【R-18】搾り取るまで海に帰れません!【完結】

千紘コウ

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Season 1

3話 甘い罠★

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※性描写かなり直接的な表現が入りますので苦手な方ご注意ください


 おかしい……。搾り取れば海に返してくれるんじゃなかったの?


 あれから毎日のようにアキ様の棒から白い汁を絞り取っている。無限に出てくる仕様なの?

 おかげで一日一回はあのマズい紫色の液体を飲まなくてはいけない。




「__はっ、はっ、はっ」


 今夜も荒い息が部屋に響く。背後からカクカクした刺激を受ける。


 人間の女性器である膣は、愛撫されるとお汁が出てくる。透明のねっとりした汁だ。人魚では体験出来ない感覚だ。

 今夜はよつ這いになって、アキ様の大きな棒を膣に抜き差しされている。お汁が絡み合ってズチュズチュとイヤらしい音を立てている。


 お尻を突き上げられるように細かく何度も突かれる。陸の動物の交尾のようだ。


「アキ様、気持ち良いです、んっ」


 最近、棒を膣に出し入れする行為を教わった。この行為を覚えると私も気持ち良くなれるのだと。初めては痛くて大騒ぎしたため、アキ様の棒がふにゃりと縮んで入れるまで一苦労だった。繰り返す内に段々と気持ち良くなってきた。身体の向きで棒の当たり具合が変わるとは人間の交尾は奥が深い……。



「はっ、はっ、はっ、はっ」


 獣のような息遣いで激しく奥を突いてくる。気持ち良くて力が入らない。両手で腰をがっしりと押さえられているからお尻は高く浮いた状態だ。もうすぐあの感覚がきそうだ。快感が募って弾ける瞬間を『イク』と呼ぶのだと教わった。あぁ、もう、イキそう。


「あっ、もうっ、イッちゃ……」

「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ」


 ベッドの上ではいつもあんあん叫んで賑やかなアキ様だけど、今日はやけに静かだ。


 ……いや、息だけはうるさいんだけれど。ん?お尻から腰にかけて何かヌルっとした生温かいものが伝ってくる……え?


「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ」

「あ、アキ様……!」

「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ」

「……ちょ、ちょっと!」


 思わず振り返ると、口の端からダラダラよだれを垂れ流して一心不乱に腰を振りたくっている駄犬もといアキ様がいた。目はどこに焦点がいっているのか分からない。


 あ、ちょっと現実に戻ってしまいました。私は一体何をしているんでしょう。


「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ」

「…………早く、白いお汁出してください」

「!!は、は、はいっ!ただ今っ!」


 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっと速度を上げ、膣の中にたっぷりのお汁が注がれるのを感じた。


「はぁ、はぁ、じょ、女王様っ、今宵の、だ、駄犬の棒は、いかがでしたかっ」


 あぁ、いつものアキ様だわ。


「私、今夜はイケませんでした。ひどい虚無感しか残っていなくて、罪悪感でいっぱいです……。なぜ私はこのような事を……」


 未だに後ろでカクカク腰を打ち続けるアキ様へよつ這いの姿勢のまま胸の内を報告すると、ズルリと棒を引き抜かれた。


「何という事だ。快楽堕ち予定の貴方に賢者タイムを提供するつもりなんてなかったのに!身も心も駄犬に成り果ててしまうとは、不覚っ!!」


 くるりと身体をひっくり返され、上半身を起こされる。


「クララさん。大丈夫。貴方をすぐに快楽の海に溺れさせますよ!」

「普通の海で泳ぎたいです……」

「……さ、早く!」 


 アキ様の上に跨がせられ、アキ様はベッドに仰向けで寝てしまった。どうするのかしら。


 私の股の下にはピンと上向いているアキ様の棒がある。白いお汁を出すとふにゃりと縮むのだが、すぐにまた硬く大きくなる仕様だ。


 アキ様はご自身で棒を扱いて刺激を得て射精する事がある。お一人で射精する行為は自慰というのよね。完全に一人だとお汁が出てこないらしく、必ず私が側にいて見つめていないとダメなのだと泣きつかれた。

 眺められながら射精するのが自慰のお作法だそうだ。時々あのヌメヌメが欲しくて舐めさせてもらっている。カミカミし過ぎて棒に歯型や傷がたくさん付いているが、多い程に快感が増すそうだ。


 人間の世界の常識を知らない私に、アキ様は優しく教えてくれる。ええとあの棒は陰茎で、玉は睾丸とも言ったわね。女性には陰核クリトリスというものが備わっている。金蹴り、寸止め、鞭打ち、緊縛……。


 金蹴りは毎日している。棒や玉を踏み踏みした後、玉を下から蹴りつけるのだ。手で股間を押さえながら悶える姿を観察するところまでが私の役目だ。

 玉を的確に蹴り抜くのはなかなかに難しい。潰さないように、かつ、弱過ぎないよう絶妙な力加減が求められる。鍛錬あるのみなのだろう。


 他はこれからのお楽しみだと詳しく教えてくれなかった。



「クララさん、別の世界へ行ってますね。ここからは気持ち良い事しかないですから早く戻ってきてください」


 アキ様に言われるがまま、腰を落とし膣の中に棒を入れる。汁で滑りが良くなっているからヌッと入っていくけれど、圧迫感がある。ヌチヌチさせながら奥まで咥える。


「奥まで入りましたっ……、んっ、ちょっと痛いです」

「それはいけない!ゆっくり慣らしましょうね」


 下から緩く突き上げられる。この姿勢は奥まで棒が届いて痛い。痛いのは嫌だ。





「あっ、あっ、イク、イッちゃう!」


 あれから何度も下から突かれ、幾度も絶頂へと導かれた。


 腰を強く揺さぶる動きが止んだかと思ったら、両手で左右の乳房を揉んできた。揉みしだかれながら、指先で乳首をくすぐられる。膣からジワッと液が溢れる。


 左手が下へおりてくる。下腹部を伝い、陰核に触れる。ビクリと身体が反応する。私はここを触れられるのが苦手だ。気持ち良過ぎて意識がとんでしまうのだ。


「大丈夫。意識がとんでもすぐに起こしますからね」


 私の下から甘い誘惑が聞こえる。








 目覚めると、アキ様の姿が目に入る。寝起きはいつも私の頬を撫でてくれる。


「身体の調子はどうですか、痛みはないですか?」

「は、はい。疲れてしまいましたけど……。気持ち良かったです」

「それは良かった。ふぅ、順調、順調……」

「?」


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