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第二部「創世神降臨」編
水天神アクア
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「アクアは神になってしまったんだね・・・。」
「それはクロトさんも同じですよ・・・!」
「いや、僕はギリギリ黒天人だから、神ではないよ?」
「些細な違いだと思います!」
アクアは神云々を認めようとしないが、あながち間違いでもない。
現状のアクアは水天神だが、一応は亜神の括りになるはずなので。
クロトはというと、クロトの主張通り、ギリギリ上位人種である。
黒天人化が10になり、その他の条件も揃いつつある。
黒天神になる一歩手前だし、隠密神の方も遠からずなる運命だろう。
「そもそも、神様というのはどういう階級があるんでしょうか・・・?」
「僕も詳しくは知らないんだけど・・・。」
クロトは知っている範囲で説明を始めた。
もしかしたら違うかもしれない、という前置きをつけて。
異世界ジェネシスアイにおいて、神というのは人智を超えた存在だ。
創世神クラリアセレスと全能神ジェネシスアイ。
この二柱を頂点とし、生命は基本、ピラミッド状に階級が分かれている。
最高神 <創世神>クラリアセレス <全能神>ジェネシスアイ
上級神 『武神』『魔神(?)』『天神』『創神』『智神』
下級神 『隠密神』『創造神』『精霊神』『水氷神』『抜刀神』『風雷神』
亜神 『黒天神』、『水天神』アクア、『邪王神』カリス、ヘキサアイズ
上位人種 クロト、ヴィオラ、マリア
人種 カレン、エメラ、ナツメ、他たくさん
全能神ジェネシスアイは封印中で、全能神の座は空席。
創世神クラリアセレスは権限の殆どを失いながらも世界の調整中。
ヘキサアイズは亜神でありながら上級神でもあり、最高神の資格もある。
また、現在は魔神を兼任している可能性もある。
クロトが一部だけ使える隠密神の権能は、下級神に分類される。
黒天神は下級神よりの亜神に分類。
なお、精霊の泉や精霊の神殿でセクハラをやらかしまくっている精霊神。
アレでも一応は下級神、というのがクロトの見解である。
「・・・という感じかな。」
「分からない部分も多いですが、これ程の事、一体どちらで・・・?」
アクアは恐る恐るクロトに問い掛けた。
あまりにもあんまりな答えが返ってくると分かりつつも、問い掛けてしまった。
「え?アクアが置いてきてくれたボタンを通してシステムから引き出したけど?」
「そんなとんでもない物だったのですか!?」
「ちなみに、ボタンを押すと情報の収集は止まるよ。」
アクアは放心してしまった。
預かっていたボタンの役割は聞かされていたが、それだけではなかったようだ。
寧ろ、聞かされていたものより余程酷い効果がある。
「アクア、他のスキルの検証もしないと。・・・アクア?大丈夫?」
「・・・・・・。」
その後、アクアが放心状態から復帰するまで、十分近くかかったのであった。
「さて、アクアのステータスを検証しよう。」
「はい・・・。クラリスさんには、今度会った時に窃盗を謝罪します・・・。」
窃盗というのも微妙に違う気がするが、クロトは気にせず話を進める。
「幾つか気になる点はあるけど、まずは能力値からで。」
「どうにも違和感がある数値ですからね。」
二人はアクアのステータスを見ながら、一つずつ把握していく。
種族の水天神、MPの∞、魔力の数値、創世スキル『水天神』、水神突破。
種族については終わったので、次はMPについて。
「これは、一部の亜神と下級神から上の存在はみんなそうみたいだね。」
「では、この魔力の数値もそうでしょうか?」
「それは水天神という種族が魔法系なのにも影響されていると思う。」
水天神に限らず、火天神や風天神でも似たようなことになるらしい。
「それと、HPと幸運以外にある他の能力値・・・固定されているね。」
「固定・・・もう上がらないということですか!?」
アクアは驚愕の声を上げた。
2000という数値は人としては最高レベルだが、この先の戦いでは怪しい。
不安のせいで体から汗が流れ始める。
「上がらないといっても、絶対ではないけど・・・うん?」
クロトはふと創世スキルの水天神へ目が行った。
そちらの方を解析していくと、新たに幾つかのことが分かった。
「アクア、水天神の項目に、神気というのがあるよね?」
「えっと・・・はい、これですね。一段階上げるのに3ポイント必要みたいです。」
「そこは隠密神と同じだね。それで、神気は身体能力の強化も可能みたいだよ。」
「え?あっ・・・・・・良かった・・・!」
神気の効果を確認して、安堵のため息を漏らす。
その後の確認で、他の項目である天神魔法と水神魔法も確認した。
天神魔法と天神法術の違いも気になるところだったからだ。
すると、驚きの事実が分かった。
「それはクロトさんも同じですよ・・・!」
「いや、僕はギリギリ黒天人だから、神ではないよ?」
「些細な違いだと思います!」
アクアは神云々を認めようとしないが、あながち間違いでもない。
現状のアクアは水天神だが、一応は亜神の括りになるはずなので。
クロトはというと、クロトの主張通り、ギリギリ上位人種である。
黒天人化が10になり、その他の条件も揃いつつある。
黒天神になる一歩手前だし、隠密神の方も遠からずなる運命だろう。
「そもそも、神様というのはどういう階級があるんでしょうか・・・?」
「僕も詳しくは知らないんだけど・・・。」
クロトは知っている範囲で説明を始めた。
もしかしたら違うかもしれない、という前置きをつけて。
異世界ジェネシスアイにおいて、神というのは人智を超えた存在だ。
創世神クラリアセレスと全能神ジェネシスアイ。
この二柱を頂点とし、生命は基本、ピラミッド状に階級が分かれている。
最高神 <創世神>クラリアセレス <全能神>ジェネシスアイ
上級神 『武神』『魔神(?)』『天神』『創神』『智神』
下級神 『隠密神』『創造神』『精霊神』『水氷神』『抜刀神』『風雷神』
亜神 『黒天神』、『水天神』アクア、『邪王神』カリス、ヘキサアイズ
上位人種 クロト、ヴィオラ、マリア
人種 カレン、エメラ、ナツメ、他たくさん
全能神ジェネシスアイは封印中で、全能神の座は空席。
創世神クラリアセレスは権限の殆どを失いながらも世界の調整中。
ヘキサアイズは亜神でありながら上級神でもあり、最高神の資格もある。
また、現在は魔神を兼任している可能性もある。
クロトが一部だけ使える隠密神の権能は、下級神に分類される。
黒天神は下級神よりの亜神に分類。
なお、精霊の泉や精霊の神殿でセクハラをやらかしまくっている精霊神。
アレでも一応は下級神、というのがクロトの見解である。
「・・・という感じかな。」
「分からない部分も多いですが、これ程の事、一体どちらで・・・?」
アクアは恐る恐るクロトに問い掛けた。
あまりにもあんまりな答えが返ってくると分かりつつも、問い掛けてしまった。
「え?アクアが置いてきてくれたボタンを通してシステムから引き出したけど?」
「そんなとんでもない物だったのですか!?」
「ちなみに、ボタンを押すと情報の収集は止まるよ。」
アクアは放心してしまった。
預かっていたボタンの役割は聞かされていたが、それだけではなかったようだ。
寧ろ、聞かされていたものより余程酷い効果がある。
「アクア、他のスキルの検証もしないと。・・・アクア?大丈夫?」
「・・・・・・。」
その後、アクアが放心状態から復帰するまで、十分近くかかったのであった。
「さて、アクアのステータスを検証しよう。」
「はい・・・。クラリスさんには、今度会った時に窃盗を謝罪します・・・。」
窃盗というのも微妙に違う気がするが、クロトは気にせず話を進める。
「幾つか気になる点はあるけど、まずは能力値からで。」
「どうにも違和感がある数値ですからね。」
二人はアクアのステータスを見ながら、一つずつ把握していく。
種族の水天神、MPの∞、魔力の数値、創世スキル『水天神』、水神突破。
種族については終わったので、次はMPについて。
「これは、一部の亜神と下級神から上の存在はみんなそうみたいだね。」
「では、この魔力の数値もそうでしょうか?」
「それは水天神という種族が魔法系なのにも影響されていると思う。」
水天神に限らず、火天神や風天神でも似たようなことになるらしい。
「それと、HPと幸運以外にある他の能力値・・・固定されているね。」
「固定・・・もう上がらないということですか!?」
アクアは驚愕の声を上げた。
2000という数値は人としては最高レベルだが、この先の戦いでは怪しい。
不安のせいで体から汗が流れ始める。
「上がらないといっても、絶対ではないけど・・・うん?」
クロトはふと創世スキルの水天神へ目が行った。
そちらの方を解析していくと、新たに幾つかのことが分かった。
「アクア、水天神の項目に、神気というのがあるよね?」
「えっと・・・はい、これですね。一段階上げるのに3ポイント必要みたいです。」
「そこは隠密神と同じだね。それで、神気は身体能力の強化も可能みたいだよ。」
「え?あっ・・・・・・良かった・・・!」
神気の効果を確認して、安堵のため息を漏らす。
その後の確認で、他の項目である天神魔法と水神魔法も確認した。
天神魔法と天神法術の違いも気になるところだったからだ。
すると、驚きの事実が分かった。
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