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3章
134 町への帰還と新スキル検証
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エルダートレントの死体に解体を使用。
さて、どんなアイテムが残るのだろうか。
・・・これで何も残らなかったら泣くかもしれない。APMPを空にしてそれじゃあ、流石に悲しくなるからな。
死体が消えて、残ったのは巨大な木の幹?
【老樹木の根幹】素材アイテム レア度5 重量〔重〕
エルダートレントの通常ドロップである太い幹。
何に使うにしてもまずは木工師による加工が必要。
杖の素材としては一般に流通する物の中で最高級。
老樹木の・・・根幹?
後半は「こんかん」と読めばいいのだろうけど・・・洒落が効いているのか?
多分、木の幹と掛けたんだろうけど。
重量が表示されているのは、幹を見て重そうだと思ったからだろうな。
もう少し詳しい重さを表示してくれると嬉しいのだが、それは無理っぽい。
見た感じでは百キロ以上ありそうだが。
しかし、いい木が手に入ったものだ。
アリアさんもミアも間違いなく喜ぶだろう。
もし予めこうなることが分かっていれば、アリアさんは狩りに出ようと思わなかったかもしれないけどな。
木材と焔牙の槍をアイテムボックスに収納したら町へ帰還だ。
一時間を超える激闘により、これ以上の戦闘は厳しいものがある。
MPやAP的にも、精神的にも。
帰り道はなるべく魔物に遭遇しないといいなぁ。
《熟練度が一定に達し【中級投擲術】スキルがLv6になりました》
《熟練度が一定に達し【魔力感知】スキルがLv2になりました》
《熟練度が一定に達し【隠密】スキルがLv6になりました》
《熟練度が一定に達し【先手】スキルがLv15になりました》
うん。遭遇したくない時にこそ沢山遭遇するのは鉄板だったな。
次から次へとコボルトが襲ってくる。
普段だったら探す手間が省けて嬉しいのだが、今はちっとも嬉しくない。
気配を迂回すると余計に面倒なことになりかねないので諦めて町まで直進した。
きっと迂回した先でも襲われ、より多く戦闘をこなすことになるのだろう。
よって、最短ルートを通るのが最善だと判断した。
そんな中で気になることが一つ。
中級投擲術の上がり方が早過ぎじゃないか?
中級剣術はともかく、中級槍術のときもここまで早い上がり方をしなかったぞ?
魔力察知は普通の上がり方をしているから、中級投擲術だけがおかしい。
レベル10が上限の隠密スキルと同じ上がり方というのは速すぎだ。
・・・ん?今何か思いつきそうだったぞ。
もう一度同じ思考を辿って思いつきそうだったことを探し当てる。
・・・ああ、もしかして、熟練度が持ち越されてるのか?
それなら納得できないこともない。
中級投擲術を取得する前に投擲術に余剰分の熟練度が溜まる。
いざ取得したときに、その余剰分が中級投擲術に徐々に流れる。
そういうことなら、レベル的に一番上がりやすい隠密スキルと同じペースで上がることに納得できなくもない。
要は、同スキルのレベルアップ最短期間が設定されているということだ。
反映されきらなかった熟練度は次に持ち越して再び最短期間でレベル上昇、と。
まあ、この推測が正しいかは確かめられないし、確かめるつもりも無い。
武器スキルの上位スキル取得が遅れてもそこまで損にならないと分かっただけで、それ以上の収穫も現状では存在しないしな。
さ、引き続き町を目指そう。
《熟練度が一定に達し【火焔魔法】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【中級投擲術】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【隠密】スキルがLv10になりました》
《【隠密】スキルLv10アーツ『ハイドⅢ』を習得しました》
《【隠密】スキルが最高値になりました》
《【気配隠蔽】【魔力隠蔽】スキルが派生しました》
《熟練度が一定に達し【鷲の目】スキルがLv12になりました》
隠密スキルが最高値になった。
アーツのハイドⅠ~Ⅲは一時的に索敵に引っ掛からなくする効果がある。
相手がサーチを使うタイミングで発動していないと意味が薄いので、微妙に使い辛いアーツだと言わざるを得ないな。
中級投擲術Lv1アーツ『パワースローイング』は大いに活躍している。
ナイフによる連撃を狙えない状況では高威力を持つこのアーツが使えるのだ。
パワースローイングとトリプルスローイングを同時に使って高威力の連撃を放てないかと考え実行したのだが、結果は失敗。
練習は続けるが、中級投擲術がカンストするまでは厳しいかもしれないな。
新しく派生したスキルは、1ポイント消費して気配隠蔽のみ取得。
ここまでで高度な魔力察知を使ってくる相手もほぼ居なかったし、気配隠蔽スキルだけにして様子見しておくのがいいだろう。
何度も言うが、取得し過ぎは後が辛いのだから。
気配隠蔽はスキル発動を意識することで気配を隠すことが出来るスキルだ。
対となるスキルが気配察知で、スキルレベルが上回っている方が有効となる。
例えば、気配察知Lv6と気配隠蔽Lv5では気配察知が効果を発揮し、隠蔽された気配を見抜いて見つけることが出来る。
同レベルの場合は運や装備、その他のスキルなどに左右されるのだそうだ。
死角からの投擲においては忍び足と合わせて使いたいスキルである。
《熟練度が一定に達し【中級投擲術】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【気配隠蔽】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【忍び足】スキルがLv16になりました》
エルダートレントと戦ってから二時間後、ようやくウレスタの町に辿り着いた。
いつもの何倍戦闘をこなしたのやら。
いくらなんでも敵が多過ぎだ!
約束の時間まで、あと二時間程。
それまでは回復も兼ねてウレスタの町の探索でもしておこう。
少しだけ気になることもあるところだしな。
さて、どんなアイテムが残るのだろうか。
・・・これで何も残らなかったら泣くかもしれない。APMPを空にしてそれじゃあ、流石に悲しくなるからな。
死体が消えて、残ったのは巨大な木の幹?
【老樹木の根幹】素材アイテム レア度5 重量〔重〕
エルダートレントの通常ドロップである太い幹。
何に使うにしてもまずは木工師による加工が必要。
杖の素材としては一般に流通する物の中で最高級。
老樹木の・・・根幹?
後半は「こんかん」と読めばいいのだろうけど・・・洒落が効いているのか?
多分、木の幹と掛けたんだろうけど。
重量が表示されているのは、幹を見て重そうだと思ったからだろうな。
もう少し詳しい重さを表示してくれると嬉しいのだが、それは無理っぽい。
見た感じでは百キロ以上ありそうだが。
しかし、いい木が手に入ったものだ。
アリアさんもミアも間違いなく喜ぶだろう。
もし予めこうなることが分かっていれば、アリアさんは狩りに出ようと思わなかったかもしれないけどな。
木材と焔牙の槍をアイテムボックスに収納したら町へ帰還だ。
一時間を超える激闘により、これ以上の戦闘は厳しいものがある。
MPやAP的にも、精神的にも。
帰り道はなるべく魔物に遭遇しないといいなぁ。
《熟練度が一定に達し【中級投擲術】スキルがLv6になりました》
《熟練度が一定に達し【魔力感知】スキルがLv2になりました》
《熟練度が一定に達し【隠密】スキルがLv6になりました》
《熟練度が一定に達し【先手】スキルがLv15になりました》
うん。遭遇したくない時にこそ沢山遭遇するのは鉄板だったな。
次から次へとコボルトが襲ってくる。
普段だったら探す手間が省けて嬉しいのだが、今はちっとも嬉しくない。
気配を迂回すると余計に面倒なことになりかねないので諦めて町まで直進した。
きっと迂回した先でも襲われ、より多く戦闘をこなすことになるのだろう。
よって、最短ルートを通るのが最善だと判断した。
そんな中で気になることが一つ。
中級投擲術の上がり方が早過ぎじゃないか?
中級剣術はともかく、中級槍術のときもここまで早い上がり方をしなかったぞ?
魔力察知は普通の上がり方をしているから、中級投擲術だけがおかしい。
レベル10が上限の隠密スキルと同じ上がり方というのは速すぎだ。
・・・ん?今何か思いつきそうだったぞ。
もう一度同じ思考を辿って思いつきそうだったことを探し当てる。
・・・ああ、もしかして、熟練度が持ち越されてるのか?
それなら納得できないこともない。
中級投擲術を取得する前に投擲術に余剰分の熟練度が溜まる。
いざ取得したときに、その余剰分が中級投擲術に徐々に流れる。
そういうことなら、レベル的に一番上がりやすい隠密スキルと同じペースで上がることに納得できなくもない。
要は、同スキルのレベルアップ最短期間が設定されているということだ。
反映されきらなかった熟練度は次に持ち越して再び最短期間でレベル上昇、と。
まあ、この推測が正しいかは確かめられないし、確かめるつもりも無い。
武器スキルの上位スキル取得が遅れてもそこまで損にならないと分かっただけで、それ以上の収穫も現状では存在しないしな。
さ、引き続き町を目指そう。
《熟練度が一定に達し【火焔魔法】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【中級投擲術】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【隠密】スキルがLv10になりました》
《【隠密】スキルLv10アーツ『ハイドⅢ』を習得しました》
《【隠密】スキルが最高値になりました》
《【気配隠蔽】【魔力隠蔽】スキルが派生しました》
《熟練度が一定に達し【鷲の目】スキルがLv12になりました》
隠密スキルが最高値になった。
アーツのハイドⅠ~Ⅲは一時的に索敵に引っ掛からなくする効果がある。
相手がサーチを使うタイミングで発動していないと意味が薄いので、微妙に使い辛いアーツだと言わざるを得ないな。
中級投擲術Lv1アーツ『パワースローイング』は大いに活躍している。
ナイフによる連撃を狙えない状況では高威力を持つこのアーツが使えるのだ。
パワースローイングとトリプルスローイングを同時に使って高威力の連撃を放てないかと考え実行したのだが、結果は失敗。
練習は続けるが、中級投擲術がカンストするまでは厳しいかもしれないな。
新しく派生したスキルは、1ポイント消費して気配隠蔽のみ取得。
ここまでで高度な魔力察知を使ってくる相手もほぼ居なかったし、気配隠蔽スキルだけにして様子見しておくのがいいだろう。
何度も言うが、取得し過ぎは後が辛いのだから。
気配隠蔽はスキル発動を意識することで気配を隠すことが出来るスキルだ。
対となるスキルが気配察知で、スキルレベルが上回っている方が有効となる。
例えば、気配察知Lv6と気配隠蔽Lv5では気配察知が効果を発揮し、隠蔽された気配を見抜いて見つけることが出来る。
同レベルの場合は運や装備、その他のスキルなどに左右されるのだそうだ。
死角からの投擲においては忍び足と合わせて使いたいスキルである。
《熟練度が一定に達し【中級投擲術】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【気配隠蔽】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【忍び足】スキルがLv16になりました》
エルダートレントと戦ってから二時間後、ようやくウレスタの町に辿り着いた。
いつもの何倍戦闘をこなしたのやら。
いくらなんでも敵が多過ぎだ!
約束の時間まで、あと二時間程。
それまでは回復も兼ねてウレスタの町の探索でもしておこう。
少しだけ気になることもあるところだしな。
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