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第二部「創世神降臨」編
VS深橙龍1
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クロトがカレンを揶揄っているころ、セーラとマリアは竜を倒し終えていた。
「やはり強いですわね。わたくしの方が年上ですのに・・・。」
「マリアっ、年の話はお互い不幸になりそうだからやめてってば!」
「そうは言いましても・・・っ、これは、信号ですわね。」
「確か、何かを見つけた時に送られる信号よね・・・?」
二人は顔を見あわっせて、信号が発信された方向へ向かうのだった。
アクア、ヴィオラ、エメラ、ナツメの四名は、一息つく間もなく再び戦闘に。
追手の竜が全滅したことを理解して、更なる追手が巣から差し向けられたのだ。
周囲を竜に囲まれて、多勢に無勢だ。
だがそれでも、アクアたちは焦っていない。
クロトとカレンがすぐそこまで来ていることが分かっているからだ。
「水神魔法・氷天神殿!」
アクアが氷の神殿を生成し、その中で籠城の構えを取る四人。
橙輝竜だけなら何とかなったかもしれないが、そう簡単に事は運ばない。
追手は・・・巣の全戦力。
橙輝竜が百体以上と深橙龍が一体だ。
流石に真正面から今の戦力で戦うのは厳しいものがある。
深橙龍
種族 魔物 幻想種
レベル 151
HP 40000
MP 38000
筋力 14000
防御力 15800
魔力 20000
速力 16500
幸運 140
ユニークスキル
深橙龍2
ステータスはシンプルだが、危険度は橙輝竜と桁違いだ。
ユニークスキル「深橙龍」は、スキルレベル1の状態で能力値4.1倍。
深橙龍1だと、全能力値4.1倍である。
魔力だけならアクアが単騎で戦えないことも無いが、状況はよろしくない。
その他の能力値で大きく劣っているし、周りには橙輝竜の群れも居るのだ。
神殿の中で竜の攻撃を凌ぐこと数十秒。
クロトとカレンがマリアとセーラを連れて神殿の中に転移してきた。
「お待たせ。状況は把握しているから指示を出すね。」
クロトは手早く指示を出していく。
内容は、自分とアクアが深橙龍を引き離して交戦する。
その間に残りのメンバーで橙輝竜を討伐する、というものだ。
詳細は自分たちで決めること、という言葉を最後に、戦闘へ移行した。
「天神の咆哮っ!」
ドガアアアアアアアアアッ!!
天神法術による天落世界に指向性を持たせた魔法、天神の咆哮。
上から下への衝撃ではなく、横から横への衝撃で、深橙龍はふっ飛ばされた。
数百メートルはふっ飛んだであろう。
「漆黒剣・龍牙!」
空を飛んで追い抜いたクロトが深橙龍を叩き落した。
黒天人化と星天装、闇輪は発動済みだ。
クロトの能力値は99999に僅かに届かない程度になっている。
光輪と橙の瞳は先の戦闘に備えて温存している。
深橙龍さえ仕留めればいいというわけではないのだ。
地面に墜落した龍はクロトを見据え、突撃した。
しかし、その速度は漆黒十二翼のクロトに及ばない。
「漆黒剣・龍爪!」
容易に回避されてカウンターの一撃を右側の翼に喰らった。
「水神魔法・神氷天絶波!」
「GYAAAAA!?」
動きの止まった龍に、水神の翼で空を飛ぶアクアの魔法が直撃。
右の翼をズタズタに切り裂かれた。
それでも切り落とされない辺り、その異様な耐久力が窺える。
「GYAAAA!」
「神天龍十字閃・極星!」
龍の爪とクロトの双剣が拮抗して、ギギギッと音が鳴る。
龍の膂力は純粋なステータス以上のパワーがあるため、クロトも全力だ。
「水神魔法・縦横無刃!」
「GYA!?」
クロトが押し込まれそうなタイミングで後ろからアクアが援護。
龍の周囲に生み出された神氷刃が殺到し、回避を選択させた。
その隙を逃すクロトではない。
「アクア、フォロー!神瞳加速!」
アクアに一言だけ告げて太陽の権能を行使した。
そして、ゆっくりと流れる時間の中、予め決めていた剣技を発動させた。
「神天龍十六夜連閃・三極!」
極毒、極黒、極星による四十八連撃が深橙龍に炸裂し、大ダメージを与えた。
アクアは青く輝く神気で強化された視力で、クロトの動きをギリギリ捉えていた。
動けないクロトに襲い掛かる龍とクロトの間に防御壁を生成。
「水神魔法・神氷天絶壁!」
「GYAAAAAAAAAA!!」
アクアの氷壁がミシミシと音を立てて削られてゆく。
だが、完全に破壊することは叶わず、龍の攻撃は止まった。
その隙にクロトは一時退避。
このままなら勝てると思っていた矢先、深橙龍の様子が変わった。
「・・・・・・GAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
「「っ!?」」
クロトは橙色の輝きに包まれた深橙龍を解析。
深橙龍
種族 魔物 亜神 幻想種
レベル 151
HP 18000
MP 28000
筋力 99999
防御力 99999
魔力 99999
速力 99999
幸運 140
ユニークスキル
深橙龍2
ユニークスキル「深橙龍」に新たな説明が追加されていた。
HP半減時に全能力値三倍。ただし上限は99999となる。
全力になった深橙龍が、クロトとアクアに牙をむく。
「やはり強いですわね。わたくしの方が年上ですのに・・・。」
「マリアっ、年の話はお互い不幸になりそうだからやめてってば!」
「そうは言いましても・・・っ、これは、信号ですわね。」
「確か、何かを見つけた時に送られる信号よね・・・?」
二人は顔を見あわっせて、信号が発信された方向へ向かうのだった。
アクア、ヴィオラ、エメラ、ナツメの四名は、一息つく間もなく再び戦闘に。
追手の竜が全滅したことを理解して、更なる追手が巣から差し向けられたのだ。
周囲を竜に囲まれて、多勢に無勢だ。
だがそれでも、アクアたちは焦っていない。
クロトとカレンがすぐそこまで来ていることが分かっているからだ。
「水神魔法・氷天神殿!」
アクアが氷の神殿を生成し、その中で籠城の構えを取る四人。
橙輝竜だけなら何とかなったかもしれないが、そう簡単に事は運ばない。
追手は・・・巣の全戦力。
橙輝竜が百体以上と深橙龍が一体だ。
流石に真正面から今の戦力で戦うのは厳しいものがある。
深橙龍
種族 魔物 幻想種
レベル 151
HP 40000
MP 38000
筋力 14000
防御力 15800
魔力 20000
速力 16500
幸運 140
ユニークスキル
深橙龍2
ステータスはシンプルだが、危険度は橙輝竜と桁違いだ。
ユニークスキル「深橙龍」は、スキルレベル1の状態で能力値4.1倍。
深橙龍1だと、全能力値4.1倍である。
魔力だけならアクアが単騎で戦えないことも無いが、状況はよろしくない。
その他の能力値で大きく劣っているし、周りには橙輝竜の群れも居るのだ。
神殿の中で竜の攻撃を凌ぐこと数十秒。
クロトとカレンがマリアとセーラを連れて神殿の中に転移してきた。
「お待たせ。状況は把握しているから指示を出すね。」
クロトは手早く指示を出していく。
内容は、自分とアクアが深橙龍を引き離して交戦する。
その間に残りのメンバーで橙輝竜を討伐する、というものだ。
詳細は自分たちで決めること、という言葉を最後に、戦闘へ移行した。
「天神の咆哮っ!」
ドガアアアアアアアアアッ!!
天神法術による天落世界に指向性を持たせた魔法、天神の咆哮。
上から下への衝撃ではなく、横から横への衝撃で、深橙龍はふっ飛ばされた。
数百メートルはふっ飛んだであろう。
「漆黒剣・龍牙!」
空を飛んで追い抜いたクロトが深橙龍を叩き落した。
黒天人化と星天装、闇輪は発動済みだ。
クロトの能力値は99999に僅かに届かない程度になっている。
光輪と橙の瞳は先の戦闘に備えて温存している。
深橙龍さえ仕留めればいいというわけではないのだ。
地面に墜落した龍はクロトを見据え、突撃した。
しかし、その速度は漆黒十二翼のクロトに及ばない。
「漆黒剣・龍爪!」
容易に回避されてカウンターの一撃を右側の翼に喰らった。
「水神魔法・神氷天絶波!」
「GYAAAAA!?」
動きの止まった龍に、水神の翼で空を飛ぶアクアの魔法が直撃。
右の翼をズタズタに切り裂かれた。
それでも切り落とされない辺り、その異様な耐久力が窺える。
「GYAAAA!」
「神天龍十字閃・極星!」
龍の爪とクロトの双剣が拮抗して、ギギギッと音が鳴る。
龍の膂力は純粋なステータス以上のパワーがあるため、クロトも全力だ。
「水神魔法・縦横無刃!」
「GYA!?」
クロトが押し込まれそうなタイミングで後ろからアクアが援護。
龍の周囲に生み出された神氷刃が殺到し、回避を選択させた。
その隙を逃すクロトではない。
「アクア、フォロー!神瞳加速!」
アクアに一言だけ告げて太陽の権能を行使した。
そして、ゆっくりと流れる時間の中、予め決めていた剣技を発動させた。
「神天龍十六夜連閃・三極!」
極毒、極黒、極星による四十八連撃が深橙龍に炸裂し、大ダメージを与えた。
アクアは青く輝く神気で強化された視力で、クロトの動きをギリギリ捉えていた。
動けないクロトに襲い掛かる龍とクロトの間に防御壁を生成。
「水神魔法・神氷天絶壁!」
「GYAAAAAAAAAA!!」
アクアの氷壁がミシミシと音を立てて削られてゆく。
だが、完全に破壊することは叶わず、龍の攻撃は止まった。
その隙にクロトは一時退避。
このままなら勝てると思っていた矢先、深橙龍の様子が変わった。
「・・・・・・GAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
「「っ!?」」
クロトは橙色の輝きに包まれた深橙龍を解析。
深橙龍
種族 魔物 亜神 幻想種
レベル 151
HP 18000
MP 28000
筋力 99999
防御力 99999
魔力 99999
速力 99999
幸運 140
ユニークスキル
深橙龍2
ユニークスキル「深橙龍」に新たな説明が追加されていた。
HP半減時に全能力値三倍。ただし上限は99999となる。
全力になった深橙龍が、クロトとアクアに牙をむく。
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