めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜

ゆずゆ

文字の大きさ
上 下
3 / 66

初めての会話

しおりを挟む
木の影から様子を見る。
男の人が2人
女の人が1人
〈鑑定〉

グレン 30歳 人間
HP980
MP450
騎士団 団長
火A、身体強化B、探索A

ロイ 2500歳 エルフ
HP1000
MP3200
騎士団 魔法使い
風S、水A、土A、浮遊S

マリア 20歳 人間
HP450
MP200 
騎士団 騎士見習
水B、光C

・・・エルフ!!エルフ!!
異世界って感じだ!
それに皆んな騎士団だって。
すごい。本当にあるんだね。騎士団。

それにしても、エルフは特別だからHPとかMPとか参考にならないとして、
私けっこうやばくない?
会う前に偽造しとこう。
鑑定持ちはいないみたいだけど念の為に。

エマ 5歳 人間
HP100/430
MP80/760

《浮遊A》〈結界E/A〉〈音遮断E/B〉
〈希薄E/B〉〈圧力E/B〉
《覇気A》〈気合玉E/A〉
《空間魔法A》〈探索E/A〉《鑑定A》
《隠蔽B》《偽造A》

スキル
《転生者 幸運》

こんなもんかな?とりあえず。
MP増えてたから覇気と鑑定も隠蔽しとこう。
これでよしっ。もし見られても


エマ 5歳 人間
HP100
MP80
結界E、音遮断E、希薄E、圧力E、気合玉E、探索E


ってなるでしょう。
MPの割に使える魔法が多い気もするけど仕方ないよね。こればかりは。

さて、声かけるか。
ガサガサっ

エ「あのーすみません」

グ、ロ、マ「?!」

マ「・・・えっと、どうしたのかな?」
グレンとロイはもちろんマリアも警戒態勢だ。

気にせず話しかける。
エ「これを焼いて欲しいんです」
ウサギの肉を差し出す。

エ「今持ってるのはコレしかないので、これと交換で火を貸してくれませんか?」
コアとキバとツノを差し出す。

グ、ロ、マ「・・・」

エ「やっぱりダメですよね。ありがとうございました。」
あーやっぱりダメかぁそうだよね。
話しかけたら黄色マーク付いたし、火は貴重だもんねぇ。
でもこれ荷物なんだよね。
よしっ。

エ「あの、荷物になるので良かったらコレ全部もらってくれませんか?
私火を使えないのでお肉は食べれないですし、
鞄もないのでキバとか持ち歩くの大変なので」
ここまで淡々と話す。5歳児。普通に考えてこれだけでもおかしいのだが、エマにはその感覚はない。

ロ「これはどうしたのですか?」

エ「?ウサギとオオカミを倒したら出てきました。もしかして拾ったらまずかったですかね?」

ロ「いいえ。魔物を倒したら倒した人に持ち帰る権利があります。
ところで、お連れの方は?」

エ「いません。」

ロ「?」

ロ「1人で倒して1人でこの森を歩いてきたのですか?」

エ「はい。」
あーなんかめんどくさいことになったかな?騎士団だもんね。
安全だけど色々めんどくさいかも。
人のいい冒険者さんとか商人さんに声かけたら良かったかなぁー。

エ「ではこれで失礼します。」
よしっさっさと退散しよう!

グ「待て」

エ「・・・」
うわっ団長さんだ。
なんか睨まれてる。そりゃ怪しいよね。うん。でもマークは赤じゃなくて黄色だ。良かった。

エ「えっとー。なんでしょう?」

グ「肉焼いてやるからそこで待ってろ」

エ「やったぁ!ありがとうございます!」


肉焼いてやる。の一言で、さっきまでのめんどくさいなって気持ちは何処かに行ってしまったエマでした。


ソワソワ

お肉まだかなぁ~ん~いい匂い。
お肉はグレンさんが焼いてくれてるよ。
だって火魔法が使えるのグレンさんだけだもんね。

お肉が焼けるまで、私はロイさんに色々質問される事に。
お肉が食べたい私はなんでも答えるよ!!さぁ来い!

マリアさんはロイさんの横でなんか書くみたい。私について分かったこと書くのかな?なんかそんな感じだ。

ロ「まずは自己紹介をしましょう。
私がロイ、肉を焼いてるのがグレン、この女性はマリアといいます。」

エ「ロイさんにグレンさんにマリアさん。よろしくお願いします。
私はエマと言います。」

ロ「エマさんですね。こちらこそよろしくお願いします。
さてエマさん、あなたはどうしてこんな森に1人でいるのですか?」

エ「ロイさん。私のことはエマで構いません。
んーどうしてですかね?気付いたら森で目が覚めました」

ロ「ご両親は?」

エ「分かりません。そもそもわたしなにも覚えていないのです。
実は名前も自分で考えてつけました。」

ロ「そうですか・・・。何か覚えていることはありますか?」

エ「すみません。何も。」

ロ「エマが謝ることではありませんよ。大丈夫です。私達が安全な場所に案内しますので。こう見えても私達は騎士団なので安心してください。」

エ「ありがとうございます。」
んーこれは保護されたってやつか。
まぁいっか!
めんどくさい入国手続きとかはやってくれるだろうし、これからどうなるのかなぁ~楽しみ。

ロ「ではここでマリアと少し待っていてくださいね。」

ロイさんはグレンさんのとこに行った。
私のこと報告するのかな?

マ「エマちゃんよろしくね」
マリアさんは私に笑顔で微笑んでくれた。
うん。マリアさんは天使だな。かわいいもん。
てかやっぱりこの世界皆んな美男美女説ありですね。

エ「こちらこそ宜しくお願いします。」

あー早くウサギのお肉がたべたいっ!!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。

新条 カイ
恋愛
週末の休みを利用してキャンプ場に来た。一歩振り返ったら、周りの環境がガラッと変わって山の中に。車もキャンプ場の施設もないってなに!?クマ出現するし!?と、どうなることかと思いきや、最速でイケメンに保護されました、

知識スキルで異世界らいふ

チョッキリ
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!

桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。 「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。 異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。 初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!

ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。 退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた! 私を陥れようとする兄から逃れ、 不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。 逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋? 異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。 この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

婚約破棄され逃げ出した転生令嬢は、最強の安住の地を夢見る

拓海のり
ファンタジー
 階段から落ちて死んだ私は、神様に【救急箱】を貰って異世界に転生したけれど、前世の記憶を思い出したのが婚約破棄の現場で、私が断罪される方だった。  頼みのギフト【救急箱】から出て来るのは、使うのを躊躇うような怖い物が沢山。出会う人々はみんな訳ありで兵士に追われているし、こんな世界で私は生きて行けるのだろうか。  破滅型の転生令嬢、腹黒陰謀型の年下少年、腕の立つ元冒険者の護衛騎士、ほんわり癒し系聖女、魔獣使いの半魔、暗部一族の騎士。転生令嬢と訳ありな皆さん。  ゆるゆる異世界ファンタジー、ご都合主義満載です。  タイトル色々いじっています。他サイトにも投稿しています。 完結しました。ありがとうございました。

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

処理中です...