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第二部「創世神降臨」編
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分身がウーズを始末出来たのを確認したクロト。
絶対遮断の派生項目、絶対圧縮も試せたので、万々歳だ。
「それじゃあ、王都へ送るから。後はそこに居る従業員に聞いてね?」
「はい、分かりました!」
クロトはファーナを王都へ送り、戻って来た。
ファーナの家は、放置するのも勿体ないので、収納行きに。
「さて・・・旅を続けようか。」
「ん・・・。」
「キュキュ!」
「ピューイ!」
そして、二人と二匹の旅が再開された。
次に目指すのは、ファーナから聞いていた、ブルースの町。
ファーナの母親が、以前住んでいた町だそうだ。
ブルースの町の次は、ダクブレアの町、そして毒雨の都となる。
「双子山・・・?」
「うむ。かなり前の話になるが、そう呼ばれておったんじゃよ。」
途中で通りかかった乗合馬車に乗せて貰った二人。
その馬車に乗っていた乗客の老人から、そんな情報を入手した。
「その話、初めて聞きましたね・・・。」
「若い者は知らなくても無理はなかろう。何分、昔の事じゃからの。」
「ん・・・。今は、ただの山・・・としか・・・?」
「そうじゃよ。いつの頃からか、双子山とは呼ばれなくなってしもうた。」
そう言って、少しだけ、時の流れを悲しむような表情を見せる老人。
双子と聞いてピンとくるものがあったクロト。
財閥の情報収集では手に入らなかった情報だった。
「貴重なお話を聞かせて頂いて、ありがとうございました。」
「ん・・・。ありが、とう・・・おじい、ちゃん・・・。」
「ふぉっふぉっふぉっ。気にするでないよ、楽しく話させて貰ったからの。」
思わぬところで思わぬ情報を手に入れて、クロトは喜んだ。
亀の甲より年の功、とは、よくいったものだ。
ブルースの町で老人と別れ、早速、双子山へ向かう。
するとそこは、同じ大きさで、とても小さな二つの山が。
周囲を捜してみると、やはり隠蔽された転移魔法陣が存在した。
「あった・・・。年寄りの知識は侮れないね・・・。」
「ん・・・。」
二人は馬車の老人に感謝しつつ、魔法陣に乗った。
転移先には黄道の迷宮。
紋章とレリーフは、双子。
ボスは、星十二天「双子」。
レアスキル「双子の摂理」と「ダブルアップ」を保持。
能力値は平均的で、2000ずつ。
レアスキル「双子の摂理」は、己の存在を二つに分けることが可能。
その際、能力値を二倍にして再分配可能。
今回の場合、元の能力値合計の二倍、約16000を分配できる。
切り札として、MPを全て消費し、相手の能力値をコピーする。
レアスキル「ダブルアップ」は、能力値を二倍にするスキル。
双子の片割れにもかけることで、最大四倍の能力値上昇になる。
「エメラ、スキルの破壊は無しで行こう。」
「ん・・・。頼って、ばかり、は・・・危険、だから・・・?」
「そういうこと。使わなくても、勝てるはずだから。」
「ん・・・。了解・・・。」
エメラの「風雷神剣・万断」は強すぎる。
その分、乱用は控えなければ、戦闘技術が落ちて危険。
そんなクロトの意図をすぐさま読み取ったエメラは、それを承諾。
クロトの作戦に耳を傾けるのだった。
二人は、幾らか質疑応答をした後、ボス戦に挑んだ。
戦闘開始と同時に、双子は文字通り、双子になった。
以後、双子Aと双子Bと呼称。
能力値の分配は、Aが若干物理寄りで、Bが若干魔法寄り。
悪くない選択ではある。
極振りにするのは、並大抵の覚悟では出来ないだろう。
特に、機動力のある前衛が二人居るのだから。
クロトとエメラは前衛、リュノアとフェニアは後衛で戦う。
フェニアは能力値が低いので、リュノアの防御に専念する。
クロトは予定通り、物理寄りの双子Aに接敵。
能力値はクロトの方が高く、剣戟はクロト優勢。
エメラは風を操って魔法を跳ね返しながら、魔法寄りのBに接敵。
両者の平均能力値はほぼ同じだが、接近戦のため、エメラ優勢。
双子は状況の悪さを感じて、いきなり切り札を切ってくる。
能力の再分配を行い、全ての能力値をBへ移動。
そしてAは、1だけ残ったMPを消費し、クロトの能力値をコピー。
更にダブルアップを発動し、AとBの能力値が四倍になった。
Aの能力値はクロトの二倍である平均12000ほど。
Bの能力値は平均16000で、やはり魔法寄り。
この段階でクロトは、光輪と闇輪を生成。
Aは平均6000へ、Bは平均8000へ。
クロトは平均5000ほどで、エメラは平均4000ほどに。
エメラは模倣の鏡を用いて能力値100%上昇で、平均8000になった。
再び、どちらの戦いもクロトたち優勢になった。
絶対遮断の派生項目、絶対圧縮も試せたので、万々歳だ。
「それじゃあ、王都へ送るから。後はそこに居る従業員に聞いてね?」
「はい、分かりました!」
クロトはファーナを王都へ送り、戻って来た。
ファーナの家は、放置するのも勿体ないので、収納行きに。
「さて・・・旅を続けようか。」
「ん・・・。」
「キュキュ!」
「ピューイ!」
そして、二人と二匹の旅が再開された。
次に目指すのは、ファーナから聞いていた、ブルースの町。
ファーナの母親が、以前住んでいた町だそうだ。
ブルースの町の次は、ダクブレアの町、そして毒雨の都となる。
「双子山・・・?」
「うむ。かなり前の話になるが、そう呼ばれておったんじゃよ。」
途中で通りかかった乗合馬車に乗せて貰った二人。
その馬車に乗っていた乗客の老人から、そんな情報を入手した。
「その話、初めて聞きましたね・・・。」
「若い者は知らなくても無理はなかろう。何分、昔の事じゃからの。」
「ん・・・。今は、ただの山・・・としか・・・?」
「そうじゃよ。いつの頃からか、双子山とは呼ばれなくなってしもうた。」
そう言って、少しだけ、時の流れを悲しむような表情を見せる老人。
双子と聞いてピンとくるものがあったクロト。
財閥の情報収集では手に入らなかった情報だった。
「貴重なお話を聞かせて頂いて、ありがとうございました。」
「ん・・・。ありが、とう・・・おじい、ちゃん・・・。」
「ふぉっふぉっふぉっ。気にするでないよ、楽しく話させて貰ったからの。」
思わぬところで思わぬ情報を手に入れて、クロトは喜んだ。
亀の甲より年の功、とは、よくいったものだ。
ブルースの町で老人と別れ、早速、双子山へ向かう。
するとそこは、同じ大きさで、とても小さな二つの山が。
周囲を捜してみると、やはり隠蔽された転移魔法陣が存在した。
「あった・・・。年寄りの知識は侮れないね・・・。」
「ん・・・。」
二人は馬車の老人に感謝しつつ、魔法陣に乗った。
転移先には黄道の迷宮。
紋章とレリーフは、双子。
ボスは、星十二天「双子」。
レアスキル「双子の摂理」と「ダブルアップ」を保持。
能力値は平均的で、2000ずつ。
レアスキル「双子の摂理」は、己の存在を二つに分けることが可能。
その際、能力値を二倍にして再分配可能。
今回の場合、元の能力値合計の二倍、約16000を分配できる。
切り札として、MPを全て消費し、相手の能力値をコピーする。
レアスキル「ダブルアップ」は、能力値を二倍にするスキル。
双子の片割れにもかけることで、最大四倍の能力値上昇になる。
「エメラ、スキルの破壊は無しで行こう。」
「ん・・・。頼って、ばかり、は・・・危険、だから・・・?」
「そういうこと。使わなくても、勝てるはずだから。」
「ん・・・。了解・・・。」
エメラの「風雷神剣・万断」は強すぎる。
その分、乱用は控えなければ、戦闘技術が落ちて危険。
そんなクロトの意図をすぐさま読み取ったエメラは、それを承諾。
クロトの作戦に耳を傾けるのだった。
二人は、幾らか質疑応答をした後、ボス戦に挑んだ。
戦闘開始と同時に、双子は文字通り、双子になった。
以後、双子Aと双子Bと呼称。
能力値の分配は、Aが若干物理寄りで、Bが若干魔法寄り。
悪くない選択ではある。
極振りにするのは、並大抵の覚悟では出来ないだろう。
特に、機動力のある前衛が二人居るのだから。
クロトとエメラは前衛、リュノアとフェニアは後衛で戦う。
フェニアは能力値が低いので、リュノアの防御に専念する。
クロトは予定通り、物理寄りの双子Aに接敵。
能力値はクロトの方が高く、剣戟はクロト優勢。
エメラは風を操って魔法を跳ね返しながら、魔法寄りのBに接敵。
両者の平均能力値はほぼ同じだが、接近戦のため、エメラ優勢。
双子は状況の悪さを感じて、いきなり切り札を切ってくる。
能力の再分配を行い、全ての能力値をBへ移動。
そしてAは、1だけ残ったMPを消費し、クロトの能力値をコピー。
更にダブルアップを発動し、AとBの能力値が四倍になった。
Aの能力値はクロトの二倍である平均12000ほど。
Bの能力値は平均16000で、やはり魔法寄り。
この段階でクロトは、光輪と闇輪を生成。
Aは平均6000へ、Bは平均8000へ。
クロトは平均5000ほどで、エメラは平均4000ほどに。
エメラは模倣の鏡を用いて能力値100%上昇で、平均8000になった。
再び、どちらの戦いもクロトたち優勢になった。
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