように藤が暴れだした。

「嫌っ、あっ。んぁっ…!」
体を捩りながらびくびくと震える体。喘ぎながら捩り、震える藤に柏木も唾を飲み込む。

「やだ…っ、出る…出ちゃうぅ…」

藤の言葉に更に興奮した一太が、唇で何度も吸い先端をぐっと押した。

「ああ…っ!」

体を捩って抵抗する藤のソレを、一太が思いっきり吸い上げる。
その瞬間、藤は一太の口の中に熱い熱を吐き出していた。

放った後の藤は、ぐったりしていた。はあはあと荒い息を吐き、胸を上下させている。その横では一太が、藤の放ったソレを掌にトロリと出していた。

「おい、これ入れるから。脚、広げさせろ」

一太の言葉に柏木が藤の太腿をとらえる。足を割り開こうと持ち上げられた藤が、びっくりして暴れ出した。

「嫌だ!やだっ!嫌あぁっ!!」
「おい、さっさと――」

ガラッ――

「何やってるんだ、アンタら!」
突然浴室の扉が開き、論門が姿を現した。裸のまま押し倒されている藤を見て、論門の眉間にしわが寄る。その横から雄大が青い顔をして飛び込んできた。その後ろから颯太が。三人ともよほど慌てていたのか、着物を着たままだ。

「べ、別に。ちょっと揶揄ってただけだよ、なあ?」
「そっ、そうだよな!おい、もう出ようぜ! 俺ら飯まだだし!」

2人は慌てて立ち上がり、開いてる扉からそのまま出て行った。

「藤、藤…っ」
寝転んだまま、震えて丸まっている藤を雄大が抱き起す。顔を上げた藤は涙をぽろぽろ流しながら、さんざん快楽を引きずり出された影響で頬がほんのりと色づいている。

「雄…大」
掠れた声で絞り出したように自分の名前を呼ぶ藤に、雄大のオスがズクンと大きく反応した。ドクドクと熱い熱がうねるように沸き起こる。

泣きながら抱き着く藤に、息をするのも忘れたかのように雄大は固まっていた。


やがて、息を細く吐きながら目をギュッと閉じ、藤の背中を優しく抱く。

「大丈夫だ。もう大丈夫だから…」

呟くように言う雄大の表情は苦しそうで、必死に何かに耐えているようだった。
隣では論門が、そんな雄大を冷たい表情でじっと見ていた。


そして、ゆっくりと口角を引き上げる。
誰も気が付いてはいなかったが、ひどく恐ろしい表情だった。
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