ほんのひとりごと

きみと運命の糸で繋がっている

朔也と藤

※タグにある通り、ネタバレてんこ盛りです。必要ないかもしれませんが、一言入れておきました。




朔也は、藤にとっては親であり兄であり唯一の仲間。
恋心は、ほんのりと。自覚できるか出来ないかの微妙な状態。
私が最初、頭の中で思い描いていた時の彼らの関係性は、そう言う感じでした。

友情というには強くて深い。
だけど恋愛関係と言ってしまうには様々な感情を有している。

だから脳内で妄想している時点では、BLとしては考えてはいませんでした。
なんですけどねえ……。

話を色々と考えていくうちに、様々なキャラクターが藤のことを好きになるし、嫌がらせで襲いたくなるし……。
甘えん坊で可愛らしいキャラクターにしたせいで、他の登場人物が勝手に藤に惹かれていって困りました(笑)




朔也と藤は広い世界で、ともに生きていけるのはお互いしかいないという究極の関係です。そんな関係は、濃くて深い関係にはなるけれど、ある意味、生きていくにはとても緊張感を伴うものだと思うのです。


だからなのかな。
最初から、話を書き始める前から、藤がいったん死んで生き返り朔也ともう一度巡り合うことは決めていました。

そして巡り合った後は、私の脳内を離れて永遠に幸せでいて欲しい。そんなバカみたいな想いもあったりします。



私にはシビアな話は書けないと自覚しています(-_-;)
どんなに辛く悲しい時があったとしても、最後には主人公に幸せになってもらいたい。いつもそんな思いで書き進めています。