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無自覚美少年の男子校ライフ♪
『強姦未遂』
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思いっきり鳩尾を突かれたせいで、痛さのあまりくぐもった声しか出ない。僕は2人がかりで運ばれて、体育館倉庫へと連れて行かれてしまった。
ドサッとマットの上に放り投げられ、汗臭い匂いと埃が立ち上がる。
「良い眺めだな」
ニヤリと笑う木村先輩に、我に返った。
扉の閉められた体育館倉庫。
ヤバいんじゃないか、これって…。
今はコンテストの真っ最中で、みんな講堂で熱気に包まれているはずだ。
誰かが僕がいない事に気づいてくれる可能性は、ゼロに等しい。
慌てて立ち上がろうと起き上がったところを、木村先輩がすかさず伸し掛かってきた。
腿の上を足で抑え込まれて肩を抑えつけられる。
「離…せっ」
腕を伸ばして木村先輩の肩を押し返そうとするも、もう一人の奴に両手を掴まれ頭上で拘束されてしまった。
「な…っ」
必死で暴れようにも腕も足も抑えられ、木村先輩に乗っかられている体勢に身じろぐことすら出来ない。
嫌な汗が流れ、『強姦未遂』という言葉が脳裏を過ぎった。
未遂で済むのか? この状況で…。
目の前に迫った危機に、心拍数が上がり、体が震えた。
どうしよう、どうしたら良いんだ…。
「かーわいいなあ。震えちゃってるよ、こいつ。ホラ、木村、さっさと突っ込めよ。んで、早く俺に回して?」
「な…っ、なに言って! 止めろ! 離せ! 離せー!!」
必死になって叫んでいるのに、この2人は顔色さえ変えない。それどころかニヤニヤ笑って僕を見下ろしている。
「叫べよ」
「…っうっ!」
するりとエプロンをたくし上げて、木村先輩の手が這い上がる。突然の刺激に僕の体がピクンと震えた。
「安心しろ。ゆっくりしてやる。気持ちよくさせて善がらせて、「入れて」って懇願させてやるよ」
僕の目を射ぬくように見つめ、発せられた言葉に凍りついた。
嫌だ…っ。嫌だ、蓮先輩…。
助けて先輩…。
涙が溢れて視界がにじんだ。
唇をギュッと噛みしめる。気を抜くと声が漏れそうだった。
するすると体をはい回る木村先輩の掌。ビクビクと揺れそうになる体を、力を入れる事で必死で耐える。
2人がかりで押さえつけられて身動きできない体で、もう抵抗できるのは木村先輩に反応しないようにする事くらいだった。
「つあ…っ」
ビクンと体が大きく揺れた。木村先輩の指が、胸の突起をつまんでいた。
「…く、うっ…」
必死で唇に力を込めても、声が漏れる。体もビクビクと反応した。
「感じやすいんじゃねーの? たまんね。早くしろよ、ちゃんと俺にも回せよ」
「分かってるって」
「…っ、ヤダ…。止め、て」
必死で言葉にしたけれど、それは却って木村先輩たちを煽る結果になってしまっていた。
木村先輩はエプロンを僕の首のあたりまでたくし上げて、もう片方の突起に舌を這わす。
ゾクンと痺れるような刺激が背中を走り抜けた。
「あ…っ、や、いや…っ、んん…っ」
ビクビクと体を揺らす僕に、更に甘噛みし吸い付いてくる。掌は僕の体をはい回り、その手は下へと降りて行った。
「つあ…っ!」
「濡れてるな」
ビクンと大きく反応する体。それと同時に冷や汗が流れる。
嫌な予感に、体中が心臓になったかのようにバクバクと早鐘を打ち始めた。
木村先輩の手が、下着越しに僕自身を撫でていた。
「あ、あぁっ。や…っ、うん…っ」
ゆるゆると刺激されて、下半身がずぶずぶと疼き始める。
「!!」
ぴちぴちのTバックの中に、無理やり入りこんだ指が、僕のそれに直接触れた。
余りの刺激に僕は目を見開いて、木村先輩を見てしまう。
「揺れてるぞ、腰」
「つ…っ。や、ああ…っ、や、やだ助け…、や…っ」
先輩! 蓮先輩、助けてっ!
「助けて…、れ…んっ」
ガスッ!!
「ぐあっ!!」
え…?
ドカッ!!
「ぎゃあっ!」
大きな音と声と共に、僕の体を押さえつけていたものが目の前から消えていた。
驚いて視線を巡らせると、冷たいオーラを漂わせた蓮先輩が、まるで本物の王子様のように佇んでいた。
ドサッとマットの上に放り投げられ、汗臭い匂いと埃が立ち上がる。
「良い眺めだな」
ニヤリと笑う木村先輩に、我に返った。
扉の閉められた体育館倉庫。
ヤバいんじゃないか、これって…。
今はコンテストの真っ最中で、みんな講堂で熱気に包まれているはずだ。
誰かが僕がいない事に気づいてくれる可能性は、ゼロに等しい。
慌てて立ち上がろうと起き上がったところを、木村先輩がすかさず伸し掛かってきた。
腿の上を足で抑え込まれて肩を抑えつけられる。
「離…せっ」
腕を伸ばして木村先輩の肩を押し返そうとするも、もう一人の奴に両手を掴まれ頭上で拘束されてしまった。
「な…っ」
必死で暴れようにも腕も足も抑えられ、木村先輩に乗っかられている体勢に身じろぐことすら出来ない。
嫌な汗が流れ、『強姦未遂』という言葉が脳裏を過ぎった。
未遂で済むのか? この状況で…。
目の前に迫った危機に、心拍数が上がり、体が震えた。
どうしよう、どうしたら良いんだ…。
「かーわいいなあ。震えちゃってるよ、こいつ。ホラ、木村、さっさと突っ込めよ。んで、早く俺に回して?」
「な…っ、なに言って! 止めろ! 離せ! 離せー!!」
必死になって叫んでいるのに、この2人は顔色さえ変えない。それどころかニヤニヤ笑って僕を見下ろしている。
「叫べよ」
「…っうっ!」
するりとエプロンをたくし上げて、木村先輩の手が這い上がる。突然の刺激に僕の体がピクンと震えた。
「安心しろ。ゆっくりしてやる。気持ちよくさせて善がらせて、「入れて」って懇願させてやるよ」
僕の目を射ぬくように見つめ、発せられた言葉に凍りついた。
嫌だ…っ。嫌だ、蓮先輩…。
助けて先輩…。
涙が溢れて視界がにじんだ。
唇をギュッと噛みしめる。気を抜くと声が漏れそうだった。
するすると体をはい回る木村先輩の掌。ビクビクと揺れそうになる体を、力を入れる事で必死で耐える。
2人がかりで押さえつけられて身動きできない体で、もう抵抗できるのは木村先輩に反応しないようにする事くらいだった。
「つあ…っ」
ビクンと体が大きく揺れた。木村先輩の指が、胸の突起をつまんでいた。
「…く、うっ…」
必死で唇に力を込めても、声が漏れる。体もビクビクと反応した。
「感じやすいんじゃねーの? たまんね。早くしろよ、ちゃんと俺にも回せよ」
「分かってるって」
「…っ、ヤダ…。止め、て」
必死で言葉にしたけれど、それは却って木村先輩たちを煽る結果になってしまっていた。
木村先輩はエプロンを僕の首のあたりまでたくし上げて、もう片方の突起に舌を這わす。
ゾクンと痺れるような刺激が背中を走り抜けた。
「あ…っ、や、いや…っ、んん…っ」
ビクビクと体を揺らす僕に、更に甘噛みし吸い付いてくる。掌は僕の体をはい回り、その手は下へと降りて行った。
「つあ…っ!」
「濡れてるな」
ビクンと大きく反応する体。それと同時に冷や汗が流れる。
嫌な予感に、体中が心臓になったかのようにバクバクと早鐘を打ち始めた。
木村先輩の手が、下着越しに僕自身を撫でていた。
「あ、あぁっ。や…っ、うん…っ」
ゆるゆると刺激されて、下半身がずぶずぶと疼き始める。
「!!」
ぴちぴちのTバックの中に、無理やり入りこんだ指が、僕のそれに直接触れた。
余りの刺激に僕は目を見開いて、木村先輩を見てしまう。
「揺れてるぞ、腰」
「つ…っ。や、ああ…っ、や、やだ助け…、や…っ」
先輩! 蓮先輩、助けてっ!
「助けて…、れ…んっ」
ガスッ!!
「ぐあっ!!」
え…?
ドカッ!!
「ぎゃあっ!」
大きな音と声と共に、僕の体を押さえつけていたものが目の前から消えていた。
驚いて視線を巡らせると、冷たいオーラを漂わせた蓮先輩が、まるで本物の王子様のように佇んでいた。
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