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第二部「創世神降臨」編
星の輝きと福音
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エメラは指揮をとりながら、星十二天と戦っていた。
「ん・・・。マリア、次で・・・決める。」
「分かりましたわ。」
牡牛と巨蟹を相手に優勢を維持していたが、勝負を決めるべきと判断。
現在、カレンは乙女と激戦を繰り広げている。
ヴィオラとナツメは双子の相手。
双子は数的不利に追い込まれて、既に満身創痍。
「ん・・・。風雷神剣・嵐天」
「天魔神剣・天魔神演舞!」
「キシャアアアア!?」
「ブルルルルルルル!?」
満身創痍でスキルも無くなった巨蟹と牡牛は、為すすべもなく両断された。
ほぼ同時に、双子も打倒された。
これで残るは、乙女と牡羊。
カレンは乙女相手に一進一退の攻防をしている。
優勢だったはずの状況だが、絶対魅了へのレジストで消耗したため、拮抗。
エメラたちが勝負をつけたのを見て、微妙に情けなくなった。
結局、一体も倒していないからだ。
カレンは、せめて目の前の敵を倒せる力がほしいと願った。
キィィィィィィン!!
「っ!?剣が、光って・・・!」
突如、閃剣神の絶剣が輝き始めた。
それは、カレンの強い願いに応じて目覚めた、神水晶の力。
自然と使い方を理解したカレンは、乙女に向き直った。
「神絶剣・時穿」
それは、一瞬だけ敵の時間を停止させる究極の技。
乙女は何が起きたのか分からないまま、真っ二つになって絶命した。
たとえ一瞬しか停止しなくても、究極の剣技を誇るカレンには、それで十分。
「はぁ。何とか面目は保てたか。」
カレンは、自分の方を見て驚愕しているマリアを認めて、苦笑した。
エメラ、ヴィオラ、マリア、ナツメ、カレン。
五人が最後に残った牡羊の元へやってきた。
最後に残った難物ではあるが、エメラがスキルを断ち切って、全員で始末した。
その直後。
「ん・・・!?全員、全力で防御!」
「「「「っ!?」」」」
一同はエメラの指示に従って、防御姿勢に。
襲いくるソレに備えた。
他でもない、ゾディアの最終奥義、「星神剣・超新星」による爆発である。
「・・・は?」
「うん、属性攻撃なのが悪かったね。吸収させてもらったよ?」
クロトは神天魔の籠手に浮かぶ四葉のマークを見せながら、そう告げた。
手はボロボロになっているが、些細な問題だろう。
「さて、散々女扱いしてくれたお返しをしないとね。」
「・・・・・・ギャアアアアアアアア!?」
ゾディア HP 0/70000
MP 0/65000
こうして、星の主改め星神ゾディアは討伐された。
アクアは、ゾディアを嬲るクロトを、ニコニコしながら眺めていたとさ。
二人とも超怖い。
全員がクロトの元へ集まり、クロトの心配をする。
「クロト!?あちこちボロボロですわよ!?大丈夫なんですの!?」
「防具はボロボロだけど、今している怪我は腕だけだから、大丈夫だよ。」
何でもないことのように答えるクロト。
その怪我も、たった今、アクアが命の水で治した。
「クロトがそこまでダメージを・・・。相当な強敵だったのだな、これは。」
「まあね。アクアが来てくれなかったら、結構危なかったかも。」
今まで戦った中では、ヘキサアイズに次いで強い敵。
神界突破が使用不可なのも痛かった。
シロナについては別枠だ。
アレは色々と特殊なので。
クロトは皆の無事を確認した後、ゾディアの死体から解体を行った。
「・・・クロト。何故死体が、ここまでボロボロに?」
「え?ちょっと嬲っただけだよ?」
「・・・理解した。」
ヴィオラは余計なことを聞いたとばかりにそっぽを向いた。
その背には冷や汗が流れていた。
「・・・天の鐘?」
ゾディアの死体から解体できたのは、人間サイズの鐘。
どこからそんなものが出てきたのか。
「ん・・・。星神の輝き・・・?」
「こっちは非物質みたいだね。」
そういう訳で、解体の結果は、天の鐘と星神の輝き、その他十二星座素材だった。
クロトたちは、ダンジョンコアルームにやってきた。
そして、全員一緒に、ダンジョンコアを破壊。
一人二つずつ、計十四個の報酬をゲットした。
今回手に入れた報酬の中で、クロトが一番注目したもの。
それは、流星の紐というアイテムだ。
クロトは出現した転移水晶を無視して、作業に入った。
天の鐘、地獄の主から手に入れた三位一体の神玉、そして流星の紐。
これらを、天の塔最上階という環境も組み合わせて、鐘を鳴らした。
コーン!コーン!コーン!
全員、その美しい音色に心が癒されていくのを感じた。
やがて、音が鳴りやむと、あるアイテムがその場に生成された。
名称・三位一体の福音
その音を聴いた者に、天の慈悲を与える。
音符のような形をしたそれを、クロトは大事に収納へ仕舞ったのだった。
天の塔50F クリア
「ん・・・。マリア、次で・・・決める。」
「分かりましたわ。」
牡牛と巨蟹を相手に優勢を維持していたが、勝負を決めるべきと判断。
現在、カレンは乙女と激戦を繰り広げている。
ヴィオラとナツメは双子の相手。
双子は数的不利に追い込まれて、既に満身創痍。
「ん・・・。風雷神剣・嵐天」
「天魔神剣・天魔神演舞!」
「キシャアアアア!?」
「ブルルルルルルル!?」
満身創痍でスキルも無くなった巨蟹と牡牛は、為すすべもなく両断された。
ほぼ同時に、双子も打倒された。
これで残るは、乙女と牡羊。
カレンは乙女相手に一進一退の攻防をしている。
優勢だったはずの状況だが、絶対魅了へのレジストで消耗したため、拮抗。
エメラたちが勝負をつけたのを見て、微妙に情けなくなった。
結局、一体も倒していないからだ。
カレンは、せめて目の前の敵を倒せる力がほしいと願った。
キィィィィィィン!!
「っ!?剣が、光って・・・!」
突如、閃剣神の絶剣が輝き始めた。
それは、カレンの強い願いに応じて目覚めた、神水晶の力。
自然と使い方を理解したカレンは、乙女に向き直った。
「神絶剣・時穿」
それは、一瞬だけ敵の時間を停止させる究極の技。
乙女は何が起きたのか分からないまま、真っ二つになって絶命した。
たとえ一瞬しか停止しなくても、究極の剣技を誇るカレンには、それで十分。
「はぁ。何とか面目は保てたか。」
カレンは、自分の方を見て驚愕しているマリアを認めて、苦笑した。
エメラ、ヴィオラ、マリア、ナツメ、カレン。
五人が最後に残った牡羊の元へやってきた。
最後に残った難物ではあるが、エメラがスキルを断ち切って、全員で始末した。
その直後。
「ん・・・!?全員、全力で防御!」
「「「「っ!?」」」」
一同はエメラの指示に従って、防御姿勢に。
襲いくるソレに備えた。
他でもない、ゾディアの最終奥義、「星神剣・超新星」による爆発である。
「・・・は?」
「うん、属性攻撃なのが悪かったね。吸収させてもらったよ?」
クロトは神天魔の籠手に浮かぶ四葉のマークを見せながら、そう告げた。
手はボロボロになっているが、些細な問題だろう。
「さて、散々女扱いしてくれたお返しをしないとね。」
「・・・・・・ギャアアアアアアアア!?」
ゾディア HP 0/70000
MP 0/65000
こうして、星の主改め星神ゾディアは討伐された。
アクアは、ゾディアを嬲るクロトを、ニコニコしながら眺めていたとさ。
二人とも超怖い。
全員がクロトの元へ集まり、クロトの心配をする。
「クロト!?あちこちボロボロですわよ!?大丈夫なんですの!?」
「防具はボロボロだけど、今している怪我は腕だけだから、大丈夫だよ。」
何でもないことのように答えるクロト。
その怪我も、たった今、アクアが命の水で治した。
「クロトがそこまでダメージを・・・。相当な強敵だったのだな、これは。」
「まあね。アクアが来てくれなかったら、結構危なかったかも。」
今まで戦った中では、ヘキサアイズに次いで強い敵。
神界突破が使用不可なのも痛かった。
シロナについては別枠だ。
アレは色々と特殊なので。
クロトは皆の無事を確認した後、ゾディアの死体から解体を行った。
「・・・クロト。何故死体が、ここまでボロボロに?」
「え?ちょっと嬲っただけだよ?」
「・・・理解した。」
ヴィオラは余計なことを聞いたとばかりにそっぽを向いた。
その背には冷や汗が流れていた。
「・・・天の鐘?」
ゾディアの死体から解体できたのは、人間サイズの鐘。
どこからそんなものが出てきたのか。
「ん・・・。星神の輝き・・・?」
「こっちは非物質みたいだね。」
そういう訳で、解体の結果は、天の鐘と星神の輝き、その他十二星座素材だった。
クロトたちは、ダンジョンコアルームにやってきた。
そして、全員一緒に、ダンジョンコアを破壊。
一人二つずつ、計十四個の報酬をゲットした。
今回手に入れた報酬の中で、クロトが一番注目したもの。
それは、流星の紐というアイテムだ。
クロトは出現した転移水晶を無視して、作業に入った。
天の鐘、地獄の主から手に入れた三位一体の神玉、そして流星の紐。
これらを、天の塔最上階という環境も組み合わせて、鐘を鳴らした。
コーン!コーン!コーン!
全員、その美しい音色に心が癒されていくのを感じた。
やがて、音が鳴りやむと、あるアイテムがその場に生成された。
名称・三位一体の福音
その音を聴いた者に、天の慈悲を与える。
音符のような形をしたそれを、クロトは大事に収納へ仕舞ったのだった。
天の塔50F クリア
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