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第一部「六色の瞳と魔の支配者」編
王都感謝祭・三日目2
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一次予選を終え、残りは1500人ほど。
クロトの知人たちは、全員突破している。
そして、次に行われる二次予選の内容は・・・
「まさか、知識を問うテストなのかよ・・・。」
ライトの言う通り、休憩も兼ねて、各々知識問題を解いてもらう。
制限時間30分の全100問で、下位500名ほどが脱落。
人の回答を盗み見るのは反則で、脱落。
観客の見守る中、テストが始まった。
なお、一次予選の様子は、とあるアーティファクトで見ていた。
「どれどれ?・・・簡単なのから難しいものまであるな・・・。」
そして、この手のテストに欠かせないのが、ネタ問と呼ばれるもの。
「次、「エドワード国王の趣味は何?」・・・知るか!?聞いてこいってか!?」
ライトは猛っていた。
「ふむ・・・「全極の島のスプライト皇帝種が使う魔法は?」光絶魔法か。」
カレンはスラスラと答えていく。
「・・・「第一王子リオンの嫌いな食べ物は?」・・・ニンジン。」
ヴィオラは、何故かプライベートなネタ問で正解を出していた。
「「炎獄結晶が手に入る魔物を1つ書け」?サラマンダーでいいでしょうか?」
そんな具合で問題を解いていく一同。
程なくして時間切れに。
結果は・・・
「60点・・・微妙だ・・・。順位は、51位かよ・・・。」
「・・・65点。・・・残念。」
「87点、か。順位は、3位。まあまあだな。」
「89点ですね。・・・2位ですか。やりましたね。」
「ん・・・。80点。7位・・・。」
「58点でござるか・・・。」
「私の点数は・・・81点。できた方だな。」
「98点か・・・。流石に国王の趣味なんて知らないよ・・・。」
とまあ、こんな感じだ。
意外とナツメの頭が悪かった。
・・・否、今更か?
二次予選を終えて、残りは1000人ほど。
最終予選で800人まで減らすのだが・・・。
「ある人物が居る場所を通り抜け、ゴールにたどり着く?嫌な予感がするぞ?」
ライトは冷や汗をかきはじめた。
残った1000人がスタート位置につく。
一本道で、距離は一キロ。先着800名が予選突破。
競技が始まり、我先にと走っていく。
そんな中、様子見とばかりにゆっくり走る者が十数名。
みんな一様に強者だ。
それを見て、自分の予感の正しさを感じた強者たち。
少しして、前方から悲鳴が聞こえて来た。
近づいて様子を伺うと・・・。
「・・・死屍累々。」
ヴィオラがポツリと呟いた。
そこには、クロトの、天落・微小を受けて這いつくばる者たちが。
クロトはこの予選を免除されている。
というより、他の予選も免除されていたのだが。
「クロト!おまっ!何やってんの!?」
「うん?弱い者いじめかな?」
「「「はっきり言った!?」」」
クロトが本気で守ったら、800人も突破できないので、制約を設けた。
1度行動したら、30秒間は動かない。
そんな訳で、強者たちは、ゆうゆうと通過していく。
そして、一日も終わりに近づいたころ、799人目が通過したところで終了。
クロトも一応、ゴールを踏んだ。
こうして、大予選会は終わったのだった。
「クロト、参加しないんじゃなかったのか?」
「ちょっと事情が出来てね。明日戦うことになったら、よろしくね?」
「出来れば当たりたくないでござる・・・。」
翌日、800人を16グループに振り分け、バトルロイヤルが行われた。
各組から2名、計32名が、トーナメント戦に出場する。
なんというか、おおよそ予想通りの結果になった。
一組目、いきなりクロトが登場。
隠密したまま待機。
残り二名になったら、片方を場外に蹴りだして終了。
二組目以降で、クロトの知人たちは全員勝ち抜いたのだが・・・。
四日目も半分が終わりと言う所で、アクシデント。
会場を覆っていたアーティファクトが破損。
会場は大混乱。
武闘大会は中止となってしまった。
あんまりな結末に、出場者と観戦者はガッカリであった。
原因は、カレンととあるSランク冒険者のぶつかり合い。
そして、アーティファクト自体の老朽化だ。
何というか、テンプレイベントの不発は、今更と言えば今更かもしれない。
クロトの知人たちは、全員突破している。
そして、次に行われる二次予選の内容は・・・
「まさか、知識を問うテストなのかよ・・・。」
ライトの言う通り、休憩も兼ねて、各々知識問題を解いてもらう。
制限時間30分の全100問で、下位500名ほどが脱落。
人の回答を盗み見るのは反則で、脱落。
観客の見守る中、テストが始まった。
なお、一次予選の様子は、とあるアーティファクトで見ていた。
「どれどれ?・・・簡単なのから難しいものまであるな・・・。」
そして、この手のテストに欠かせないのが、ネタ問と呼ばれるもの。
「次、「エドワード国王の趣味は何?」・・・知るか!?聞いてこいってか!?」
ライトは猛っていた。
「ふむ・・・「全極の島のスプライト皇帝種が使う魔法は?」光絶魔法か。」
カレンはスラスラと答えていく。
「・・・「第一王子リオンの嫌いな食べ物は?」・・・ニンジン。」
ヴィオラは、何故かプライベートなネタ問で正解を出していた。
「「炎獄結晶が手に入る魔物を1つ書け」?サラマンダーでいいでしょうか?」
そんな具合で問題を解いていく一同。
程なくして時間切れに。
結果は・・・
「60点・・・微妙だ・・・。順位は、51位かよ・・・。」
「・・・65点。・・・残念。」
「87点、か。順位は、3位。まあまあだな。」
「89点ですね。・・・2位ですか。やりましたね。」
「ん・・・。80点。7位・・・。」
「58点でござるか・・・。」
「私の点数は・・・81点。できた方だな。」
「98点か・・・。流石に国王の趣味なんて知らないよ・・・。」
とまあ、こんな感じだ。
意外とナツメの頭が悪かった。
・・・否、今更か?
二次予選を終えて、残りは1000人ほど。
最終予選で800人まで減らすのだが・・・。
「ある人物が居る場所を通り抜け、ゴールにたどり着く?嫌な予感がするぞ?」
ライトは冷や汗をかきはじめた。
残った1000人がスタート位置につく。
一本道で、距離は一キロ。先着800名が予選突破。
競技が始まり、我先にと走っていく。
そんな中、様子見とばかりにゆっくり走る者が十数名。
みんな一様に強者だ。
それを見て、自分の予感の正しさを感じた強者たち。
少しして、前方から悲鳴が聞こえて来た。
近づいて様子を伺うと・・・。
「・・・死屍累々。」
ヴィオラがポツリと呟いた。
そこには、クロトの、天落・微小を受けて這いつくばる者たちが。
クロトはこの予選を免除されている。
というより、他の予選も免除されていたのだが。
「クロト!おまっ!何やってんの!?」
「うん?弱い者いじめかな?」
「「「はっきり言った!?」」」
クロトが本気で守ったら、800人も突破できないので、制約を設けた。
1度行動したら、30秒間は動かない。
そんな訳で、強者たちは、ゆうゆうと通過していく。
そして、一日も終わりに近づいたころ、799人目が通過したところで終了。
クロトも一応、ゴールを踏んだ。
こうして、大予選会は終わったのだった。
「クロト、参加しないんじゃなかったのか?」
「ちょっと事情が出来てね。明日戦うことになったら、よろしくね?」
「出来れば当たりたくないでござる・・・。」
翌日、800人を16グループに振り分け、バトルロイヤルが行われた。
各組から2名、計32名が、トーナメント戦に出場する。
なんというか、おおよそ予想通りの結果になった。
一組目、いきなりクロトが登場。
隠密したまま待機。
残り二名になったら、片方を場外に蹴りだして終了。
二組目以降で、クロトの知人たちは全員勝ち抜いたのだが・・・。
四日目も半分が終わりと言う所で、アクシデント。
会場を覆っていたアーティファクトが破損。
会場は大混乱。
武闘大会は中止となってしまった。
あんまりな結末に、出場者と観戦者はガッカリであった。
原因は、カレンととあるSランク冒険者のぶつかり合い。
そして、アーティファクト自体の老朽化だ。
何というか、テンプレイベントの不発は、今更と言えば今更かもしれない。
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