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4章
183 対集団戦
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警備兵の詰所は結構広かった。
その中の一室でとあるアイテムを発見。
【AP回復の飴玉】回復アイテム レア度ー
警備兵詰所に配置された回復アイテム。
イベント期間限定でAPを100回復する。
いいアイテムを手に入れた。
これ一つでブルーポーション並みの回復が期待できる。
建物内は大体確認したはずなので、もうここに用は無い。
次は・・・何処へ向かおうかな。
「喰らえっ!『クレイボール』っ!」
「ん?『流水』『スラッシュショット』」
奇襲で魔法を撃ってきた低レベルプレイヤーは頭をぶち抜かれて爆散。
マップを見てなくとも【魔力感知】は有効なのだ。
アイテムを探している内に戦況が動いていたらしい。
人数の減り方が随分と加速している。
戦わずにいた者たちもスキルポイントというご褒美に気づき始めたのだろう。
どうせ勝ち抜けないなら一人でも多く倒してスキルポイントを得たいと考える。
ほんと、戦いの煽り方が上手いよなぁ・・・。
《熟練度が一定に達し【疾風】スキルがLv4になりました》
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【闘気】スキルがLv11になりました》
「囲め囲めっ!そいつは優勝候補だ!ここで倒せれば大金星だあっ!」
「しつこいなぁ・・・」
現在、二十人程のプレイヤーに囲まれていた。
最初は三人だったし、既にその三人は倒したのだが・・・後から後からプレイヤーが集まってきて、現在こんなことになっている。
「畜生!あいつはまだアーツさえ使ってないんだぞ!本当に勝てるのか!?」
「当たり前だ!どれだけ強くたって数の前には無力なんだ!」
リーダー格の男の言い分も正しくはあるんだが、HPダメージというペナルティをを常時受けてまでやることでもないと思う。
このままだと僕が回避しているだけで全滅するぞ?
「全員一斉にかかれ!後衛はバンバン魔法を撃って飽和させるんだ!」
「はぁ・・・仕方ない。最後まで付き合うか。『エンドレスステップ』!」
〖舞闘家〗の職業アーツ『エンドレスステップ』を使ってステップ系アーツによるAPの消耗を抑える。このアーツは今回のような回復制限のある状況ではとても重宝する。
さーて、お手並み拝見といきますかね。
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【拡張】スキルがLv5になりました》
《スキルスロットが1つ増加しました》
《プレイヤーを三十人撃破してスキルポイントを2獲得しました》
《プレイヤーを四十人撃破してスキルポイントを2獲得しました》
「んー、あと六人か。随分減ったな」
「減らした張本人がそれを言うか!?」
既に残りの六人も満身創痍だが、逃げようとはしない。
途中で逃げようとした奴らを纏めてナイフで仕留めたのが効いているようだ。
残弾に限りはあるが、そこはほら。
幻影魔法Lv1アーツ『ファントムクリエイト』で上手く誤魔化した。
傍目には低威力のナイフが大量に刺さってHPが消滅したように見えただろう。
あんなに大量に投げた以上、まだまだ残弾があると考えるのは自然な思考だ。
喧嘩を吹っかけてきた以上は逃がさんよ?
「このっ!『ダブルスラッシュ』!」
「せめて一撃だけでも!『トリプルスラスト』ォオ!」
「今度こそ当てるっ!『パワーアロー』!」
「連携が下手だな。もう少し一体感を持って動いた方がいいぞ?
と、『イエローステップ』『トリプルスラスト』『トリプルスローイング』!」
「「「嘘だろおおおっ!?」」」
攻撃してきた三人のプレイヤーが爆散。
アーツを使うまでもないのだが、APが満タンなので勿体ない気がしたんだ。
予選中でも自動回復は健在だからな。
「何で攻撃が当たらないんだっ!」
「まるで攻撃が自分から避けているみたい・・・」
「ズルいですよあんなのおおおお!」
残った三人は戦意喪失気味だ。
特別なことなんて何もしていないし、練習すれば誰でもできることなんだがね。
勿論、習得までの時間は人それぞれだと思うけど。
極論、軌道予測術と回避技術、足さばきの三つさえあれば可能な技術なのだ。
お?弓士が何かアイテムを落とした。
【MP回復の水】回復アイテム レア度ー
町の泉に配置された回復アイテム。
イベント期間中だけMPを50回復する。
このアイテムはドロップ対象なんだな。
その他の武具やアイテムをドロップしないのはここまでの戦いで分かっていたことなのだが、これは予想外だった。
戦利品として遠慮なく頂いておこう。
「残り三人か。寂しくなったな。誰のせいだろう?」
「「「お前(あなた)のせいだ(です)よっ!!」」」
うん。知ってる。
・・・【縮地】【瞬動】【忍び足】【気配隠蔽】からの・・・【先手】!
背後に回り込んでの奇襲が成功。
三人ともHPを散らし、ポリゴンの欠片となって爆散。
《マスタースキル【瞬動】【先手】【忍び足】を確認しました》
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【奇襲】が追加されました》
戦闘終了、と。
新しく取得可能になったのは【奇襲】スキル。
【奇襲】Lv0/30 必要スキルポイント2
〖相手に気づかれていない状態での攻撃でのダメージにプラス補正が掛かる。
戦闘中でも敵が姿を見失えば効果がある。補正はスキルレベル1につき1%程。
レベル1で習得できるアーツは、姿を眩ませる効果がある『ハイドウォーク』〗
うーん・・・取得で。
効果が良いというのも理由だが、一つ気になることが出来てしまったからだ。
ついでに【魔力隠蔽】も1ポイント消費して取得。
それと【気配遮断】は・・・まだいいか。
予選が終わってからスキルポイントがどれくらいあるか次第だ。
これで撃破人数は四十六人だな。順調順調。
アストの状況
――――――――――――――――――――――――――――――――
『予選バトルロイヤル開催中!』 <残り五時間五分>
・参加人数 21611人
・残り人数 19822人/21611人
・撃破人数 46 与ダメージ 9710 被ダメージ 0
・広域マップ確認
・回復アイテム使用
・―――――――
・―――
――――――――――――――――――――――――――――――――
その中の一室でとあるアイテムを発見。
【AP回復の飴玉】回復アイテム レア度ー
警備兵詰所に配置された回復アイテム。
イベント期間限定でAPを100回復する。
いいアイテムを手に入れた。
これ一つでブルーポーション並みの回復が期待できる。
建物内は大体確認したはずなので、もうここに用は無い。
次は・・・何処へ向かおうかな。
「喰らえっ!『クレイボール』っ!」
「ん?『流水』『スラッシュショット』」
奇襲で魔法を撃ってきた低レベルプレイヤーは頭をぶち抜かれて爆散。
マップを見てなくとも【魔力感知】は有効なのだ。
アイテムを探している内に戦況が動いていたらしい。
人数の減り方が随分と加速している。
戦わずにいた者たちもスキルポイントというご褒美に気づき始めたのだろう。
どうせ勝ち抜けないなら一人でも多く倒してスキルポイントを得たいと考える。
ほんと、戦いの煽り方が上手いよなぁ・・・。
《熟練度が一定に達し【疾風】スキルがLv4になりました》
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【闘気】スキルがLv11になりました》
「囲め囲めっ!そいつは優勝候補だ!ここで倒せれば大金星だあっ!」
「しつこいなぁ・・・」
現在、二十人程のプレイヤーに囲まれていた。
最初は三人だったし、既にその三人は倒したのだが・・・後から後からプレイヤーが集まってきて、現在こんなことになっている。
「畜生!あいつはまだアーツさえ使ってないんだぞ!本当に勝てるのか!?」
「当たり前だ!どれだけ強くたって数の前には無力なんだ!」
リーダー格の男の言い分も正しくはあるんだが、HPダメージというペナルティをを常時受けてまでやることでもないと思う。
このままだと僕が回避しているだけで全滅するぞ?
「全員一斉にかかれ!後衛はバンバン魔法を撃って飽和させるんだ!」
「はぁ・・・仕方ない。最後まで付き合うか。『エンドレスステップ』!」
〖舞闘家〗の職業アーツ『エンドレスステップ』を使ってステップ系アーツによるAPの消耗を抑える。このアーツは今回のような回復制限のある状況ではとても重宝する。
さーて、お手並み拝見といきますかね。
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【拡張】スキルがLv5になりました》
《スキルスロットが1つ増加しました》
《プレイヤーを三十人撃破してスキルポイントを2獲得しました》
《プレイヤーを四十人撃破してスキルポイントを2獲得しました》
「んー、あと六人か。随分減ったな」
「減らした張本人がそれを言うか!?」
既に残りの六人も満身創痍だが、逃げようとはしない。
途中で逃げようとした奴らを纏めてナイフで仕留めたのが効いているようだ。
残弾に限りはあるが、そこはほら。
幻影魔法Lv1アーツ『ファントムクリエイト』で上手く誤魔化した。
傍目には低威力のナイフが大量に刺さってHPが消滅したように見えただろう。
あんなに大量に投げた以上、まだまだ残弾があると考えるのは自然な思考だ。
喧嘩を吹っかけてきた以上は逃がさんよ?
「このっ!『ダブルスラッシュ』!」
「せめて一撃だけでも!『トリプルスラスト』ォオ!」
「今度こそ当てるっ!『パワーアロー』!」
「連携が下手だな。もう少し一体感を持って動いた方がいいぞ?
と、『イエローステップ』『トリプルスラスト』『トリプルスローイング』!」
「「「嘘だろおおおっ!?」」」
攻撃してきた三人のプレイヤーが爆散。
アーツを使うまでもないのだが、APが満タンなので勿体ない気がしたんだ。
予選中でも自動回復は健在だからな。
「何で攻撃が当たらないんだっ!」
「まるで攻撃が自分から避けているみたい・・・」
「ズルいですよあんなのおおおお!」
残った三人は戦意喪失気味だ。
特別なことなんて何もしていないし、練習すれば誰でもできることなんだがね。
勿論、習得までの時間は人それぞれだと思うけど。
極論、軌道予測術と回避技術、足さばきの三つさえあれば可能な技術なのだ。
お?弓士が何かアイテムを落とした。
【MP回復の水】回復アイテム レア度ー
町の泉に配置された回復アイテム。
イベント期間中だけMPを50回復する。
このアイテムはドロップ対象なんだな。
その他の武具やアイテムをドロップしないのはここまでの戦いで分かっていたことなのだが、これは予想外だった。
戦利品として遠慮なく頂いておこう。
「残り三人か。寂しくなったな。誰のせいだろう?」
「「「お前(あなた)のせいだ(です)よっ!!」」」
うん。知ってる。
・・・【縮地】【瞬動】【忍び足】【気配隠蔽】からの・・・【先手】!
背後に回り込んでの奇襲が成功。
三人ともHPを散らし、ポリゴンの欠片となって爆散。
《マスタースキル【瞬動】【先手】【忍び足】を確認しました》
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【奇襲】が追加されました》
戦闘終了、と。
新しく取得可能になったのは【奇襲】スキル。
【奇襲】Lv0/30 必要スキルポイント2
〖相手に気づかれていない状態での攻撃でのダメージにプラス補正が掛かる。
戦闘中でも敵が姿を見失えば効果がある。補正はスキルレベル1につき1%程。
レベル1で習得できるアーツは、姿を眩ませる効果がある『ハイドウォーク』〗
うーん・・・取得で。
効果が良いというのも理由だが、一つ気になることが出来てしまったからだ。
ついでに【魔力隠蔽】も1ポイント消費して取得。
それと【気配遮断】は・・・まだいいか。
予選が終わってからスキルポイントがどれくらいあるか次第だ。
これで撃破人数は四十六人だな。順調順調。
アストの状況
――――――――――――――――――――――――――――――――
『予選バトルロイヤル開催中!』 <残り五時間五分>
・参加人数 21611人
・残り人数 19822人/21611人
・撃破人数 46 与ダメージ 9710 被ダメージ 0
・広域マップ確認
・回復アイテム使用
・―――――――
・―――
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