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4巻
4-2
しおりを挟む翌日、いつ戻ってきたのか、応接室のソファーではタクマたちが寛いでいた。そんなタクマに、コラルが皮肉交じりに話しかける。
「書き置きだけ残して外へ行くほど王都は住みづらいか?」
タクマはソファーに座ったまま、率直に言った。
「正直に言えば住みづらいですね。人も多いですし、何よりヴァイスたちが暮らしにくそうなので。俺も王都には長く住みたいとは思いません」
「そうか。ではトーランはどうだ? あそこは人口も王都ほど多くないし、何より好奇の目がないだろう?」
「王都もトーランもあまり変わりません。トーランは自分たちの家族が住んでいるから、王都よりはまだ良いというだけかもしれません。本当は、ヴァイスたちが自由にできる場所に住みたいんです」
タクマはトーランの領主であるコラルに失礼とは思いながらも、やはり自分の正直な気持ちを伝えた。
「つまりは、町の外に家を持ちたいということかな。確かにヴァイスたちは自由にできるだろうが、他の者はどうなる?」
タクマの屋敷には孤児を含め多くの人間が住んでいる。町を離れることは、彼らに多くの不便を強いることになるのだ。コラルはそのことを心配していた。
「その辺も考えてあります。まあ、帰ってアークスと相談しなければならないでしょうが……」
タクマがそれ以上は話したくないようだったので、コラルは話題を変える。
「そうか、皆が無理のないようにできると良いな。では、明日のことなんだが……」
コラルは謁見について説明していった。
初回の謁見ではタクマに敵意を向ける者たちがいたが、そうした者たちは一掃されたらしい。そのことを聞いて、タクマは胸を撫で下ろした。
「そういう輩がいなくなったのは、良かったです」
「……謁見で国王に礼をしないのもどうかと思うんだがな。今回もする気はないのだろう」
コラルは、初回の謁見の際にタクマが王に礼をしなかったことを指摘したが、タクマは相変わらずだった。
「そうですね、その気はありません。契約書にも対等だとありましたから」
コラルもこれ以上言うつもりはなかった。
その後、細かい打ち合わせを終わらせたタクマは、ソファーで寛いでいたヴァイスたちを起こし、彼らとともに部屋へ戻っていった。
4 再び謁見
翌朝。早めに起きたタクマたちは庭で朝食を済ませた。
今回の謁見はタクマ一人で行くので、それまで、ヴァイスたちとスキンシップを取っておくことにしたのだ。
そうして戯れていると、その様子を観察していたコラルが不思議そうに尋ねる。
「タクマ殿、君たちは本当に仲が良いんだな」
「おはようございます。早いですね」
「もうすぐ出発の時間なんだが」
ヴァイスたちに構っていて、あっという間に時間が過ぎていたらしい。
少しでも気分が楽になるようにヴァイスたちは自然の多い庭で待機させ、タクマはさっそく城へ向かった。
馬車の中でタクマは、コラルに昨日話した町の外に住む計画を詳しく説明した。
「うーむ。空間跳躍の魔道具を用いて、トーランの屋敷と別の場所を繋ぐというのか……その方法なら行き来は問題ないだろう。だが、魔道具の警護が必要になるのではないか? それに使用制限だったか? 誰でも利用できてしまっては、タクマ殿が町の外に住む意味がなくなる」
「そうですね。警護のほうは防衛用の魔道具を活用することもできるでしょうが、使用制限のほうは考えないといけないでしょうね」
そんなことを話していると、あっという間に城へ到着した。
この件については一旦保留となり、コラルは王と打ち合わせがあるというので別行動となった。
タクマは別室に案内され、お茶を飲んで待つ。
「タクマ様、準備ができましたので、謁見の間へどうぞ」
係りの者が呼びに来た。
やたら豪華な扉の前で待っていると、中から声がしたので、タクマは謁見の間へ入っていく。
「タクマ殿、よくぞ来てくれた。先日は愚かな貴族たちが失礼をした。深く詫びさせてもらう」
前回の謁見のときにはいなかった壮年の男性が謝罪してきた。
その男は髪を短く刈り上げた、角刈りのような髪型だった。年のわりには鍛えられている印象だ。
「……誰だ?」
タクマの不躾な言葉をコラルが諫めようとすると、壮年の男は手で制して自己紹介を始める。
「良いのだ。挨拶が遅れて申し訳ない。私は、パミル王国宰相のザイン・ロットンだ」
「宰相さんですか。俺はタクマ・サトウ、行商人兼冒険者です。そして、あなた方の言う転移者でもあります。あのときのことは気にしなくても大丈夫です」
宰相を前にしても傍若無人なタクマの態度に、周りの貴族たちがザワつきだす。しかし、宰相は至って平気そうだった。
「わざわざありがとう。さっそくだが、前回渡した契約書を見せてもらってよろしいかな。条件に足したいことはあるかね?」
「とりあえずこれで問題ありません。しかし、こちらにメリットがありすぎるように思います。大丈夫なのでしょうか?」
あとから変更してくれと言われないように、とタクマは確認したのだが、まったく問題はないそうだ。
「我が国は転移者とは絶対に敵対しないと決めている。なので、条件に関しては問題ないのだ」
契約書を宰相に預けると、奥から王が仰々しく登場してきた。
「タクマ殿、待たせたな。よくぞもう一度来てくれた。感謝するぞ」
「ええ、さっそく契約を進めましょう」
さっそく王は宰相と言葉を交わすと、タクマに話しかける。
「契約書の条件には問題がないそうだな。相違ないか?」
「はい」
宰相から契約書を受け取った王はさっそくサインする。その後タクマがサインすると、これで契約は成立したようだった。
王はその場にいる貴族に言い聞かせるように告げる。
「これで、我が国とタクマ・サトウ殿は相互に干渉しないという、不可侵の契約を締結した。只今より我が国は、タクマ・サトウ殿とその関係者たちと絶対に敵対してはならない。万が一敵対した場合は、たとえタクマ殿が許したとしても、国として厳しい罰に処する。このことを肝に銘じるのだ。この場にいない者たちも含め、すべての貴族に命令を発布する。分かったか?」
「「「「「はっ!!」」」」」
王の言葉にしっかりと返事をした貴族たちは、膝をついて頭を垂れた。
続いて王は、タクマに向き直る。
「次に、タクマ殿の暗殺計画に関する賠償の話だ。最初は金銭での賠償を考えていたのだが、君は商売で金には困っていないそうだな。何か欲しい物はあるかね?」
「特に欲しい物はありませんが……」
ふと思いついて、タクマは告げる。
「そうですね、では土地をください。トーランから少し離れた場所なのですが」
タクマが指定したのは、以前ヴァイスたちや子供たちと一緒に遊んだ湖畔である。その場所がいまいち分からなかった王は、宰相に地図を持ってこさせた。
「その土地が欲しいと?」
「ええ、ヴァイスたち……いえ、私の従魔たちの好きな場所なので。皆と相談してからにはなりますが、そこに居を構えたいと思っています。彼らが自由にできるように、広い土地が欲しいのです」
「従魔たちは自然にいるのが一番安らげるというわけか。宰相、タクマ殿が欲しているのは、どのような土地なのだ?」
王に問われた宰相は、すぐにその場所について説明する。
「あの辺りは住むには適しません。何しろ、Aランク冒険者でさえ入るのをためらう、かなり危険な場所です。そこを指定なされるということは、タクマ殿なら対策ができるということなんでしょうが……どちらにしても、人は近づきませんので問題はありません。その土地を与えるならば、ギルドにも報告しておかねばなりませんが……手続きは私のほうでやります」
「そうか、ではその湖を囲んだ山までの土地を与えよう。書類等は後ほどコラルに預けておく」
「ありがとうございます」
即決であの土地をもらえることになった。
タクマは、内心でガッツポーズをする。
(よし! 土地さえ手に入ってしまえばどうにかなるぞ。あとはみんなと話さないといけないだろうがな)
その後は、タクマが扱っているコショウや、旅の途中で引き取った孤児たちについて話し、二回目の謁見は終わった。
5 割り込みと二柱
王との二回目の謁見を済ませても、すべての用事が済んだわけではないため、タクマたちはまだ王都にいなくてはならなかった。
しかし、閉じこもっているとみんな元気がなくなってしまう。そう心配したタクマは、再び書き置きをして、王都を脱出することにした。
そんなわけで彼らは今、森の中でゆったりとした時間を過ごしている。
手紙には「泊まるかも」と書いておいたし、緊急の場合は遠話で連絡が来るだろうから、今日はこのまま野営をすることにした。
食事の準備はタクマの仕事である。タクマは王都で買い込んでおいた食材でササッと作る。
ヴァイスたちは周りの警戒のため、森中を走っていた。と言っても、周辺にはタクマたちに危害を加える生き物はいないので、ほとんど遊んでいるだけである。
「みんな、元気だな。一日遊び通しても飽きないみたいだし」
「マスター。元々ヴァイスたちは自然とともにいる存在です。どんなに遊び回っても飽きることはありません」
「確かにそうか。まあ、ヴァイスたちが楽しいならそれで良いな」
食事の準備が終わったので、タクマはヴァイスたちを呼ぶ。
しかし、ヴァイスたちは離れたところに固まっていて、呼んでも戻ってこなかった。
しばらく待っていると、ヴァイスたちは何者かを引き連れて戻ってきた。
「アウン!(父ちゃーん、拾ったー!)」
ヴァイスが連れてきたのは、小さい毛玉のようなものと紐のようなものだった。
じっと観察してみて、タクマはようやく分かった。
「ん? 兎と蛇か?」
兎と蛇は、どちらも相当衰弱していた。
タクマが回復魔法をかけてやると、いくらか体力は戻ったものの、まだ万全ではなさそうだ。
空腹なのかもしれない。
「とりあえず、何か食わせてみるか」
兎にはニンジンを、蛇には卵を与えることにした。
やはりお腹がすいていたようで、どちらもすごい勢いで食べる。
タクマは、兎の食事の様子は見たことがあったのだが、蛇のものは初めてだったのでビックリしてしまった。話には聞いていたが、まさか本当に丸呑みにするとは思わなかったのだ。
兎と蛇が食べている間に、タクマたちも食事を始める。
ヴァイスたちは、久しぶりに食べるタクマの手料理ということもあって、嬉しそうに食べていた。タクマは、そんな様子を見ながら酒を飲む。
食事が終わったヴァイスたちは、タクマにクリアの魔法をかけてもらってから、体を小さくしてテントの中に入っていった。
兎と蛇は食事を終えると、電池の切れた玩具みたいにその場で動かなくなった。どうやら眠ってしまったらしい。
「うーん。気配がヴァイスたちと似ているんだよな。それはともかく、何でここにいるのかっていうのが問題だ」
タクマは、この兎と蛇から何となく感じるものがあった。ヴァイスたちと同じように神に連なる存在ではないかと考えたのだ。
だが、なぜこんなところにいるのかは分からない。
そんなふうに考え込んでいると、念話でヴァイスが呼びかけてきた。兎と蛇をテントに運んでくれるらしい。
テントから現れたヴァイスは、兎と蛇を優しく抱き上げると、再びテントに入っていった。それからみんなは、思い切り遊んだせいか、すぐに眠ってしまったようだ。
タクマも今日は早々に寝ることにした。
◇ ◇ ◇
気づくと、いつもの真っ白い空間にやってきていた。
ヴェルドの空間である。
「……ん。ここも久しぶりだな」
「ええ、お久しぶりですね、タクマさん。今日お呼びしたのは……」
ヴェルドがタクマにそう話しかけた瞬間――
タクマとヴェルドがいた空間が、ガラスの割れるような音とともに様変わりした。そこは、今までの白い空間ではなく、草原のような場所だった。
「な、なに?? 私の空間が……」
戸惑うヴェルド。
「申し訳ありません、異世界の神よ。強引に割り込ませていただきました」
そう声がしたのは、タクマとヴェルドの後ろからだった。振り返ると、そこには女性が二人立っていた。
(この方々はまさか……)
タクマには心当たりがあった。
「あら、タクマ殿は私たちが分かるのかしら?」
心を読まれたようなので、タクマは頷く。
「……おそらくですが」
「言ってみてくださる?」
「伊耶那美命様と、弁財天白龍王大権現様ではないでしょうか?」
「さすが、いろいろな神の祝福を受けているだけあるわ。しっかりと勉強しているようね」
どうやら正解だったようだ。
なぜ分かったのかというと、かつてタクマが寺社仏閣巡りをしていた神様の中で、兎と蛇に関係していたのはその二柱だけだったためだ。
そこでようやくヴェルドが冷静になったらしく、タクマに尋ねてくる。
「タ、タクマさん。その方々は……」
「私がいた世界の神様です。なぜこちらの世界でお会いできているのかは分かりませんが……」
女神の一柱がタクマの代わりに答える。
「それは私から話しましょう。ヴェルド神の領域に割り込めたのは、日本でタクマ殿が参拝した神々が力を貸してくれたからです。それに加えて、私たちの神格がヴェルド神よりも高いということもあります。とはいえ、この空間を維持できるのはわずかな時間のみ。ヴェルド神よ、タクマ殿と話をさせてくださいませんか?」
「はい……」
女神はさらにタクマに語りかける。
「あの兎と蛇も本当は、毘沙門天が送った虎の眷属と一緒に届けるはずだったのです。ほぼ同じタイミングで送ったのですが、位置がずれてしまい、タクマ殿とお会いするのがここまでずれ込んでしまったようです」
「そうだったんですか。ともかく、そこまで心配していただけるとは、本当にありがたいことです」
「タクマ殿のように熱心に祈ってくれる存在はとても貴重なのです。加護を与えた神たちも嬉しかったでしょう。もちろん、私たちも嬉しかったですよ」
そう言って二柱は優しい笑みを浮かべた。
「あの子たちも、他の子たちと同じように、あなたの家族として迎えてくれると嬉しいです。きっとあなたのためになってくれるでしょう。それとこの空間を出たあとは、タクマ殿には私たちの加護が付いていますので、役立ててくださいね。あなたは強大な力を持っています。これからも力の使い方に注意して自由に生きてください」
「ありがとうございます」
女神がヴェルドを見る。その表情は厳しさを孕んでいた。
「ヴェルド神。タクマ殿に頼み事をするのを駄目だとは言いませんが、多すぎるのではないでしょうか?」
「はい……申し訳ありません」
続いて、もう一柱の女神が言う。
「タクマ殿を呼んでお話しするくらいは良いですが、あまり外界に干渉するのはいただけません。今一度自分の役割を考えなさい」
なぜか二柱に説教を受けているヴェルドは、恐縮しきりだった。
二柱は一通り説教し終えると、優しい表情に戻ってタクマに告げる。
「そろそろ、この空間を維持するのも限界のようです。次にタクマ殿と会えるのはいつになるか分かりませんが、それまで元気に過ごしてくださいね」
すると再び、空間が砕けるような音が鳴り響いた。
気づくと、タクマとヴェルドはいつもの白い空間に戻っていた。
「びっくりしたな……まさか日本の神がこっちの世界に干渉してくるなんて」
タクマと同じように、ヴェルドも驚いている。
「タクマさん! タクマさんの世界は何柱の神様がいるんですか!? しかも私よりも偉い神様まで!」
「何柱と言われましても……おそらく数えきれないくらいの神様がいるのではないでしょうか? 神格は分かりませんが、俺がいた国では、いろんなものに神様が宿ると言われていましたし」
どう説明して良いか分からなかったので、タクマはザックリとした知識を伝えた。
「そ、そうなんですか。私からタクマさんを呼び出したのに申し訳ないですが、今日のところはこれで終わりましょう。また来ていただけますか?」
タクマが了承すると、ヴェルドは少し疲れたような表情をして、見送ってくれたのであった。
6 名付け
タクマは、お腹に重みを感じて目を覚ました。
目を向けると、兎と蛇がお腹の上でタクマを見つめている。
「もう目を覚ましたのか?」
「クウ」
「……」
兎は返事をしたが、蛇のほうは喋れそうにない。
(確か蛇は威嚇音くらいは出すが、鳴いたりしないんだっけ?)
タクマは兎と蛇を抱き直すと、そのままテントから出た。
二匹をテーブルの上に乗せてやる。
兎は全身が真っ白な毛並みに覆われているものの、額と前足、尻尾が真っ赤でとても愛らしかった。蛇のほうは白い体に一筋のラインが入っていて、これもまた可愛らしい。どちらの性格も温厚そうで、二匹は大人しくテーブルの上に乗っていた。
「とりあえず名前を決めないといけないな」
兎と蛇を見ながら考えていると、目を覚ましたヴァイスたちがモソモソと出てきた。
タクマは、二匹の名を付けるのは後回しにして食事にすることにした。
ササッと仕度をすると、みんな自然に触れてストレスがなくなったのか、いつも以上に食欲旺盛だった。
食事を終えて片付けを済ませ、タクマは改めて名前を考える。
「悩んでも仕方ない。兎はブラン、蛇はレウコンでどうだ?」
凝った名前を付けるのは得意ではなかったので、これまでと同じように色から付けた。ブランはフランス語で白を意味し、レウコンはギリシア語で同じく白を指す。
「クウ!」
「……」
二匹とも気に入ってくれたようで、嬉しそうにしている。
喜ぶ二匹を眺めていたら、ヴァイスが話しかけてくる。
「アウン!(父ちゃん、あの子たちに、父ちゃんと話せるように念話を教えてあげたいなー!)」
「ん? 教えられるのか?」
「アン!(うん!)」
「そうか。じゃあみんなで教えてやってくれるか?」
ヴァイスによると、二匹はヴァイスたちとはすでに意思疎通ができるらしいのだが、タクマとは念話ができないので教えてあげるとのことだった。
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