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入学式の後
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一年生の教室は5階にある。
一応、エレベーターもあるけどお客様か、事務員用になってるから階段で登る。
体力をつける為に5階なんだそう。
ちなみに校舎は7階まである。
2階や3階で疲れて座っちゃってる子もいる。
私とデイジーは4階まで登ってちょっと休憩。
まだ時間には間に合いそうだから大丈夫だ。
すると下から声が聞こえる。
スカーレットだ。
「なんで私が階段でいかないといけないのよっ!」
入学式早々何してるんだか。
他の生徒は貴族とか、平民とか、階級に関係なく皆んな階段で登ってるっていうのに。
「ここでは皆んなが平等なんだよ。君だけじゃない。」
高学年の生徒がエレベーターの前に居たから、乗ろうとしたところを止められたって所だろう。
「どうする?」
デイジーが聞いてきた。
「何が~?」
「あの子、教会孤児院の子でしょ?同じ孤児院仲間だし、一緒に登ろうって誘う?」
ぁあ。なんて優しいんだ。
デイジーはスカーレットのことあんまり知らないからなぁ。
デイジーの優しさには感動したけど…
だかしかし!断る!
「ん~それなら同じ孤児院の子が登ってくれるんじゃない?それに一緒に登って遅れたらクラスの皆んなに迷惑かけちゃうから、教室に行こう?」
それに、一緒に登ろうって言っても断られると思う。デイジーには言わない。
優しさを仇で返してきそう。関わりたくない。
実際何人かの子供が被害を受けてる。
「確かに知らない子と登るより、同じ孤児院の子の方がいいか!私達も遅れない様にがんばろう!よしっ!エマ!私は準備出来たよ!」
純粋‼︎
しかも何故か気合い入ってる。
よく分かんないけど、楽しそうだからいいか。
スカーレットはほっといて、階段をまた登り始める。
デイジーとお互い励まし合いながら、そのままクラスの前まで着いた。
ドキドキ
こういうの久しぶりだから緊張してきた。
どんな子達がいるのか楽しみ。たくさんの子と仲良くなれるといいな。
ちなみに、各クラスの人数は
S 18人
A 22人
B 35人
C 45人
D 50人
E 60人
F 70人
先生はSからBが各クラス1人
C、Dが各クラス2人・E、Fが各クラス3.5人いる。
EとFが3.5人っていうのは、
Sクラスの先生とAクラスの先生がEとFの授業を手伝うことがあるから。
なるべく差を早く埋める為の処置みたい。
私たちの他にも、ドアの前でドキドキしてる子が何人かいる。
皆んな同じ気持ちなんだって思ったら、なんかほっとした。
エ「開けるよ。」
デ「一緒に開けよう。」
「「せーのっ」」
クラスにはすでに10人ぐらいの子が席に座っていた。
席は何順なのか分からないけど、机の上に紙で作った名札が置いてあって、そこに座ればいいみたい。
デイジーは右斜め前の席だ。
近くて良かった。
隣の子はまだ来てないみたい。皆んなが集まる時間まであと20分ぐらいある。
先にクラスに居た子達は、学校案内を見たり、絵を描いたり、知り合いと話したり、各々やりたい事をやってる。
私はとりあえず、これからやることの確認をしてからデイジーと話をして時間を潰すことにした。
時間が来たら、まずは1人ずつ自己紹介。
その後先生から学校の校則についての話を聞く。
それから、基本的にまだ何も出来ない1年生は委員会に入らなくても良いけど、
生徒会だけはBクラスから2人入らないといけないらしくて
担当の先輩が説明をクラスにしに来てくれる。
最後に生徒会になる担当を2人決めて解散。
絶対に生徒会には入らないぞぉ~
めんどくさそうすぎる。
ちなみにSからは3人・AとBは2人ずつ生徒会に入るらしい。
なんで分かったかっていうと、今日もらった資料に細かく書かれてるから。
時間まであと10分。
大体3分の2ぐらいの子達がクラスに到着してて、最初は話していた子達も皆んな席に座ってる。
緊張してるんだな。
私はもう慣れてきたから大丈夫。
今は机にあった先輩からの手紙を読んでる。
1人に1通、上級生から手紙が置いてあって、今はそれを読んでる。
デイジーも読んでるみたい。
私に手紙を書いてくれた方は、最上級生の18歳の女の人からだった。
1年生でも読めるように、簡単な文章で書いてくれてた。
一応、エレベーターもあるけどお客様か、事務員用になってるから階段で登る。
体力をつける為に5階なんだそう。
ちなみに校舎は7階まである。
2階や3階で疲れて座っちゃってる子もいる。
私とデイジーは4階まで登ってちょっと休憩。
まだ時間には間に合いそうだから大丈夫だ。
すると下から声が聞こえる。
スカーレットだ。
「なんで私が階段でいかないといけないのよっ!」
入学式早々何してるんだか。
他の生徒は貴族とか、平民とか、階級に関係なく皆んな階段で登ってるっていうのに。
「ここでは皆んなが平等なんだよ。君だけじゃない。」
高学年の生徒がエレベーターの前に居たから、乗ろうとしたところを止められたって所だろう。
「どうする?」
デイジーが聞いてきた。
「何が~?」
「あの子、教会孤児院の子でしょ?同じ孤児院仲間だし、一緒に登ろうって誘う?」
ぁあ。なんて優しいんだ。
デイジーはスカーレットのことあんまり知らないからなぁ。
デイジーの優しさには感動したけど…
だかしかし!断る!
「ん~それなら同じ孤児院の子が登ってくれるんじゃない?それに一緒に登って遅れたらクラスの皆んなに迷惑かけちゃうから、教室に行こう?」
それに、一緒に登ろうって言っても断られると思う。デイジーには言わない。
優しさを仇で返してきそう。関わりたくない。
実際何人かの子供が被害を受けてる。
「確かに知らない子と登るより、同じ孤児院の子の方がいいか!私達も遅れない様にがんばろう!よしっ!エマ!私は準備出来たよ!」
純粋‼︎
しかも何故か気合い入ってる。
よく分かんないけど、楽しそうだからいいか。
スカーレットはほっといて、階段をまた登り始める。
デイジーとお互い励まし合いながら、そのままクラスの前まで着いた。
ドキドキ
こういうの久しぶりだから緊張してきた。
どんな子達がいるのか楽しみ。たくさんの子と仲良くなれるといいな。
ちなみに、各クラスの人数は
S 18人
A 22人
B 35人
C 45人
D 50人
E 60人
F 70人
先生はSからBが各クラス1人
C、Dが各クラス2人・E、Fが各クラス3.5人いる。
EとFが3.5人っていうのは、
Sクラスの先生とAクラスの先生がEとFの授業を手伝うことがあるから。
なるべく差を早く埋める為の処置みたい。
私たちの他にも、ドアの前でドキドキしてる子が何人かいる。
皆んな同じ気持ちなんだって思ったら、なんかほっとした。
エ「開けるよ。」
デ「一緒に開けよう。」
「「せーのっ」」
クラスにはすでに10人ぐらいの子が席に座っていた。
席は何順なのか分からないけど、机の上に紙で作った名札が置いてあって、そこに座ればいいみたい。
デイジーは右斜め前の席だ。
近くて良かった。
隣の子はまだ来てないみたい。皆んなが集まる時間まであと20分ぐらいある。
先にクラスに居た子達は、学校案内を見たり、絵を描いたり、知り合いと話したり、各々やりたい事をやってる。
私はとりあえず、これからやることの確認をしてからデイジーと話をして時間を潰すことにした。
時間が来たら、まずは1人ずつ自己紹介。
その後先生から学校の校則についての話を聞く。
それから、基本的にまだ何も出来ない1年生は委員会に入らなくても良いけど、
生徒会だけはBクラスから2人入らないといけないらしくて
担当の先輩が説明をクラスにしに来てくれる。
最後に生徒会になる担当を2人決めて解散。
絶対に生徒会には入らないぞぉ~
めんどくさそうすぎる。
ちなみにSからは3人・AとBは2人ずつ生徒会に入るらしい。
なんで分かったかっていうと、今日もらった資料に細かく書かれてるから。
時間まであと10分。
大体3分の2ぐらいの子達がクラスに到着してて、最初は話していた子達も皆んな席に座ってる。
緊張してるんだな。
私はもう慣れてきたから大丈夫。
今は机にあった先輩からの手紙を読んでる。
1人に1通、上級生から手紙が置いてあって、今はそれを読んでる。
デイジーも読んでるみたい。
私に手紙を書いてくれた方は、最上級生の18歳の女の人からだった。
1年生でも読めるように、簡単な文章で書いてくれてた。
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