綺麗な先生は好きですか?

くるむ

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第六章

先生と一つに

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さっきの指の感触とは段違いの質量に、入り口辺りが切れてしまうんじゃないかと思った。
ピリッとした痛みが走り、すごい圧迫感に緊張が走る。
強張った俺の表情に気が付いたんだろう。先生は動きを止めて、俺の萎えたソレに手を伸ばした。
ゆるゆると愛しくて仕方がないといったように、先生が指を動かす。

「うん……、あっ……」

また濡れてきた。
先ほどまで萎えていたソコが、また勢いを取り戻す。

ズ……ッ。
「あ……っ」

快感で弛緩したのか、先生が俺の奥へと滑り込んできた。手はそのまま、俺のモノを扱いている。

「南……」

少し上ずった声で俺の目を見ながら、先生が俺を呼ぶ。
情欲に塗れ俺を欲しながらも、気遣うような色も見え隠れする。

「だい、じょぶ……だよ」

欲しいと思っていた先生と、今こうして一つになれている。ちゃんともっと最後まで俺と繋がって欲しいし、俺のことを感じてほしい。
そんな思いで先生の二の腕に手を添えたのとほぼ同時に、また更に中へと進んだ先生が、俺の敏感なトコロに辿り着いた。

「あ……っ、や……っ!」

ビクンと身体がまた大袈裟に跳ねて、ビクンビクンと身体が勝手に跳ね続けている。

「あ、ああっ……」

自分の意志と反した恥ずかしい反応。
今までに感じたことのない大きな波に飲み込まれるような快感が、何度も何度も押し寄せてくる。

「せんせ……っ、あっ、あぁっ」
「掴まってろ。腕、……回せ。……そうだ、いい子だ」

俺が先生の背に腕を回した直後、先生は俺の膝裏を抱え上げてさらに奥へと入り込んできた。
最初はゆっくりと気遣うように抽挿していた動きが、段々と早まってくる。
その動きに比例するように、俺の萎えていたソレも、今では蜜を滴らせ反り返っている。

「気持ち……良いか?」

「ふ……、あぁっ。……んんっ」

痺れる頭では、ろくに返事も出来ない。
沸き出す快感の渦に飲み込まれないように、先生に縋りつくのがやっとだ。


快感に塗れ朦朧とする意識の中、先生を見ると、怖いくらいの色気を放って俺をじっと見ている。その瞳の奥底にある獰猛な光に、愉悦が走った。

俺だけだと。
俺だけが欲しいのだと、その瞳が訴えている。

「南……。好きだよ」
「……っ、俺……も……」

かろうじて絞り出した俺の返事に何を思ったのか、俺の中の先生が大きくなった。

「……っあ!」
ちょっと待って。なんで、それ?

「お前が……、可愛いのが、悪い……」

荒い息で、理不尽なことを言う。

ただでさえ切羽詰まった俺の身体に、さらに刺激を加える先生の熱い塊。俺の中をかき混ぜるように腰を回されて、喉を仰け反らせ身体を捩る。

「あ……っ、やっ、もう……っ」
「……れもだ」

俺を抱えなおした先生に、腰がぶつかり合うほど激しく抜き差しされ、腰に手を添えられてさらに奥を抉られる。
その最後の絶頂に追い込むような動きに、ぶわりと大きく俺の中の熱が爆ぜた。


バチンとスパークした後、……俺の意識は真っ白になっていた。
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