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3章
170 闇の中より出で来る魔
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町に潜みし闇の中から現れ出でたのは・・・悪魔?
マイナーデーモン Lv8
悪魔 厳重討伐対象 格上
スキル ??? ???
マイナーデーモンは以前遭遇した奴と同じ出で立ちだが、レベルはこの個体が上。
レベル26相当だが表記は格上となっており、そこまで濃くはないが、強敵だ。
しかし、何で何も無い闇の中から生まれてくるんだ?
いや、それを言ったら魔物だって似たようなものかもしれないけど。
とにもかくにも、悪魔は即抹殺だ。
レインの瞳に矢が突き刺さりそうだったのは記憶に新しいのだ。
格上だろうが知ったことではない。
そう考えたところでウィンドウが開いた。
――――――――――――――――――――――――
《クエスト発生!》
【謎の悪魔を討伐せよ!】
内容 夜の町中で堂々と悪魔が現れた
これを討伐しひと時の平和を取り戻せ!
報酬 悪魔よりドロップするアイテム
同行しているNPCからの親愛度+15%
備考 警備団長に討伐を証明すれば褒賞が渡される
敗北した場合、同行NPCの恒久的死亡が確定
――――――――――――――――――――――――
待て待て待て!
ツッコミどころは多々あるが・・・同行NPCの恒久的死亡だと!?
これは・・・そうかなるほど。
僕が負ければソフィアがただで済むはずがないので、当然の措置なのか。
これは、絶対に負けられないぞ・・・!
「カカカカカカカッ!」
「っ、時間切れか!ソフィア、下がっていろ!」
「っあ、は、はいっ・・・!」
指示を受け取ったソフィアはぎこちない動きで僕から離れた。
悪魔に本能的恐怖を覚えているからか、体が震えており、顔も真っ青だ。
僕はこれといった恐怖を感じていないが、現地住民特有の反応か?
・・・いや、今はどうでもいい。
目の前の敵を・・・倒す!
「カカカッ!」
「ブルーステップ!流水!
・・・トリプルスラッシュ!」
まずは小手調べだが・・・戦い方はこの前戦ったマイナーデーモンと同じ。
体から迸る黒い靄を武器に変えて攻撃してくる。
一度見た戦い方なら、格上であっても余裕だ!
「パワースラスト!」
赤いステップからのカウンターで放たれた一撃が、醜悪な悪魔を貫く。
やはり行動パターンも似通っている。
「カッ!」
「読み通り。ブレイズブラスト!」
大振りの一撃をイエローステップで機敏に回避し、懐に入り込み、高威力の火焔魔法を一発だ。吹っ飛んだ悪魔に投擲で追撃。槍は空中に投げておく。
「フィフススローイング!!」
中級投擲術Lv20アーツ『フィフススローイング』を使用。
合計十本の銀ナイフが悪魔のクリティカルポイントに突き刺さった。
ナイフが良くないからかダメージ自体はそれほど多くないが、コンボは確実に積まれている。今のでクリティカルコンボは15HITとなっている。
これは投擲のストロングポイントだ。
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv2になりました》
空中に投げていた槍を掴み取り、次の行動へ。
「カーッ!!」
「ワンパターンだな。流水!からの、オラクレア・ペンタグラムっ!」
「カハッ!?」
このまま一気に決める。
左手に焔牙の槍を装備し直し、加速Lv1アーツ『アクセラレーション』を発動。
「パワースラスト・ドライブ!」
轟音とともに心臓へ槍が突き立てられた。
これでもまだ死なないとは、タフな奴だな。
ダメージが深刻なせいか、一度距離を取ってきた悪魔にナイフを投擲。
ただし、先程と同じだと読まれるので工夫を凝らす。
「ファントムクリエイト!ファントムペイン!」
幻影魔法のアーツを二つ使用し、ナイフを合計で二十四本投擲した。
姿形は全て銀のナイフだが、幻影が四つ混ざっている。
さて、初見で見破れるか?
「カッ!?」
まあ、見破れるわけないよな。
そこまで知能高そうにも見えないし。
悪魔は一度目の投擲と同じ軌道で飛んできたナイフを被弾する順に二本迎撃。
だが、その二本はどちらも幻影で、ブラインドの役割を果たしていた。
幻影のすぐ後ろにあった、気配を隠蔽されていたナイフが直後に命中し、その体に深々と突き刺さった。隙だらけだったな。
ま、一度目と同じ軌道だったら、迎撃したくなるよな。
それが、意志を持ち実力がそこそこある生物の自然な反応だ。
「これで終わりだ。
シャドウムーブ!トリニティ・ロードっ!」
「カッ・・・!?」
シャドウムーブからの奇襲で不意を打ち、その頭部に三連撃を命中させた。
それによって悪魔のHPは消滅し、ポリゴンの欠片となって爆散したのだった。
・・・お?その場に何かアイテムが残ってるな。
《第一職業が<上級剣士>Lv7になりました》
《第二職業が<火焔魔法士>Lv6になりました》
《熟練度が一定に達し【気配隠蔽】スキルがLv20になりました》
《【気配隠蔽】スキルが最高値になりました》
《【気配遮断】スキルが派生しました》
《熟練度が一定に達し【集撃】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に達し【鉄壁】スキルがLv7になりました》
――――――――――――――――――――――――
《クエスト発生!》 <CLEAR!>
【謎の悪魔を討伐せよ!】
内容 夜の町中で堂々と悪魔が現れた
これを討伐しひと時の平和を取り戻せ!
報酬 悪魔よりドロップするアイテム
同行しているNPCからの親愛度+15%
備考 警備団長に討伐を証明すれば褒賞が渡される
敗北した場合、同行NPCの恒久的死亡が確定
――――――――――――――――――――――――
《クエスト【謎の悪魔を討伐せよ!】を達成しました》
《クエスト達成により『アスト』は経験値を獲得しました》
《クエスト達成により『アスト』はスキルポイントを2獲得しました》
聞き慣れないアナウンスが聞こえたが、地味にスキルポイントが嬉しい。
以前のクエストでは無かったことだが、何か違いでもあるのか?
・・・単純に難易度の違いということもあり得るか。
ま、何にせよ、無事にクエストクリアだ。
しかし、ソフィアは災難だな。度々襲われて。
名前 アスト
種族 人間 Lv31
第一職業 上級剣士 Lv7
第二職業 火焔魔法士 Lv6
第三職業 舞闘家 Lv6
スキルポイント3
アナザースキル
〖加速Lv9〗
武器系スキル
〖上級剣術Lv10〗〖上級槍術Lv10〗
魔法系スキル
〖火焔魔法Lv9〗〖幻影魔法Lv18〗
生産系スキル
〖中級錬金Lv16〗〖中級料理Lv14〗
補助系スキル
〖気配感知Lv9〗〖魔力感知Lv8〗〖魔眼Lv1〗
戦闘スキル
〖舞闘Lv10〗〖連携Lv9〗〖空中機動Lv7〗
〖未来視Lv6〗〖疾風Lv3〗〖集撃Lv3〗
〖先手Lv19〗〖鷲の目Lv17〗〖金剛力Lv3〗
〖鉄壁Lv7〗
称号スキル
〖闘気Lv10〗〖魔気Lv7〗〖拡張Lv3〗
スキルスロット29 残り7
マイナーデーモン Lv8
悪魔 厳重討伐対象 格上
スキル ??? ???
マイナーデーモンは以前遭遇した奴と同じ出で立ちだが、レベルはこの個体が上。
レベル26相当だが表記は格上となっており、そこまで濃くはないが、強敵だ。
しかし、何で何も無い闇の中から生まれてくるんだ?
いや、それを言ったら魔物だって似たようなものかもしれないけど。
とにもかくにも、悪魔は即抹殺だ。
レインの瞳に矢が突き刺さりそうだったのは記憶に新しいのだ。
格上だろうが知ったことではない。
そう考えたところでウィンドウが開いた。
――――――――――――――――――――――――
《クエスト発生!》
【謎の悪魔を討伐せよ!】
内容 夜の町中で堂々と悪魔が現れた
これを討伐しひと時の平和を取り戻せ!
報酬 悪魔よりドロップするアイテム
同行しているNPCからの親愛度+15%
備考 警備団長に討伐を証明すれば褒賞が渡される
敗北した場合、同行NPCの恒久的死亡が確定
――――――――――――――――――――――――
待て待て待て!
ツッコミどころは多々あるが・・・同行NPCの恒久的死亡だと!?
これは・・・そうかなるほど。
僕が負ければソフィアがただで済むはずがないので、当然の措置なのか。
これは、絶対に負けられないぞ・・・!
「カカカカカカカッ!」
「っ、時間切れか!ソフィア、下がっていろ!」
「っあ、は、はいっ・・・!」
指示を受け取ったソフィアはぎこちない動きで僕から離れた。
悪魔に本能的恐怖を覚えているからか、体が震えており、顔も真っ青だ。
僕はこれといった恐怖を感じていないが、現地住民特有の反応か?
・・・いや、今はどうでもいい。
目の前の敵を・・・倒す!
「カカカッ!」
「ブルーステップ!流水!
・・・トリプルスラッシュ!」
まずは小手調べだが・・・戦い方はこの前戦ったマイナーデーモンと同じ。
体から迸る黒い靄を武器に変えて攻撃してくる。
一度見た戦い方なら、格上であっても余裕だ!
「パワースラスト!」
赤いステップからのカウンターで放たれた一撃が、醜悪な悪魔を貫く。
やはり行動パターンも似通っている。
「カッ!」
「読み通り。ブレイズブラスト!」
大振りの一撃をイエローステップで機敏に回避し、懐に入り込み、高威力の火焔魔法を一発だ。吹っ飛んだ悪魔に投擲で追撃。槍は空中に投げておく。
「フィフススローイング!!」
中級投擲術Lv20アーツ『フィフススローイング』を使用。
合計十本の銀ナイフが悪魔のクリティカルポイントに突き刺さった。
ナイフが良くないからかダメージ自体はそれほど多くないが、コンボは確実に積まれている。今のでクリティカルコンボは15HITとなっている。
これは投擲のストロングポイントだ。
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv2になりました》
空中に投げていた槍を掴み取り、次の行動へ。
「カーッ!!」
「ワンパターンだな。流水!からの、オラクレア・ペンタグラムっ!」
「カハッ!?」
このまま一気に決める。
左手に焔牙の槍を装備し直し、加速Lv1アーツ『アクセラレーション』を発動。
「パワースラスト・ドライブ!」
轟音とともに心臓へ槍が突き立てられた。
これでもまだ死なないとは、タフな奴だな。
ダメージが深刻なせいか、一度距離を取ってきた悪魔にナイフを投擲。
ただし、先程と同じだと読まれるので工夫を凝らす。
「ファントムクリエイト!ファントムペイン!」
幻影魔法のアーツを二つ使用し、ナイフを合計で二十四本投擲した。
姿形は全て銀のナイフだが、幻影が四つ混ざっている。
さて、初見で見破れるか?
「カッ!?」
まあ、見破れるわけないよな。
そこまで知能高そうにも見えないし。
悪魔は一度目の投擲と同じ軌道で飛んできたナイフを被弾する順に二本迎撃。
だが、その二本はどちらも幻影で、ブラインドの役割を果たしていた。
幻影のすぐ後ろにあった、気配を隠蔽されていたナイフが直後に命中し、その体に深々と突き刺さった。隙だらけだったな。
ま、一度目と同じ軌道だったら、迎撃したくなるよな。
それが、意志を持ち実力がそこそこある生物の自然な反応だ。
「これで終わりだ。
シャドウムーブ!トリニティ・ロードっ!」
「カッ・・・!?」
シャドウムーブからの奇襲で不意を打ち、その頭部に三連撃を命中させた。
それによって悪魔のHPは消滅し、ポリゴンの欠片となって爆散したのだった。
・・・お?その場に何かアイテムが残ってるな。
《第一職業が<上級剣士>Lv7になりました》
《第二職業が<火焔魔法士>Lv6になりました》
《熟練度が一定に達し【気配隠蔽】スキルがLv20になりました》
《【気配隠蔽】スキルが最高値になりました》
《【気配遮断】スキルが派生しました》
《熟練度が一定に達し【集撃】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に達し【鉄壁】スキルがLv7になりました》
――――――――――――――――――――――――
《クエスト発生!》 <CLEAR!>
【謎の悪魔を討伐せよ!】
内容 夜の町中で堂々と悪魔が現れた
これを討伐しひと時の平和を取り戻せ!
報酬 悪魔よりドロップするアイテム
同行しているNPCからの親愛度+15%
備考 警備団長に討伐を証明すれば褒賞が渡される
敗北した場合、同行NPCの恒久的死亡が確定
――――――――――――――――――――――――
《クエスト【謎の悪魔を討伐せよ!】を達成しました》
《クエスト達成により『アスト』は経験値を獲得しました》
《クエスト達成により『アスト』はスキルポイントを2獲得しました》
聞き慣れないアナウンスが聞こえたが、地味にスキルポイントが嬉しい。
以前のクエストでは無かったことだが、何か違いでもあるのか?
・・・単純に難易度の違いということもあり得るか。
ま、何にせよ、無事にクエストクリアだ。
しかし、ソフィアは災難だな。度々襲われて。
名前 アスト
種族 人間 Lv31
第一職業 上級剣士 Lv7
第二職業 火焔魔法士 Lv6
第三職業 舞闘家 Lv6
スキルポイント3
アナザースキル
〖加速Lv9〗
武器系スキル
〖上級剣術Lv10〗〖上級槍術Lv10〗
魔法系スキル
〖火焔魔法Lv9〗〖幻影魔法Lv18〗
生産系スキル
〖中級錬金Lv16〗〖中級料理Lv14〗
補助系スキル
〖気配感知Lv9〗〖魔力感知Lv8〗〖魔眼Lv1〗
戦闘スキル
〖舞闘Lv10〗〖連携Lv9〗〖空中機動Lv7〗
〖未来視Lv6〗〖疾風Lv3〗〖集撃Lv3〗
〖先手Lv19〗〖鷲の目Lv17〗〖金剛力Lv3〗
〖鉄壁Lv7〗
称号スキル
〖闘気Lv10〗〖魔気Lv7〗〖拡張Lv3〗
スキルスロット29 残り7
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