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無自覚美少年の男子校ライフ♪
デートの約束2
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何度も啄まれて、優しく舌を絡め取られ、甘く吸われる。
頭がぼおっとして力が入らなくなり、気が付いたら芝生の上に寝転んでいた。
「伸之助」
呼ばれて目を開けると、少し心配そうな先輩の顔。
「怖くないか?」
「…え?」
怖い? 先輩の事を?
そんな事、考えた事も無いのに…。
「怖く、なんてないです。ただ…」
「ただ?」
真剣な顔でじっと僕の顔を見るものだから、じわじわと顔に熱が集まってくる。
「…は、恥ずかしい…」
言葉にする事で羞恥が増して、心臓まで煩くなり始めた。
チラリと先輩を窺うと、安堵の表情を浮かべていた。そして、その中にとろけるような甘い瞳。
僕は堪らなくなって、先輩に触れたいと思った。
引き寄せて、抱きしめて抱きしめられたい。僕は腕を伸ばして先輩の腕を取り、力を込めた。
すると僕の気持ちに気が付いてくれたのか、先輩も横になり僕を抱きしめてくれた。
髪に顔をうずめて頬ずりをされる。
愛おしくてたまらないと言わんばかりに体を撫でる先輩の手が、気持ち良くて仕方がなかった。
「まずいな…」
「…え」
芝生の上で横になり、先輩の胸の暖かさに微睡みながら抱きしめあっている事数分。
ぽつりと呟かれる言葉で、ふわっと意識が浮上してくる。
「さて、そろそろ時間だ」
先輩は起き上がって、ついでに僕も起こしてくれた。
うーん。まだ密着してたいよぉ。
甘え気分で頬を先輩の胸に擦り付けていると、ため息を吐かれた。
え、もしかしていい加減にしろとか思われちゃってる?
「ご、ごめんなさいっ」
慌てて飛びのこうとしたら、逆に力強く抱きしめられてしまった。
「…そうじゃない。お前、可愛すぎだ。…どうせ、俺のこと煽ってるって事も気づいてないんだろ」
「え!? あ、煽る!?」
真正面から更にグイッと引き寄せられ、密着する体。
下腹部が当たった事で、先輩が何を言おうとしていたのか分かってしまって顔に熱が戻ってくる。
「あ、あの…」
「そういう事。さ、そろそろ授業だ。教室に戻らないとな」
「は、はい」
腕の力を緩めた先輩が立ち上がって、僕の腕を引っ張ってくれた。
僕らは空の弁当箱を持って、教室に向かう。
「今週の土曜日、空けておけよ。デート、行くからな」
「あ、は、はい」
デート!
嬉しいけど、嬉しいけど…。なんかスッゲ恥ずかしい響き…!
こっそり先輩を見上げると、先輩も僕を見ていてぱちりと目が合った。
…目が合うと同時に、柔らかく愛おしげに微笑まれてまた僕の心臓が煩くなった。
…どうしよう。
デートって、当たり前だけど二人っきりだよね?
こんな事ですぐドキドキしちゃうのに、僕の心臓、持つんだろうか…?
頭がぼおっとして力が入らなくなり、気が付いたら芝生の上に寝転んでいた。
「伸之助」
呼ばれて目を開けると、少し心配そうな先輩の顔。
「怖くないか?」
「…え?」
怖い? 先輩の事を?
そんな事、考えた事も無いのに…。
「怖く、なんてないです。ただ…」
「ただ?」
真剣な顔でじっと僕の顔を見るものだから、じわじわと顔に熱が集まってくる。
「…は、恥ずかしい…」
言葉にする事で羞恥が増して、心臓まで煩くなり始めた。
チラリと先輩を窺うと、安堵の表情を浮かべていた。そして、その中にとろけるような甘い瞳。
僕は堪らなくなって、先輩に触れたいと思った。
引き寄せて、抱きしめて抱きしめられたい。僕は腕を伸ばして先輩の腕を取り、力を込めた。
すると僕の気持ちに気が付いてくれたのか、先輩も横になり僕を抱きしめてくれた。
髪に顔をうずめて頬ずりをされる。
愛おしくてたまらないと言わんばかりに体を撫でる先輩の手が、気持ち良くて仕方がなかった。
「まずいな…」
「…え」
芝生の上で横になり、先輩の胸の暖かさに微睡みながら抱きしめあっている事数分。
ぽつりと呟かれる言葉で、ふわっと意識が浮上してくる。
「さて、そろそろ時間だ」
先輩は起き上がって、ついでに僕も起こしてくれた。
うーん。まだ密着してたいよぉ。
甘え気分で頬を先輩の胸に擦り付けていると、ため息を吐かれた。
え、もしかしていい加減にしろとか思われちゃってる?
「ご、ごめんなさいっ」
慌てて飛びのこうとしたら、逆に力強く抱きしめられてしまった。
「…そうじゃない。お前、可愛すぎだ。…どうせ、俺のこと煽ってるって事も気づいてないんだろ」
「え!? あ、煽る!?」
真正面から更にグイッと引き寄せられ、密着する体。
下腹部が当たった事で、先輩が何を言おうとしていたのか分かってしまって顔に熱が戻ってくる。
「あ、あの…」
「そういう事。さ、そろそろ授業だ。教室に戻らないとな」
「は、はい」
腕の力を緩めた先輩が立ち上がって、僕の腕を引っ張ってくれた。
僕らは空の弁当箱を持って、教室に向かう。
「今週の土曜日、空けておけよ。デート、行くからな」
「あ、は、はい」
デート!
嬉しいけど、嬉しいけど…。なんかスッゲ恥ずかしい響き…!
こっそり先輩を見上げると、先輩も僕を見ていてぱちりと目が合った。
…目が合うと同時に、柔らかく愛おしげに微笑まれてまた僕の心臓が煩くなった。
…どうしよう。
デートって、当たり前だけど二人っきりだよね?
こんな事ですぐドキドキしちゃうのに、僕の心臓、持つんだろうか…?
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