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ゴウ団長と仲良くなります
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2人と分かれた後、まずは救護班にお世話になった。
誘拐事件での事情を話す前に重りを付けられてた足の治療をする為だ。
少し痕がついてしまって、かすり傷になってるけど大した事はない。すぐにポーションをかけて治してくれた。
他にも体調の確認や、体に傷はないかチェックをしてもらった。
特に問題なかったので、ゴウ団長の元に案内された。
ちなみに、あの場にいた悪人は全員捕まえて、誘拐されてた子供達も無事保護されたらしい。
ここからは保護された子供達に話を聞いたり親元に返す手続きをしたりするんだって。
80人近くの子供達が誘拐されてた訳だから、かなり大変みたい。
騎士団て色々な事するんだな。悪い人を捕まえれば終わりって訳にはいかないもんね。
女騎士にも憧れてたけど、騎士団に入隊したらちょっとめんどくさそう。
そんな事を思いながら、ゴウ団長に誘拐された時の状況・目を覚ましてから騎士団が助けに来てくれるまでの事を話した。
ルカ団長やキリト団長から聞いている可能性もあったけど、
聞かれる前に魔法が少し使える事を話して、どうして結界を張ったのかの理由・私が最後に嫌がった騎士団員の行いについても説明した。
ちなみに探索や鑑定を使った事は隠しておいた。
その後も質問され答えてを何度か繰り返し、約30分後何とか解放された。
疲れたぁ~
誘拐された直後なんだから早く終わらして欲しかった。
もし私が心も6歳なら泣いてたよ。
流石に他の子供達にはやってないみたいだったけど。
何故私だけ。
外に出るとグレン団長が見えた。
「グレン団長~♩」
私は癒しを求めて駆け寄った。
グレン団長はちょっとびっくりしてたけど、私を抱っこしてぎゅーってしてくれた。
あ~癒される。
それからちょっとだけ立ち話をして解散した。
ゴウ団長の隊は帰って色々な書類作成や捕まえた者達への取り調べをするみたいだけど、グレン団長の隊は近くに仲間がいないかの確認やこの場所の調査をするらしい。
その後、私は孤児院の子達にやっと再会することができた!皆んな酷い事を特にされなかったみたいで、本当に良かった。
それから皆んなと同じ馬車に乗って帰るものだと思っていたけど、私だけゴウ団長と団員の乗る馬車に乗せられた。
な~ぜ~
孤児院の子供達は1つ後ろの馬車に乗っている。
不思議に思ったけどもう疲れちゃったし、質問するのもめんどくさかったから言われたままに乗った。
しばらくすると馬車が動き出した。
ゴウ団長は何か話があるのかな?
何だろう。まだ聞き足りなかったのかな?
って考えているとゴウ団長が話し掛けてきた。
「エマ。大丈夫だったか?」
心配してくれてるみたい。
「はい。ちょっと疲れましたけど、大丈夫です。」
「そうか。なんかあったら相談しろよ」
「ありがとうございます」
正直、ゴウ団長とはレオ逃亡事件の時に少し会話をしただけだから、親身になってくれてる事にびっくりした。
でもそれだけの為に一緒の馬車にするかな?
「ゴウ団長。なにか聞きたいことがあるんじゃないですか?」
「ぁあ。そうだな。・・・」
なんか気まずそう。
どうしたんだろう。
「・・・レオの事なんだけどな。その、お礼を言いたくて」
「?」
「実は今まで家を空ける時とか特に声を掛けたりしてなかったし、レオの気持ちや家族の気持ちとか考えてなかったんだ。
でもあれから妻とも相談して、もちろん仕事内容とか詳しい事は話せないけど、事前にどのぐらい掛かりそうなのかとか、空ける前には家族との時間を過ごすって意識をしたら、前より関係が良くなったから。・・・」
簡単に言うと家族と仲が深まったから、感謝してるってことだね。
そんな大したことないけど、幸せならよかった。
それからゴウ団長とは奥様のことやレオの事・私の孤児院での生活・ゴウ団長の悩みとかも聞いて仲を深めることができた。
しばらく馬車に揺られていて、気づいたらゴウ団長の膝に頭を乗せて寝ちゃってた。
誘拐されたのに、今はとても幸せな気分。
誘拐事件での事情を話す前に重りを付けられてた足の治療をする為だ。
少し痕がついてしまって、かすり傷になってるけど大した事はない。すぐにポーションをかけて治してくれた。
他にも体調の確認や、体に傷はないかチェックをしてもらった。
特に問題なかったので、ゴウ団長の元に案内された。
ちなみに、あの場にいた悪人は全員捕まえて、誘拐されてた子供達も無事保護されたらしい。
ここからは保護された子供達に話を聞いたり親元に返す手続きをしたりするんだって。
80人近くの子供達が誘拐されてた訳だから、かなり大変みたい。
騎士団て色々な事するんだな。悪い人を捕まえれば終わりって訳にはいかないもんね。
女騎士にも憧れてたけど、騎士団に入隊したらちょっとめんどくさそう。
そんな事を思いながら、ゴウ団長に誘拐された時の状況・目を覚ましてから騎士団が助けに来てくれるまでの事を話した。
ルカ団長やキリト団長から聞いている可能性もあったけど、
聞かれる前に魔法が少し使える事を話して、どうして結界を張ったのかの理由・私が最後に嫌がった騎士団員の行いについても説明した。
ちなみに探索や鑑定を使った事は隠しておいた。
その後も質問され答えてを何度か繰り返し、約30分後何とか解放された。
疲れたぁ~
誘拐された直後なんだから早く終わらして欲しかった。
もし私が心も6歳なら泣いてたよ。
流石に他の子供達にはやってないみたいだったけど。
何故私だけ。
外に出るとグレン団長が見えた。
「グレン団長~♩」
私は癒しを求めて駆け寄った。
グレン団長はちょっとびっくりしてたけど、私を抱っこしてぎゅーってしてくれた。
あ~癒される。
それからちょっとだけ立ち話をして解散した。
ゴウ団長の隊は帰って色々な書類作成や捕まえた者達への取り調べをするみたいだけど、グレン団長の隊は近くに仲間がいないかの確認やこの場所の調査をするらしい。
その後、私は孤児院の子達にやっと再会することができた!皆んな酷い事を特にされなかったみたいで、本当に良かった。
それから皆んなと同じ馬車に乗って帰るものだと思っていたけど、私だけゴウ団長と団員の乗る馬車に乗せられた。
な~ぜ~
孤児院の子供達は1つ後ろの馬車に乗っている。
不思議に思ったけどもう疲れちゃったし、質問するのもめんどくさかったから言われたままに乗った。
しばらくすると馬車が動き出した。
ゴウ団長は何か話があるのかな?
何だろう。まだ聞き足りなかったのかな?
って考えているとゴウ団長が話し掛けてきた。
「エマ。大丈夫だったか?」
心配してくれてるみたい。
「はい。ちょっと疲れましたけど、大丈夫です。」
「そうか。なんかあったら相談しろよ」
「ありがとうございます」
正直、ゴウ団長とはレオ逃亡事件の時に少し会話をしただけだから、親身になってくれてる事にびっくりした。
でもそれだけの為に一緒の馬車にするかな?
「ゴウ団長。なにか聞きたいことがあるんじゃないですか?」
「ぁあ。そうだな。・・・」
なんか気まずそう。
どうしたんだろう。
「・・・レオの事なんだけどな。その、お礼を言いたくて」
「?」
「実は今まで家を空ける時とか特に声を掛けたりしてなかったし、レオの気持ちや家族の気持ちとか考えてなかったんだ。
でもあれから妻とも相談して、もちろん仕事内容とか詳しい事は話せないけど、事前にどのぐらい掛かりそうなのかとか、空ける前には家族との時間を過ごすって意識をしたら、前より関係が良くなったから。・・・」
簡単に言うと家族と仲が深まったから、感謝してるってことだね。
そんな大したことないけど、幸せならよかった。
それからゴウ団長とは奥様のことやレオの事・私の孤児院での生活・ゴウ団長の悩みとかも聞いて仲を深めることができた。
しばらく馬車に揺られていて、気づいたらゴウ団長の膝に頭を乗せて寝ちゃってた。
誘拐されたのに、今はとても幸せな気分。
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