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第3章 勇者パーティー
第27話 賢聖姫……賢聖姫……?
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……どうしてこうなった。
人はよく、本当にどうしようもないときにこう思うらしいが、私を間違いないと思う。
なぜかって?
「マオちゃんってさ、すっごくいい匂いするよねー。なんかつけてたりすんの~?」
「と、特に何も……強いて言うなら、ヤサクニっていう黒い宝珠を少々とか? ですぞよ?あ、あははは……はひゃうっ!」
「……さっきから、よそよそしーから、とりま、甘噛みでお仕置きー」
「ご、ごめんな……ふひゅぅ!」
「敬語使ったからもうひと噛みー♪」
「あ、あはは……」
本当にどうしようもない状況である今、強くそう思っているからだ。
(……本当に、どうしてこうなったんだっけ?)
改めて、ちょっと思い出してみる。
/////////////////////////////////////////////////////////
「ふっふっふっ。ここがトールくんのハウスね」
トールくんの屋敷を、アオイさんから渡された簡易スマホのカメラズームで覗きつつ、一度行ってみたかったセリフを言う。
推しキャラの屋敷という、聖地巡礼に近い気分なのでもう少し覗いていたいところだが、今の姿を親が見たら絶句かつ、普通に警察案件なので、とりあえず、さっさとトールくんを置いて帰ることにする。
「目標は……あ、絶対あそこだ」
やたら奇麗に整備された庭の横にある、大量の素振り用の剣が置いてある空間。
あれ、絶対トールくんの訓練スペースだ。
「よーい……」
トールくんをお姫様だっこ、足だけクラウチングスタートっぽくしつつ、前方に自分を引っ張るアポカリプスを多重形成しつつ……
「……どん!」
……一気に自分を引っ張らせる!
この速度は、気持ちだけ光速! 瞬きする間に庭にとう……
――ガシャァァァアアアン!
ちゃく……
「…………」
まずい。
非常にまずい。
なんかすごい音した。
ていうか、なんか割れる音だった。
そして……
「な、何が起きた!」
「分からん! とにかく非常事態だ!」
……なんか、すっごく騒いでる!
「大変だ!代々、聖女様が張ってきた屋敷の結界が破られてるぞ!」
「なんだと!? まさか、魔王の襲来か!?」
あ、はい。
お邪魔してます。
「全員武器を持て! 待機中の者も呼んでこい!」
「これは決戦だ! 必ず勝つぞ!」
あ、すぐにお暇するので、お構いなく。
「とりあえず、トールくんをここに置いて……と」
「うんうん。その子はそこに置いといてくれればいいよ」
「あ、そうですか。それじゃあここに……よいしょっと」
「気持ちよさそうに寝てるしー。なになに? なんかすっごいことしちゃった感じ?」
「いやいや、ちょっと武術の鍛練をしただけですぞよ」
「まじ? 最近、この子ってば超楽しそうにしてたけど、そんなことしてたかー」
「そうなんですよー。あ、ところで聞いていいですか? ですぞよ?」
「その取って付けたですぞよ、超カワ。あたしもやろっと。それで、聞きたいことはなんですぞよー?」
「……どうすれば、見逃してくれるでしょうか?」
顔からも、背中からも、というか全身から、緊張のあまり色々な液体ダラダラ垂らしながら命乞いする。
いやだって、いつのまにか私の後ろにいるこの人、プレッシャーすごいもの!
背中に、逃げたら殺すよー? みたいなの感じるもの!
ていうか、なんで私の周りの人は、とりあえず殺しとこっかー♪ みたいなノリで、本気の殺意を飛ばしてくるの!
「んー、とりあえず、名前教えてもらっていい?」
「あ、はい。えーと……マオっていいます。」
レムリアというわけには行かないので、とりあえず、適当に名乗っておく。
「それじゃあ、マオっち。マオっち可愛いから見逃してあげたいんだけど、あたしって、一応ここで一番エライ人だったりするんよねー」
「そこをなんとか……え? 一番偉い人?」
この屋敷で一番偉い人……つまりは一族の長的な人だ。
本来なら、トールくんのご両親とかなんだろうが、おそらく一族代表の証である、『聖闘士』と『賢聖姫』の称号は、トールくんと姉のユーリさんが受け継いでいる。
つまり、ここで一番エライってことは……
「え? もしかして、『賢聖姫』のユーリさ……はひゅぅ!」
「ありゃ、あたしのこと知ってんだ?」
「あ、ああ、ああああの! その、急に胸の辺りにそういうその、い、悪戯されると困るんですけどぉ! できればその、や、やめてほしいんですけどぉ!」
な、なんかすっごいことされてる!
一応今は私の、『胸部的レムリア・ルーゼンシュタイン』が、思いっきり手で色々されてる!
「……悪戯ってなーに?」
「はうっっ!」
後ろから首筋に息を吹きかけられて、つい声を出してしまう。
「ちゃんと、おっぱい揉むのやめてって言わないとやめてあげなーい♪」
「あ、あの……あのぉ……!」
まずい!
なんだったら、この世界に来て一番まずい!
後ろから漂ってくる香水というか、大人の女性っぽい匂いでなんかクラクラするし、このままされるがままだと、変なのに目覚めそうだし!
「……よーし、決めた!」
そう言いながら離れてくれたおかげで、私はようやくユーリさんの顔を見る。
トールくんと同じ褐色の肌に、薄い黄色がかった髪……を、前髪を無造作ヘアーかつ、紫が入ったメッシュ、後ろには軽くウェーブが入り、しかも所々にメイクや、ギャル御用達っぽい装飾品という、いかにも、女子力全開の人がセットしましたと言わんばかりのヘアスタイル。
聖女のような法衣……ではなく、動きやすいかつ少し派手な服を、ボタン締めずに胸元全開放、スカートは短く、なんなら下着っぽいものが見えているという着こなし。
「ユーリ……さん?」
「あたしのすっぴん知らない系? だったら、一応、改めて挨拶しとこっか」
ゲームでも、こっちの世界でも見たことがない姿のユーリさんが……
「あたしの名前はユーリ・ブロウン。一応、『賢聖姫』やらせてもらってまーす。とりま、、ふたりでお茶会しよっか、魔王の力をまとった、マオちゃん♪」
ウィンクしつつ横ピースという、私の知る賢聖姫は絶対にしないポーズをしながら、微笑んできた。
人はよく、本当にどうしようもないときにこう思うらしいが、私を間違いないと思う。
なぜかって?
「マオちゃんってさ、すっごくいい匂いするよねー。なんかつけてたりすんの~?」
「と、特に何も……強いて言うなら、ヤサクニっていう黒い宝珠を少々とか? ですぞよ?あ、あははは……はひゃうっ!」
「……さっきから、よそよそしーから、とりま、甘噛みでお仕置きー」
「ご、ごめんな……ふひゅぅ!」
「敬語使ったからもうひと噛みー♪」
「あ、あはは……」
本当にどうしようもない状況である今、強くそう思っているからだ。
(……本当に、どうしてこうなったんだっけ?)
改めて、ちょっと思い出してみる。
/////////////////////////////////////////////////////////
「ふっふっふっ。ここがトールくんのハウスね」
トールくんの屋敷を、アオイさんから渡された簡易スマホのカメラズームで覗きつつ、一度行ってみたかったセリフを言う。
推しキャラの屋敷という、聖地巡礼に近い気分なのでもう少し覗いていたいところだが、今の姿を親が見たら絶句かつ、普通に警察案件なので、とりあえず、さっさとトールくんを置いて帰ることにする。
「目標は……あ、絶対あそこだ」
やたら奇麗に整備された庭の横にある、大量の素振り用の剣が置いてある空間。
あれ、絶対トールくんの訓練スペースだ。
「よーい……」
トールくんをお姫様だっこ、足だけクラウチングスタートっぽくしつつ、前方に自分を引っ張るアポカリプスを多重形成しつつ……
「……どん!」
……一気に自分を引っ張らせる!
この速度は、気持ちだけ光速! 瞬きする間に庭にとう……
――ガシャァァァアアアン!
ちゃく……
「…………」
まずい。
非常にまずい。
なんかすごい音した。
ていうか、なんか割れる音だった。
そして……
「な、何が起きた!」
「分からん! とにかく非常事態だ!」
……なんか、すっごく騒いでる!
「大変だ!代々、聖女様が張ってきた屋敷の結界が破られてるぞ!」
「なんだと!? まさか、魔王の襲来か!?」
あ、はい。
お邪魔してます。
「全員武器を持て! 待機中の者も呼んでこい!」
「これは決戦だ! 必ず勝つぞ!」
あ、すぐにお暇するので、お構いなく。
「とりあえず、トールくんをここに置いて……と」
「うんうん。その子はそこに置いといてくれればいいよ」
「あ、そうですか。それじゃあここに……よいしょっと」
「気持ちよさそうに寝てるしー。なになに? なんかすっごいことしちゃった感じ?」
「いやいや、ちょっと武術の鍛練をしただけですぞよ」
「まじ? 最近、この子ってば超楽しそうにしてたけど、そんなことしてたかー」
「そうなんですよー。あ、ところで聞いていいですか? ですぞよ?」
「その取って付けたですぞよ、超カワ。あたしもやろっと。それで、聞きたいことはなんですぞよー?」
「……どうすれば、見逃してくれるでしょうか?」
顔からも、背中からも、というか全身から、緊張のあまり色々な液体ダラダラ垂らしながら命乞いする。
いやだって、いつのまにか私の後ろにいるこの人、プレッシャーすごいもの!
背中に、逃げたら殺すよー? みたいなの感じるもの!
ていうか、なんで私の周りの人は、とりあえず殺しとこっかー♪ みたいなノリで、本気の殺意を飛ばしてくるの!
「んー、とりあえず、名前教えてもらっていい?」
「あ、はい。えーと……マオっていいます。」
レムリアというわけには行かないので、とりあえず、適当に名乗っておく。
「それじゃあ、マオっち。マオっち可愛いから見逃してあげたいんだけど、あたしって、一応ここで一番エライ人だったりするんよねー」
「そこをなんとか……え? 一番偉い人?」
この屋敷で一番偉い人……つまりは一族の長的な人だ。
本来なら、トールくんのご両親とかなんだろうが、おそらく一族代表の証である、『聖闘士』と『賢聖姫』の称号は、トールくんと姉のユーリさんが受け継いでいる。
つまり、ここで一番エライってことは……
「え? もしかして、『賢聖姫』のユーリさ……はひゅぅ!」
「ありゃ、あたしのこと知ってんだ?」
「あ、ああ、ああああの! その、急に胸の辺りにそういうその、い、悪戯されると困るんですけどぉ! できればその、や、やめてほしいんですけどぉ!」
な、なんかすっごいことされてる!
一応今は私の、『胸部的レムリア・ルーゼンシュタイン』が、思いっきり手で色々されてる!
「……悪戯ってなーに?」
「はうっっ!」
後ろから首筋に息を吹きかけられて、つい声を出してしまう。
「ちゃんと、おっぱい揉むのやめてって言わないとやめてあげなーい♪」
「あ、あの……あのぉ……!」
まずい!
なんだったら、この世界に来て一番まずい!
後ろから漂ってくる香水というか、大人の女性っぽい匂いでなんかクラクラするし、このままされるがままだと、変なのに目覚めそうだし!
「……よーし、決めた!」
そう言いながら離れてくれたおかげで、私はようやくユーリさんの顔を見る。
トールくんと同じ褐色の肌に、薄い黄色がかった髪……を、前髪を無造作ヘアーかつ、紫が入ったメッシュ、後ろには軽くウェーブが入り、しかも所々にメイクや、ギャル御用達っぽい装飾品という、いかにも、女子力全開の人がセットしましたと言わんばかりのヘアスタイル。
聖女のような法衣……ではなく、動きやすいかつ少し派手な服を、ボタン締めずに胸元全開放、スカートは短く、なんなら下着っぽいものが見えているという着こなし。
「ユーリ……さん?」
「あたしのすっぴん知らない系? だったら、一応、改めて挨拶しとこっか」
ゲームでも、こっちの世界でも見たことがない姿のユーリさんが……
「あたしの名前はユーリ・ブロウン。一応、『賢聖姫』やらせてもらってまーす。とりま、、ふたりでお茶会しよっか、魔王の力をまとった、マオちゃん♪」
ウィンクしつつ横ピースという、私の知る賢聖姫は絶対にしないポーズをしながら、微笑んできた。
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