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第二部「創世神降臨」編
乙女といえば
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「乙女といえば、誰だろうね?ナツメ以外で回答をお願い。」
「何故拙者だけ選択肢から省かれているでござるか!?」
「今回は、答えとしてあり得ない回答を、選択肢に入れる必要がないからね。」
「そこまで言うでござるか!?」
現在、ドレファトにあるクロトの屋敷に、ほぼ全員揃っていた。
ヴィオラは孤高の道に挑戦中なので不在だ。
セーラについては言うまでもない。
紆余曲折を経て、一人の投票権は二つとなって投票開始。
最多得票数だったのはアクア。次点でエメラであった。
それは良いのだが、問題が一つ。
周囲が静まり返る中、クロトは呟いた。
「・・・ねぇ。僕の名前を投票したのは、誰かな?」
「「「「「・・・・・・。」」」」」
クロトのただならぬ雰囲気に、誰も何も言えない。
「確かに、この場に居る者の中から選んでと言ったけれど、これはどうなの?」
クロトが問いかけるも、やはり、何も答えは無い。
自分だと名乗り出ることもしない。
「言わなければ分からないかな?これを書いた人、手を挙げて?」
「「「「「・・・っ!」」」」」
しかし、誰も名乗り出ない。
聞かれれば名乗り出ると予想していた無関係の者は、息をのんだ。
「ふーん・・・?誰も居ないんだ?じゃあ仕方ないね。」
「ク、クロトさんっ、顔が怖いですっ・・・!」
アクアが耐えられなくなって、クロトを宥めにかかった。
そのおかげで少し落ち着いたクロトは、冷静に話を進めることに。
「ふむ。誰が誰に投票したのかを聞いていけば、おのずと答えは絞られる。」
「ん・・・。それ、が・・・道理、だね・・・。」
つまり、クロトはこう言いたい訳だ。
「今ならまだ許してあげるから・・・名乗り出て?」
「つい出来心で投票したでござるうぅぅぅっ!!」
ナツメが土下座しながら自供したのであった。
残りの全員は、やはりそうかと言いたげな表情をしていた。
まあ確かに、他にそんなくだらないことをする人は居なさそうだが。
ちなみに動機は、悪戯心と投票対象から外された腹いせ。
クロトのように冗談にしていい事と駄目な事の見分けは、ちゃんとしなければ。
今回のように手痛い失敗をしたくなければ。
恋人になれて舞い上がっていたのもいけなかった。
「それじゃあ、アクアとエメラは乙女の試練をよろしくね?」
「ん・・・。任せ、て・・・?」
「はい。・・・あの、ナツメさんも反省しておりますので・・・。」
「分かってるいるよ。そこまで酷いことはしないから、安心して?」
クロトはそう言って、アクアを安心させた。
なお、クロトは乙女の試練をスルー。
不愉快な思いをしそうな予感がバンバン伝わってくるので、任せたわけだ。
「さて、ナツメとは少しお話をしようか。」
「うっ・・・お手柔らかにお願いするでござるぅ・・・!」
二人だけになった部屋で、ナツメはビクビクしていた。
さすがに婚約の解消ということはあるまいが、怖いものは怖いのだ。
「僕が怒っているのは、あくまで個人的事情によるものだ。それはいいかな?」
「し、承知しているでござる・・・。」
「だから、罰を与えるには相応しくないけど、ただ許すこともしない。」
個人の事情を抜きにしても、無神経なのは間違いないので。
その点を戒める必要はあるだろう。
見て分かるほどに深く反省しているので、酷いものにはならないが。
「さて、それじゃあちょっとしたお仕置きをするんだけど・・・。」
「っ・・・。」
クロトはナツメが程々に嫌がることを考えた結果、つい最近の事が参考に。
ナツメを連れて個室へ転移。
「・・・えっ?どういうことでござるか?」
「ほら、ベッドに入るから、早く着替えて?」
「えっ、あっ、承知したでござる・・・。」
一瞬で着替えたクロトに倣い、訳も分からず着替えを始めた。
そして二人はベッドに横になり、クロトはナツメを抱き締めた。
「あ、あの、クロト殿?これは一体どういうことでござるか?」
「ナツメへのお仕置きだよ?」
「・・・これが、でござるか?」
これではお仕置きどころか、寧ろご褒美では?
不思議そうな表情を浮かべるナツメ。
だが、すぐにお仕置きの内容を理解させられることになった。
「んっ!んあっ・・・!はぁはぁ、クロト殿っ!もう我慢できないでござるっ!」
「だめ。これがお仕置きなんだから、甘んじて受けて?」
「そんなっ!!」
クロトのお仕置き、それは焦らしであった。
ナツメにキスをして、敏感な場所に手を這わせながらも、その先は無し。
決定的な行為へは、絶対に進まない。
ナツメの体は火照っており、欲しくて欲しくて堪らない状態。
案の定、高い効果があったと判断するクロト。
「これ以上はっ、おかしくなってしまうでござるっ!!」
ナツメが半裸の状態で、涙目になって懇願する。
流石に可哀そうなので、お仕置きは終わりにすることにしたクロト。
「ん、じゃあお仕置きは終わり。後は好きにしてっ!?」
クロトはナツメに覆いかぶさられた。
「クロト殿が、いけないのでござるよ・・・!」
「え・・・?」
ナツメはクロトに襲い掛かった!
「何故拙者だけ選択肢から省かれているでござるか!?」
「今回は、答えとしてあり得ない回答を、選択肢に入れる必要がないからね。」
「そこまで言うでござるか!?」
現在、ドレファトにあるクロトの屋敷に、ほぼ全員揃っていた。
ヴィオラは孤高の道に挑戦中なので不在だ。
セーラについては言うまでもない。
紆余曲折を経て、一人の投票権は二つとなって投票開始。
最多得票数だったのはアクア。次点でエメラであった。
それは良いのだが、問題が一つ。
周囲が静まり返る中、クロトは呟いた。
「・・・ねぇ。僕の名前を投票したのは、誰かな?」
「「「「「・・・・・・。」」」」」
クロトのただならぬ雰囲気に、誰も何も言えない。
「確かに、この場に居る者の中から選んでと言ったけれど、これはどうなの?」
クロトが問いかけるも、やはり、何も答えは無い。
自分だと名乗り出ることもしない。
「言わなければ分からないかな?これを書いた人、手を挙げて?」
「「「「「・・・っ!」」」」」
しかし、誰も名乗り出ない。
聞かれれば名乗り出ると予想していた無関係の者は、息をのんだ。
「ふーん・・・?誰も居ないんだ?じゃあ仕方ないね。」
「ク、クロトさんっ、顔が怖いですっ・・・!」
アクアが耐えられなくなって、クロトを宥めにかかった。
そのおかげで少し落ち着いたクロトは、冷静に話を進めることに。
「ふむ。誰が誰に投票したのかを聞いていけば、おのずと答えは絞られる。」
「ん・・・。それ、が・・・道理、だね・・・。」
つまり、クロトはこう言いたい訳だ。
「今ならまだ許してあげるから・・・名乗り出て?」
「つい出来心で投票したでござるうぅぅぅっ!!」
ナツメが土下座しながら自供したのであった。
残りの全員は、やはりそうかと言いたげな表情をしていた。
まあ確かに、他にそんなくだらないことをする人は居なさそうだが。
ちなみに動機は、悪戯心と投票対象から外された腹いせ。
クロトのように冗談にしていい事と駄目な事の見分けは、ちゃんとしなければ。
今回のように手痛い失敗をしたくなければ。
恋人になれて舞い上がっていたのもいけなかった。
「それじゃあ、アクアとエメラは乙女の試練をよろしくね?」
「ん・・・。任せ、て・・・?」
「はい。・・・あの、ナツメさんも反省しておりますので・・・。」
「分かってるいるよ。そこまで酷いことはしないから、安心して?」
クロトはそう言って、アクアを安心させた。
なお、クロトは乙女の試練をスルー。
不愉快な思いをしそうな予感がバンバン伝わってくるので、任せたわけだ。
「さて、ナツメとは少しお話をしようか。」
「うっ・・・お手柔らかにお願いするでござるぅ・・・!」
二人だけになった部屋で、ナツメはビクビクしていた。
さすがに婚約の解消ということはあるまいが、怖いものは怖いのだ。
「僕が怒っているのは、あくまで個人的事情によるものだ。それはいいかな?」
「し、承知しているでござる・・・。」
「だから、罰を与えるには相応しくないけど、ただ許すこともしない。」
個人の事情を抜きにしても、無神経なのは間違いないので。
その点を戒める必要はあるだろう。
見て分かるほどに深く反省しているので、酷いものにはならないが。
「さて、それじゃあちょっとしたお仕置きをするんだけど・・・。」
「っ・・・。」
クロトはナツメが程々に嫌がることを考えた結果、つい最近の事が参考に。
ナツメを連れて個室へ転移。
「・・・えっ?どういうことでござるか?」
「ほら、ベッドに入るから、早く着替えて?」
「えっ、あっ、承知したでござる・・・。」
一瞬で着替えたクロトに倣い、訳も分からず着替えを始めた。
そして二人はベッドに横になり、クロトはナツメを抱き締めた。
「あ、あの、クロト殿?これは一体どういうことでござるか?」
「ナツメへのお仕置きだよ?」
「・・・これが、でござるか?」
これではお仕置きどころか、寧ろご褒美では?
不思議そうな表情を浮かべるナツメ。
だが、すぐにお仕置きの内容を理解させられることになった。
「んっ!んあっ・・・!はぁはぁ、クロト殿っ!もう我慢できないでござるっ!」
「だめ。これがお仕置きなんだから、甘んじて受けて?」
「そんなっ!!」
クロトのお仕置き、それは焦らしであった。
ナツメにキスをして、敏感な場所に手を這わせながらも、その先は無し。
決定的な行為へは、絶対に進まない。
ナツメの体は火照っており、欲しくて欲しくて堪らない状態。
案の定、高い効果があったと判断するクロト。
「これ以上はっ、おかしくなってしまうでござるっ!!」
ナツメが半裸の状態で、涙目になって懇願する。
流石に可哀そうなので、お仕置きは終わりにすることにしたクロト。
「ん、じゃあお仕置きは終わり。後は好きにしてっ!?」
クロトはナツメに覆いかぶさられた。
「クロト殿が、いけないのでござるよ・・・!」
「え・・・?」
ナツメはクロトに襲い掛かった!
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