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触り心地、手触りは重要です。4

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とりあえず、動揺が隠せない。

「ファーファ」
『アオイ、大丈夫?』
「大丈夫じゃない。けど、ファーファと一緒に居ていいとアロワ様の許可は貰えたから、一度部屋にこもりたい」
『そうだね。じゃあ、アオイの部屋に行こう』
「リュートさん、すみません。手を離してください」
「アオイ、部屋に送るよ」
「一人にしてください」
「アオイ……」

キッパリ、ハッキリに断ると、固まってたリュートさんをみる余裕もなく。
とぼとぼ歩いて部屋に行く。
その時に、ファーファがしっぽで優しく頭をポンポンしてくれた。
部屋に着いて、椅子に座って机に突っ伏す。

「はぁ、はー」
『アオイは、婚約したくないの?』
「したいしたくないで言えば、したくないの方なのかな。まだ、昨日来たばかりでよく分からない中で、このどんどんと話が進んでいるのは、受け止められないよ」
『そうだねぇ、ボクの事も迷惑?』
「ファーファは、違うよ。あたしは、仲良くしたいし…一緒に居たいと思ったから、いいんだよ」
『リュートは、ダメなの?』
「ダメってことないよ、いい人、うん…変な所もあるけど、悪い人では、ないよね。相手がどうこう言う事ではなくて…」
『リュートが嫌いな訳じゃないってこと』
「うん、そういうんじゃなくて…こう一歩ずつ進んでたいというか、なんて言ったらいいんだかなぁ?」

リュートさんは、見た目美しいし
色々と知ってそうだし、頭もよさそうだ。
お尻触るけど、優しくしてくれるし。
けど、昨日あったばかりで、よく分からないのに婚約者ですと言われてもなぁ。
考えてたら、ファーファが頬に触れてきた。

『リュートが、かなり落ち込んで居るって、この子が言ってる』
「ん、あ、リュートさんの妖精さんだね。いいの?ここに居て」
『リュートが、アオイのことばかりの感情なのは、いいみたいなんだけど。なんか、すごく暗いみたい。辛くて悲しくてって』
「えー、なんで?」
『アオイが、婚約したくないって事がじゃない?』
「えーしか言えないよ。だいたい、リュートさんって顔も家柄もいいんだし、あたしじゃなくて婚約者居るもんじゃないの?」
『ソファーに座ってるけど、魂が無いかのようになってるんだって、助けてって』
「なんで、そこまで落ち込んで居るの?今までもこれからも、選び放題じゃないの?」
『今までのリュートって、お人形みたいな感じで。いつも楽しそうにしてなかったんだって、昨日から凄いイキイキしてるし、楽しい色んな感情的になって、ニンフもうれしいし、リュートの家族も泣いて喜んでたみたいだよ』
「リュートさんって、クールビューティーだったの?」
『あぁ、そうそのクールビューティーだったって、またそんなリュートになるのは、みんな悲しいみたいだよ。この邸が暗いしね』
「なんで?邸全体って……」

ドアのノックする音がして、扉を開けると凄い美人が
そこに涙しているからビックリする。
肩に乗ってるファーファが耳元で言う。

『リュートのお母さん』
「リュートさんの?」
「あの、突然ごめんなさい。わたくし、リュートの母のカーラと言うの」
「どうもはじめまして、葵です」
「アオイ様…」
「えっと、あの中にどうぞ」

カーラさんを部屋の中にいれて、ハンカチをさしだす。

「まぁ、ありがとうございます」
「あの、カーラ様」
「やはり、リュートでは、駄目かしら。嫌だから、リュートを拒否したのよね…」

カーラさんが、リュートさんの事を語りはじめた。
リュートさんが、いい人なのも分かったし
今までのリュートさんのクールビューティーってのが信じられないのもあるけど、リュートさんのお父さんお母さん、邸の人達がかなり心配してたことと、リュートさんの変化に喜んだ事もわかった。

「きっと、番をみつけたから、あの子は、アオイ様の事を」
「あの、つがいってなんですか?」





いつも、読んで下さりありがとうございますm(._.)m

リュートさんのキモさが爆発中みたいで、感想でもつっこまれる日々、あたしも動揺が隠せない(^_^;

そう、思われても読んで下さりありがとうございます。

リュートさんは、変わることもなくアオイもこんな感じでストーリーも続きます。
それでも、大丈夫でしたら、これからもよろしくお願いしますm(._.)m
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