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4章
212 武器破損と二号店
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「そこんとこ、もう少し詳しく頼む。アーツの負荷が武器に掛かるというのは分からないではないんだが、それがどうして傷つく理由になるんだ?」
我ながら間抜けさが露呈するような聞き方だが、聞かぬは一生の端なのだ。
恥ずかしながら詳しい解説を求める。
・・・ミレアに蔑まれたらどうしよう。いや、流石に無いと分かってるけどさ。
だってそもそも、武具は破壊不能だろう?
言うならば、GMが使用した<不壊障壁>と同じだ。
それが負荷によって傷つくっておかしくないか?
「えっとね・・・魔法でも武器でも、連続アーツは脳に物凄く大きい負荷が掛かるんだけど・・・」
「ああ、なるほど。それで?」
「脳の方で容量が足りない場合は脳の処理分野データから武器のデータに処理を回してしまう感じ?フレグランスは相当疲れてたから、容量が足りなくなってもおかしくないよね?」
「・・・ああ、そういうことか」
ミレアの言いたいことが何となく分かってきた。
というか、僕はもっと早くに気づくべきことだったな・・・。
「それで、武器のデータに負荷が掛かって、一部破損してしまった、と」
「その通りっ! 流石はアスト兄っ、理解が早いねっ!」
「ん、まあ、どういたしまして・・・」
なんか、ゲームでズルして引き分けたような気分だ・・・。
「・・・ねえ、あなたたちの話は殆ど理解できなかったのだけれど、GMから問い合わせの返事がきたわよ」
「なんて書いてありますか?」
「連続アーツで武器に負荷が掛かったため、と」
「まあ、早い話がそういうことですから、その認識でいいと思いますよ?」
「・・・・・・はぁ」
アリアさんは意味ありげな視線でこちらを見つめてきたが、その説明で納得しておくことにしたらしい。
「それで、本題なんですけど・・・」
「そうね。すっかり話が終わったような気になっていたけれど、それは話の入口でしかなかったわね・・・」
「えっ、どういうことですか・・・?」
レインが小首を傾げて不思議そうに尋ねてきた。
こういう一つ一つの仕草が自然で可愛いんだよなぁ・・・。
何処かの誰かとは大違いだ。
「―――ねえアスト、何でため息を吐きながらこっちを見たのかなぁ!?」
「気のせいじゃないか、シエラ。僕はミアのことを心の中で貶しただけだぞ?」
「私!? それに貶したって何!?」
この二人は放置でよかろう。
それより、今はレインとの話・・・じゃない。アリアさんとの話だ。
「木工師ではないので確かなことは言えませんが・・・あの弓だと、次の試合でもちませんよね?」
「ええ。ミレアとの試合ではもたないわ。バグという訳でもないようだし、運営からのサポートも受けられないはずよ」
本来なら喜ぶべき展開なのかもしれないが・・・。
うちのギルド員は、基本的にそういうのを好まないのだ。
例えば、神聖騎士団のブレイブあたりが同じ状況になったら、その事態を喜んで容赦なくミレアに止めを刺させにいくだろう。
どうでもいい相手ならどうでもいいということだな。
だが、彼女は・・・フレグランスは、悪い奴ではないようなのだ。
アリアさんとレイン、ミレアが口を揃えてそう言うのだから、間違いない。
勧誘についても考えているくらいだから、相当だ。
そういう相手が全力を出せない状況を喜ぶというのは、ちょっと無理がある。
というわけで、だ。
「いらさい、いらさい!
老樹木の根幹を使用した高性能な弓は要りませんか~。
今なら何と、定価の二割引き!この機会に是非お買い求めを!」
「・・・・・・人の控室の前で何をやっているのだ?」
「うん?<ウェザリア移動販売店舗・二号店>だが?」
「・・・・・・」
フレグランスは目をパチクリさせて混乱している。
無表情で感情が表に出ない奴かと思ってたんが、意外だな。
「いらっしゃーい!そこおわす凄腕弓使いのあなた!準決勝に備えて武器の買い替えをしませんかっ!」
「シエラ、棒読み棒読み」
「アストにだけは言われたくないんだけど!?」
「いや、僕は上手く出来ていたと思うが・・・?」
「二人とも棒読み」
「「ぐはっ!?」」
嘘だろう・・・!?
かなり上手く、ごく普通の移動販売を演じられていたはず・・・!
「ミアにダメ出しされるなんて・・・もう僕もお終いだな」
「そこまで言う!?」
だって・・・ミアだぞ?
メンバー内で一番売り子に向いていない、あのミアだぞ?
なお、ここにミレアは居ない。
彼女は今頃、
予選三位 『【深紅の槍神】フラン』 《無所属》
VS
予選十一位『【大自然の旋律】サクラ』 《桜花絢爛》
という今大会屈指の好カードとなった戦いを観戦している。
サクラは予選六位のフローリアを下しているので、いい戦いになるだろう。
本来なら僕もそちらに行くべきなのだが・・・まあ、あれだ。
こっちの方が面白そうだったので。
反省も後悔もしていない。
ミレアがこっちに居ないのは、フレグランスと顔を合わせない為という理由も。
彼女に気を遣ったわけだな。
「はぁ・・・貴方たち、恥ずかしいからやめてほしいのだけれど?」
「「「はい?」」」
僕とミア、シエラの声が揃った。
別に、そんなおかしなことはしてないはずだが・・・?
アリアさんの頬は少し赤い。
一体何が恥ずかしいというのか。
レインは・・・隅の方で真っ赤になって俯いている。何それ可愛い。
「レインは天使みたいだな・・・」
「アストさんっ!!」
レインに怒られてしまった。解せぬ。
「・・・結局、どういうことなのだ?」
こめかみに手を当てて理解に苦しむ表情をしているフレグランス。
尋ねられたのならハッキリ答えるとしようか。
「フレグランスの弓が危うそうだから新しい弓を買いたまえ」
「ならば初めからそう言えば良かろうっ!! 何なのだこの茶番はっ!? 何故私まで恥ずかしい思いをせねばならんのだっ!!」
フレグランス指し示した先、店舗周囲を見渡してみると・・・いつの間にか人だかりが出来ていた。
そう言えばこの辺って普通に人通りがあったよね。納得。
我ながら間抜けさが露呈するような聞き方だが、聞かぬは一生の端なのだ。
恥ずかしながら詳しい解説を求める。
・・・ミレアに蔑まれたらどうしよう。いや、流石に無いと分かってるけどさ。
だってそもそも、武具は破壊不能だろう?
言うならば、GMが使用した<不壊障壁>と同じだ。
それが負荷によって傷つくっておかしくないか?
「えっとね・・・魔法でも武器でも、連続アーツは脳に物凄く大きい負荷が掛かるんだけど・・・」
「ああ、なるほど。それで?」
「脳の方で容量が足りない場合は脳の処理分野データから武器のデータに処理を回してしまう感じ?フレグランスは相当疲れてたから、容量が足りなくなってもおかしくないよね?」
「・・・ああ、そういうことか」
ミレアの言いたいことが何となく分かってきた。
というか、僕はもっと早くに気づくべきことだったな・・・。
「それで、武器のデータに負荷が掛かって、一部破損してしまった、と」
「その通りっ! 流石はアスト兄っ、理解が早いねっ!」
「ん、まあ、どういたしまして・・・」
なんか、ゲームでズルして引き分けたような気分だ・・・。
「・・・ねえ、あなたたちの話は殆ど理解できなかったのだけれど、GMから問い合わせの返事がきたわよ」
「なんて書いてありますか?」
「連続アーツで武器に負荷が掛かったため、と」
「まあ、早い話がそういうことですから、その認識でいいと思いますよ?」
「・・・・・・はぁ」
アリアさんは意味ありげな視線でこちらを見つめてきたが、その説明で納得しておくことにしたらしい。
「それで、本題なんですけど・・・」
「そうね。すっかり話が終わったような気になっていたけれど、それは話の入口でしかなかったわね・・・」
「えっ、どういうことですか・・・?」
レインが小首を傾げて不思議そうに尋ねてきた。
こういう一つ一つの仕草が自然で可愛いんだよなぁ・・・。
何処かの誰かとは大違いだ。
「―――ねえアスト、何でため息を吐きながらこっちを見たのかなぁ!?」
「気のせいじゃないか、シエラ。僕はミアのことを心の中で貶しただけだぞ?」
「私!? それに貶したって何!?」
この二人は放置でよかろう。
それより、今はレインとの話・・・じゃない。アリアさんとの話だ。
「木工師ではないので確かなことは言えませんが・・・あの弓だと、次の試合でもちませんよね?」
「ええ。ミレアとの試合ではもたないわ。バグという訳でもないようだし、運営からのサポートも受けられないはずよ」
本来なら喜ぶべき展開なのかもしれないが・・・。
うちのギルド員は、基本的にそういうのを好まないのだ。
例えば、神聖騎士団のブレイブあたりが同じ状況になったら、その事態を喜んで容赦なくミレアに止めを刺させにいくだろう。
どうでもいい相手ならどうでもいいということだな。
だが、彼女は・・・フレグランスは、悪い奴ではないようなのだ。
アリアさんとレイン、ミレアが口を揃えてそう言うのだから、間違いない。
勧誘についても考えているくらいだから、相当だ。
そういう相手が全力を出せない状況を喜ぶというのは、ちょっと無理がある。
というわけで、だ。
「いらさい、いらさい!
老樹木の根幹を使用した高性能な弓は要りませんか~。
今なら何と、定価の二割引き!この機会に是非お買い求めを!」
「・・・・・・人の控室の前で何をやっているのだ?」
「うん?<ウェザリア移動販売店舗・二号店>だが?」
「・・・・・・」
フレグランスは目をパチクリさせて混乱している。
無表情で感情が表に出ない奴かと思ってたんが、意外だな。
「いらっしゃーい!そこおわす凄腕弓使いのあなた!準決勝に備えて武器の買い替えをしませんかっ!」
「シエラ、棒読み棒読み」
「アストにだけは言われたくないんだけど!?」
「いや、僕は上手く出来ていたと思うが・・・?」
「二人とも棒読み」
「「ぐはっ!?」」
嘘だろう・・・!?
かなり上手く、ごく普通の移動販売を演じられていたはず・・・!
「ミアにダメ出しされるなんて・・・もう僕もお終いだな」
「そこまで言う!?」
だって・・・ミアだぞ?
メンバー内で一番売り子に向いていない、あのミアだぞ?
なお、ここにミレアは居ない。
彼女は今頃、
予選三位 『【深紅の槍神】フラン』 《無所属》
VS
予選十一位『【大自然の旋律】サクラ』 《桜花絢爛》
という今大会屈指の好カードとなった戦いを観戦している。
サクラは予選六位のフローリアを下しているので、いい戦いになるだろう。
本来なら僕もそちらに行くべきなのだが・・・まあ、あれだ。
こっちの方が面白そうだったので。
反省も後悔もしていない。
ミレアがこっちに居ないのは、フレグランスと顔を合わせない為という理由も。
彼女に気を遣ったわけだな。
「はぁ・・・貴方たち、恥ずかしいからやめてほしいのだけれど?」
「「「はい?」」」
僕とミア、シエラの声が揃った。
別に、そんなおかしなことはしてないはずだが・・・?
アリアさんの頬は少し赤い。
一体何が恥ずかしいというのか。
レインは・・・隅の方で真っ赤になって俯いている。何それ可愛い。
「レインは天使みたいだな・・・」
「アストさんっ!!」
レインに怒られてしまった。解せぬ。
「・・・結局、どういうことなのだ?」
こめかみに手を当てて理解に苦しむ表情をしているフレグランス。
尋ねられたのならハッキリ答えるとしようか。
「フレグランスの弓が危うそうだから新しい弓を買いたまえ」
「ならば初めからそう言えば良かろうっ!! 何なのだこの茶番はっ!? 何故私まで恥ずかしい思いをせねばならんのだっ!!」
フレグランス指し示した先、店舗周囲を見渡してみると・・・いつの間にか人だかりが出来ていた。
そう言えばこの辺って普通に人通りがあったよね。納得。
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