異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!

リュース

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3章

94 蜥蜴人の編隊

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 美鈴はオムライスを食べ終わるとそそくさと部屋へ行ってしまった。

 そろそろ反抗期だろうか。兄離れだとしたら嬉しいような悲しいような。
 隣のベッドで既にゲームへログインしている美鈴を横目で確認しつつ、自分もログインする。




 イウスの町に降り立つと、そこには誰も居ない。
 ディアスは町周囲の探索へ出発したらしく、そんな感じの内容が書かれたメッセージが届いていた。

 では、サンドイッチでも食べながら、町の中を軽く探索してみようかね。









《熟練度が一定に達し【大発見】スキルがLv18になりました》
《熟練度が一定に達し【分析】スキルがLv18になりました》


 探索して正解だったと思う今日この頃。
 こんなものが見つかった。



【青核の欠片】素材アイテム レア度3
 ビッグブルースライムの欠片。
 同色の欠片を七つ集めると・・・?

【青の原石】素材アイテム レア度4
 鈍いながらも青色に輝く原石。
 磨くとサファイアになる可能性が高い。



 これは一例で、他にも赤核の欠片や赤の原石などが見つかっている。
 赤の原石はルビー。緑の原石はエメラルド。黄色の原石はトパーズだ。

 思わぬ収穫にホクホクしながら探索を終えた。
 ディアスも町の中を探せばよかったのに。パーティーは解散してあるから僕の独り占めである。一度アライアの町に帰ってシエラに依頼を出そう。










「店番は・・・またミアか」

「またとか言わないで!」


 どうにもいかんな。ミアが相手だとつい憎まれ口が突いて出る。
 別に嫌っているわけでもないのに、おかしな話だ。


「すまんすまん。それで、シエラは居るか?」

「シエラなら、ログアウトしていなければ奥に居るはず」

「分かった。見に行ってみる」


 ウェザリア本店に入っていくと、そこにはシエラしか居なかった。


「シエラ、宝石の原石が手に入ったから、これらの加工を頼む」

「はいよー。どれどれ・・・って、高確率でルビーにサファイアっ!?」


 解析するや否や、詰め寄られてしまった。ルビーは見たことがあるだろうに、そんなに驚くようなことだったか?


「ちょ、落ち着けって。そこまで珍しいか?」

「当たり前だよ!大抵はモルガナイトとかアイオライトなのに!こんなしっかりとした大きさのルビーやサファイアの原石は初めて見た・・・!謎の原石は大抵ハズレだしっ!」


 なんと・・・以前謎の原石がルビーに化けたのは、運が良かったのか。
 自分の知らないところで運を使い果たしてないだろうな・・・。なんだか不安になってきたぞ。


「それで、引き受けてもらえるのか?」

「当然!あっ、でもね、まだ磨くより先は出来てないのよ・・・」

「へぇ・・・宝飾師って大変なんだな・・・」

「うん・・・苦難の道が嫌になって、やめる人も増えつつあるんだよね・・・」


 なんとまあ・・・。
 そりゃあ、一足跳びに宝石のカットなんてできないんだろうけどさ。



 名前 シエラ

 種族 人間 Lv13
 第一職業 中級宝飾師 Lv4
 第二職業 剣士 Lv8



 このレベルでもまだ駄目となると、次は中級宝飾スキルのレベル10辺りが有力候補だな。それまでのんびりと待つとしよう。


「それじゃ、よろしく頼んだ」

「うん、任されました!」


 と、いうことで、転移水晶からイウスの町へ転移だ。










《熟練度が一定に達し【上級槍術】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に達し【水中歩行】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【水中機動】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【空間把握】スキルがLv7になりました》


 イウスの町周辺でスライム狩りをした。
 スライム上位種たちから各色の液体と核の欠片をどんどん入手。
 アイテムの一覧を参照すれば、結構な数がアイテムボックスに溜まっているのが分かる。とりあえずはこれくらいでいいかな。
 では、他の隣のマップへ進もう。迷う意味も無いのでイウスの町から東へゴー!









 リザードマン Lv4
 魔物 上位種 格下
 スキル 中級槍術 水魔法

 レッサーリザードマン Lv9
 魔物 通常種 格下
 スキル 斧術 水魔法

 レッサーリザードマン Lv8
 魔物 通常種 格下
 スキル 弓術 水魔法



 東の境界地帯へ向かっているとこんな感じの編隊に遭遇。
 サクッと討伐して解体を行う。爆散のエフェクトは無い。あったら困る。解体ができなくなってしまうので。



【蜥蜴人の斧】武器アイテム レア度2
 物理攻撃力+5 魔法攻撃力+1 品質7
 リザードマン系統の魔物が使う斧。
 駆け出し鍛冶師が作製する斧よりも上等。

【蜥蜴人の弓】武器アイテム レア度2
 物理攻撃力+3 魔法攻撃力+1 品質7
 リザードマン系統の魔物が使う弓。
 駆け出し鍛冶師が作製する弓よりも上等。

【蜥蜴人の槍】武器アイテム レア度3
 物理攻撃力+4 魔法攻撃力+1 品質7
 リザードマン系統の魔物が使う槍。
 物によってレア度や品質が異なる。



 これらに需要はあるんだろうか。
 新規のプレイヤーに販売するという手段しか思いつかない。要相談。









《熟練度が一定に達し【縮地】スキルがLv20になりました》
《【縮地】スキルが最高値になりました》
《熟練度が一定に達し【水中歩行】スキルがLv16になりました》
《熟練度が一定に達し【水中機動】スキルがLv16になりました》
《熟練度が一定に達し【空間把握】スキルがLv8になりました》


 地面が水場になってきたので水中歩行と水中機動のレベルがガンガン上昇。
 大変結構。順調に成長してくれるのは有難い。早くスキル枠を空けたいのだ。

 三時間ほどで境界地帯に到着。ボスはリザードマンの模様。
 悪いが、スキルポイントの足しになってもらうとしよう。






 名前 アスト

 種族 人間 Lv25
 第一職業 上級剣士 Lv1
 第二職業 火炎魔法士 Lv19
 第三職業 舞踏家 Lv19
 スキルポイント15

 アナザースキル
 加速Lv7  

 マスタースキルⅠ
 剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
 索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
 解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
 料理Lv10〔Master〕槍術Lv10〔Master〕
 中級剣術Lv20〔Master〕火炎魔法Lv20〔Master〕
 中級槍術Lv20〔Master〕

 マスタースキルⅡ
 回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
 照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕    
 暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
 迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
 軽業Lv10〔Master〕瞬発Lv10〔Master〕
 遠見Lv10〔Master〕
 闇魔法耐性Lv10〔Master〕
 火魔法耐性Lv10〔Master〕
 水魔法耐性Lv10〔Master〕
 盲目耐性Lv10〔Master〕
 視覚強化Lv10〔Master〕
 火傷耐性Lv10〔Master〕
 予見Lv20〔Master〕舞踏Lv20〔Master〕
 受け流しLv20〔Master〕見切りLv20〔Master〕
 立体機動Lv20〔Master〕疾駆Lv20〔Master〕
 軌道予測Lv20〔Master〕縮地Lv20〔Master〕

 マスタースキルⅢ
 影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕

 スキル 
 上級剣術Lv4 上級槍術Lv3 火焔魔法Lv3
 中級錬金Lv12 中級料理Lv9 解体Lv16
 気配察知Lv19 大発見Lv18 分析Lv18
 反応Lv18 アクロバットLv19 梟の目Lv9
 水中歩行Lv16 水中機動Lv16 空間把握Lv8
 闘気Lv5 舞闘Lv4 連携Lv4

 称号
 開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
 ジャイアントキリング レイドボス討伐者
 アイシスキラー 熟練戦士 小金持ち
 クリティカルマスター 上級剣士

 基礎能力値

 物理攻撃力 21(+26)
 物理防御力 17(+24)
 魔法攻撃力 19(+14)
 魔法防御力 25(+10)
 平均速力  19(+22)

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