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11章
185 新たな発見
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カグリア 視点
ごっくん!!
数分間昆布をしゃぶったことで昆布は柔らかくなりティーは食べきった。
ハッ!?
ティーは何かを思い出した顔をすると少女にジリジリと近付いて行った。ヨダレまみれのまま…
「ひっ!ヤダー!」
危険を察知した少女は足を滑らしながら逃げようと動く。
だが、ティーは彼女の腕に噛み付いた。
「ヤダー!誰か取って!」
少女はティーを引き離そうと奮闘するがあたしでも剥がせない。
あたしが引っ張れば腕ごと取れてしまうでしょうね。
そうこう考えているうちにティーは少女から離れ、目を閉じアホ毛を回し始めいた。
「ほら、ヨダレ拭いて…」
あたしはタオルを取り出しティーのヨダレを拭き取った。
ティーは動かずじっとしている。
何かやっているのだろうか?
動く気配はないので、あたしは少女に近付いた。
「うちの子がごめんさんね。腕出して…」
「…うん。」
彼女は素直に腕を出したのでタオルでヨダレを拭き取りと全身傷だらけのヨダレまみれのところだけキレイになっていた。
まさか…
「きゃあ!?」
あたしは彼女を抱き上げリリスが着替えいる洞穴に入った。
急に抱き上げたから驚いたようだがあたしには確認したい事があった。
「え!?リアお母さん!?」
洞穴の中には着替えを終えたリリスがいた。
「リリス?着替えが終わっているなら早く出なさい。」
「だって恥ずかしいんだもん。」
「だからっていつまで中にいたら洞穴が邪魔でしょ?」
「そうだけど…ってその子は?」
「話は後でね。狭いから出て!」
「…うん。」
あたしはリリスを追い出すと少女を先程拭いたティーのヨダレまみれのタオルで全身を拭いた。
「いぎゃー!!」
痛みなのか驚きなのかわからないけど悲鳴を無視して拭き続けると彼女の体中にあった傷は立ち所に消えた。
「あれ?痛みがなくなった。」
どうやら、見た目だけではなくちゃんと治っているみたいだ。
ティーの涎にはポーションみたいな効果がありそうだ。
「キレイになったわね。はい、この服を着て。」
あたしはリリスの予備の予備の服を取り出し渡した。
背格好はリリスと変わらないし大丈夫だと思う。
何故この子だけと言われそうだが、目に付いたという理由以外ない。
ルナでも同じことをすると思ったからだ。
少女は迷ったが裸なので、選択肢はないという顔で受け取り着ようとした。
あたしはすかさず軽くデコピンをした。
「アイタ!」
「貴女ね。人から物を貰う時はちゃんと『ありがとうございます。』と言いなさい!何も言わずとったら泥棒と一緒よ!」
「!?…うん。ありがとう…ございます。」
少女は戸惑いながらもお礼を口にした。
「はい!」
あたしは笑顔で服を渡した。
「リリス!この子の着替え手伝ってあげてね。あたしはティーを見てくるわ。」
「そういえばティーちゃんどうしたの?いないけど。」
「さっきの場所から動いてないわよ。ギルド長も近くにいるから多分大丈夫。終わったら来なさい。」
「…わかった。終わったら行く。」
あたしは2人を置いてティーのもとに戻った。
しかし、ティーの姿はなかった。
ごっくん!!
数分間昆布をしゃぶったことで昆布は柔らかくなりティーは食べきった。
ハッ!?
ティーは何かを思い出した顔をすると少女にジリジリと近付いて行った。ヨダレまみれのまま…
「ひっ!ヤダー!」
危険を察知した少女は足を滑らしながら逃げようと動く。
だが、ティーは彼女の腕に噛み付いた。
「ヤダー!誰か取って!」
少女はティーを引き離そうと奮闘するがあたしでも剥がせない。
あたしが引っ張れば腕ごと取れてしまうでしょうね。
そうこう考えているうちにティーは少女から離れ、目を閉じアホ毛を回し始めいた。
「ほら、ヨダレ拭いて…」
あたしはタオルを取り出しティーのヨダレを拭き取った。
ティーは動かずじっとしている。
何かやっているのだろうか?
動く気配はないので、あたしは少女に近付いた。
「うちの子がごめんさんね。腕出して…」
「…うん。」
彼女は素直に腕を出したのでタオルでヨダレを拭き取りと全身傷だらけのヨダレまみれのところだけキレイになっていた。
まさか…
「きゃあ!?」
あたしは彼女を抱き上げリリスが着替えいる洞穴に入った。
急に抱き上げたから驚いたようだがあたしには確認したい事があった。
「え!?リアお母さん!?」
洞穴の中には着替えを終えたリリスがいた。
「リリス?着替えが終わっているなら早く出なさい。」
「だって恥ずかしいんだもん。」
「だからっていつまで中にいたら洞穴が邪魔でしょ?」
「そうだけど…ってその子は?」
「話は後でね。狭いから出て!」
「…うん。」
あたしはリリスを追い出すと少女を先程拭いたティーのヨダレまみれのタオルで全身を拭いた。
「いぎゃー!!」
痛みなのか驚きなのかわからないけど悲鳴を無視して拭き続けると彼女の体中にあった傷は立ち所に消えた。
「あれ?痛みがなくなった。」
どうやら、見た目だけではなくちゃんと治っているみたいだ。
ティーの涎にはポーションみたいな効果がありそうだ。
「キレイになったわね。はい、この服を着て。」
あたしはリリスの予備の予備の服を取り出し渡した。
背格好はリリスと変わらないし大丈夫だと思う。
何故この子だけと言われそうだが、目に付いたという理由以外ない。
ルナでも同じことをすると思ったからだ。
少女は迷ったが裸なので、選択肢はないという顔で受け取り着ようとした。
あたしはすかさず軽くデコピンをした。
「アイタ!」
「貴女ね。人から物を貰う時はちゃんと『ありがとうございます。』と言いなさい!何も言わずとったら泥棒と一緒よ!」
「!?…うん。ありがとう…ございます。」
少女は戸惑いながらもお礼を口にした。
「はい!」
あたしは笑顔で服を渡した。
「リリス!この子の着替え手伝ってあげてね。あたしはティーを見てくるわ。」
「そういえばティーちゃんどうしたの?いないけど。」
「さっきの場所から動いてないわよ。ギルド長も近くにいるから多分大丈夫。終わったら来なさい。」
「…わかった。終わったら行く。」
あたしは2人を置いてティーのもとに戻った。
しかし、ティーの姿はなかった。
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