それって食べ物ですか？いいえ飲み物です。

11章

191 帰宅と報告

カグリア　視点

あたし達は自宅の玄関に転移した。

「ただいま！」

「お帰りなさい。リア、スタンビートは？」

エプロン姿のルナが迎えてくれた。

「ティーが雄叫び一つで解散させたよ！冒険者側でも被害はあったけどまぁ、問題ないよ！」

問題はあったがルナに伝えるのはちょっと気が引ける。
今回は黙っておくことにしよう。

「そう、で！リリスちゃんに抱かれて上機嫌なティーちゃんは何を持っているのかな？」ぐいぐい…

「やー！」

ルナはティーにお仕置きしているティーが持っているものを見た。

「冒険者ギルド功労カード？」

「そ！冒険者ギルドに加入していない人がギルドを助けた時に功績として渡されるカードよ！」

「このカードを持ってると身分証の代わりになったり、特定のお店で割引してくれるのよね。よかったわね。」

「むふぅ！」

ふふ、誇らしげにしちゃって可愛い。
まぁ、それだけのことを数時間で終わらせたんだけどね。

「リア達は昼まだでしょ？今用意するわね。」

「ええ、お願い！でも、お風呂を先にはいるわ。」

「そう？リリスちゃん入りなさい。」

「うん！」

ルナは台所に向かって行った。
そうだ！リリスをお風呂に入れないとね。

お風呂に入りご飯を食べて畑に行き、やっと芋掘りが始まった