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生徒会
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説明をしに来たのは副生徒会長と1つ上の学年の子だった。
まずは副生徒会長が、生徒会とは何をする所なのかを説明してくれた。
ここは前世と変わりはなかった。
それから、1年生に主にやってもらうことを発表してくれた。
ざっくり説明すると、
・学園をより良くして行くために、アイデアを2ヶ月に1人1つ提案する。
友達に意見を聞いて持ってくるのも可
・学園のイベント準備を手伝う
この2つ。生徒会ってより、学年委員会って感じかな?
基本的にここで生徒会に入ってれば卒業まで生徒会役員になれる。
一応、学年が終わる時に残留するかどうか選べるみたい。
学年が上がるごとに責務も増えていく。
1つ上の子は1年生の時から生徒会になって、そのまま2年生でも続けている子らしい。
生徒会に入って楽しいこと・良かったことを話してくれた。
最後は生徒会に入る子を決めていく。
生徒会役員の2人は教室で待ってくれてる。
SクラスとAクラスにはもう説明をしたらしくて、決まったら生徒会のメンバーになった子が報告しに来てくれるみたい。
ちなみにSクラスはもう決まっていて、Aクラスはまだ決まってないみたい。
さて、誰がなるかなぁ~
私はやりたくない。
「今の話を聞いてやってみたい子は居ますか?居たら挙手してください。」
「はい!」
タオが手をあげる。意外だ。
「タオさんですね、皆さんよろしいですか?」
みんなうなずく。
あと1人。
…しばらく沈黙が流れる。
「エマがいいと思います!」
タオがびっくりすることを言う。
なぜっ!!!
小説とかだとたまにあるよ!?でもたまに!
でも小説とかの子は皇太子の婚約者とかって設定だよ大体。
それに、成績もトップの方でしっかりもの、何でもやります!ってキャラじゃん。
全然違うよ私。
前世では小学生の時に学級委員みたいなのになってた気もするけど、さすがにもうほとんど覚えてないけど。
私の子供達もそう言うのはやってなかったし。
「エマさんどうですか?」
絶対に嫌だ。って言いたいけど、生徒会の2人がいるからそんなに強く言えない。けどヤダ!
てか先生タオに理由とか聞こうよ。
せめて納得できたら考えないこともない。
多分やんないけど。
「…私は生徒会に入るのはちょっと嫌ですね」
何て答えるか悩んだけど、他に言い方が見つからなかった。
○○さんのほうが○○だから向いてると思います!
とか言いたかったけど、デイジー以外に仲いい子いないから、性格とか分からないし、
だからといってデイジーが向いてるっていうのは可哀想。
「そうですか。ではタオさん以外の子でやりたい子はいないですか?」
気まずい雰囲気が流れる前に先生が話を変えてくれた。助かった。
「ではランダムで先生が決めますね。」
カイル先生はダラダラ無駄な時間が嫌いらしい。
私も早く帰りたい。
少しざわざわしてたけど、カイル先生は無視だ。
カイル先生は皆んなに教室に来た時、
各机の上にあった名前の書いてある紙を2つに折るように言って、バケツを持って来た。
まさか抽選かな?
これは運だな。私は良いことに、幸運のスキルがあるから大丈夫なはずだ。
とりあえず紙を折ってバケツに入れる。
「ではタオさん引いてください。」
抽選する人はタオだ。
タオは生徒会に立候補してるからね。
タオがなんか小さい声で祈りながら引いてる。
よく聞くと「本が好きな人がいいです。」
って言ってた。
もしかしてタオが私を推薦したのは、しおりを持っていて本が好きだと勘違いされたからかな?
もちろん本は嫌いじゃないけど、前世では携帯小説か漫画。
今世は魔法とか剣の方が好きだ。
今世で本をたくさん読んでたのは、
よく小説に転生した主人公が、異世界の知識を知る為に読むっていうのが定番化されてたから。
ちなみに、とても参考になりました。
タオが紙を引く。
皆んな注目してる。
「オリバー君です!」
「ぅぁ」
オリバー君は元気に自己紹介をした子だ。
なんかダメージを受けた声がした。
嫌だったんだね。
無事に生徒会メンバーが決まった。
良かった。
帰りにタオに何で私がいいと思ったのか聞いたら、本の話が分かる子がよかったからって言ってた。
本当に本が好きなんだな。
オリバー君には悪いことしたな。
でも男女1人ずつの方がバランスもいいし、ダメージを受けてたけど、「仕方ないからやるかっ」て言ってたから大丈夫だろう。
Aクラスも同じぐらいのタイミングで決まったみたい。
Aクラスはちゃんと話し合って決めたんだって。Aクラスの子に聞いたってタオが言ってた。
タオは基本的に誰にでも声をかけれるタイプだ。
なんか御令嬢っていうのを忘れちゃいそう。
こうして無事、入学式とBクラス顔合わせは終了した。
まずは副生徒会長が、生徒会とは何をする所なのかを説明してくれた。
ここは前世と変わりはなかった。
それから、1年生に主にやってもらうことを発表してくれた。
ざっくり説明すると、
・学園をより良くして行くために、アイデアを2ヶ月に1人1つ提案する。
友達に意見を聞いて持ってくるのも可
・学園のイベント準備を手伝う
この2つ。生徒会ってより、学年委員会って感じかな?
基本的にここで生徒会に入ってれば卒業まで生徒会役員になれる。
一応、学年が終わる時に残留するかどうか選べるみたい。
学年が上がるごとに責務も増えていく。
1つ上の子は1年生の時から生徒会になって、そのまま2年生でも続けている子らしい。
生徒会に入って楽しいこと・良かったことを話してくれた。
最後は生徒会に入る子を決めていく。
生徒会役員の2人は教室で待ってくれてる。
SクラスとAクラスにはもう説明をしたらしくて、決まったら生徒会のメンバーになった子が報告しに来てくれるみたい。
ちなみにSクラスはもう決まっていて、Aクラスはまだ決まってないみたい。
さて、誰がなるかなぁ~
私はやりたくない。
「今の話を聞いてやってみたい子は居ますか?居たら挙手してください。」
「はい!」
タオが手をあげる。意外だ。
「タオさんですね、皆さんよろしいですか?」
みんなうなずく。
あと1人。
…しばらく沈黙が流れる。
「エマがいいと思います!」
タオがびっくりすることを言う。
なぜっ!!!
小説とかだとたまにあるよ!?でもたまに!
でも小説とかの子は皇太子の婚約者とかって設定だよ大体。
それに、成績もトップの方でしっかりもの、何でもやります!ってキャラじゃん。
全然違うよ私。
前世では小学生の時に学級委員みたいなのになってた気もするけど、さすがにもうほとんど覚えてないけど。
私の子供達もそう言うのはやってなかったし。
「エマさんどうですか?」
絶対に嫌だ。って言いたいけど、生徒会の2人がいるからそんなに強く言えない。けどヤダ!
てか先生タオに理由とか聞こうよ。
せめて納得できたら考えないこともない。
多分やんないけど。
「…私は生徒会に入るのはちょっと嫌ですね」
何て答えるか悩んだけど、他に言い方が見つからなかった。
○○さんのほうが○○だから向いてると思います!
とか言いたかったけど、デイジー以外に仲いい子いないから、性格とか分からないし、
だからといってデイジーが向いてるっていうのは可哀想。
「そうですか。ではタオさん以外の子でやりたい子はいないですか?」
気まずい雰囲気が流れる前に先生が話を変えてくれた。助かった。
「ではランダムで先生が決めますね。」
カイル先生はダラダラ無駄な時間が嫌いらしい。
私も早く帰りたい。
少しざわざわしてたけど、カイル先生は無視だ。
カイル先生は皆んなに教室に来た時、
各机の上にあった名前の書いてある紙を2つに折るように言って、バケツを持って来た。
まさか抽選かな?
これは運だな。私は良いことに、幸運のスキルがあるから大丈夫なはずだ。
とりあえず紙を折ってバケツに入れる。
「ではタオさん引いてください。」
抽選する人はタオだ。
タオは生徒会に立候補してるからね。
タオがなんか小さい声で祈りながら引いてる。
よく聞くと「本が好きな人がいいです。」
って言ってた。
もしかしてタオが私を推薦したのは、しおりを持っていて本が好きだと勘違いされたからかな?
もちろん本は嫌いじゃないけど、前世では携帯小説か漫画。
今世は魔法とか剣の方が好きだ。
今世で本をたくさん読んでたのは、
よく小説に転生した主人公が、異世界の知識を知る為に読むっていうのが定番化されてたから。
ちなみに、とても参考になりました。
タオが紙を引く。
皆んな注目してる。
「オリバー君です!」
「ぅぁ」
オリバー君は元気に自己紹介をした子だ。
なんかダメージを受けた声がした。
嫌だったんだね。
無事に生徒会メンバーが決まった。
良かった。
帰りにタオに何で私がいいと思ったのか聞いたら、本の話が分かる子がよかったからって言ってた。
本当に本が好きなんだな。
オリバー君には悪いことしたな。
でも男女1人ずつの方がバランスもいいし、ダメージを受けてたけど、「仕方ないからやるかっ」て言ってたから大丈夫だろう。
Aクラスも同じぐらいのタイミングで決まったみたい。
Aクラスはちゃんと話し合って決めたんだって。Aクラスの子に聞いたってタオが言ってた。
タオは基本的に誰にでも声をかけれるタイプだ。
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