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10年後
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最近ストレスで疲れが全く取れません。神村先輩はトイレや風呂以外は常に俺と共に生活している。何がストレスって、仕事終わりに10kmのランニングと筋トレ。それに1時間の瞑想。残業よりも過酷なハードルーティンを毎日課すこと。
日曜日はさらに過酷で30kmのランニングと素振り、図書館に行って薬草やDIYなどあらゆる雑学の習得を目指した読書。
月曜日、出社時には2人で目の下にクマができる。
社内の同僚からは「あつあつー」などいじられる始末。違う意味でホットな日常を過ごしていますよこっちは!と叫びたい。毎日ハードトレーニング。ランニング、ランニング、座学な日々。
来たる異世界転移のその日まで繰り返される毎日。
ハードなトレーニングを始めて1ヶ月。
筋力、瞬発力、体力は向上した。しかし異世界ではどれほどのステータスが上がるのか謎のまま、その日はきた。
「おはよー」
「おはよう」
いつの間にか先輩とはタメ口で話すようになっていた俺は毎朝のルーティンである筋トレを始めた。
筋トレ後に朝食。そして出社。
エレベーターに俺と神村先輩が乗った瞬間、床が真っ黒になって落ちるような感覚が襲う。
一瞬目の前が暗転したかと思うと一瞬で草原にいた。
「連司やったよ!やっと来れたね」
見覚えがある山々の景色。異世界に違いない。
「この人達どうする?」
「へ?」
俺が振り返るとエレベーターに先に乗っていた後輩の佐田翔吾と同期の小早川真帆が地面に倒れていた。
「2人を起こそう。ここは危ないから、ミルクテの町に・・・」
ミルクテの町の方を向くと既に町は無くなっていた。塀や門が倒れた木材には苔や草が生え覆われていた。
「そんな・・・」
先輩は言葉に詰まった。
町がないということは先の戦いは負けたのだろう。
シュミル達は無事なのか心配しない日はなかった。町が無くても無事でいてくれと願った。
「おはようございます。神村先輩。あれ?さっき僕は会社に着いて・・・えー!ここは何処ですか!」
翔吾が起きた。
翔吾の大声で真帆も目を覚ました。
「ふぅー」
ため息混じりに服に着いた泥を払う真帆に対して翔吾はキョロキョロ、ソワソワ落ち着きがない。
「翔吾、真帆。ここは異世界だ」
「い、異世界!?」
「それでお二人は慣れているようですが、経験者ですか?」
真帆はメガネ越しに鋭い眼光で俺を見た。
「そうなのー。私は異世界転移2回目。やっと帰ってこれた」
「神村先輩は嬉しそうですね。私は仕事がありますから早く戻りたいです。何度か来たことがあるなら、帰り方ご存知ですよね?」
「それは、ねー」
俺と神村先輩は目を合わせた。
せっかく来れた異世界。町やシュミル達の安否、異世界情勢について探りたい。それに神村先輩は魔王討伐という目標を掲げている。
「どうしてもこっちの世界で知りたいことが付き合ってくれない?」
「私だけ帰す事は?」
「特定の誰かを帰す事は出来ない」
「人事部兼総務部の私の権限で全て有給扱いにするから、真帆ちゃんと翔吾くんは付き合ってくれるかなー?」
「それなら、いいですよ私は」
「あれ?翔吾は?」
見ないうちに翔吾は消えていた。
「あーーー!助けてーー!」
上空から翔吾の声が。大きな鳥の魔獣の足に捕まり、上昇途中だった。
「先輩!」
「杖はないけど、やってみる!」
「やるって何をですか?」
真帆は神村先輩が大鳥に向けて両掌を向ける姿に眉間に皺を寄せた。
「当てないように曲げるイメージで」
掌から僅かに離れた空間に火の玉が出来上がる。
真帆はあんぐりとしていた。
火の玉、火弾は物凄い速さで大鳥目掛けてて飛んでいく。弧を描き、やがて大鳥の翼に当たった。その瞬間、大鳥は翔吾を離した。
「ぎぁぁぁぁあぁぁぁ!」
落下するタイミングを見計らって、地上に大きな水のプールを生成し翔吾を受け止めた。
「助かったぁー。神村先輩ありがとうございます」
翔吾は濡れたスーツの上着を絞りながら、戻ってきた。
「助けられてよかったよ」
「魔法ですか?魔法が存在する世界ですか?ここはファンタジーな世界ですか?」
真帆の様子が明らかにおかしい。
「私も魔法使えますか?神村先輩みたいな魔法使いになれますか?」
「えーっと、適正があって。連司くんみたいに魔法が使えない人もいるの。真帆ちゃんが一度魔法の出し方教えてみるね」
神村先輩が丁寧に指導するも真帆は全く魔法を出せず、適正がなかった。
「真帆ちゃん。落ち込まないで。私の教え方が悪かったのかな」
「そんなことないです。私に才能がなかっただけです」
「違う人に教えてもらったら魔法使えるようになるかもしれないから、元気出して」
「はい・・・」
俺達はミルクテの町周辺の地理が分からない。草原の未舗装の一本道を荷馬車が走っていた。荷馬車を呼び止め、行商人に周辺の町やミルクテの町について尋ねた。
「もう10年も前か。魔王国軍がミルクテの町を襲い壊滅させたのは。数十人の冒険者が逃げたと聞いたが、殆ど魔王国に捕らえられ連れて行かれたそうだ。捕らえられた町人や冒険者の消息は分かっていない。噂では労働力として魔王国で働いているらしいが」
もしかするとシュミル達は捕まっているかもしれない。
「魔王国に行くには?」
「国境の警備は厳重で無理だ。やめておいた方がいい。それよりよかったら近くのシーニアの街まで運ぼうか?」
「それは助かります」
俺達は行商人の荷馬車に乗ってシーニアの街を目指した。
日曜日はさらに過酷で30kmのランニングと素振り、図書館に行って薬草やDIYなどあらゆる雑学の習得を目指した読書。
月曜日、出社時には2人で目の下にクマができる。
社内の同僚からは「あつあつー」などいじられる始末。違う意味でホットな日常を過ごしていますよこっちは!と叫びたい。毎日ハードトレーニング。ランニング、ランニング、座学な日々。
来たる異世界転移のその日まで繰り返される毎日。
ハードなトレーニングを始めて1ヶ月。
筋力、瞬発力、体力は向上した。しかし異世界ではどれほどのステータスが上がるのか謎のまま、その日はきた。
「おはよー」
「おはよう」
いつの間にか先輩とはタメ口で話すようになっていた俺は毎朝のルーティンである筋トレを始めた。
筋トレ後に朝食。そして出社。
エレベーターに俺と神村先輩が乗った瞬間、床が真っ黒になって落ちるような感覚が襲う。
一瞬目の前が暗転したかと思うと一瞬で草原にいた。
「連司やったよ!やっと来れたね」
見覚えがある山々の景色。異世界に違いない。
「この人達どうする?」
「へ?」
俺が振り返るとエレベーターに先に乗っていた後輩の佐田翔吾と同期の小早川真帆が地面に倒れていた。
「2人を起こそう。ここは危ないから、ミルクテの町に・・・」
ミルクテの町の方を向くと既に町は無くなっていた。塀や門が倒れた木材には苔や草が生え覆われていた。
「そんな・・・」
先輩は言葉に詰まった。
町がないということは先の戦いは負けたのだろう。
シュミル達は無事なのか心配しない日はなかった。町が無くても無事でいてくれと願った。
「おはようございます。神村先輩。あれ?さっき僕は会社に着いて・・・えー!ここは何処ですか!」
翔吾が起きた。
翔吾の大声で真帆も目を覚ました。
「ふぅー」
ため息混じりに服に着いた泥を払う真帆に対して翔吾はキョロキョロ、ソワソワ落ち着きがない。
「翔吾、真帆。ここは異世界だ」
「い、異世界!?」
「それでお二人は慣れているようですが、経験者ですか?」
真帆はメガネ越しに鋭い眼光で俺を見た。
「そうなのー。私は異世界転移2回目。やっと帰ってこれた」
「神村先輩は嬉しそうですね。私は仕事がありますから早く戻りたいです。何度か来たことがあるなら、帰り方ご存知ですよね?」
「それは、ねー」
俺と神村先輩は目を合わせた。
せっかく来れた異世界。町やシュミル達の安否、異世界情勢について探りたい。それに神村先輩は魔王討伐という目標を掲げている。
「どうしてもこっちの世界で知りたいことが付き合ってくれない?」
「私だけ帰す事は?」
「特定の誰かを帰す事は出来ない」
「人事部兼総務部の私の権限で全て有給扱いにするから、真帆ちゃんと翔吾くんは付き合ってくれるかなー?」
「それなら、いいですよ私は」
「あれ?翔吾は?」
見ないうちに翔吾は消えていた。
「あーーー!助けてーー!」
上空から翔吾の声が。大きな鳥の魔獣の足に捕まり、上昇途中だった。
「先輩!」
「杖はないけど、やってみる!」
「やるって何をですか?」
真帆は神村先輩が大鳥に向けて両掌を向ける姿に眉間に皺を寄せた。
「当てないように曲げるイメージで」
掌から僅かに離れた空間に火の玉が出来上がる。
真帆はあんぐりとしていた。
火の玉、火弾は物凄い速さで大鳥目掛けてて飛んでいく。弧を描き、やがて大鳥の翼に当たった。その瞬間、大鳥は翔吾を離した。
「ぎぁぁぁぁあぁぁぁ!」
落下するタイミングを見計らって、地上に大きな水のプールを生成し翔吾を受け止めた。
「助かったぁー。神村先輩ありがとうございます」
翔吾は濡れたスーツの上着を絞りながら、戻ってきた。
「助けられてよかったよ」
「魔法ですか?魔法が存在する世界ですか?ここはファンタジーな世界ですか?」
真帆の様子が明らかにおかしい。
「私も魔法使えますか?神村先輩みたいな魔法使いになれますか?」
「えーっと、適正があって。連司くんみたいに魔法が使えない人もいるの。真帆ちゃんが一度魔法の出し方教えてみるね」
神村先輩が丁寧に指導するも真帆は全く魔法を出せず、適正がなかった。
「真帆ちゃん。落ち込まないで。私の教え方が悪かったのかな」
「そんなことないです。私に才能がなかっただけです」
「違う人に教えてもらったら魔法使えるようになるかもしれないから、元気出して」
「はい・・・」
俺達はミルクテの町周辺の地理が分からない。草原の未舗装の一本道を荷馬車が走っていた。荷馬車を呼び止め、行商人に周辺の町やミルクテの町について尋ねた。
「もう10年も前か。魔王国軍がミルクテの町を襲い壊滅させたのは。数十人の冒険者が逃げたと聞いたが、殆ど魔王国に捕らえられ連れて行かれたそうだ。捕らえられた町人や冒険者の消息は分かっていない。噂では労働力として魔王国で働いているらしいが」
もしかするとシュミル達は捕まっているかもしれない。
「魔王国に行くには?」
「国境の警備は厳重で無理だ。やめておいた方がいい。それよりよかったら近くのシーニアの街まで運ぼうか?」
「それは助かります」
俺達は行商人の荷馬車に乗ってシーニアの街を目指した。
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