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13章続き

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ウラボン 視点


「くそ、あの狸おやじめ!!俺ら駒かよ!」

「突然名無しの冒険者がAランクとかに昇進とかありましたしね。」

「俺達を死ぬまで指示できるとか書いてあったぞ。」

「どうする俺ら…」

「「はぁ…」」

もう、何しにここまで来たのかわからなくなってきた。
前から狸おやじ(ギルドマスター)には気を付けろと忠告は受けていたが、まさかこんなことになるとは…
このまま、死か奴隷の道しかないのか…

「にいちゃん達凄い落ち込みようだな。」

「…」

「にいちゃん達は改宗する気はあるかい?」

「改宗?宗教の勧誘か?」

「まぁ、そうだな。だが、必要な事だ。」

おっさんは真剣だった。

「俺らが信仰しているのは創造教というのは話したな。」

「あぁ。」

「それは魔導族全員が入信している。にいちゃん達は勇者教だろ?」

そう、ほぼ知識族は勇者教に入信させられている。
正直形だけの宗教だ。

「俺らの領は神々が人知れず住んでいて、俺らを見守り手助けをしてくれる。」

「そんな馬鹿げた話があるかよ。
神が助けてくれる訳ないだろ。」

「そうかな?」

おっさんはそう言いながら遠くを見ていた。
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