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第二部「創世神降臨」編
ヴォルケーノ大火山4
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大火山地底溶魔レベル90というのが、現在交戦中の敵たち。
・・・そう、溶岩のような見た目の敵が、例によって沢山居るのだ。
「漆黒の羽!」
「天魔神法術・境界崩壊!」
「キュオッ!」
物理・魔法、ともに無効だったが、レアスキル相当なので、余裕で貫通。
最後はリュノアによる「漆黒竜の破壊咆哮」で、敵は全滅した。
その間、エメラは別の敵と戦っていた。
「「風雷神剣・嵐天六十四連!」」
「ゴガァァァァァ!」
それは、大火山地底大亀レベル94という魔物。
超古代深海亀の別バージョンのような敵で、巨大だ。
エメラがスピードで翻弄しながら、着々とダメージを与えている。
「「風雷神剣・嵐天百二十八連!」」
「ゴォォォォ・・・!」
そして、エメラの剣技によって、たった今、葬り去られた。
地底の最奥まで、あと少し。
「やっぱり地底溶魔からは、地底溶岩だけだね。」
「未見だった亀からは、噴火結晶が手に入りましたわよ。」
「未確認のアイテムか。それは良いね。」
亀の方の解体は簡単にやっただけで、殆ど残ったまま。
溶魔の方も、一体だけ解体した。
「この溶魔の数は、エネルギーが溢れているからかな・・・?」
「ん・・・。」
エメラもクロトと同意見の様子。
もうすぐ最奥に辿り着くと思われるが、未だに原因は不明。
最奥に何かがあるとは思われるのだが・・・。
「ん・・・。進む・・・。」
「ああ、小休止は終わりにして、先へ進もう。」
「分かりましたわ。」
「キュ!」
「ピュイ!」
赤の主を倒しつつ、地底の最奥に到着。
大火山の調査開始からここまで12日ほどしか掛かっていない。
やはりハイペースだ。
そしてクロトたちは、異変の原因と思しき存在を発見した。
それは、ケルベロスとでも言うべき、三つ首の存在。
地獄の主、レベル99。
地獄の主
種族 魔物 天種
レベル 99
HP 12000
MP 12000
筋力 9000
防御力 8000
魔力 10000
速力 9000
幸運 100
ユニークスキル
地獄の支配者
ユニークスキル「地獄の支配者」は、強力なスキルだ。
能力値常時三倍と、任意で三倍の効果がある。
三つ首間の連携は完璧で、三位一体となった攻防を行う。
その口から吐かれる地獄の炎は、全てを焼き尽くす。
たとえ相手が優先度で上回るスキルで防いだとしても、それを無視してしまう。
まるで、断罪の炎は、全ての者へ平等に訪れるのだ、と言わんが如く。
ただ、その分一撃で致命傷を負う心配は無いので、そこは安心できる。
水を操るアクアとは、最悪なまでに相性が悪そうな敵である。
「恐らく、アレが誕生してしまった為に、異変が起こったんだね。」
「ん・・・。すごい・・・熱量、だね・・・?」
「漏れ出した熱量がエネルギーになって、大量発生、ということですわね。」
つまりは、地獄の主を倒せば、凡そは解決するということだ。
「それじゃあ・・・向こうも準備万端みたいだし、戦闘開始で!」
「了解ですわ!」
「ん・・・!」
「キュ!」
「ピュイ!」
「「「グルルルルァァァッ!!!」」」
三人と二体 VS 地獄の主 の戦いが始まった。
「神天十字閃・龍絶!」
口火を切ったのはクロト。
一瞬で姿を消して、右側からケルベロスに攻撃。
天蠍のように神眼を保持しているので、隠密の効果は薄い。
ケルベロスは地獄の炎を纏った右足を使い、余裕で防ぐ。
纏う地獄の炎は、神炎といったところか。
その間に天魔乙女モードとなったマリアが、クロトとは逆の左側から接近。
「天魔神剣・楽園追放!」
光と闇を限界まで纏った一撃を放つも、今度は左足で防ぎ、マリアを弾き飛ばす。
「キュオオオオオ!」
「ピュィィィ!」
フェニアから受け渡された、純粋な八属性のエネルギーを、リュノアが吸収。
己の漆黒なる力も混ぜ合わせた二体の複合技である「極黒星滅息」が発動。
ケルベロスの中央にある首へ、レーザーの如く放たれた。
「グルゥァア!!」
レーザーブレスを危険と判断したのか、神炎ブレスで相殺を試みる中央の首。
圧縮された神炎ブレスとレーザーブレスはぶつかり合い、互いに消滅。
神炎ブレスは蠍が使用してきた劇毒並みの威力。
ここは、相殺まで持ち込んだレーザーブレスを褒めるべきだろう。
フェニアの獲得したユニークスキル「属性支配」も良い仕事をしている。
そして、次の攻撃が本命。
「風雷神剣・万断!」
地獄の主のユニークスキルを断ち切らんと、風翼を生成したエメラが上から接近。
クロトの隠蔽を受け、風飛翔で地獄の主へ攻撃した。
・・・そう、溶岩のような見た目の敵が、例によって沢山居るのだ。
「漆黒の羽!」
「天魔神法術・境界崩壊!」
「キュオッ!」
物理・魔法、ともに無効だったが、レアスキル相当なので、余裕で貫通。
最後はリュノアによる「漆黒竜の破壊咆哮」で、敵は全滅した。
その間、エメラは別の敵と戦っていた。
「「風雷神剣・嵐天六十四連!」」
「ゴガァァァァァ!」
それは、大火山地底大亀レベル94という魔物。
超古代深海亀の別バージョンのような敵で、巨大だ。
エメラがスピードで翻弄しながら、着々とダメージを与えている。
「「風雷神剣・嵐天百二十八連!」」
「ゴォォォォ・・・!」
そして、エメラの剣技によって、たった今、葬り去られた。
地底の最奥まで、あと少し。
「やっぱり地底溶魔からは、地底溶岩だけだね。」
「未見だった亀からは、噴火結晶が手に入りましたわよ。」
「未確認のアイテムか。それは良いね。」
亀の方の解体は簡単にやっただけで、殆ど残ったまま。
溶魔の方も、一体だけ解体した。
「この溶魔の数は、エネルギーが溢れているからかな・・・?」
「ん・・・。」
エメラもクロトと同意見の様子。
もうすぐ最奥に辿り着くと思われるが、未だに原因は不明。
最奥に何かがあるとは思われるのだが・・・。
「ん・・・。進む・・・。」
「ああ、小休止は終わりにして、先へ進もう。」
「分かりましたわ。」
「キュ!」
「ピュイ!」
赤の主を倒しつつ、地底の最奥に到着。
大火山の調査開始からここまで12日ほどしか掛かっていない。
やはりハイペースだ。
そしてクロトたちは、異変の原因と思しき存在を発見した。
それは、ケルベロスとでも言うべき、三つ首の存在。
地獄の主、レベル99。
地獄の主
種族 魔物 天種
レベル 99
HP 12000
MP 12000
筋力 9000
防御力 8000
魔力 10000
速力 9000
幸運 100
ユニークスキル
地獄の支配者
ユニークスキル「地獄の支配者」は、強力なスキルだ。
能力値常時三倍と、任意で三倍の効果がある。
三つ首間の連携は完璧で、三位一体となった攻防を行う。
その口から吐かれる地獄の炎は、全てを焼き尽くす。
たとえ相手が優先度で上回るスキルで防いだとしても、それを無視してしまう。
まるで、断罪の炎は、全ての者へ平等に訪れるのだ、と言わんが如く。
ただ、その分一撃で致命傷を負う心配は無いので、そこは安心できる。
水を操るアクアとは、最悪なまでに相性が悪そうな敵である。
「恐らく、アレが誕生してしまった為に、異変が起こったんだね。」
「ん・・・。すごい・・・熱量、だね・・・?」
「漏れ出した熱量がエネルギーになって、大量発生、ということですわね。」
つまりは、地獄の主を倒せば、凡そは解決するということだ。
「それじゃあ・・・向こうも準備万端みたいだし、戦闘開始で!」
「了解ですわ!」
「ん・・・!」
「キュ!」
「ピュイ!」
「「「グルルルルァァァッ!!!」」」
三人と二体 VS 地獄の主 の戦いが始まった。
「神天十字閃・龍絶!」
口火を切ったのはクロト。
一瞬で姿を消して、右側からケルベロスに攻撃。
天蠍のように神眼を保持しているので、隠密の効果は薄い。
ケルベロスは地獄の炎を纏った右足を使い、余裕で防ぐ。
纏う地獄の炎は、神炎といったところか。
その間に天魔乙女モードとなったマリアが、クロトとは逆の左側から接近。
「天魔神剣・楽園追放!」
光と闇を限界まで纏った一撃を放つも、今度は左足で防ぎ、マリアを弾き飛ばす。
「キュオオオオオ!」
「ピュィィィ!」
フェニアから受け渡された、純粋な八属性のエネルギーを、リュノアが吸収。
己の漆黒なる力も混ぜ合わせた二体の複合技である「極黒星滅息」が発動。
ケルベロスの中央にある首へ、レーザーの如く放たれた。
「グルゥァア!!」
レーザーブレスを危険と判断したのか、神炎ブレスで相殺を試みる中央の首。
圧縮された神炎ブレスとレーザーブレスはぶつかり合い、互いに消滅。
神炎ブレスは蠍が使用してきた劇毒並みの威力。
ここは、相殺まで持ち込んだレーザーブレスを褒めるべきだろう。
フェニアの獲得したユニークスキル「属性支配」も良い仕事をしている。
そして、次の攻撃が本命。
「風雷神剣・万断!」
地獄の主のユニークスキルを断ち切らんと、風翼を生成したエメラが上から接近。
クロトの隠蔽を受け、風飛翔で地獄の主へ攻撃した。
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