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強面
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カサンドラ様の訳ありお兄様を見にきました!
カサンドラ様は侯爵家で中々に高貴なお方です!ついでに先輩は伯爵家だって。
訳ありな理由は最近婚約破棄されたこと
なんでも顔が怖すぎて顔の優しい殿方に靡いた次男の婚約者がその浮気相手との子をみごもってしまい、浮気ぐらいならと思っていたけど子供となると流石に婚約を維持するのは難しいとなり婚約破棄になったと、まぁなんともな理由でした。
「お兄様は性格はいいのですよ、ただまぁ無口というか寡黙なところもあって、それであのお顔でしょ?悪くはないのですわ!ただ少し怖く感じる方の方が多いのよ」
カサンドラ様はとても美しいので、そのお兄様だからパーツはいいと信じている。私も出来ればブサイクよりイケメンがいい。
「本当に性格は優しいのです。ただ顔が怖いというか、ね?」
「そうですね、睨まれたら確かに固まるな」
「騎士ですし、頬に傷もあって、あっ、でもですね、本当に優しいんですわよ?」
「はぁ、えっと、お兄様は元婚約者に未練とかそういうのはないんですかね?愛していたとか」
「どうかしら…好き、とか言った感情はなかったかもしれませんが婚約者となった以上一緒にいるつもりではいたとは思いますわ。
お兄様は真っ直ぐですし、女性関係も浮いた話は聞かないですのでそういった心配はいらないと思いますわよ。」
「好きな人とか恋人とかもいなさそうですかね?」
「いないと思いますわ。まだ婚約破棄がされてから半年ぐらいですし…それにお兄様は体を鍛えたり剣を振る事が小さな時から好きでして、えっとまぁ他のことはあんまりですので…」
ほーほー…怖いってどういう感じかな?ワイルド系とかなら全然歓迎なんだけどな~因みに筋肉は大好物です!!
この世界はアイドル系の優しい雰囲気で顔薄め爽やかイケメンがモテるんだよね!私もかっこいいって思う!でも割と濃いめの顔も好き!
というか前世の記憶もないわけじゃないからなんなら渋めの方が好み!
カンカンッカンッ
木刀の音が響き渡りモワッとした男らしい匂いが充満している
「あれがジークハルトお兄様よ」
「あれが…あのイケメンが?本当に?」
「イケ…メン?あの頬に傷のある男性よ?」
これがイケメンじゃないだと!?この世界はどうなっているんだ!?
まぁ、うん、そうね。冷静に見たら怖いのかな?よし、冷静に分析するぞ。
肌は少し焼けている(とはいっても健康的な肌色)でこの世界は色白が多いから珍しいかな。髪も黒で色素薄めのこの世界では逆に目立つ。私は親しみがあっていいけど。
目はそこまで細いわけではなく、切れ長すぎず、だけどパッチリでもなく…バランス取れてる。顔のパーツかなり整ってるよ?
背も高いし、筋肉もあって、うん。やっぱりかっこいいぞ?
「あのー本当に?あの人?かっこよくないですか?」
「あ…ありがとう。遠慮しなくていいのよ?」
「いや、本当に。普通にかっこいいです」
「えっとーじゃあ、会ってくれるってことかしら?」
「むしろ私なんかでいいのかな…デートはお兄様がしてもいいって言ったらお願いします。絶対無理強いしないでくださいね!」
前世の記憶があるから少し感性がズレてるのかな?まぁいいけどね!そのお陰でイケメンとデートできるなら!
ーーーーー
美容院にも行ったし、お化粧道具も買ってほんのりメイクもした。新しいワンピースに靴も可愛いのゲット!今日はジークハルト様とのデートの日。のはず。
(こそこそ)
「えっと、先輩?これは一体?」
「知らん」
「えっと?何故侯爵家のみなさんお揃いで?」
「分からん。というか俺も何故呼ばれた?という感じだ。」
「そうですか」
「お前も化粧とかすんだな」
「まぁ、そりゃしますけど…先輩、私外見そんなに悪くないと思うんですけど、どうですかね?変じゃないですか?」
「可愛いぞ」
「のー!!?先輩がそんなこと言うなんて!」
「アンジェは可愛いぞ?ただ性格が不思議なだけだ」
「…褒められてるって思っておきますね」
「そろそろいいかしら?」
「「はい」」
「お兄様は練習で少し遅れてるの。ごめんなさいね。こちらが父と母。それから長男夫婦、弟とその婚約者ですわ。」
「アンジェリーナです!宜しくお願いします!」
「すみません。お待たせしました。」
おー!!急いできたのかちょっと前髪が決まりきっていない所も眉間の皺も渋いい!かっこいい!
確かに強面だがしかし!近くで見るとより良い!というか…本当にこの世界、この人がカッコよくないならどの人がかっこいいん!?
いやーうん。ありがとう神様。
爽やか系しかイケメンという定義がない(?)世界で私は幸せです。推せる!
カサンドラ様は侯爵家で中々に高貴なお方です!ついでに先輩は伯爵家だって。
訳ありな理由は最近婚約破棄されたこと
なんでも顔が怖すぎて顔の優しい殿方に靡いた次男の婚約者がその浮気相手との子をみごもってしまい、浮気ぐらいならと思っていたけど子供となると流石に婚約を維持するのは難しいとなり婚約破棄になったと、まぁなんともな理由でした。
「お兄様は性格はいいのですよ、ただまぁ無口というか寡黙なところもあって、それであのお顔でしょ?悪くはないのですわ!ただ少し怖く感じる方の方が多いのよ」
カサンドラ様はとても美しいので、そのお兄様だからパーツはいいと信じている。私も出来ればブサイクよりイケメンがいい。
「本当に性格は優しいのです。ただ顔が怖いというか、ね?」
「そうですね、睨まれたら確かに固まるな」
「騎士ですし、頬に傷もあって、あっ、でもですね、本当に優しいんですわよ?」
「はぁ、えっと、お兄様は元婚約者に未練とかそういうのはないんですかね?愛していたとか」
「どうかしら…好き、とか言った感情はなかったかもしれませんが婚約者となった以上一緒にいるつもりではいたとは思いますわ。
お兄様は真っ直ぐですし、女性関係も浮いた話は聞かないですのでそういった心配はいらないと思いますわよ。」
「好きな人とか恋人とかもいなさそうですかね?」
「いないと思いますわ。まだ婚約破棄がされてから半年ぐらいですし…それにお兄様は体を鍛えたり剣を振る事が小さな時から好きでして、えっとまぁ他のことはあんまりですので…」
ほーほー…怖いってどういう感じかな?ワイルド系とかなら全然歓迎なんだけどな~因みに筋肉は大好物です!!
この世界はアイドル系の優しい雰囲気で顔薄め爽やかイケメンがモテるんだよね!私もかっこいいって思う!でも割と濃いめの顔も好き!
というか前世の記憶もないわけじゃないからなんなら渋めの方が好み!
カンカンッカンッ
木刀の音が響き渡りモワッとした男らしい匂いが充満している
「あれがジークハルトお兄様よ」
「あれが…あのイケメンが?本当に?」
「イケ…メン?あの頬に傷のある男性よ?」
これがイケメンじゃないだと!?この世界はどうなっているんだ!?
まぁ、うん、そうね。冷静に見たら怖いのかな?よし、冷静に分析するぞ。
肌は少し焼けている(とはいっても健康的な肌色)でこの世界は色白が多いから珍しいかな。髪も黒で色素薄めのこの世界では逆に目立つ。私は親しみがあっていいけど。
目はそこまで細いわけではなく、切れ長すぎず、だけどパッチリでもなく…バランス取れてる。顔のパーツかなり整ってるよ?
背も高いし、筋肉もあって、うん。やっぱりかっこいいぞ?
「あのー本当に?あの人?かっこよくないですか?」
「あ…ありがとう。遠慮しなくていいのよ?」
「いや、本当に。普通にかっこいいです」
「えっとーじゃあ、会ってくれるってことかしら?」
「むしろ私なんかでいいのかな…デートはお兄様がしてもいいって言ったらお願いします。絶対無理強いしないでくださいね!」
前世の記憶があるから少し感性がズレてるのかな?まぁいいけどね!そのお陰でイケメンとデートできるなら!
ーーーーー
美容院にも行ったし、お化粧道具も買ってほんのりメイクもした。新しいワンピースに靴も可愛いのゲット!今日はジークハルト様とのデートの日。のはず。
(こそこそ)
「えっと、先輩?これは一体?」
「知らん」
「えっと?何故侯爵家のみなさんお揃いで?」
「分からん。というか俺も何故呼ばれた?という感じだ。」
「そうですか」
「お前も化粧とかすんだな」
「まぁ、そりゃしますけど…先輩、私外見そんなに悪くないと思うんですけど、どうですかね?変じゃないですか?」
「可愛いぞ」
「のー!!?先輩がそんなこと言うなんて!」
「アンジェは可愛いぞ?ただ性格が不思議なだけだ」
「…褒められてるって思っておきますね」
「そろそろいいかしら?」
「「はい」」
「お兄様は練習で少し遅れてるの。ごめんなさいね。こちらが父と母。それから長男夫婦、弟とその婚約者ですわ。」
「アンジェリーナです!宜しくお願いします!」
「すみません。お待たせしました。」
おー!!急いできたのかちょっと前髪が決まりきっていない所も眉間の皺も渋いい!かっこいい!
確かに強面だがしかし!近くで見るとより良い!というか…本当にこの世界、この人がカッコよくないならどの人がかっこいいん!?
いやーうん。ありがとう神様。
爽やか系しかイケメンという定義がない(?)世界で私は幸せです。推せる!
応援ありがとうございます!
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