獅子王と海の神殿の姫

若島まつ

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七十三、血の縛り - sang et amour -

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 バシッ。
 と、乾いた音が静まりかえったレグルス城の広間に響いた。
 アニエスはたった今兄に平手で打たれた頬を押さえ、その青灰色の冷たい瞳を睨み返した。
「お前は、何をしたか分かっているのか!」
 ガイウスの怒声は階上まで聞こえるほどだった。が、アニエスは怯むことなく兄に食ってかかった。
「お兄さまこそ、心得ていると何度言ったら理解するの?そんなにわたしが信用できないわけ」
 ガイウスは雨よけの黒い外套を羽織ったまま仁王立ちし、妹に向けてこれまで見せたことのない顔をした。まさしく鬼の形相だ。
「お前のやり方は危険すぎた。一人で突っ走った挙げ句、見事に失敗してキセを危険に晒した。どう信頼しろと言うんだ?一歩間違えればキセは――」
 バチッ。と、今度はアニエスがガイウスの頬を打った。ガイウスにとっては青天の霹靂だ。
「キセ、キセって、そんなにあの子が大事?いつもなら他人を駒としか思わないくせに!」
 これにはガイウスも言葉を返すことができなかった。アニエスがこれほど取り乱して反抗したことは、今までにない。
「ヴェロニク・ルコントに近付くためには手段を選ぶなって、兄さまが命じたんじゃない!あの女が正式に結婚が決まる前にキセ姫を嵌めようとするのは分かってた。だからわたしは一番効果的な方法で近づいたのよ。そのために、汚らわしい宴に出て別に好きでもない男たちと寝たって言うのに、わたしを責めることしかしないの?」
「何、お前――」
 肩に伸びてきたガイウスの手を、アニエスは払い除けた。
「わたしは、兄さまの大事なキセ姫が危険に近づかないよう、最善を尽くしたわ!」
 アニエスがエントランスへ向けて走り出そうという時、キセがテオドリックの腕に掴まりながらひょこひょことやってきて、アニエスの袖を掴んだ。
「お散歩しましょう、アニエスさま」
「けっこうよ。帰ります」
 アニエスはにベなく言って去ろうとしたが、キセはニコニコ顔のままその手を離さなかった。
「実は、お庭にいろいろと薬草が茂っているのでどう使うのか教えて欲しいんです。外国産の珍しい種類もあるのですよ。使えそうなものがあったらお持ちになって、患者さんの治療に使ってください」
「そんなもので釣ろうとしたって――」
「ですが、どうも毒草が混じっているみたいなんです。誰かが間違えてしまったら大変です。死んでしまうかもしれません。せっかく薬草にお詳しいアニエスさまがいらっしゃるのですから、この機会に一緒に来て教えて欲しいです。ね、アニエスさま。お願いです」
 キセの曇りない瞳がキラキラと輝きを散らしてアニエスを見つめた。
 アニエスは不機嫌に息をつくと、エントランスの方に向けていた足をキセの方に向けた。兄の顔は、一切見なかった。
 広間に取り残されたテオドリックとガイウスは立ち尽くしたまま互いに顔を見合わせた。やや気詰まりな沈黙の後、テオドリックは広間の隅に置かれたソファに腰掛け、テレーズを呼んでガイウスの外套を預からせ、コーヒーを二人分所望した。
 ガイウスは立ったまま居住まいを正して、神妙に口を開いた。
「殿下、今回のことは――」
「謝ろうとしているなら、やめろ。キセはあんたを責める気はない。あんたの妹も」
「それは理解しています。しかし、わたしが妹の手綱を握りきれなかった。思惑が外れていました」
「で、見事に失敗か」
 テオドリックは不機嫌さを隠さず吐き捨てた。
「いいえ。失敗とは言っていません」
 テオドリックはソファに脚を組み、肘掛けに肘を置いて手のひらに頬を乗せ、目の前のガイウス・コルネールをそのエメラルド色の瞳で冷たく一瞥した。
「あんたの考えはわかっている」
「殿下の意見も一致すると思っていました」
 ガイウスはその薄い唇に笑みを乗せた。
 全く忌々しい。不愉快極まりないが、恐らくこれから打つべき手はそれが最善だ。

「嘘が下手すぎるわよ」
 キセは噴水で濡らしてきたハンカチをベンチに座って文句をたれるアニエスの頬に当て、にっこりと微笑んだ。
 アニエスはキセから押し付けられたハンカチの冷たさに一瞬だけ目を閉じ、辺りに視線を巡らせた。
 庭園の周囲を囲うように等間隔に設られた篝火が、よく刈り込まれた草の影をユラユラと地面に映している。
「こんなによく手入れされてる庭に、毒草が混じるなんて有り得ない」
「ありますよ。ベラドンナが向こうの水場のそばに植わっていて――」
「ほら、あなた見分けついてるじゃない。白々しいわ」
「ふふ」
 キセは朗らかに笑い声をあげた。
 夜気に雨上がりの匂いがのぼり、辺りの空気を涼やかなものにしている。
「アニエスさまに帰って欲しくなかったから、ちょっと嘘をつきました」
 アニエスは呆れたように溜め息をついてベンチの背もたれに背を預け、脚を組んだ。
「そもそも、毒も薬も同じものよ。使い方が違うだけ。毒も正しく使えば薬になるし、薬も間違えれば毒になる。人間と同じよ。わたしも、あなたも」
「アニエスさまがあの時わたしを‘生贄’とおっしゃったのは、アニエスさまが自らを生贄として任務にあたられたからだったのですね」
「…わたしは所詮、駒だもの。あなたも、まつりごとの駒。和平という神への供物だわ」
「そうかもしれません」
 そういうキセの声には、悲壮感も曇りも全く感じられない。
「でも、それが望みです。テオドリックと共に歩めることが、心から、とても嬉しいんです」
「…わたしも役目を果たすためにしたことに、後悔はないわ」
「力を貸してくださって、ありがとうございます、アニエスさま」
「やめて。別にあなたのためじゃないわ」
「はい。わかっています。あなたの献身が誰に捧げられるものか」
「…コルネールのためよ」
 敵意の混じるアニエスの視線を、キセは微笑で受け止めた。この視線が意味するものが何か、キセは知っている。
 アニエスは厚い雲の切れ間から朧げに覗く月明かりを見上げた。キセの沈黙は、そういう、優しく仄かな明かりに似ていた。
 何故だろう。
 よく知りもしない、別段好きとも思っていないこの女に、今まで誰にも明かしたことのなかった秘密を告げても良いと思ったのは。
 彼女がもうアニエスの秘密に勘づいているだろうということは関係なかった。
 きっとキセが纏う空気のせいだ。
 彼女の周囲には常に晴天の日の澄んだ空気のようなものが層を作っている。陽光の散りばめられた清流の輝きにも似て、真夜中の闇の中でさえ眩しく感じるものだ。
 どんなに悍ましい秘密も、澱のように濁った感情も受け入れて、その胸の内で浄化してくれる気がする。望んでいなくても、そうして欲しいと願わずにいられない。
 これは、毒だ。
 と、アニエスは思った。今の自分にとっては毒以外の何でもない。それなのに、吐き出さずにはいられなかった。ひんやりとしたハンカチの下で、頬がひりひりと疼いた。
「ガイウスを愛してる…」
 アニエスの細い声が、湿った夜気に霧となって溶けていく。
 これがどういう類の愛か、アニエスの表情が物語っている。アニエスの敵意と興味が自分に向いていた理由に、キセはやっと確信が持てた。
「気持ち悪いでしょ」
 アニエスの苦悩するような声に、キセの胸が甘く締め付けられる。
「いいえ。心は、血では縛れません」
 キセはアニエスを抱きしめる代わりに、その膝の上で硬く握られた手をそっと両手で包んだ。
「ひたむきに愛に殉じるアニエスさまのお姿は、何よりも無垢で、美しいです」
 キセの温かい指に頬を拭われて初めて、アニエスは自分が涙を流していることを知った。

「あれは本当に妹なのか」
 テオドリックが刺すように言った。
 ガイウスはコーヒーカップから唇を離し、僅かに眉を寄せた。
「アニエスはコルネール家の娘です」
「なぜ今まで公の場に姿を見せていない」
「家庭の事情で」
 テオドリックは片方の眉を上げ、無言で先を促した。
「…それほど殿下のお耳を楽しませる話ではありませんよ」
 そう前置きしてガイウスが話した内容は、こうだ。
 ガイウスから数えて二代前のルドヴァン領主――即ちガイウスの祖父には四人の子がいたが、当時流行していた疫病で二人の息子と一人の娘が病死し、成人することができたのは末子のコンスタンスだけだった。これが、ガイウスの母親だ。
 他に男子の相続人がいないことから、コンスタンスが相続人となり、コンスタンスは父親が決めた相手と不承不承結婚して、コルネール家の資産と領地を夫と共有することになった。
 その結婚相手がガイウス、セオス、アニエスの父親であるルネだ。
 ルネは、貴族階級ではない。もともと大陸の方々を駆け回って様々な物を売買する行商人だったが、交易の要衝ルドヴァン地方に腰を落ち着けて新たに始めた事業が大成功し、二十代も半ばに差し掛かる頃には、ルドヴァンでは名の知れた青年実業家となっていた。
 コンスタンスの父親がこの男に目をつけたのは、その野心だ。
 古風な考えの持ち主だった父親は、由緒正しいコルネール家の相続人が女になったことを恥じていた。野心と出世欲の異常に強いこの男をもう一人の相続人とすることで、その‘欠陥’を補いたかったのかもしれない。
 結婚生活に愛はなかったが、彼らは最低限の夫婦としての務めを果たし、コルネール家は確かに富を増やしていった。領地の経営はコンスタンスが主に行い、事業はルネが担った。結婚して一年も経たないうちに長子ガイウスが生まれ、二年後に次子セオスが生まれた。同じ頃、コンスタンスの父親が他界した。それを機に、ルネは正式にコルネール家の筆頭となり、ルドヴァン領主となった。
 コンスタンスの領地経営は継続されたが、舅の支配から解放されたルネは事業の拡大に領民から集めた金を使い込むようになる。コンスタンスは夫に何も言わなかった。父親の遺言のせいだ。「夫に従い、よく支えよ」という、この時期には時代遅れとは言えないながらも由緒正しいコルネール家の血を引く彼女には屈辱的な老父の言いつけに、コンスタンスは娘として従順であり続けた。
 ガイウスが十四歳の時、コンスタンスが急逝した。肺の病だった。母親から領地経営を引き継いだガイウスがルネの不正を知ったのは、この頃だ。
 コルネール兄弟と父親の関係は、それほど深くない。
 父親は事業の拠点を主に王都に置いていたため滅多に領地に帰ってくることはなかったし、母親も別段夫の話題を好まなかった。
 この母親の夫への無関心さが、子供たちに影響した。
 コンスタンスが息子たちに残したものは、領地と領民への責任感と、コルネール一族としての誇りだ。
 それだけに、領地の金をそれとは切り離すべき事業に使い込んだ父親のやり方が、ガイウスとセオスにとっては許せるものではなかった。彼らにとって、元々コルネール家の人間ではないルネは当主の立場にあるべきではなく、正当な領主はコンスタンス・コルネールの長子であるガイウスであるべきだった。
 ガイウスとセオスが父親の失脚を密かに画策し始めたのは、この頃だ。
 そして、妻の死に目にも立ち会わず、葬式のために二年ぶりに領地へ帰ってきた父親は、十歳くらいの少女を連れていた。
「俺の娘だ」
 と、恥ずかしげもなく言ってのけたその裏切り者の顔を、ガイウスは骨が折れるほど殴ってやりたかった。しかし、その時の腹の底から溶岩のように湧き出でる激しい怒りは、初めて会う‘妹’の心許なげな顔を見た瞬間に鎮められた。セオスのもっと幼い頃と、顔立ちがよく似ていた。
 母親は王都の別宅でルネが長年囲っていた平民の女だったが、流感に罹り、それが悪化して回復することなく亡くなったらしい。それがこの時から遡って一年前のことだった。愛人の生んだ子とは言え、自分の血を分けた娘を肉親のほとんどいない環境に置いておくよりも領地の家族の元で育てた方が教育上よろしかろう、というのが、本当の家族を知らずに育ったルネの考えだった。
 だからと言って妻の葬式の日に愛人の生んだ隠し子を連れて来た父親の恥ずべき厚顔さは、ガイウスには到底理解ができない。
 しかし、この少女に罪はない。
 ガイウスとセオスは、この大きな茶色い目をした可憐な少女をコルネール家の令嬢としてルドヴァンで養育することに同意した。
 妻の葬儀を終えたルネはさっさと王都へ戻り、ルドヴァンに残されたコルネール家は三人兄妹となった。
 ガイウスは、初めて会ったときからアニエスが賢い娘であると気付いていた。或いは生前の母親の躾が良かったのかも知れない。アニエスは二人の兄に対して決して自分からは馴れ馴れしく話しかけたりせず、年相応の我が儘を言って何かを要求することもなかった。寧ろ、十歳の女の子にしては、アニエスは不自然なほど無欲だった。
 自分がいかに当主である父親の実の娘であろうと、コルネール家の血筋でないことを自覚していたのだ。更には、それが周囲からの攻撃や嘲りの的になり得るということも、幼いながらに理解していた。
 事実、コルネール家にやってきたばかりのアニエスに対して、家臣や使用人たちの態度は当初冷淡なものだった。
 アニエスはこういう類の攻撃や面倒事を避けるべく、名族コルネール家の中にありながら、目立たない存在であり続けた。
 十二歳になって、華やかな社交界よりも医学の道を選んだのは、そのためでもあった。
 兄たちは腹違いだろうと、アニエスを公平に扱った。この聡く可憐な妹を愛してもいた。アニエスもまた、父親を通して血の繋がった兄たちを敬愛した。
 大学を卒業した後、アニエスはコルネール家の令嬢でありながら侍医も兼任し、領内で最も規模の大きな病院で見習いの医師として働き始めた。
 アニエスにとって医師であることは、自らの使命であると同時に、公の場に出なくてよい口実でもあった。医師として人の役に立ち、家族に対して従順で、常に政治的な思惑の外にいる。それがアニエスだ。
 それは、ガイウスとセオスがいつの間にかコルネール家を忌々しい武器商などに仕立て上げてしまった父親を遂に失脚させて追放した後も、変わらないはずだった。

「それが、まさか。――」
 ガイウスは頭を抱えた。
 まさか、身体を使っているなど、考えてもみなかった。しかし、手段を問わないと言ってこの計画に引き込んだのは他ならぬ自分だ。それでも、ここまでやるとは。
「何故あんな、捨て身なやり方を…」
「何を今更」
 テオドリックは鼻で笑った。
「本当にわからないとしたら、あんたは相当の愚か者だぞ。しかも冷酷だ」
 ガイウスは顔を上げてテオドリックの目を見た。
「愚か者?」
 心外だ。‘冷酷’はともかく、‘愚か’など、初めて言われた。
「捨て身にもなるだろう。あんたの妹は半端者だ。コルネール家と自分を繋ぐ唯一の存在だった父親が追放されたのだから、いっそう自分の存在理由を思い悩んだだろうさ。ここで家長の命令を遂行できなければ、半端者はますます無価値な存在になる。それで、‘手段を問わない’と、あんたが追い打ちをかけたんだろ。男と寝るぐらいのことはするさ」
「…わたしが追い打ちをかけたのか」
「第三者から見れば、明白だ。あんたはそれを意図していたんじゃないのか。半分しか血の繋がっていない妹が、自分の居場所を守るために、従順に、完璧に任務を遂行することを」
「アニエスは自分をコルネール家の半端者などと思っていたのか」
「それは本人に聞けよ」
 テオドリックは気怠げにソファに背を預け、肘掛けに頬杖をついて眠たそうに欠伸をした。
「手綱を握れなかったと言ったな。当たり前だ。人馬ですら意思疎通が必要なのに、妹の心情を理解しないまま制御できると思う方がどうかしている」
 ガイウスは黙した。アニエスの感情は、わかっていると思っていた。腹違いということも、それほど思い詰めているように感じたことがなかった。アニエスはいつでも完璧な妹だったし、どこに出しても恥ずかしくない完璧な令嬢だった。
 アニエスには兄としてできる限りの愛情を与えてきたつもりだ。社交界で結婚相手を探すよりも医学の道に進みたいと言われた時は、自分と同じタレステラの名門ユルクス大学に、かなりの特例措置で入学させたし、その後病院で働きたいと言われた時にはそれも許した。
(一体いつからアニエスを見失っていた)
 ちょうどこの時、イサクが帰城した。テレーズから仔細を既に聞いたらしく、旅装を解かないまま広間へ入ってきて、主人と客人への挨拶を形式通り述べ、間もなく戻ってくる予定のスクネやセレンを迎える準備を慌ただしく始めた。
 ジャンの容体が安定したとテレーズから報告を受けたのも、この時だ。
「コルネール」
 再び広間に静寂が戻った後、テオドリックは無言でコーヒーを飲むガイウスに言った。
「俺はルコントを潰す。ドーリッシュも潰す。害悪は王国から抹消する。容赦はしない。あんたもそのつもりでやれ」
 ガイウスは頷いた。
「俺は、泥の道の事件にヴェロニク・ルコントが関わっていると確信している」
「奇遇ですね。わたしも同感です」
「確証が欲しい」
「ああ、殿下。ちょうどその件でご協力いただきたいことが」
 テオドリックは眉を上げた。
「南側の貧民街一帯。所有者が誰か、長らく秘匿されています。調べてください」
「俺を使う気か?」
 テオドリックがにやりと笑った。
「適材適所というやつです」
「使える情報なんだろうな」
「無論」
「いいだろう」
 そう応えたテオドリックの視線は、ちょうど広間へ戻ってきたイサクへ向けられた。イサクは「わかった」と言うように両手を軽く挙げて主人へ見せ、肩を竦めた。
「ところで、お嬢さまがたが庭で仲良く眠りこけてますけど、他の者に運ばせますか?」
 と、イサクが他の使用人に指示する前に二人に訊いたのは、その答えを知っているからだ。
「いや、いい」
 とテオドリックとガイウスはほぼ同時に言って、ほぼ同時に立ち上がった。
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