異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!

リュース

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3章

133 エルダートレント

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 小休止と戦い方を決めて、実行に移す。
 基本戦術は火焔魔法でエルダートレントのHPを削り、樹木魔法で木やツタが伸びてきたら剣で切り落とす。


「フレイムエクスプロージョン!ブレイズキャノン!」


 数十メートル前方に居るエルダートレントに魔法が着弾。
 シャドウムーブで場所を変えて再度爆撃。
 MP消費は厳しいが、ここは安全策でいく。


「フレイムキャノン!ファイアアロー!ファイアボール!」

「・・・・・・!!!」


 ファイアアローは久しぶりに使ったな。
 エルダートレントに声は無いが、怒っているのがありありと伝わってくる。

 再びシャドウムーブで移動を・・・っ!?
 近くにあった木が急に動き出して襲い掛かってきた!
 だからいきなり敵性反応が現れるのはズルいって!


「ダブルスラッシュ!シャドウムーブ!」


 襲ってきた木を切断してから影移動。
 先に影移動なんて怖くてできん。
 シャドウムーブは発動直前の隙が大きすぎるのだ。
 

「ファイアボール!ブレイズブラスト!」

「!!!!」


 同じことの繰り返しでその場から移動。
 僕が魔法を放ってからすぐにこちらに攻撃してくるということは、魔力察知持ちかもしれないな。
 遠くから監視していた時は何もしてこなかったので、レベルは低めで範囲はそこまで広くないはず。
 それでも、こちらの攻撃射程全域を探知はできるだろうけど。
 僕自身の魔力に気づけないのは、やはりレベルの低さのせいか。







《熟練度が一定に達し【空間把握】スキルがLv17になりました》


 これは・・・ジリ貧か?
 周囲の木はどんどん敵性反応に切り替わっている。
 いずれ安全に影移動できる場所が無くなるぞ?

 エルダートレントのHPは残り半分くらい。
 削り切るよりも安全な場所が無くなる方が早いか。


「イエローステップ!トリプルスラッシュ!シャドウムーブ!」


 襲いくる木の枝を切断するのに忙しい。
 多分経験値は入っていないだろうし、物凄く徒労だ。

 仕方が無い。
 加速を使用してヒット&アウェイだ。
 本体の枝に捕まったら・・・その時は諦めよう。


「アクセラレーション!」


 加速を発動し、縮地、瞬動、忍び足、移動系スキルをすべて発動。
 一瞬でエルダートレントに接近して、焔牙の槍で一撃離脱!


「パワースラスト・ドライブっ!」


 回転の力を加えた一撃はエルダートレントの太い幹を貫通した。
 って、槍が引き抜けない!?やり過ぎたぁぁぁぁあ!!

 手間取ったら危険なので槍をそのままにして離脱!
 よくよく考えれば継続ダメージと火焔ダメージでお得かもしれないな。
 不幸中の幸いだ。

 ここからは加速を連発して本体の木の枝を切り落としていこう。










《熟練度が一定に達し【魔力察知】スキルがLv19になりました》
《熟練度が一定に達し【瞬動】スキルがLv15になりました》


 細い枝は全て切断し終え、残りは幹だけ。
 しかし、残念なことにAPとMPは空っぽだ。

 ブルーポーションとイエローポーションは使用済みなのでもう使えない。
 クールタイムは明記されていなかったが、試したので間違いない。
 一日一つまでとか、そういう感じだろうな。

 エルダートレントのHPバーは残り一割ちょっと。

 まあ、枝を切り落として戦闘力は激減しているし、何とかなる。
 あ、グリーンポーションを使ってみようかな。

 ・・・HPが全快してAPMPは微回復。
 これだからランダムは嫌いなんだ。


「アクセラレーション!
 トリニティ・ロード!
 オラクレア・ペンタグラム!」

「!?!?!?」


 大技の連撃でエルダートレントのHPバーは消滅し、二度と動き出さなかった。


《『アスト』のレベルが30になりました》
《スキルスロットが5つ増加しました》
《能力値ポイントを2獲得しました》
《スキルポイントを1獲得しました》
《第二職業が<火焔魔法士>Lv4になりました》
《第三職業が<舞闘家>Lv4になりました》
《熟練度が一定に達し【魔力察知】スキルがLv20になりました》
《【魔力察知】スキルが最高値になりました》
《【魔力感知】スキルが派生しました》
《熟練度が一定に達し【気配感知】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に達し【鷲の目】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【未来視】スキルがLv3になりました》


 能力値ポイントは魔法攻撃力に2ポイント。

 魔力察知がカンストして魔力感知が派生。
 取得したいがスキルスロットが・・・・・・ん?
 ウィンドウの文字列に見慣れないものがある。

 ・・・スキルスロットが5つ増加!?

 何故このタイミングで・・・?
 表示の位置的に、レベル30で増加するのか?
 だが、少し中途半端な気もする。

 うーん・・・・・・分からん!

 疑問は先送りにして魔力感知を取得だ。
 それと、中級投擲術も。

 隠密は・・・これも取得で。
 上位隠密スキルがあれば、もっとエルダートレントとの戦いは楽だったはず。
 毎回MPAPが無くなる戦い方などしたくないのだ。
 
 そんな訳で、合計で5ポイント消費した。

 現在のスキル数は21で、上限は25。
 残り四枠で投槍術が入る予定なので、余裕は三枠。
 またしても枠が足りなくなる予感。
 あ、予感で思い出したが、予感スキルはどうしよう。

 ・・・後で苦しくなるだけだから、これ以上の取得はやめておこう。


 それではいよいよ、解体の時間だ。
 どうか木材が取れますように・・・!





 名前 アスト

 種族 人間 Lv30
 第一職業 上級剣士 Lv4
 第二職業 火焔魔法士 Lv4
 第三職業 舞闘家 Lv4
 スキルポイント21

 アナザースキル
 加速Lv8  

 マスタースキルⅠ
 剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
 索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
 解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
 料理Lv10〔Master〕槍術Lv10〔Master〕
 投擲術Lv10〔Master〕
 中級剣術Lv20〔Master〕火炎魔法Lv20〔Master〕
 中級槍術Lv20〔Master〕気配察知Lv20〔Master〕
 大発見Lv20〔Master〕分析Lv20〔Master〕
 魔力察知Lv20〔Master〕
 マスタースキルⅡ
 回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
 照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕    
 暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
 迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
 軽業Lv10〔Master〕瞬発Lv10〔Master〕
 遠見Lv10〔Master〕歩法Lv10〔Master〕
 聴覚強化Lv10〔Master〕触覚強化Lv10〔Master〕
 闇魔法耐性Lv10〔Master〕
 火魔法耐性Lv10〔Master〕
 水魔法耐性Lv10〔Master〕
 盲目耐性Lv10〔Master〕
 視覚強化Lv10〔Master〕
 火傷耐性Lv10〔Master〕
 予見Lv20〔Master〕舞踏Lv20〔Master〕
 受け流しLv20〔Master〕見切りLv20〔Master〕
 立体機動Lv20〔Master〕疾駆Lv20〔Master〕
 軌道予測Lv20〔Master〕縮地Lv20〔Master〕
 アクロバットLv20〔Master〕反応Lv20〔Master〕
 水中歩行Lv20〔Master〕水中機動Lv20〔Master〕

 マスタースキルⅢ
 影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕

 スキル 
 上級剣術Lv8 上級槍術Lv8 中級投擲術Lv1
 火焔魔法Lv7 中級錬金Lv15 中級料理Lv13
 解体Lv18 気配感知Lv7 魔力感知Lv1
 隠密Lv1 梟の目Lv17 空間把握Lv17
 先手Lv14 忍び足Lv15 瞬動Lv15
 鷲の目Lv11 闘気Lv8 舞闘Lv8 連携Lv7
 空中機動Lv6 未来視Lv3 

 称号
 開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
 ジャイアントキリング レイドボス討伐者Ⅱ
 アイシスキラー 熟練戦士 小金持ち
 クリティカルマスター 上級剣士 強奪者
 複合製作者 ユニーククリエイター

 基礎能力値

 物理攻撃力 24    (+26)
 物理防御力 22    (+24)
 魔法攻撃力 22(↑2)(+14)
 魔法防御力 26    (+10)
 平均速力  23    (+29)

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