獅子王と海の神殿の姫

若島まつ

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六、ネリ - Neri -

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 曇天の下、冷たい風が吹き付けた。花の季節とは言っても、まだ空気には冬の匂いが残っている。
 テオドリックは旅装を整えて黒い外套を纏い、その下に護身用の剣を佩き、鎧につやつやした黒いブーツの爪先を引っ掛けて馬に跨った。肩まで伸ばしっぱなしになっていた髪は襟足できちんと切られている。すっかり元通りの美しい貴公子だ。
「まだ怒ってるのか」
 テオドリックは馬上からむっつりと黙ったまま佇むイサクに言った。イサクはこの旅に同行しない。王太子の名代として軍の司令官を説得し、タレステラへの軍事介入をやめさせる大役を命じられたのだ。
 イサクはジロリと馬上のテオドリックを見上げた。主君とは言え、二つ年下のテオドリックとは母の下で本当の兄弟のようにして育ってきた。だから大体の行動は予測できる。が、これは全く予想外のことだった。しかし、いくら弟のように思っていても主君が命を賭して決めた大方針に文句を言えるほどイサクは慮外者ではない。それだけに、不機嫌になって口を閉ざすのも無理はないことだった。
「言えよ、兄弟」
 イサクの胸中とは裏腹に、当のテオドリックはここ数か月の鬱屈した感情がすっかり晴れたようにあっけらかんとしている。これが尚更イサクの気分を害した。
「何が兄弟だ!」
 イサクが珍しくテオドリックに向かって怒声を放った。
「なぜこれほどの大事を一人で決める!半年だと!半年でイノイルの姫をお前と結婚させ、その上あの岩よりも意志の固いネフェリア殿下をイノイルの王子に輿入れさせ、和平を結ぶなど…!」
 これまでテオドリックに楯突いたことも声を荒げたことも一度だってなかったが、今回ばかりはそうではいられなかった。堰を切ったように言葉が溢れた。
「自分が何をしたか分かっているのか!失敗して首を切られるのはお前だけじゃない!俺も、母上も、他の家族も、お前に従う者はみんなおしまいだ!――王国も!」
 テオドリックは手綱を握ったまま、イサクの目を真っ直ぐ見た。
「…悪いと思ってる。それに、感謝もしてる。全部理解した上でお前は俺に付いて来てくれるんだろう、イサク」
 誰よりもこの男を信頼している。血が繋がった姉弟の誰よりも、テオドリックにとっては乳兄弟であり幼なじみであり親友でもあるイサク・マジノが本物の兄弟だと感じている。
 そのことを、イサクは知っている。
 イサクは栗色の髪をガシガシと掻いて悪態をついた後、今までで一番真剣な顔を見せた主君に向き合った。
「行き先はわかっているんだろうな」
「イノイル東岸部のネリという場所だ。多分そこにいる」
「確かか」
「言っただろう。‘多分’だ」
 テオドリックがニヤリと笑うと、イサクはしかめっ面をした。
「ひと月で戻る」
 そう言ってテオドリックは馬の手綱を引き、踵で馬の腹を蹴った。馬が蹄鉄で石畳を踏みしめ、歩き出す。
「テオ!」
 イサクに呼ばれ、テオドリックは振り返った。イサクは相変わらずしかめっ面だが、心配そうにこちらを見つめている。当然だ。王太子を敵国に一人で旅させようとしているのだから。
「…しっかりな、兄弟」
「お前もな」
 そう言って、テオドリックは笑った。
 イサクは遠ざかるテオドリックの後ろ姿を見送り、レグルス城へ入った。こちらも難題をいくつか片付けなければならない。
 
 テオドリックは王都アストレンヌの古い焼成煉瓦造りの城壁を出、東へ進んだ。王都からアクイラ海峡まではそれほど遠くない。街道脇の葡萄畑の隅で野宿し、朝から駆けて陽が傾く頃には軍港に着いた。
 港には数十人の兵士と四門の小型の大砲を積んで乗れるほどの軍船や小型の細長い船が数百隻並び、深い赤の隊服に身を包んだ兵士たちが港に建てられた櫓や石の砦で警備に当たっている。海岸では白い砂と波が陽光を受けてきらきらと光を放ち、古の時代に建てられた砦に波の模様を描いている。この物々しさと忌まわしい記憶さえなければ、目が覚めるほど美しい場所だ。
 ここに、協力者がいる。イサクと酒場で選んだ間諜の一人で、イノイルの姫の名前を書き送ってきたのがこの男だ。まだ二十歳そこそこだが、装いによっては四十くらいにも見える。背は高くも低くもなく、面立ちは年より少し老けているものの十人並みで、頭の回転が速く諸事機転が利くから、殊更間諜には丁度良い。この男が、今は海軍に潜り込んで港の見張り番をしている。無論、イサクの手配りだ。
 テオドリックは軍港の付近の草むらで居眠りをしながら交代の時間を待ち、沈んだ太陽が水平線の向こうを微かなオレンジ色に染めた頃、見張り台の櫓から降りてきた男の肩を叩いた。
「ヴィゴ」
 と呼んでから、間違いに気付いた。
「今はマルセルだったか」
「今からヴィゴに戻ります。殿下はよく眠れたようですね」
 ヴィゴが顔をくしゃっとさせて笑うと、テオドリックもそれにつられて苦笑した。
「気付いていたな」
「あなた様は目立ちますからね。本当に海峡を渡るおつもりですか」
「当然だ」
 テオドリックがきっぱりと言うと、ヴィゴは唇に穏やかな微笑を浮かべた。
「では、行きましょうか。船を一つ調達してあります」
 小さな帆船が二人と馬一頭を乗せて海を進んでいく。海上を吹く夜風と細い月が放つ頼りない灯りを点々と映しただけの黒い波がテオドリックの心身を冷えさせた。馬も不安そうに落ち着きをなくしていたが、舵を取るヴィゴが手際よく落ち着かせた。ヴィゴは夜目が利くらしく、この暗い中でも手元のコンパスを時折見ては進行方向を確認している。
「どうしたらこんなに細い月の灯りだけでものが見えるんだ」
 と訊いてみた。興味半分、あとは不安を誤魔化すために発した言葉だ。
「慣れですかね。殿下は見えませんか」
「ほとんど」
「はは」
 ヴィゴが暗闇の中で笑った。
「眩しいところに長く居過ぎましたね」
 テオドリックも笑いだした。なるほどそうかもしれない。
「道理だ」
 しかし、今は闇の中だ。この黒い海の向こうに、光がある。一年半ものあいだ昼も夜も忘れずに探し求めていた顔も知らない娘がいる。その娘が、自分と王国の生死を握っている。
 奇妙な感情だった。ある意味で、恋慕にも似ている。恋の対象として女性を愛したことはないが、イノイルの姫を探し続けた執着と情熱に名前を付けるのならば、それが一番近いのかもしれない。
 夜明け前に、船はアクイラ海峡の東に着いた。イノイル軍が駐屯する軍港からは数十キロ離れた場所で、付近に貿易港があり、多くの商船が行き来している。夜明けと共に貿易港に紛れ込めば、イノイル人には珍しい明るい色の髪の男がいても怪しまれないだろう。
 テオドリックは肩ほどの高さにまで伸びた葦が鬱蒼と生い茂る場所に降り立った後、ヴィゴも続いて船を降りようとするのを制した。
「お供が必要でしょう」
 ヴィゴは仰天した。オーレン・シトーの娘について調査するため長いことイノイルに潜入していたし、オスイア神殿の情報を探っていたのもこの男だ。当然道案内をするつもりでいた。
 が、テオドリックは首を振った。
「いや、あんたはこのままアストレンヌへ帰れ。その能力を見込んで別の仕事を頼みたい」
 テオドリックは馬の手綱を引いて船から降ろしながら続けた。
「ヴェロニク・ルコントについて」
「なるほど」
 ‘ヴェロニク・ルコント’が誰で何を探ればよいかなどと訊かないあたりがこの男の有能なところだ。
「必要な手配はイサクがする。よろしく頼む」
 ヴィゴは目を丸くして葦の中に立つテオドリックを見た。「よろしく頼む」など、王太子がこんな下っ端の間者に掛ける言葉だとは思わなかった。生粋の王都育ちで王家への忠誠心が強いヴィゴはすっかり恐縮してしまったが、この主人が臣下のそういう態度を好まないことはわかっている。
「できる限りきれいなマルス語で話してください、殿下。ここではエマンシュナ訛りは命取りです」
「努力する。…できるだけ」
 テオドリックは歯切れ悪く応えた。
 大陸の共通語であるマルス語は、外交官や通詞や言語学者などの知識階級がその正確な発音や用法を専門知識として習得するものであり、テオドリックが学んだそれは社交目的の手習い程度に過ぎない。大陸の国々の言葉は多かれ少なかれ訛りや文法の違いがあるものの、彼らと同じ水準で正確に話すことができなかったとしても、意思疎通に支障がない。
 それだけに、エマンシュナ訛りを隠すのは、正直なところそれほど得意ではない。
「得意でないならなるべく喋らないでくださいよ。ご武運を祈ります」
 ヴィゴはちょっと苦笑したように息を漏らしてテオドリックに地図を渡し、白み始めた水平線の向こうに消えた。

 イノイルの東側を北上し続けて八日、テオドリックはネリの手前の町で夜を過ごすことにした。
 土地勘のない場所で人通りの多い街道を避け、入り組んだ小道や足場の悪い場所を通ってきたために宿も満足に取れず、王族の華やかな生活に慣れ親しんでいるテオドリックにとっては楽しい旅程とはほど遠いものだったが、木々に囲まれての野宿も妙な匂いのする酒を出す酒場の味の薄い料理もそれほど苦にはならなかった。命と同じくらい重要な目的があるからだ。
 しかし、さすがに疲労が限界まで溜まっている。この日はこの小さな町の中心で宿を取ることにした。階下の騒がしい酒場で煮魚と茹でた貝の料理を腹に入れた後、二階に上がり、手燭を窓際に置いて微かな灯りを取り、外套を壁に刺さったL字のフックに引っかけて、王太子たるテオドリックからすればただの木箱も同然の硬い寝台にごろりと横になった。窓の外から心地よい波の音が聞こえてくるが、階下の酒場の喧噪が時折それを掻き消す。
 テオドリックはシャツの胸のポケットから両手ほどの大きさの地図を広げて眺めた。イノイルの北東の海岸沿いにヴィゴの付けた印が黒く記され、その横に例の悪筆で‘Neri’と走り書きがある。あと一日と掛からずに辿り着けるだろう。
(ここにいるはずだ)
 確証はないが、そう思うだけの根拠がテオドリックにはある。
 以前受けた間諜たちの報告では、イノイル国内のオスイア神殿について調べた結果、寄進者がオーレン王であったものは一つもなかった。
 やはりオーレンはオスタ教の敬虔な信者ではなかった。この点のテオドリックの予想は正しかったことになる。一方で、失望も大きかった。何故ならば、もし戦乱を避けて大事な娘を匿うのであれば、その場所は王自らが寄進した神殿であるはずだと思っていたからだ。
 ところがその後、新たな発見があった。
 オーレン王が即位してから建てられたいくつもの神殿のうち、‘オシアス・オミ・アリア’という人物が七つの神殿を建てていたことがわかった。貴族や富裕層が多くの寄進をして何軒も神殿を建てるのは珍しくないことだが、どうも一つだけ様子が違っている。
 実際に下見のために足を運んだヴィゴが言うには、その神殿は人里離れた岬にぽつりと建ち、近隣には港もなく、神殿の規模や海側から見た外観などは驚くほど質素なものだったという。更に、この人物が建てた他の神殿は規模も大きく神官やそれに準ずる聖職者も多く在籍しているが、ここだけは神官が一人も確認できなかった。‘確認できなかった’とは、神官がその神殿にいないということではなく、いるかどうかわからないということだ。岬の周囲一帯が神域になっていて見張りが立ち、神殿まで辿り着くことができなかったらしい。
 テオドリックはこの報告を受けたとき、この神殿に強烈に興味を引かれた。‘ネリ’という場所にひっそりと建つ小さな神殿の奥に、探し求めている光が隠されているような気がしてならない。実はこの神殿へ向かうための準備も、イサクには黙って既にひと月前から始めていた。父親に譲位を迫ったことは想定外だったが、ネリへの旅は元々の予定より早まっただけのことだ。
(どんな女だ)
 テオドリックは暗い部屋にぼんやりと浮かぶ地図を眺めながら、今まで一度も考えなかったことを考え始めた。
 おかしなことだが、これまで姫の居場所と和平のことばかりを考えていたから、妻となるべき‘リュミエット’がどのような女であるかなど考えもしなかった。しかし、その距離が近付くにつれ、どんな容貌でどんな声で話すのかなどと考えることが多くなった。とは言え、それほどの期待はしていない。未来の王妃の見映えが良いに越したことはないが、別段美女である必要も、互いに愛し合う必要もない。寧ろ情愛などは持たずパートナーとして割り切った関係でいられる方が好都合だ。余計な感情に振り回されて国政を疎かにするようなことがあれば、それこそ忌むべき父親と同じ道を辿ることになる。
 だから、まだ見ぬ姫にもうすぐ会えるというこの不思議な高揚感は、恋や憧れとは似ていても別のものだ。と、テオドリックは結論づけた。実際に、漁師の家に生まれて国王にまで昇り詰めた怪物の娘がどんな女なのか、ひどく興味をそそられる。どちらかと言えば、間違いなく知的好奇心だ。
 翌朝、宿を発つべく馬に跨ったテオドリックに、見送りに出てきた白い髭の小柄な店主が声を掛けてきた。
「兄さん外国人だろう。あんたも巡礼かい」
「いや」
 テオドリックは短く答えた。長く話すとエマンシュナ訛りが出るから、この国に来てからはほとんど口を開いていない。
「そうかい。ここらへんに来る人はみんなネリへの巡礼だから、てっきりあんたもそうかと思ったよ」
「ネリはそれほど由緒ある神域なのか」
 と、尋ねてみることにした。現地で得られる情報は貴重だ。幸いにも、店主はテオドリックをエマンシュナ人かと疑う素振りもない。戦争の最中に敵国の人間が人里離れた聖地までわざわざ来るなど、考えもつかないのだろう。
 店主は皺の多い目元を細めて人の良さそうな笑顔を見せ、「ああ、そうさ」と答えた。
「あそこは青い鷲が俺たちのご先祖さまを女神さまのもとへ導いた場所だからね。長いことボロボロの石碑が吹きさらしになっていたのを、王妃さまが神殿として建て直してくださったのさ。もう十年になるかな」
(王妃――)
 これで確信に変わった。青い鷲とオスタ教がどう結び付くのかは分からないが、寄進者‘オシアス・オミ・アリア’は王妃だったのだ。
「誰か、そこに――」
 テオドリックは言葉に興奮が滲み出そうになり、一度咳払いをした。
「…神官が、何か特別な祭祀をしているのか?」
「ああ。満月の夜にオシアスが巡礼者に祝福を授ける儀式をしているよ」
 また‘オシアス’だ。当初は人の名前かと思っていたが、どうも違うような気がする。
「それは人の名前か?」
 尋ねると、店主は呆れたように笑って見せた。
「なんだい兄さん、何も知らないなあ。オシアスはオスイアの女神さまに仕える女の神官のことさ。修行を終えて女神の祝福を受けた乙女しかオシアスになれないんだ」
 店主は誇らしげにオスタ教のことをこの異国の旅行者に教えてやった。
 曰く、修行を終え女神の祝福を受けた乙女は‘オスイアの娘オシアス’となる。オスタ教には男の神官も存在するが、彼らは主に一般的な冠婚葬祭などの儀礼や祈祷を担い、巡礼者への祝福や女神の特別な祭日の祭祀は全てオスイアの祝福を受けた娘たちオシアデスの仕事であるという。彼女たちは夫を持つまでオスイア神に仕え、毎日満潮の時間に祈りを捧げ、オスイア神へ海の捧げ物をし、魚介以外の肉を口にせずに過ごす。母なる海、即ちオスイア神とのつながりを濃く保つためであるという。
 この話を聞いて、テオドリックは無意識のうちに流れるような薄衣のドレスを身に纏い、蝋燭の火が灯る祭壇に祈りを捧げる乙女の姿を想像した。きっと‘リュミエット’がオシアスとして巡礼者たちに祝福を授けているに違いない。
「…とても興味深い」
 テオドリックが呟くと、熱心なオスタ教徒であるらしい店主は喜んで手を打った。
「ならネリに行ってみなさい。巡礼をすると心が洗われるぞ。貴族みたいに身なりのいいお人がこんなところまで来るんだ。何か深ぁい事情があるんだろう?信者でなくても、オスイアさまは受け入れてくださるよ」
(ん?)
 この時テオドリックは、宿屋の店主がこちらへ向ける人の好さそうな眼差しに憐れみが混ざっていることに気が付いた。こういう類の感情を向けられたのは初めてのことだったから、多少狼狽した。店主は何か勘違いをしている。
「いや、俺は…」
「いいから、いいから。これを――」
 店主は物わかりが良く世話好きな伯父貴よろしく手を振って若者の言葉を遮り、首から細い鎖の首飾りらしき物を外した。店主が着ている革のベストの内側から、ネックレスの先に付いている帆立の貝殻が現れた。内側に髪の長いオスイア神と鷲が彫り込まれている。
 店主は帆立の首飾りを、何かを必死に説得するような眼差しで馬上の不憫な若者・・・・・に差し出した。
「かけていきなさい。巡礼者の証だ。これがあれば神域に入れるから」
 テオドリックは、半ば押し付けられるようにして手のひらに収められた帆立の女神を眺めてちょっと考えた後、店主に微笑んで見せた。
「恩に着る、店主。お陰で命が繋がりそうだ」
「そうかい、そうかい」
 皺の多い顔をくしゃっとさせて笑った店主に笑いかけ、テオドリックは宿を後にした。心が痛まないわけではない。万が一にも失敗してあの店主が密入国したエマンシュナの王太子に神域への鍵となる巡礼者の証を渡してしまったことがイノイル王府に露見すれば、あの人が好い世話好きな男の命もただでは済まないだろう。
(今更。背負う命がひとつ増えただけのことだ)
 善良な人間を騙したようで後味は悪いが、手段など選んでいられない。テオドリックは厚い雲の割れ間から射した朝陽を受けてキラキラと輝く海を横目に、北へ駆けた。姫の神殿は、もう近い。
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