142 / 264
3章
142 悪魔襲来
しおりを挟む
《熟練度が一定に達し【気配隠蔽】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【瞬動】スキルがLv17になりました》
リザードマン四体を倒してスキルがレベルアップ。
レインとアリアさんは体力的に厳しそうだったので四体とも倒させてもらった。
経験値バーは殆ど動かないが、格下相手なので仕方なかろう。
気配感知を怠ったことに反省。
ちょっとレインに気をとられ過ぎたな。
「一応言っておくけれど、あなたは悪くないわよ?
あの状況で周囲に気を配れという方が無理な注文なのだから」
「そうですか・・・・・・ん?アリアさん、もしかしなくてもずっと見てました?」
「・・・ノーコメントよ」
その答えで大体分かった。
ずっと見てたんですね、全然気づかなかったけど。
「~~ッッ!?あああっ・・・!?
アストさん、私・・・なんてはしたない真似をして・・・!」
「いやいや、アレは中々悪くなかったし、いつでもどうぞって感じだけど・・・」
「へっ・・・!?」
「あ、待て、今の無し!違う・・・訳じゃないけど忘れてくれ!」
僕は一体何を口走っているんだか・・・。
深呼吸でもして落ち着かないと更に失態をやらかしそうで怖い。
もしやらかしてしまってレインに気持ち悪いとか思われたら、色々と終わりだ。
肝心なレインの反応は・・・俯きながらモジモジしていてとても可愛い。
前にもこんなことがあった気がするが、この状態となったレインは大好物である。
銀の長髪を弄ったり、胸に手を当てたり、両手を触れ合わせて手持無沙汰に振舞ったりと、どれをとっても最高だ。
我ながら気持ちの悪い思考をしていることは重々承知だが、表に出さないように気を付けるので、どうか許してほしいものだ。
「アストのそういうところは間違いなく美点と言えるし、女としては素直に尊敬できるわ。でも、レインが相手の場合はもう少し表に出した方が何かと良い方に転ぶと思うのだけれど・・・」
「・・・・・・!」
アリアさんの声に耳を傾けるな!
これは悪魔の誘惑だ!
従ったら最後、手痛いしっぺ返しが待っているに決まってるのだ!
「レインもそう思わないかしら?」
「えっ、私ですか・・・!?
私は、その・・・アリアさんの言う事にも一理あるかな、と・・・ッッ!」
最後まで言い切ったところで真っ赤になって再び俯いてしまった。
物凄く意味深なんですけど、どういうことなんだ・・・。
ふぅ・・・心を落ち着かせよう。
強い意思を持って悪魔の誘惑を乗り切るんだ。
残念ながら、今の関係を壊す勇気などないのだから。
強い意思を持てと自分に言い聞かせておきながら、勇気がないとは皮肉な話だが。
「・・・はぁ。アリアさんには悪魔の才能があると思いました」
「誰が悪魔よ!?悪魔の才能って何のことかしらね!?」
「だって、あの言い方はまるでっ!?」
習慣的に発動させた念入りな魔力感知に、突然敵性反応が現れた。
場所は・・・十メートル前方!?
気配感知の反応が薄いせいで攻撃直前まで気づけなかった!!
敵は六体で武装は様々。
弓使いの狙いは・・・レインか!
飛んできていた矢をレインの顔へ命中する寸前に掴み取った。
鏃の一部を掴んだせいでダメージを負ったが、まあいい。
レインの目は見開かれており、矢の存在を認識して瞳が激しく揺れている。
あと数センチで瞳に命中していたかと思うと、軽い怒りが湧いてくる。
ゲームの中なのだし、理不尽な怒りであることは分かっているが、だからといって何とも思わないほど人間ができているわけではないのだ。
トラウマになるほどではないが、精神的ダメージは多少発生するかもしれないし。
いくらそういうプロテクトがはたらいているとしても、だ。
それで、敵は何者だ?人間じゃなさそうだが。
インプ Lv8
小悪魔 討伐推奨 格下
??? ??? ???
インプ Lv7
小悪魔 討伐推奨 格下
??? ??? ???
リトルインプ LV9
小悪魔 討伐推奨 格下
??? ??? ???
リトルインプ LV8
小悪魔 討伐推奨 格下
??? ??? ???
リトルインプ LV9
小悪魔 討伐推奨 格下
??? ??? ???
どいつもこいつも全体的に黒っぽい出で立ちで、如何にも悪魔みたいな感じだ。
リトルインプはブランシュと一緒に居たときに遭遇した宙に浮いてる奴だな。
インプはその上位種だとして、種族進化の条件を満たすのが他の魔物と同じレベル10であるなら、レベルとしては18前後だろうか。
上位種だの何だのの表記がないので確かなことは分からないが。
それで、弓を射かけてきた奴は、一番強そうな風貌だ。
マイナーデーモン Lv5
悪魔 厳重討伐対象 同格
??? ??? ???
醜悪な笑みを浮かべてこちらを見ているマイナーデーモン。
インプの上位種ならばレベルは23相当のはずだが・・・同格だと?
種族的に強いのか、はたまた他の理由があるのか。
「「「「「キキィーッ!!」」」」」
マイナーデーモンが身振りで指示を出したようで、計五体のインプとリトルインプがこちらへ飛んできた。
・・・目障りだな。
無言で銀のナイフを両手に持ち、八本同時に投擲。
リトルインプには一本ずつ、インプには二本ずつ。
そして、マイナーデーモンには一本だけ。
マイナーデーモンは黒い靄を生み出し、それを剣に変えて、ナイフを弾いた。
元からダメージになるとは思っていないし、今のでおおよその力量は把握出来たので情報収集としては十分だ。
インプとリトルインプは目玉を撃ち抜かれて悲鳴を上げている。
あとはレインとアリアに任せておけばよかろう。
「カカカカカカッ!!」
「・・・縮地」
僕の相手はマイナーデーモンだ。
悪いけど、ちょっと八つ当たりの相手になってもらおうか。
何、厳重討伐対象なのだから、誰にも文句は言われまい。
《熟練度が一定に達し【瞬動】スキルがLv17になりました》
リザードマン四体を倒してスキルがレベルアップ。
レインとアリアさんは体力的に厳しそうだったので四体とも倒させてもらった。
経験値バーは殆ど動かないが、格下相手なので仕方なかろう。
気配感知を怠ったことに反省。
ちょっとレインに気をとられ過ぎたな。
「一応言っておくけれど、あなたは悪くないわよ?
あの状況で周囲に気を配れという方が無理な注文なのだから」
「そうですか・・・・・・ん?アリアさん、もしかしなくてもずっと見てました?」
「・・・ノーコメントよ」
その答えで大体分かった。
ずっと見てたんですね、全然気づかなかったけど。
「~~ッッ!?あああっ・・・!?
アストさん、私・・・なんてはしたない真似をして・・・!」
「いやいや、アレは中々悪くなかったし、いつでもどうぞって感じだけど・・・」
「へっ・・・!?」
「あ、待て、今の無し!違う・・・訳じゃないけど忘れてくれ!」
僕は一体何を口走っているんだか・・・。
深呼吸でもして落ち着かないと更に失態をやらかしそうで怖い。
もしやらかしてしまってレインに気持ち悪いとか思われたら、色々と終わりだ。
肝心なレインの反応は・・・俯きながらモジモジしていてとても可愛い。
前にもこんなことがあった気がするが、この状態となったレインは大好物である。
銀の長髪を弄ったり、胸に手を当てたり、両手を触れ合わせて手持無沙汰に振舞ったりと、どれをとっても最高だ。
我ながら気持ちの悪い思考をしていることは重々承知だが、表に出さないように気を付けるので、どうか許してほしいものだ。
「アストのそういうところは間違いなく美点と言えるし、女としては素直に尊敬できるわ。でも、レインが相手の場合はもう少し表に出した方が何かと良い方に転ぶと思うのだけれど・・・」
「・・・・・・!」
アリアさんの声に耳を傾けるな!
これは悪魔の誘惑だ!
従ったら最後、手痛いしっぺ返しが待っているに決まってるのだ!
「レインもそう思わないかしら?」
「えっ、私ですか・・・!?
私は、その・・・アリアさんの言う事にも一理あるかな、と・・・ッッ!」
最後まで言い切ったところで真っ赤になって再び俯いてしまった。
物凄く意味深なんですけど、どういうことなんだ・・・。
ふぅ・・・心を落ち着かせよう。
強い意思を持って悪魔の誘惑を乗り切るんだ。
残念ながら、今の関係を壊す勇気などないのだから。
強い意思を持てと自分に言い聞かせておきながら、勇気がないとは皮肉な話だが。
「・・・はぁ。アリアさんには悪魔の才能があると思いました」
「誰が悪魔よ!?悪魔の才能って何のことかしらね!?」
「だって、あの言い方はまるでっ!?」
習慣的に発動させた念入りな魔力感知に、突然敵性反応が現れた。
場所は・・・十メートル前方!?
気配感知の反応が薄いせいで攻撃直前まで気づけなかった!!
敵は六体で武装は様々。
弓使いの狙いは・・・レインか!
飛んできていた矢をレインの顔へ命中する寸前に掴み取った。
鏃の一部を掴んだせいでダメージを負ったが、まあいい。
レインの目は見開かれており、矢の存在を認識して瞳が激しく揺れている。
あと数センチで瞳に命中していたかと思うと、軽い怒りが湧いてくる。
ゲームの中なのだし、理不尽な怒りであることは分かっているが、だからといって何とも思わないほど人間ができているわけではないのだ。
トラウマになるほどではないが、精神的ダメージは多少発生するかもしれないし。
いくらそういうプロテクトがはたらいているとしても、だ。
それで、敵は何者だ?人間じゃなさそうだが。
インプ Lv8
小悪魔 討伐推奨 格下
??? ??? ???
インプ Lv7
小悪魔 討伐推奨 格下
??? ??? ???
リトルインプ LV9
小悪魔 討伐推奨 格下
??? ??? ???
リトルインプ LV8
小悪魔 討伐推奨 格下
??? ??? ???
リトルインプ LV9
小悪魔 討伐推奨 格下
??? ??? ???
どいつもこいつも全体的に黒っぽい出で立ちで、如何にも悪魔みたいな感じだ。
リトルインプはブランシュと一緒に居たときに遭遇した宙に浮いてる奴だな。
インプはその上位種だとして、種族進化の条件を満たすのが他の魔物と同じレベル10であるなら、レベルとしては18前後だろうか。
上位種だの何だのの表記がないので確かなことは分からないが。
それで、弓を射かけてきた奴は、一番強そうな風貌だ。
マイナーデーモン Lv5
悪魔 厳重討伐対象 同格
??? ??? ???
醜悪な笑みを浮かべてこちらを見ているマイナーデーモン。
インプの上位種ならばレベルは23相当のはずだが・・・同格だと?
種族的に強いのか、はたまた他の理由があるのか。
「「「「「キキィーッ!!」」」」」
マイナーデーモンが身振りで指示を出したようで、計五体のインプとリトルインプがこちらへ飛んできた。
・・・目障りだな。
無言で銀のナイフを両手に持ち、八本同時に投擲。
リトルインプには一本ずつ、インプには二本ずつ。
そして、マイナーデーモンには一本だけ。
マイナーデーモンは黒い靄を生み出し、それを剣に変えて、ナイフを弾いた。
元からダメージになるとは思っていないし、今のでおおよその力量は把握出来たので情報収集としては十分だ。
インプとリトルインプは目玉を撃ち抜かれて悲鳴を上げている。
あとはレインとアリアに任せておけばよかろう。
「カカカカカカッ!!」
「・・・縮地」
僕の相手はマイナーデーモンだ。
悪いけど、ちょっと八つ当たりの相手になってもらおうか。
何、厳重討伐対象なのだから、誰にも文句は言われまい。
11
お気に入りに追加
4,949
あなたにおすすめの小説

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる