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2章
27 帰巣本能
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元気っ子 キラティア 視点
今日も一日頑張ります。
ティーちゃんです。ふんす!
「ティーちゃん、おいで~!」
はーい!
パッ!
あれ?
僕はルナママの腕の中にいた…
?
「ごはんですよ~。」
ごはん!ぶんぶん!
そのままテーブルに連れて行かれた。
僕とくーちゃんは最近、離乳食が始まった。
ジャガイモおいしい。
うーうー!
「もっと欲しい?はい、あーん!」
あーん…もぐもぐ
うまうま。ぶんぶん!
ゲプ!
「よく食べたね。えらいえらい。」ナデナデ!
むふぅ!
「じゃあ、片付けるからベッドで遊んでてね。」
僕とくーちゃんはベッドに入れられた。
なんてこった!?
これではコロコロ冒険が出来ない。ガーン!!
「あーう?」
くーちゃんどしたの?
同じベッドにいたくーちゃんから声をかけられた。
ポイッ!
くーちゃんのリスたんのぬいぐるみ?
「うっ!うっ!」
投げるのね。
ポイッ!
ポイッ!
少しやって飽きた。
くーちゃんも飽きてゴロゴロしてる。
「ティー、クリスは寝てる?」
リアママに呼ばれた。ヒョコ!
なーに?
「下で遊んでいいよ!」
ホント?
あそぶあそぶ!ぶんぶん!
ガンッ!ガタン!
足当たった…痛くないし、いいか…
降ろされた場所は大きなクッションに囲われたじゅうたんの上だった。
じゅうたんは、もふもふして気持ちいい。ぐでー…
「ほら、ティー!リスさん取ってみな?」
リアママが僕の目の前にリスたんを置いた。
届きそうで届かない。トテ…届いた!
ん?
トテ…トテ!?
動けるぞ~!!
ついに!ついに!
ハイハイが出来るようになりました。ワー!!
トテトテ…ポフッ!
トテトテトテトテ…ポフッ!
少しハイハイするとクッションに当たる。ジャマ!!
「ティーがハイハイしてる!ルナに教えないと!」
ルナママが部屋から出て行った。
トテトテトテトテトテ…ポフッ!
テテテテテテテテテテテテ…ポフッ!
カサカサカサカサカサカサ…ズボッ!!
しめた!?クッションがずれた!!ぶんぶん!
カサカサカサカサカサカサカサカサ!!
僕は風になった!!
「あっ!?ティーが逃げた!?てか速っ!?」
おっと!リアママだ!逃げろ~!!
「ティー、待って!」
やだー!
僕は冒険するんだ!
カサカサカサカサ!
「ほら!捕まえた!」ピタ!スカッ!カサカサ!
僕はリアママが捕まえようとした瞬間に止まり、方向転換したのだ。
僕は自由だ!!
カサカサカサカサ!
「ティーちゃん戻って来なさい。」
パッ!?
あれ?
ルナママの腕の中にいる?
キョロキョロ…
???
「ティー…思いっきり動くのは少し待ってね。」
「あーい…」
残念だ…僕の冒険は終わった。ガク…
あっ!?
くーちゃんだ!おーい!
リアママに捕まっちゃた!残念…
コンコン!
誰か来たみたいだ。
だれ?だれ?
ルナママに抱かれたまま玄関に行くと、外に大きなゴリラさんがいた。
木の実くれるゴリラさんだ!ぶんぶん!
リリ姉ちゃんくらいのお兄ちゃんがオレンジのネズミ?ハムスター?を持って立っていた。
…
ジュルリ…
「こーら!ネズミちゃんもエリザベートさんの家族だから飲んではダメよ!」
はーい!除外除外!
その後の外の水なしのプール?の中に入れられ、くーちゃんとお兄ちゃんとネズミさんと遊んだ。
壁が無ければ冒険できたのに…残念。
お兄ちゃんとネズミさんはゴリラさんの背中のポケットに入って帰るようだ。
バイバイ!
ん?
くーちゃんおねむ?
えーと、ママ達は?キョロキョロ…
お?
ここから上がれそうだ!
そーと…
ガサッ!!
草むらの奥に何かいる。
カサカサカサカサ!
黒い牛さんだ!
飲み物ー!
カサカサカサカサ…ダッ!
あーん!パクッ!
ジュルル!ゴキュゴキュゴキュゴキュ!
僕は牛さんのお腹に飛び付き、飲み始めた。
味はすき焼きかな?
パッ!?
「きゃっ!?」
ズドン!!
気付くとお庭に戻っていた。
「これ、ヒットバイソンじゃない!」
ルナママの驚く声が聞こえるけど…
ゴキュゴキュ…ふぅ…満足!
おや?ルナママに捕まってしまった。
「もう、心配したのよ。勝手にいなくならないの!めっ!」ビシッ!
ひっ!ごめんなさい!
「今度から知らせてから行きなさいね。」ナデナデ
!?
はーい!パァー!!
ルナママ大好き!ぎゅー…
「ティー、でかした!今夜はステーキだ!」抱きっ!
リアママも大好き!ぎゅー…
喜んだリアママは牛さんを担いで持って行った。
ふぁ~!ねむねむ…
「あら?おねむ?お風呂入るからね。」
「あーい!」
僕は入浴中に寝てしまった。すやー…
今日も一日頑張ります。
ティーちゃんです。ふんす!
「ティーちゃん、おいで~!」
はーい!
パッ!
あれ?
僕はルナママの腕の中にいた…
?
「ごはんですよ~。」
ごはん!ぶんぶん!
そのままテーブルに連れて行かれた。
僕とくーちゃんは最近、離乳食が始まった。
ジャガイモおいしい。
うーうー!
「もっと欲しい?はい、あーん!」
あーん…もぐもぐ
うまうま。ぶんぶん!
ゲプ!
「よく食べたね。えらいえらい。」ナデナデ!
むふぅ!
「じゃあ、片付けるからベッドで遊んでてね。」
僕とくーちゃんはベッドに入れられた。
なんてこった!?
これではコロコロ冒険が出来ない。ガーン!!
「あーう?」
くーちゃんどしたの?
同じベッドにいたくーちゃんから声をかけられた。
ポイッ!
くーちゃんのリスたんのぬいぐるみ?
「うっ!うっ!」
投げるのね。
ポイッ!
ポイッ!
少しやって飽きた。
くーちゃんも飽きてゴロゴロしてる。
「ティー、クリスは寝てる?」
リアママに呼ばれた。ヒョコ!
なーに?
「下で遊んでいいよ!」
ホント?
あそぶあそぶ!ぶんぶん!
ガンッ!ガタン!
足当たった…痛くないし、いいか…
降ろされた場所は大きなクッションに囲われたじゅうたんの上だった。
じゅうたんは、もふもふして気持ちいい。ぐでー…
「ほら、ティー!リスさん取ってみな?」
リアママが僕の目の前にリスたんを置いた。
届きそうで届かない。トテ…届いた!
ん?
トテ…トテ!?
動けるぞ~!!
ついに!ついに!
ハイハイが出来るようになりました。ワー!!
トテトテ…ポフッ!
トテトテトテトテ…ポフッ!
少しハイハイするとクッションに当たる。ジャマ!!
「ティーがハイハイしてる!ルナに教えないと!」
ルナママが部屋から出て行った。
トテトテトテトテトテ…ポフッ!
テテテテテテテテテテテテ…ポフッ!
カサカサカサカサカサカサ…ズボッ!!
しめた!?クッションがずれた!!ぶんぶん!
カサカサカサカサカサカサカサカサ!!
僕は風になった!!
「あっ!?ティーが逃げた!?てか速っ!?」
おっと!リアママだ!逃げろ~!!
「ティー、待って!」
やだー!
僕は冒険するんだ!
カサカサカサカサ!
「ほら!捕まえた!」ピタ!スカッ!カサカサ!
僕はリアママが捕まえようとした瞬間に止まり、方向転換したのだ。
僕は自由だ!!
カサカサカサカサ!
「ティーちゃん戻って来なさい。」
パッ!?
あれ?
ルナママの腕の中にいる?
キョロキョロ…
???
「ティー…思いっきり動くのは少し待ってね。」
「あーい…」
残念だ…僕の冒険は終わった。ガク…
あっ!?
くーちゃんだ!おーい!
リアママに捕まっちゃた!残念…
コンコン!
誰か来たみたいだ。
だれ?だれ?
ルナママに抱かれたまま玄関に行くと、外に大きなゴリラさんがいた。
木の実くれるゴリラさんだ!ぶんぶん!
リリ姉ちゃんくらいのお兄ちゃんがオレンジのネズミ?ハムスター?を持って立っていた。
…
ジュルリ…
「こーら!ネズミちゃんもエリザベートさんの家族だから飲んではダメよ!」
はーい!除外除外!
その後の外の水なしのプール?の中に入れられ、くーちゃんとお兄ちゃんとネズミさんと遊んだ。
壁が無ければ冒険できたのに…残念。
お兄ちゃんとネズミさんはゴリラさんの背中のポケットに入って帰るようだ。
バイバイ!
ん?
くーちゃんおねむ?
えーと、ママ達は?キョロキョロ…
お?
ここから上がれそうだ!
そーと…
ガサッ!!
草むらの奥に何かいる。
カサカサカサカサ!
黒い牛さんだ!
飲み物ー!
カサカサカサカサ…ダッ!
あーん!パクッ!
ジュルル!ゴキュゴキュゴキュゴキュ!
僕は牛さんのお腹に飛び付き、飲み始めた。
味はすき焼きかな?
パッ!?
「きゃっ!?」
ズドン!!
気付くとお庭に戻っていた。
「これ、ヒットバイソンじゃない!」
ルナママの驚く声が聞こえるけど…
ゴキュゴキュ…ふぅ…満足!
おや?ルナママに捕まってしまった。
「もう、心配したのよ。勝手にいなくならないの!めっ!」ビシッ!
ひっ!ごめんなさい!
「今度から知らせてから行きなさいね。」ナデナデ
!?
はーい!パァー!!
ルナママ大好き!ぎゅー…
「ティー、でかした!今夜はステーキだ!」抱きっ!
リアママも大好き!ぎゅー…
喜んだリアママは牛さんを担いで持って行った。
ふぁ~!ねむねむ…
「あら?おねむ?お風呂入るからね。」
「あーい!」
僕は入浴中に寝てしまった。すやー…
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