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第六章
幸せ満タン
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ん……?
明るい気配に目が覚めた。
あれ?
身動きが出来ない。
がっしりと正面から先生に抱きしめられている、ぞ?
……あ。
そ、そうだ。俺、昨夜先生に……!
うわー!
うわあぁぁー!
そうだよ、俺、昨夜先生にあんな事やこんな事をされて、さんざん喘いでイかされて……!
は、恥ずかしすぎる……!
色っぽかった先生の顔を思い出して、体温が上昇する。
昨夜の先生は獰猛なネコ科の肉食獣だったけど、でもそれ以上に甘くてすごく優しかった。
――先生の背中に、そっと腕を回してみる。そして肩口に頬を擦り付けた。
どうしよう……。
恥ずかしくてドキドキしてキュンとする。
ホントにどこの乙女だって感じだ。
最初は先生の事、守ってあげたくてそして俺の方が先生を抱きたいって思っていたのに。
自分がこんな風に先生にされることを望むようになるだなんて思わなかった。
……恋って凄いよなあ。
「……んっ」
声と同時に、俺を抱く先生の腕の力が強くなる。
「先生……?」
起きた?
「……ああ、起きてたのか。おはよう南」
「おはよ……!? ん! ちょっ、せんせ……!」
俺の背中に回っていた先生の掌が、腰からお尻を撫でて太腿を撫で擦る。昨夜の余韻が残る俺の身体に、また火が点いてしまいそうで慌てる。
いたずらな手を離そうと先生の体を押すと、楽しそうに笑う先生と目が合った。
……んだけど、何故だか先生は俺の顔を見て眉間にしわを寄せた。
「せんせ……?」
「面白くないな」
「……え?」
先生のその言葉で身体が強張った。胃の辺りも一瞬で冷える。
「ああ、悪い。違う」
眉間にしわを寄せていた不機嫌な顔を、眉を下げた情けない表情に変えて先生が俺の頬を優しくなでた。
「……俺のせいなんだろうけど、お前、なんだかヤバイ」
「へ?」
ヤバイ?
ヤバイって何が?
「可愛いうえに、妙に色っぽくなってる。変なのを呼んじまいそうだ」
「へ、変なのって……」
もしかして、先生、ヤキモチ焼いてくれてる?
ど、どうしよう。
嬉しくて、キュンキュン、ドキドキって心臓が煩い。
顔も熱くなってきているから、きっと俺の顔、真っ赤に違いない。
「参ったな……」
先生は苦笑しながらそう言って、俺をしっかりと抱き寄せてくれた。
明るい気配に目が覚めた。
あれ?
身動きが出来ない。
がっしりと正面から先生に抱きしめられている、ぞ?
……あ。
そ、そうだ。俺、昨夜先生に……!
うわー!
うわあぁぁー!
そうだよ、俺、昨夜先生にあんな事やこんな事をされて、さんざん喘いでイかされて……!
は、恥ずかしすぎる……!
色っぽかった先生の顔を思い出して、体温が上昇する。
昨夜の先生は獰猛なネコ科の肉食獣だったけど、でもそれ以上に甘くてすごく優しかった。
――先生の背中に、そっと腕を回してみる。そして肩口に頬を擦り付けた。
どうしよう……。
恥ずかしくてドキドキしてキュンとする。
ホントにどこの乙女だって感じだ。
最初は先生の事、守ってあげたくてそして俺の方が先生を抱きたいって思っていたのに。
自分がこんな風に先生にされることを望むようになるだなんて思わなかった。
……恋って凄いよなあ。
「……んっ」
声と同時に、俺を抱く先生の腕の力が強くなる。
「先生……?」
起きた?
「……ああ、起きてたのか。おはよう南」
「おはよ……!? ん! ちょっ、せんせ……!」
俺の背中に回っていた先生の掌が、腰からお尻を撫でて太腿を撫で擦る。昨夜の余韻が残る俺の身体に、また火が点いてしまいそうで慌てる。
いたずらな手を離そうと先生の体を押すと、楽しそうに笑う先生と目が合った。
……んだけど、何故だか先生は俺の顔を見て眉間にしわを寄せた。
「せんせ……?」
「面白くないな」
「……え?」
先生のその言葉で身体が強張った。胃の辺りも一瞬で冷える。
「ああ、悪い。違う」
眉間にしわを寄せていた不機嫌な顔を、眉を下げた情けない表情に変えて先生が俺の頬を優しくなでた。
「……俺のせいなんだろうけど、お前、なんだかヤバイ」
「へ?」
ヤバイ?
ヤバイって何が?
「可愛いうえに、妙に色っぽくなってる。変なのを呼んじまいそうだ」
「へ、変なのって……」
もしかして、先生、ヤキモチ焼いてくれてる?
ど、どうしよう。
嬉しくて、キュンキュン、ドキドキって心臓が煩い。
顔も熱くなってきているから、きっと俺の顔、真っ赤に違いない。
「参ったな……」
先生は苦笑しながらそう言って、俺をしっかりと抱き寄せてくれた。
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